TOEICは意味ないのか?|TOEICスコアの活用法と意味ないと言われる理由を解説

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TOEICは意味ないと言われることがあります。リーディング・リスニングのみの構成で、試験に出てくる問題もビジネス英語が中心なのでかなり特殊な試験と言えます。

とはいえ、英語の基礎が確立していないと解けないですし、問題数も多いのでまぐれでハイスコアを取れることもほとんどありません。

日本のビジネス界ではTOEICをかなり重宝しています。TOEICスコアの活用方法や、TOEICを受けた上でより英語を使える人材になるために必要なことを解説いたします。ぜひ最後までご一読ください。

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TOEICは意味ないわけじゃない

英語の基礎力が身についていないと解けない試験

TOEICはリスニングとリーディングを中心に構成されており、基本的な英語力が問われます。7つの問題Partに分かれており、単語力から文法理解、速読、正確なリスニングなどがバランスよく要求されます

TOEIC対策だけでなく、基本的な問題の解き進め方、読解力がしっかり身についていないと高得点は取れません。

TOEICスコアは問題数が多く、点数にブレがない

TOEICは200問という多くの問題が出るため、偶然の要素が入りにくい、本人の実力するが正確に反映されやすい試験です。

毎回異なる問題が設定されるもの、スコアが大きく変動しにくい点も特徴です。そのため、英語力の向上が正確に測定できます。

日本のビジネス界ではかなり重宝されている

日本企業ではTOEICスコアが英語力を測る指標として広く認知されており、入社や昇進時の条件、海外勤務の選抜基準などにも活用されています

就職活動や転職などで、「英語ができる証明」として重宝されているため、キャリアアップや転職活動にも有利に働きます。

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TOEICが意味ないと言われる理由5選

TOEICが意味ないと言われる理由
  • TOEICの試験はリーディング・リスニングのみ
  • TOEICは試験テクニックで英語力をカバーしやすい
  • TOEICは特殊なビジネス英語の試験
  • 留学では活用しづらい
  • 就活などでは最重要視はされない

TOEICの試験はリーディング・リスニングのみ

一般的なTOEICはリーディング・リスニングのみなため、実際のコミュニケーション能力や英語の総合力を測るには限界があります。スピーキングやライティングも重視する現代の英語ニーズには完全には対応していない点が指摘されています。

一方、TOEICのスピーキング・ライティング試験も同時に受験することで、真の総合的な英語力を測ることができます

TOEICは試験テクニックで英語力をカバーしやすい

TOEICはすべて選択肢問題であり、時間配分やパターン認識といった試験特有のテクニックで高得点を目指せます。

本来の英語力が伴っていなくても、対策本や練習問題をやりこむことでスコアアップがしやすいため、実際の英語運用能力とは乖離しやすい点があるとされています。

TOEICは特殊なビジネス英語の試験

TOEICは日常会話ではなく、ビジネスシーンに特化した用語や表現が多く出題されます。一般的な英語力が高くても、ビジネス英語に慣れていなければ高得点が難しい場合もあります。

そのため、社会人の昇進や海外赴任には有効ですが、留学などでは英語力証明の要項に含まれていないことが多いです。

留学では活用しづらい

TOEICは主に日本や韓国の企業採用で使われる指標であり、アメリカや欧州、オーストラリアなどの大学や語学学校ではTOEFLやIELTSのスコアが求められることが一般的です。そのため、留学を目指す際にはTOEICのスコアが認められないケースが多々あります。

留学ではアカデミックな英語や日常英会話、そしてスピーキング能力もかなり重要視されます。それ専用の勉強をしましょう。

就活などではあまり重要視はされない

就職活動においても、TOEICのスコアを重視しない企業は依然として多いです。日本では英語を仕事で使わない業界の方が多く、TOEICが必要ない場合も多いです。

英語を重要視する業界でも、英語コミュニケーションの実践力や他のスキル評価へ重きが移っているため、TOEICだけでは英語力を証明できないのが最近の現状です。留学経験や駐在経験などの方が高評価です。

【メリット】TOEICスコアの活用方法

TOEICスコアの活用方法
  • グローバルに展開している企業への就職・転職
  • 社内での昇進。海外出張・海外赴任
  • 大学の単位に加算する
  • 英語学習の進捗を把握する尺度として受ける

①グローバルに展開している企業への就職・転職

商社や大手メーカー、外資系金融機関など、多くのグローバル企業でTOEICが採用基準評価や項目として活用されています

TOEIC公式によると、現在では4.2%の企業がTOEICを入社の要件としており、参考としている企業は44.9%にも登ります

英語力を客観的に示す指標のため、海外拠点との取り組みが多い職場や外資系企業でも優遇されます。

②社内での昇進・海外出張・海外赴任

社内での昇進や海外出張、海外赴任の選考基準としてTOEICスコアが求められることがあります。

特に総合職やグローバルプロジェクトを担当する場合には、ハイスコアを取得していることでキャリアアップや希望配置への異動の可能性も広がります。

TOEICのスコアが重視されるケース

要件としている企業の割合※

英語を使用する部署の中途採用

45.8%

係長、主任への昇進

71.6%

課長への昇進

67.7%

部長への昇進

75.6%

役員への昇進

76.5%

海外出張者

61%

海外赴任者

49.6%

出典:TOEIC公式

③大学の単位に加算する

多くの大学ではTOEICスコアが一定基準を満たすことで、英語科目の単位認定や加点対象となっています。資格試験としてだけでなく、入学時や進級、卒業要件に活用されることもあり、学生にとっても大きなメリットとなります。

大学在学中に取得すれば、就活にも活用できます。ただ有効期限が2年間なので、大学2年生あたりで受験する方が良いでしょう。

TOEICを単位認定している大学・短期大学・高等専門学校の数は以下の通りです。個別に気になる方は所属する大学等の学生課や、TOEICの公式ホームページをご覧ください。

項目

大学

短期大学

高等専門学校

調査実施校数

776

302

57

1,135

単位認定活用校数

334

56

44

434

出典:TOEIC® Program 単位認定における活用状況【2021年度】

④英語学習の進捗を把握する尺度として受ける

TOEICは先にとリーディングをバランスよく測定できるため、英語学習の進み具合確認に最適です。 定期的に受験することで自分の弱点や成長を客観的に把握でき、モチベーションにもつながります

まぐれでスコアが変動することが少ないため、明確な数字で正確に英語力を知ることができます。

TOEICを受けた上で世界で活躍するために必要なこと

TOEICは、TOEIC対策することでビジネス英語のインプットを完璧にこなせる点が受験の大きなメリットです。TOEICで使う単語・文法・英語表現などは実際の英会話場面でも使えます。

ただ、インプットして理解していても、話せなければ意味がありません。世界で活躍する人材になるためには、自分で英語を聞き取り、スピーキングしなければなりません。

英会話ができるようになるには、TOEIC対策で培ったインプットと並行して、スピーキングの練習をこまめにすることが重要です。

スピーキングなどの英会話の勉強には、AI英会話アプリが最もおすすめです。アプリなら、スマホ1台で好きな時に好きなだけ英会話ができます

真の英会話力を身に着けるにはTalkful

Talkfulをおすすめする理由
  • リアルな英会話のシーンを想定して練習できる
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  • 無料体験期間が7日間とスピークバディより長い
  • AIが即時にフィードバックをくれるから効率良く勉強できる

TalkfulはAIと英会話するアプリ

Talkfulは、AIを活用した英会話アプリで、好きな時に本格的な英会話練習が可能です。英会話教室などより圧倒的にリーズナブルな価格で英会話学習ができるため、コスパも抜群です。

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カスタムシナリオ機能でTOEIC対策から特定の会話場面まで対応

Talkfulのカスタムシナリオ機能を使えば、TOEICの試験対策から、ビジネスや海外旅行など特定の状況まで自由に設定して練習できます

自分が試したいシーンや英語資格のスピーキング対策も簡単に再現でき、本番さながらのロールプレイや実践的な出力が可能です。あらゆる目的に合わせて、最適な形式で実践的な英会話力を鍛えられるがこのアプリならではの特長です。

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項目

情報

料金プラン(税込)

3ヶ月プラン:3,200円/月 ※合計9,600円

1年プラン:1,650円/月 ※合計19,800円

アプリでできること

日常英会話・ビジネス英会話

ロールプレイ・文法や語彙の訂正

ステージ形式なので初心者でもゲーム感覚で基礎からじっくり学べる

鍛えられる4技能

スピーキング・リスニング・ライティング・リーディング

対象レベル

超初心者〜上級者

無料プランの有無

あり

有料プランの無料体験

7日間無料トライアルあり

発音採点機能

あり

試験対策

カスタムシナリオで可能

学習記録

あり

【FAQ】TOEICは意味ない?によくある質問

TOEICの対策方法・勉強法がわかりません

TOEIC対策は特殊で、初心者からでも上級者からでも同じような勉強法をおすすめしています。下の記事でご紹介している勉強法をお試しください。

TOEIC対策でおすすめの英会話教室などを教えてください

TOEIC対策はある程度独学でできますが、英語学習が本当に久々な方にはおすすめです。TOEIC対策専門のコースがある英会話教室・オンライン英会話はいくつかあるので、下の記事からご自分に合うものをお探しください。

TOEIC対策でおすすめの参考書を教えてください

TOEICは公式問題集を出しており、それでTOEICの本番形式対策はできます。

また、金のフレーズ・文法超特急などのTOEIC対策に特化した単語帳・文法書もあり、これらを使って勉強するだけでかなりスコアアップできます。

他にもおすすめできる参考書があるので、ぜひ下の記事をご覧ください。

TOEICのリスニングが聞き取れません

TOEICは1度しか音声が流れない上にスピードも速いので、リスニングが難しいと悩む方は多いと思います。そんな方は、単語学習と継続したリスニング練習で英語耳を作ることが重要です。

下の記事でTOEICのリスニング対策をご紹介しています。ぜひご覧ください。

TOEICは意味ない?まとめ

TOEICは日本のビジネス界ではかなり重宝される英語資格です。単語や文法など基礎英語やビジネス英語の基本が身についていないとハイスコアは取れません。問題数も膨大なので、マグレで点数が跳ね上がることもありません。

ただ、試験テクニックで解けちゃう部分があったり、リーディングとリスニングしかなかったりと意味ないと言われることがあります。実際、英会話を勉強したい人には向きません。

TOEIC対策をした上で、英会話をしたい・総合的な英語力を身に着けたい方には英会話アプリのTalkfulがおすすめです。

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