TOEICのリスニングが聞き取れない理由|絶望・苦手意識をなくす勉強法を紹介
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「TOEICのリスニングが早すぎて聞き取れない」「TOEICのリスニングは難しいから苦手」
という悩みを抱えている方は多いです。かく言う筆者もTOEICのリスニングが聞き取れなくて絶望していました。そんな私ですが、この記事でご紹介する勉強法や試験本番のコツを知れたことで、半年の間にスコアが160点アップできました。
そんな悩みをもっている方向けに、本当に効果の出るTOEIC試験本番のコツや勉強法などリスニング対策をご紹介いたします。おすすめのアプリや本なども合わせてご紹介していますので、ぜひ最後までご一読ください。
苦手な人が多いTOEICリスニングパートの基本情報
画像出典:TOEIC公式HP
TOEICリスニングセクションの問題構成
Part1:写真描写問題(4択)
TOEICリスニングのPart1は、写真描写問題です。計6問あり、1枚の写真に対して、それぞれ4つの選択肢が提示され、写真を最も正確に描写している英文を聞き取って選びます。写真には文字が記載されておらず、選択肢は音声でのみ流れます。
上のような写真が提示されており、「He's shoveling some soil」という回答が答えです。この正解が1つどこかのタイミングで流れてくるので聞き取れるようにしましょう。
Part2:応答問題(3択)
TOEICリスニングセクションのPart2は、質問や発言に対する応答問題で構成されています。受験者は質問や発言を聞き、その後流れる3つの応答から最も適切なものを選びます。
例えば、「昨日何をしていましたか?」という質問文が流れ、続けて「A:私は健康です。B:読書をしていました。C:この時計は誰のですか?」といった選択肢が流れます。もちろん全て英語ですが、これを聞き取ってBのような適切な返しを答案しましょう。
問題用紙には英文が印刷されず、音声のみで選択肢が提示されます。このパートは全25問で、時々少し分かりづらい回答が正解になることがあります。
Part3:会話問題(4択)
TOEICリスニングのPart3は、2人または3人の短い会話を聴き、その内容に関する質問に答える問題です。13問あり、会話はそれぞれ1度のみ放送され、各会話につき3つの質問があり、合計39問が出題されます。
質問は会話の主題、詳細、または推論を求めるものがあります。また、図表を用いた問題もあり、視覚情報と会話を関連づけて解答する必要があります。会話は一度だけ流されるため、迅速な情報処理が求められます。
Part4:説明文問題(4択)
TOEICリスニングのPart4は、説明文問題で構成されています。特徴として、1人の話者が話す短いスピーチやアナウンスを聴き、関連する質問に答える形式です。各説明文に対して3つの質問があり、4つの選択肢から正解を選びます。質問は主題や詳細、さらには今後の行動について問われることがあります。
このPart4は文章がかなり長く、集中して聞き取らないと「あれ、この問題の答え言ってたっけ…」というような問題も出てきてしまいます。リスニングセクション最後のPartなので、疲れてるかもしれませんが、頑張りましょう。
TOEICのリスニングは平均点いくつ?
TOEIC | リスニングセクションの平均スコア |
---|---|
2025年1月26日午後 | 334.1 |
2025年1月26日午前 | 345.4 |
2024年12月21日午後 | 330.5 |
2024年12月21日午前 | 339.8 |
2024年12月8日午後 | 334.4 |
2024年12月8日午前 | 343.4 |
TOEIC のリスニングは平均330~340点程度です。日本でのTOEICトータルスコアは平均約600点ほどなので、リーディングよりも約50点高い点数になっています。
「聞き取れないのに、みんなリスニングできるんだ…」と絶望する必要はありません。というのも、リスニング→リーディングの順に進むため、リーディングで力尽きることが多いからです。
TOEICのスコアはどれくらい取れば良い?
CEFRレベル※ | Listening | Reading | トータルスコア |
---|---|---|---|
C1 | 490~ | 455~ | 945~ |
B2 | 400~ | 385~ | 785~ |
B1 | 275~ | 275~ | 550~ |
A2 | 110~ | 115~ | 225~ |
A1 | 60~ | 60~ | 120~ |
※CEFRとは、英語力の国際基準です。
~400点:初心者
400点未満の方は、英語初心者と言えます。多くの方は全く対策をしないとこのくらいの点数になってしまいます。この点数を取っている方は英語のリスニング力が基礎レベルで、大部分を聞き取れていない可能性が高いです。
まずは英単語の勉強から始め、基礎的な文法を復習してTOEICレベルの文章をしっかりと理解できるようにしましょう。
400~600点:中級者
この点数帯の方はあと少し勉強すれば履歴書に書ける点数になってきます。英語の勉強が苦手な方やリスニングに苦手意識がある方でも、効果的な勉強法を取り入れてTOEICに慣れてきたらこのくらいの点数は取れるようになります。
少し勉強してこの点数を取れるようになったら、あとは時間の問題です。段階的にレベルを上げて勉強量を積み上げていけば、次のレベルへはすぐに移行できます。
600点以上:履歴書に書けるレベル
履歴書に書けるTOEIC の点数は一般的に600点以上です。600点を超えていれば、仕事である程度英語を使うことができるとみなされます。国内業務が中心で、たまに英語を使う部署でなら活躍できます。
就職活動や転職活動でもエントリーシートに書ける点数です。ですが、英語ができる人材というよりは英語を勉強し始めているという立ち位置です。
730点以上:多くの企業が海外関連業務をできる基準にしている点数
日系企業の多くがビジネスレベルで海外でのコミュニケーションがある程度できる人として評価するのが730点以上です。履歴書にも自信をもって書けますし、昇進や海外駐在にも近づいてきます。
TOEICを受験する人の多くがこの点数を目標としていますし、現実的に狙える点数です。リスニングが聞き取れないと今は悩んでいても、きちんとした勉強法を取り入れてコツコツ勉強すれば達成できる数字です。この記事でご紹介する勉強法・コツをぜひ取り入れてみてください。
800点以上:英語を使って仕事をする人なら取っておきたい点数
商社など、海外との取引が多く、駐在する人も多い業界では最低800点は欲しいです。できれば850点・900点以上は取っておきたいところです。その上で、TOEIC対策のみならず英語を話す練習もすべきです。
このレベルになると、大体の文章や会話は読み取れる・聞き取れるようになります。そのため、リーディング・リスニング力の強化以上にスピーキング力の強化が急務となります。TalkfulなどのAI英会話アプリを作って練習しましょう。
TOEICのリスニングは早すぎる?難しいと言われる理由
TOEICはビジネス英語が中心で英単語が難しい
TOEICのリスニングが難しい理由の一つは、試験内容がビジネス英語に特化している点です。リスニングセクションでは、職場で頻繁に使われる専門用語やフレーズが多く登場します。例えば、「merger(合併)」や「compliance(遵守)」といった単語は、日常会話ではあまり使われないため、馴染みのない受験者には理解が難しいことがあります。
さらに、TOEICでは職場の会話やプレゼンテーション、交通アナウンスなど、実際のビジネスシーンを模した内容が含まれており、これらに対応するためには幅広い語彙力と想像力が必要です。また、アメリカ英語だけでなく、イギリスやオーストラリアなど異なるアクセントにも慣れる必要があり、多くの受験者にとって難題となります。
このような専門的な内容に対応するためには、ビジネス関連の語彙を重点的に学習し、リアリティのあるリスニング練習を通じて慣れることが重要です。
TOEICに限らず文法の理解が曖昧で聞き取れない
TOEICに限らず、リスニングは文法構造の理解が不足していると聞き取った単語を正確に組み立てることができず、全体の意味を把握するのが難しくなります。例えば、時制や受動態、関係代名詞などの文法要素は、会話やモノローグの内容を理解する上で重要です。これらを理解していない場合、スピーカーが何を伝えたいのかを誤解する可能性があります。
また、TOEICのリスニングでは英語を英語の語順で理解する能力が求められます。日本語の「返り読み」の癖があると、情報をリアルタイムで処理することが難しくなり、結果としてリスニング力が低下します。これを克服するには、文法ルールをきちんと学びながら問題演習を行い、「聞こえる順番に英文を前から理解する」練習を積むことが効果的です。
リスニングに苦手意識があって落ち着いて聞き取れない
TOEICのリスニングが聞き取れない理由の一つは、リスニングが早すぎると思い込み、落ち着いて集中的に聞けないことが挙げられます。一見馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、このような心理的な要因もリスニング能力には影響します。
緊張や不安が集中力を妨げ、重要な情報を聞き逃すことがあります。さらに、語彙力の不足や発音の誤りもリスニングを困難にします。これらの課題を克服するためには、十分に聞き取るリスニング対策を積み重ね、自信をつけることが大事です。
リーディング対策ばかりしていてリスニング対策をしていない
TOEICのリスニングが聞き取れない理由の一つは、リーディングの勉強に集中しすぎてリスニングの練習が不足していることです。リスニングは英文を読み取って情報を即座に理解する能力が求められますが、実際の会話や音声はリーディングとは異なり、スピードや発音のニュアンスが重要です。
特に、TOEICではアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4つのアクセントが登場するため、音声のバリエーションに慣れることが大切です。したがって、リスニング特有の練習法を取り入れることで、スピードや発音に慣れ、理解力を向上させることができます。
TOEICの試験本番に慣れておらず集中力が続いていない
TOEICのリスニングが聞き取れない理由の一つは、試験本番に慣れていないことです。リスニングは1時間近く続き、音声は自分の好きなタイミングでは停止できないため、集中力を維持するのが難しいです。
また、選択肢に迷うことで集中力が消費され、さらに聞き取るのが難しくなります。試験前に十分な睡眠をとり、適度な食事を摂ることで集中力を保つことが重要です。リスニングが聞き取れないと悩んでいるのであれば、試験形式に慣れるために模試や実践演習を繰り返すことも効果的です。
【絶望する必要なし】TOEICのリスニング対策に最適な本・アプリをご紹介
金のフレーズを使って英単語を勉強し、語彙力を強化する

金のフレーズは、TOEICで頻出する英単語を効率的に覚えるための定番の単語帳です。金のフレーズを使うことで、TOEICのリスニングで重要な語彙力を強化できます。特に、TOEICで使われる意味に特化した単語を学ぶことができ、リスニングの理解力を向上させるのに役立ちます。
金のフレーズは目標スコアに合わせた学習が可能で、600点から990点までの4つのレベルに分かれており、自分の目標スコアに合わせて必要な単語を効率的に学べます。金のフレーズの音声は無料でダウンロード可能で、単語学習だけでなくリスニング練習にも活用できます。音声と一緒に学ぶことで、発音や語彙の理解が深まります。
この金のフレーズを有効活用するには反復練習が一番効果的です。単語を何度も繰り返し見ることで、長期記憶に定着させることができます。例えば、1日50〜100単語を目安に学習し、反復することで効果的に語彙力を向上させます。
これらの方法を活用することで、TOEICのリスニングで聞き取れない部分を克服し、スコアを向上させることができます。それでも苦手意識があり、英単語を覚えるのが苦手な方向けに、その原因と覚えるコツをまとめました。下の記事でご紹介している英単語の勉強法を取り入れて、この金のフレーズで英単語を勉強してください。
トレーニングTOEIC®testというアプリで試験形式のリスニングに慣れる
「トレーニングTOEIC®test」は、TOEICの全パートに対応した無料アプリで、リスニング問題を含む豊富な演習問題が提供されています。このアプリを使うことで、実際の試験形式に慣れ、さまざまなアクセントを持つスピーカーの音声を聞き取る練習ができます。特に、Part3とPart4の会話や短い講演を含むリスニング問題は、TOEIC本番に近い環境で練習できるため、非常に効果的です。
このアプリは、目標スコア別に英単語学習も提供しており、リスニングと並行して語彙力を向上させることができます。ただし、広告が表示されるため、集中力を保つために広告非表示オプションを利用することも検討してみてください。
また、他のアプリや勉強法としては、リスニング音声に合わせて発音する「シャドーイング」や、音声付きの語彙帳を使用する方法も有効です。これらを組み合わせることで、TOEICリスニングのスコアを向上させることができます。
TalkfulでAIチューターとの英会話をすることでリスニング力強化と英会話の流れを理解する

TOEICのリスニングを聞き取るのが難しいという方におすすめの方法として、AIチューターを活用した英会話アプリ「Talkful」を紹介します。Talkfulでは、AIと対話することで、リスニング力の向上と同時に、自然な英会話の流れを理解することができます。Talkfulの特徴は、以下の通りです。
まずは、個人にカスタマイズされた学習プランです。AIチューターがあなたのニーズに合わせた学習プランを提供します。TOEICの試験はもちろん、英語面接や海外旅行、留学など、具体的なシナリオを選んで練習できます。
リアルタイムフィードバックが得られることもメリットです。会話中の文法や発音をリアルタイムでチェックし、改善点を指摘してくれます。また、より自然な表現を提案してくれるので、ネイティブライクな英語を学べます。
とりわけ、24時間いつでも学習可能な点は魅力です。スマホ1台で、忙しい日々でも気軽に英語を学べる環境が整っています。Talkfulを利用することで、TOEICのリスニングセクションで必要なスピーディな会話や複雑な文法を自然に理解し、聞き取る力を向上させることができます。また、実際の会話シナリオを通じて、リスニング力だけでなく、スピーキングスキルも同時に強化でき、総合的な英語力が身につきます。
【苦手意識を根絶!!】TOEICのリスニング対策に最適な勉強法をご紹介
何回かTOEICの試験を受け続ける
TOEICのリスニングを聞き取れるようにするためには、実際に試験を受ける経験が非常に重要です。研究によれば、試験を受けるたびにスコアが向上する傾向があります。繰り返し受験することでリスニングの弱点を特定し、改善点を把握できます。
また、実際の試験環境に慣れることで、集中力や時間管理能力も向上します。試験を受けるたびに得られるフィードバックや経験を活用し、次回の試験に向けての対策を立てることが効果的です。
慣れてきたらリスニング音声のスピードを速くして勉強する
TOEICのリスニングを聞き取るためには、まず音声のスピードに慣れることが重要です。最初はゆっくりしたスピードで練習し、徐々に自然なスピードに近づけていきましょう。例えば、音声教材やアプリを利用して、最初は遅く設定した音声を聞き、理解できるようになったらスピードを上げていく方法が効果的です。
最終的には本番のスピードの1.5倍ほどで練習し、問題を解けるようにしましょう。そうすることで、試験本番では早すぎて聞き取れないと思っていたリスニング音声がゆっくり聞こえるようになります。
どうしても一人では難しい方は英会話教室に通うのも良い
TOEICのリスニング力を向上させるには、英語を実際に使う環境に身を置くことが非常に効果的です。特に、英会話教室ではネイティブスピーカーや経験豊富な講師から直接指導を受けることができるため、リスニング力だけでなくスピーキング力も同時に鍛えられます。
また、英会話教室ではTOEICのリスニングセクションに頻出する表現やパターンを学ぶ機会が多く、実践的な練習を通じて音声の変化やアクセントへの感覚を磨くことができます。さらに、小人数制のクラスであれば、講師との距離が近く質問しやすい環境が整っているため、効率的に学習を進められるでしょう。
一人での学習に限界を感じている場合は、英会話教室を活用してみることで、より短期間で確実な成果を得られる可能性があります。気になる方は、ぜひ下の記事をご参照ください。
TOEICのリスニングを聞き取れない人向けの本番テクニック

選択肢に出てくる単語が聞き取れたら大体それが答え
TOEICリスニングでは、選択肢に含まれる単語が音声中で聞き取れる場合、その選択肢が正解である可能性が高いです。特にPart2やPart3では、質問や会話の中で出現するキーワードが重要なヒントになります。
例えば、質問に「どこで会議が行われますか?」とあり、選択肢に「会議室」や「カフェ」が含まれている場合、音声中で「会議室」という単語を聞き取れれば、それが答えとなる可能性が非常に高いです。ただし、単語が出てきても文脈に合わない場合もあるため、意味や状況を考慮する必要があります。
また、選択肢の単語は音声中で直接言及されないこともあるため、類義語や関連する表現にも注意を払うことが大切です。このテクニックを活用することで、効率的に正解を選びやすくなります。
あまり悩まずにすぐマークシートを塗り、次の問題文を読む
TOEICのリスニングで聞き取れない部分が出たとき、時間を浪費せずに次の問題に進むことが重要です。特に、Part2やPart3では、質問や会話が速く進行するため、集中力を保つことが難しいです。聞き取れなかった部分では、推測を活用し、全体の流れを把握することが大切です。
また、次の問題の質問や選択肢を事前に読むことで、リスニングの準備を整えることができます。このように聞き取れなかったとしても切り替えて効率的に時間を管理し、次の問題に集中することで、スコアを最大化できます。
質問文は最初の疑問詞を集中して聞き取る
TOEICリスニングのPart2では質問文が一度しか流れないため、最初の疑問詞に集中することが重要です。例えば、「Who」は人物を、「When」は時間を、「Where」は場所を尋ねる質問である可能性が高いです。
疑問詞を聞き取ることで、質問の意図を素早く理解し、適切な回答を選ぶ準備ができます。また、疑問詞に続く単語やフレーズも手がかりとなるため、一瞬たりとも気を抜かずに集中しましょう。
さらに、質問文に含まれるキーワードを意識することで、答えを絞り込みやすくなります。例えば、「What time」や「Where is」などの具体的なフレーズに注目すると、回答選択肢と関連付けて考えることができます。このテクニックを日々の練習で磨き、本番で素早く反応できるようにしましょう。
全部正解しようとするのではなく、できるところから解いていく
TOEICのリスニングで全ての質問に正解を目指すのではなく、確実に解ける問題から始めましょう。特に、Part2の質問と応答では、質問の最初の言葉に注目し、質問の種類を把握することが重要です。
また、時間管理も重要で、時間が足りない場合は、確実に答えられる問題に集中し、他の問題は迅速に判断して進みましょう。この方法で、焦らずに効率的に解答することができます。ほとんどの人にとって満点が取れる試験ではないのです。ミスを許容するメンタルを養いましょう。
わからなかったとしてもとりあえず解答する
TOEICのリスニング・リーディングでは、わからない問題があっても必ず解答することが重要です。TOEICでは間違った解答をしても減点されることはなく、未回答のままにすると解答用紙がずれてしまうリスクがあります。
例えば、リスニング中に内容が理解できなかった場合でも、選択肢を見て可能性の低そうなものを排除し、残った選択肢から直感で選ぶことで正解の確率を上げられます。また、次の問題に集中するためにも迷いすぎず迅速に解答し、ペースを保つことが重要です。とりあえず塗りつぶしておけば、3分の1か4分の1の確率で正解できます。
正解だと思ったマークに薄く印をつけて、音声が終わったら一気に塗りつぶす
TOEICのリスニングでは音声が一度しか流れないため、素早く正確に回答することが求められます。この際、解答用紙に直接薄く印をつけておく方法が効果的です。音声を聞きながら「これが正解かもしれない」と思った選択肢に軽く印をつけ、全ての選択肢を聞き終えた後で最終的な答えを塗りつぶします。この方法なら、途中で迷っても後から修正が可能です。
また、このテクニックは特にリスニングのスピードについていけず聞き取れない場合や、次の問題への切り替えが遅れるリスクを減らすのに役立ちます。ただし、印をつける際は他の選択肢と混同しないよう注意してください。このような工夫で、焦りを軽減しながら正確性を向上させることができます。
TOEICのリスニングを聞き取れない人がよくやる間違い
全文聞き取れないといけないと勘違いしている
TOEICのリスニングで全文を聞き取る必要があると考えるのは、よくある誤解です。もちろん全文完璧に聞き取れるなら無敵ですが、現状聞き取れない人が全文理解できるようになるには大分時間がかかります。実際には、重要な情報やキーワードを把握することが重要です。特に、質問が提示される前にその内容を読むことで、どんな情報を聞き取るべきかを把握できます。
また、時間管理も重要で、全ての質問に時間をかける必要はありません。疑問がある場合は、選択肢を素早く評価し、最も適切な回答を選びましょう。
アメリカ英語だけリスニング対策をする
TOEICのリスニングセクションでは、アメリカ英語だけでなく、イギリス、オーストラリア、カナダのアクセントも含まれています。そのため、アメリカ英語に偏った学習をしていると、他のアクセントが登場した際に聞き取れない可能性があります。
例えば、イギリス英語では「can」の発音がアメリカ英語と異なり、文脈によっては意味を取り違えることもあります。また、オーストラリア英語やカナダ英語には独特のイントネーションや表現があり、それに慣れていないと重要な情報を聞き逃すリスクがあります。
効果的な対策としては、多様なアクセントに触れることが挙げられます。ポッドキャストやYouTubeなどでイギリス英語やオーストラリア英語の音声を聞いたり、TOEIC公式問題集を使って実際の試験形式に近い音声で練習することが有効です。特に、異なるアクセントを意識しながらシャドーイングを行うことで、発音やイントネーションへの理解が深まり、試験本番でも対応しやすくなります。
英語の音声を聞き流すだけでリスニング力が強化されると思っている
TOEICのリスニングを聞き取れない人がよくいる間違いの一つは、英語の音声を聞き流すだけでリスニング力が強化されるという考え方です。ただし、実際には単に英語の音声を聞くだけではリスニング力は向上しません。効果的なリスニング学習には、音声を何度も繰り返し聞き、重要なポイントに集中することが重要です。
また、シャドーイングやディクテーションなどのトレーニングも有効です。これらの方法を取り入れることで、音声の理解力が向上し、TOEICのリスニングスコアも改善されます。
TOEICなんて日本の英語教育と同じで意味がないから聞き取れなくても平気、それでも自分は英語を話せると思っている
TOEICや英語そのものをなめている人に限ってこのような発言をする方がいます。日本の英語教育は話せるようにならないから意味がない!と良く声高に言う人がいますが、そもそも英会話はスピーキングとリスニングが両方あってようやく成り立ちます。そのため、TOEICのリスニングが全く聞き取れない人は英会話も全くできないです。
TOEICの勉強で身に付く英語の基礎は英会話においても役立ちます。リスニング力はTOEICのみならず様々な英語試験や英会話においても活かせるので、へそを曲げずに強化していきましょう。
【FAQ】TOEICのリスニングが聞き取れない人によくある質問
何時間勉強したらリスニングの点数は上がりますか?
TOEICはスコアを100点上げるのに200~300時間かかると言われています。これはリスニングも同様で、そう簡単に点数がアップする裏ワザなどはありません。
「何時間勉強したからOK」などと決めるのではなく、「○○点とるまで諦めない!」という気持ちで勉強に臨むようにしてください。
TOEICのリスニングが聞き取れる人は英語を話せますか?
TOEICのリスニングが聞き取れる人はある程度英語力があり、特にリスニング力はかなりの実力がある状態なので、一程度は英語を話せると言えるでしょう。
しかし、スピーキングはリスニングとまた違う力なので、リスニング力だけある状態では「相手が何を言ってるかはわかるけどこちらからは何も話せない」ことになってしまいます。
これは、リスニング力を向上させると同時にTalkfulなどのAI英会話アプリでスピーキングも鍛えることで改善できます。スピーキングもすることで、総合的な英語力はより効率的に向上させることができます。
リスニングが聞き取れない人は1日何時間勉強すれば良いですか?
理想は1日3時間と言われています。ただ、焦らずに自分のペースで勉強することが最も重要です。今TOEICのリスニングが全く聞き取れないからといって、無理してまで勉強時間を増やしてしまうと長続きしません。仕事や学校などの時間を大事にして、できる限りの勉強時間を確保しましょう。
TOEICのリスニングを聞き取れない人向け勉強法まとめ
TOEICのリスニングが聞き取れないと悩んでいる方は多いのですが、そのほとんどは効果的な勉強法を取り入れて何度もリスニングすることで聞き取れるようになります。また、英単語の学習やそれをTalkfulなどの英会話アプリを使って自分で話す経験などを積んで総合的な英語力を養うことが大切です。
また、TOEICのリスニングは慣れも重要です。スピードも速いので、できる限り本番以上のスピードでリスニング対策を行うことで試験本番で焦ることを防げます。
英語力はリスニング対策のみでは向上しません。金のフレーズやトレーニングTOEIC、Talkfulなどのアプリや参考書を用いて、毎日コツコツと勉強しましょう。今は聞き取れないと苦手意識を持っていても、徐々にわかるようになっていきます。