英語を英語のまま理解するのは難しい?|おすすめの練習方法やアプリをご紹介

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よく「英語を英語で理解する」という言葉を耳にすると思います。しかし、「英語を英語のまま理解するとはどういうこと?」「日本語で考えないと英語わかんない!」という方も多いのではないでしょうか。

それでも、英語を英語のまま理解すると様々なメリットが得られます。英語を英語のまま理解したい方向けにおすすめの練習方法・アプリやメリットをご紹介いたします。ぜひ最後までご一読ください。

英語を英語のまま理解するとは?

「英語を英語のまま理解する」というのは、日本語を介さずに英語を直接理解する能力のことを指します。この能力を身につけることで、英語をより自然に、そして効率的に理解できるようになります。特にリスニングやリーディングのスピードが向上し、英語をストレスやタイムラグなくスラスラと話せる・読み取れるようになります。

英語ネイティブでない我々日本人が英語を英語のまま理解することは不可能なのではないか?と思うかもしれません。しかし、適切な勉強法を活用して練習すれば、一々日本語に訳してから英語を理解するような手間のかかる作業が必要なくなります

例えば、「See you next time!」と言われた際、一々「最初に動詞がきているから命令文で、seeは見るっていう意味だから…」などと考えていたら理解するのに時間がかかります。英語を英語のまま理解できる人なら、「あ、別れ際の言葉を言われたんだな」とすぐに解釈し、日本語でいうところの「またね!」と言われたんだなと瞬時に理解できます。

このように、簡単な英語であっても英語のまま理解することができます。英語初心者でもできることなので、この記事でご紹介する勉強方法やアプリを活用して練習してみてください。

英語を英語のまま理解することで得られるメリット

英語の文章を前から読んで理解できるようになる

英語の文章を前から読んで理解できるようになると、文の自然な流れを一回英語を読んだだけで捉えやすくなります。日本語と英語の語順が異なるため、訳しながら読むと理解が遅くなりますが、英語を英語のまま理解することでその手間を省くことができます。結果として、リーディングスピードが向上し、TOEICや英検などの試験でも有利になります。

英語を日本語で考えて翻訳するタイムラグがなくなる

英語を英語のまま理解することで、一々頭の中で英語を日本語に翻訳する際のタイムラグ・時間の無駄がなくなります。これにより、読解やリスニングのスピードが大幅に向上し、実際の英会話でも流暢な会話ができるようになります。

特に、TOEICや英検などの試験では時間が厳しいため、英語を直接理解できる能力は非常に有利です。英語を英語で理解することで、脳が日本語への変換をスキップし、より迅速に英語を処理できるようになります。また、英会話でも相手を待たせずすぐに自分の返事を返せるようになり、英語でのコミュニケーション能力が飛躍的に向上します。

英語を見て何を表しているかイメージできるようになる

英語を英語のまま理解することで、英語を見た瞬間にその意味を直接イメージできるようになります。この能力は、単語や文章を日本語に訳さずにその場で理解できることを意味します。

例えば、初心者でも「Apple」と聞くとすぐに「りんご」というイメージが浮かぶと思います。同様にして、難しい英文になってきても英語を直接イメージ化することで、コミュニケーションがスムーズになり、英語を学ぶ楽しさが増します

英語を英語で理解するのはなぜ難しい?

英語の語順は日本語と異なるため、まっすぐ読んで理解できない

英語を英語のまま理解する際、日本人が難しいと感じる理由の一つは、語順の違いです。日本語は「私は昼ごはんを食べる」など、SOV(主語+目的語+動詞)の順序で構成されますが、英語は「I eat lunch」など、SVO(主語+動詞+目的語)です。

この違いにより、日本語話者は英語の文を直訳すると意味が通じないことが多く、自然な理解が難しくなります。また、英語は語順が厳密に決まっているため、誤った順序では意味が変わったり通じなかったりします

多くの人が英語の単語を日本語と結び付けて覚えている

日本人は英語を学ぶ際、多くの単語を日本語に翻訳して覚える傾向があります。これは、英語の単語が日本語とは異なるため、直接的な意味を理解するのが難しいからです。例えば、英語の「interesting」と日本語の「面白い」とはニュアンスが異なりますが、多くの人は「面白い」という日本語の意味に結び付けて覚えてしまいます。

このような翻訳依存の学習方法は、英語を英語のまま理解することを妨げる要因となります。英語を直接的に理解するためには、翻訳を介さずに英語の文脈で単語を学ぶことが重要です。

形容詞・副詞など、日本語では意識しない品詞を難しく考えている

日本語では、形容詞や副詞が動詞のように働くことが多く、特にbe動詞を忘れやすい傾向があります。また、形容詞と副詞が同じ単語で異なる意味を持つことがあり、例えば「fast」や「late」などがその例です。

これにより、日本人は英語の文法や品詞の使い方に戸惑いを感じることがあります。さらに、日本語には冠詞や複数形の概念がないため、これらの英語の特徴を理解するのが難しいと感じることがあります。

英語を英語で理解するためのおすすめ練習方法

英単語の語源やイメージを勉強する

英単語の語源を学ぶことで、単語のなんとなくのイメージや本来表している意味を理解しやすくなり、未知の単語の意味でも推測できます。

例えば、「vocation」という単語があります。これは「職業、天職」という意味なのですが、神からの声(Voc)+こと(tion)で成り立っています。神様の声で与えられた仕事=天職というキリスト教的な考えが反映されています。

また、イメージを用いることで、単語の意味を視覚的に捉えやすくなります。例えば、Google検索で単語に関連する画像を見たりシチュエーションを想像したりすることで、より深く単語を理解できます。これにより、英語を英語で理解する能力が向上します。

英単語・英文を意味のかたまりとして捉える

英単語や英文を意味のかたまりとして捉えることで、英語を英語のまま理解するスキルを向上させることができます。この方法では、単語単位ではなくフレーズや文の構造を一つのまとまりとして認識することを重視します。

代表的なものが、スラッシュリーディングです。スラッシュリーディングは、英文をスラッシュ(/)で意味のかたまりに区切る練習法です。これにより、長い文でもスムーズに理解できるようになります。

また、チャンク(Chunk)と呼ばれる意味のかたまりを覚えることで、会話が自然でスムーズになります。よく使われるフレーズを丸ごと覚えることで、ネイティブのような表現が身につきます

海外のYouTubeチャンネルやドラマ、映画などでリスニング力を鍛える

英語を英語のまま理解するためには、海外のメディアを活用することが効果的です。YouTubeでは、いつも見るような面白い話題を英語で見れるため楽しく英語の勉強ができます。

また、映画やドラマもリスニング力向上に役立ちます。例えば、「キャスト・アウェイ」や「ビッグバン・セオリー」などの作品は、日常会話や生の英語を学ぶのに適しています。英語字幕を活用することで、英語を英語で理解する練習ができます

下の記事では、英語学習におすすめな海外のYouTubeチャンネルをご紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

AI英会話アプリで英語での会話を実践してみる

AI英会話アプリを利用することで、英語での会話を実践し、英語を英語のまま理解する力を養うことができます。実際にAIから話される英語を英語のまま理解することですぐに英語での返事ができるようになります。

Talkfulでは、AIによる瞬時のフィードバックを受けながら、日常英会話やビジネス英語を練習できます。このアプリを使うことで、英語での会話を自然に理解し、応用する力を身につけることができます。

音読することでより効果的に英語が身に付くと言われています。とにかく英会話アプリを使って英語をたくさん聞き、それに頑張ってすぐ英語で返答することで、英語を英語のまま理解する能力が鍛えられます。

英語を英語で理解する練習には英語アプリ”Talkful”がおすすめ

Talkfulで実践練習することで、英語を英語のまま理解できるようになる

AI英会話アプリのTalkfulとは

TalkfulはAIチューターを活用した英語会話アプリで、スマートフォンからいつでもどこでも英語を学べる便利なアプリです。このアプリでは個人に合わせた学習プランがAIによって提供され、会話シナリオも自由に選べるため、日常会話やビジネス英語、さらには特定の状況に応じたカスタム英会話練習も可能です。

料金も英会話アプリとしては安く、月額1,650円~で利用できます。さらに無料体験期間が7日間あるため、始める前に十分お試ししてみることができます。英会話教室やオンライン英会話よりも安く、会話相手もAIなので初心者からでも始めやすい手軽さが魅力です。

Talkfulで実践練習することで、英語を英語のまま理解できるようになる

Talkfulでは、AIと英会話をしている最中にリアルタイムで文法と発音のフィードバックをしてくれます。AIが会話内容を分析してミスを指摘するとともに、より自然な表現を提案してくれます。これにより、英語を英語のまま理解するための練習が効果的になり、スピーキングとリスニング能力が効率的に向上します。

また、シナリオベースの会話を通じて、実際の生活シーンでの英語使用を想定した練習が可能です。例えば、職場での会話やカフェでの注文、ホテルチェックインなど、様々なシチュエーションを体験できます。英語だけでやり取りするので、自分の好きな場面で、英語を英語で理解する練習ができます

Talkfulの基本情報

項目

情報

料金プラン(税込)

3ヶ月プラン:3,200円/月 ※合計9,600円

1年プラン:1,650円/月 ※合計19,800円

アプリでできること

日常英会話・ビジネス英会話

ロールプレイ・文法や語彙の訂正

ステージ形式なので初心者でもゲーム感覚で基礎からじっくり学べる

鍛えられる4技能

スピーキング・リスニング・ライティング・リーディング

対象レベル

超初心者〜上級者

無料プランの有無

あり

有料プランの無料体験

7日間無料トライアルあり

発音採点機能

あり

試験対策

カスタムシナリオで可能

学習記録

あり

Talkfulのアプリはこちら(iPhone)

Talkfulのアプリはこちら(Android)

英語を英語のまま理解するための勉強を習慣化させよう

目標を設定し、それに向かって英語を勉強する

英語を英語のまま理解するためには、毎日英語に触れ続けることが重要です。具体的な目標を設定すると、モチベーション高く勉強し続けることができます。

例えば、「TOEICで900点を取る」や「字幕なしで映画を理解できるようになる」といった明確な目標を設定し、それに向かって毎日勉強する計画を立てましょう。目標を達成するための具体的なステップを逆算し、毎日の学習内容を決めると、効率的に進めることができます。

アプリを使って毎日決まった時間に英語を使ってみる

英語を英語のまま理解するには、毎日の習慣化が重要です。アプリを活用することで、短時間でも効果的に学習できます。Talkfulなどのリマインド機能があるAI英会話アプリを使って、毎日決まった時間に英会話の勉強をすることで、英語を英語のまま理解するリーディングやリスニング力を鍛えることができます。

スキマ時間を活用して英単語のイメージをインプットする

スキマ時間を活用して英単語のイメージをインプットすることで、英語を英語のまま理解する能力を向上させることができます。具体的には、通勤時間や休憩中に英単語アプリを利用し、単語をイメージ化する練習を行います。

例えば、有名な前置詞「on」について、「~の上に」という日本語訳を覚えるのではなく、何かに引っ付いている・接触しているというイメージをインプットできれば、「on the wall」という言葉においても「壁に掛けてある何か」というイメージがすぐに思い浮かぶようになります。

このように、単語がもつ本来の意味をイメージでつかむことで英語の意味がより深く記憶に残ります。また、音声や映像を活用して、視覚や聴覚で単語を学ぶことも効果的です。

【FAQ】英語を英語のまま理解する勉強法によくある質問

英語を英語のまま理解することって日本人にできるの?

もちろんできます!ネイティブでなくても、英語のイメージをつかむことで英単語・英文を見ただけでなんとなくどういうことを伝えようとしているのか理解できるようになります。

そのためにも、英語を学習する際はただ日本語訳と結び付けて考えるだけでなく、語源なども調べてどういう場面で使われる英語なのかも理解しましょう。

感覚としては、漢字だけの文章や単語を読むときと同じです。漢字の表している意味から推測してどういう意味の単語なのか考えると思うのですが、同じようにそれぞれの英単語が表す意味のイメージを組み合わせて考えると、英語を英語のまま理解できるようになってきます。

英語を英語のまま理解すると日本語訳ができなくなるのでは?

英語を英語のまま理解するようになった分、むしろ日本語訳もより自然にできるようになります。というのも、英語を日本語に直訳すると日本語として変な文章になってしまいます。逆に、英語を英語のまま理解し、イメージで文章の意味を掴めるようになるとスムーズに自然な日本語訳も浮かんでくるようになります

海外のYouTube見たけど英語を英語のまま理解するどころか英語が全く聞き取れません!

海外のYouTubeチャンネルでも、初心者向けのものと上級者向けのものがあります。確かに英語を英語のまま理解するのに海外のYouTubeを見るのは効果的な練習方法ではあるのですが、チャンネルはある程度選ぶべきです。

英語を英語で理解するのに最適な目標設定はありますか?

英語を英語のまま理解する練習をする際には目標設定が重要と述べましたが、具体的にはTOEICのスコアアップがおすすめです。というのも、TOEICの試験ではリスニング・リーディングともに120分ながら時間が短いと感じるほど問題量が多く、スピーディーに英語を英語のまま理解する能力が問われるからです。

100点スコアアップするのに200~300時間の勉強が必要と言われています。英語をイメージで捉えて、英語を英語で理解するようにすればより早くスコアアップできます。TOEICでハイスコアを取得すると、転職や昇進、就職活動で有利にもなります。ぜひ取り組んでみてください。

英語のまま理解するとはどういうこと?まとめ

英語を英語のまま理解するとは、英語を読んだ・聞き取った時に一々日本語訳するのではなく英語のイメージと意味を組み合わせてすぐに意味を理解することを指します。頭の中で翻訳するタイムラグがなくなり、TOEICなどの英語試験や実際の英会話において大きく役立つ能力と言えるでしょう。

英語のネイティブでない日本人でも適切な練習をすれば英語を英語で理解することができ、そのためにもおすすめ英会話アプリのTalkfulやイメージを用いたインプットを活用することが重要です。