英語のリスニング力が上達する勉強法は?独学でもできる対策やコツを解説
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リスニング力は現代社会で欠かすことができない重要なスキルです。しかし、語彙や文法の学習だけではリスニング力の向上は難しく、実際に英語を耳で聞いて理解する訓練が必要不可欠です。
本記事では、自宅でも実践できるリスニング力向上のための具体的な勉強法とコツをご紹介します。英語学習の一助としていただければ幸いです。
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英語のリスニングが上達するおすすめの独学勉強法
英語の基礎を徹底する
英語のリスニング力を上達させるにはまず基礎からしっかりと学ぶことが大切です。
一般的な単語やフレーズ、基本的な文法ルール、慣用表現、そして発音の仕組みを理解する必要があります。
基礎となる語彙力と文法力があれば聞き取った内容を正確に捉えられるようになります。また、発音に慣れることでネイティブスピーカーの早い話し方や抑揚にも耳が馴染んでいきます。
発音のルールを学ぶ
英語のリスニング力向上には、発音ルール(アクセント、リエゾン、音の強弱、イントネーション)の理解が不可欠です。
リエゾンは子音と母音の連結で音が変化する現象、アクセントは単語の意味を左右し、音の強弱やイントネーションは感情や会話の流れを掴む鍵となります。
これらのルールを学び実践することで、リスニング力は飛躍的に向上するでしょう。
単語・文法を復習する
リスニング力を向上させるためには英語の基本的な単語と文法の知識が必要です。
まずは自分の英文法の理解度を把握し自分のレベルに見合った学習を始めましょう。英語学習における文法の理解度はリスニングのスピードと正確性に大きく影響します。
不安な場合は中学英語から復習する
英文法に自信がない方や苦手意識を持っている方は、日常英会話を理解するのに十分なレベルである中学英語の文法から勉強し直す勉強法をおすすめします。
英文法の基礎をしっかりと身につけ、それを土台としてリスニング力を伸ばしていきましょう。
英語を聴くことを習慣化する
英語のリスニング力を高めるには継続的な練習が欠かせません。毎日少しずつでも英語に触れる習慣をつけましょう。数分間の練習でも効果があり、継続が何よりも大切です。
これにより英語耳が育ち、文法理解や発音習得も進み、翻訳に頼らず直接英語を理解する力が身につくため、より高度な英語力へとつながります。
シャドーイングをする
シャドーイングは英語の音声を聞きながら同時に真似ることで英語の発音やイントネーションを体得することのできる英語の勉強法です。
音源を聞きながら音の連結や抑揚を真似ることでリスニング力の向上が期待できます。発音力が上がれば自然とリスニング力も伸びるでしょう。
シャドーイングは簡単に始められ、継続するだけで効果が得られる実践的な勉強法なのです。
ディクテーションする
ディクテーションは英語の音声を聞きながらその内容を文字に書き起こす勉強法です。単に音声を聞くだけではなく、一語一句を逃さずに正確に聞き取る力が求められます。
この練習を通じて英語の発音を的確に理解し、言葉を正しく聞き取る力が鍛えられます。同時に英語の意味をきちんと理解する力も身につきます。
さらに自分の書き起こした文章と元の音声を比べ、語彙や文法、発音の違いを確認することでそれらを改善するチャンスにもなります。
リピーティングをする
リピーティングは、英語音声を一時停止しながら復唱する練習です。
これは単に聞くだけでなく実際に声に出すことで、より深い理解と発音力の向上が期待できる効果的な学習法とされています。
自分の声で復唱するため、より集中して学習することができ、リスニング力のさらなる向上が見込めます。
英文を音読する
英語のリスニング力を高めるには、音読が効果的です。
黙読だけでは英語の音を十分に覚えられませんが、声に出して読むことで発音の練習になり、音の感覚も自然と身につきます。
音読を行う際は、正確な発音を意識することが大切です。間違った発音を繰り返すと、それが定着してしまう恐れがあります。新しい単語や文法は、音源やネイティブの発音を参考に練習しましょう。
丁寧にリスニングする
英語音声の理解には、ただ聞くのではなく、精聴が不可欠です。
精聴とは、新しい単語の意味を調べ、同じフレーズを繰り返すなど、時間と労力をかけて深く聞き込む学習法です。
これは量より質を重視する効果的な方法であり、特に初心者には、全体の流れを重視する多聴や聞き流しよりも高い学習効果が期待できます。
英語のアプリや無料教材を活用する
スマートフォンの英語学習アプリは、リスニング力向上に効果的です。
アプリの魅力は、通勤中や休憩時間、就寝前など、場所を選ばずに隙間時間を活用し、手軽に学習を続けられる点にあります。忙しい現代人にとってこの利便性は大きな利点です。
また、自分のレベルやニーズに合ったアプリを選ぶことで、効率的にリスニング力を伸ばすことができます。
初心者向けのヒアリング力を上げるためのコツ・鍛え方
・語彙力を増やして理解度を高める
・自分のレベルに合った教材を使って繰り返し問題を解く
・英会話教室やオンライン英会話を活用する
語彙力を増やす
語彙力アップには、まず多様なジャンルの読み物に親しみ、興味のあるトピックから新しい単語を自然に学ぶことが大切です。
次に、慣用句やイディオム、略語など、会話やライティングに役立つ表現を習得しましょう。毎日少しずつ新しい単語を覚え、単語カードに意味と例文を書いて定着させます。
覚えた単語は積極的に会話やメール、SNSで使いましょう。新聞や雑誌の記事を音読するのも効果的です。
分からない語彙があれば調べる
リスニング力向上には、不明な語彙や表現をすぐに調べることが不可欠です。聞き流しや繰り返し聞くだけでは誤解を招き、文法理解も妨げられてしまうことがあります。
分からない単語をその場で調べる習慣をつけ、正確な意味を把握することで語彙力とリスニング力は自然と向上するでしょう。
リスニングの勉強を毎日継続する
リスニング力を身につけるためには英語に日々触れ続けることが不可欠です。母語とは異なる英語の音の組み合わせや発音のリズムに慣れるには繰り返し英語を耳にすることが効果的です。
また、英語の表現がどのような文脈で使われるのかを理解するうえでも継続して英語を聞く練習が欠かせません。
さらに、毎日一定の時間を確保して英語の音声に触れることで新しい知識の定着が図れるだけでなく、学習そのものを習慣化することができます。
1日決めた時間数セットを繰り返す
リスニング力を伸ばすには少しずつでも毎日継続して学習することが大切です。一度に長時間取り組もうとすると挫折しがちですが、15分程度の短い時間を複数回に分けて学習するのがコツです。
また、通勤や待ち時間など日常生活の隙間時間を上手に活用しスマホでリスニング学習を行うのも効果的です。
単に聞くだけでなく、内容を自分なりに解釈し、言い換えて説明する練習をすることでリスニング力の向上を期待することができます。
レベルに合った教材を使う
リスニング力向上のためには、自分に合った教材選びが重要です。
難しすぎる教材は挫折につながり、簡単すぎるとモチベーションが維持できません。まずは自身のリスニング力を確認し、少しだけレベルの高い教材を選びましょう。
また、興味のある分野の教材を選ぶと、映画や音楽、旅行など、楽しみながら継続しやすくなります。
スクリプトのある教材を使う
リスニング力向上には音声練習が不可欠ですが、スクリプトも重要です。スクリプトがあれば、聞き取れない箇所や誤解した部分を特定し、理解度を高められます。
自分のレベルに合った英語教材を選ぶ際は、必ずスクリプト付きを選びましょう。
スクリプトは、聞き逃しや誤解を発見し、自己評価とフィードバックの質を高めることで学習効果を向上させます。リスニング力アップには、スクリプト付き教材が非常に有効です。
英語のままで理解する
リスニング力を伸ばすには英語を日本語に訳さずに理解することが大切です。
初心者は英語の音声を聞くと無意識のうちに日本語に訳してしまいがちですが、それでは英文のスピードについていけません。
英語脳に変える
代わりに自分のレベルに合った難易度の音源を選び、英語のまま意味を捉えるよう心がけましょう。
分からない部分があれば日本語の訳を参照し、繰り返し練習することで次第に英語を英語のままで理解できるようになっていきます。
理解しようと意識して英語を聞く
英語のリスニング力を鍛えるためには単に聞くだけでなく、メッセージを意識的に捉えようとする姿勢が大切です。音声を聞く際は背景の雑音ではなく、本質的な内容に集中して耳を傾けましょう。
ただしすべての単語やフレーズを完全に理解する必要はありません。リスニングは言語力の指標の一つですが、分からない部分があっても全体の概要を掴む力が必要です。
語彙力や表現力も上がる
理解しようと意識することで、新しい語彙や表現を積極的に吸収することができます。聞いた言葉やフレーズを意識的にメモしたり、後で調べたりすることで語彙や表現力が向上します。
初めは混乱してしまうかもしれませんが、完全な理解を求めるのではなくキーポイントを捉えて大まかな内容を把握することに集中しましょう。理解しようと意識して聞けば聞き取る力は必ず向上し、英語力も高まるはずです。
同じ問題集を何度も解く
リスニング力を伸ばすには同じ問題集を繰り返し解くことが効果的な勉強法です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、間違えた箇所や聞き取れなかった部分に重点を置いて取り組むことが重要です。弱点を克服することで全体的なリスニング力が向上します。
同じ問題集を3周程度解き直すと自然と耳が英語の音に慣れ、理解力も上がってくるでしょう。
自信につながる
同じ問題を何度も解くことで、自信をつけることができます。最初は間違えたり理解しきれなかった部分も、繰り返し解くことで克服し、自分の成長を実感することができます。
基礎力を養う上でこの繰り返し学習は非常に有効な勉強法なのです。
大きな学習目標を設定する
学習の成果を実感し持続的に努力を続けるためには、具体的で達成感のある「大きな学習目標」を設定することが重要です。
漠然とした目標ではいつまで経っても終わりが見えず、進歩を実感しにくくなってしまいます。
具体的な目標を立てることでモチベーションを維持できる
例えばリスニング力向上の目標として「英語の映画を字幕なしで理解できるようになる」「ネイティブの会話を理解し、自然なやり取りができるようになる」などを立てると、目標達成への道筋が明確になります。
こうした具体的な目標があれば現在の実力から目標までどの程度の努力が必要かがわかり、モチベーションの維持にもつながります。
英会話教室やオンライン英会話を利用する
英語のリスニング力を伸ばすには英会話教室やオンライン英会話が効果的です。そこではネイティブの英語に触れ、実践的なコミュニケーション練習ができるからです。
教師やネイティブスピーカーから直接指導を受けられるので、自分ひとりでは気づきにくい間違いを正したり、発音やアクセントの適切なフィードバックが即座に得られる勉強法です。
一人で学習するのも大切ですが、専門家から学べる環境を活用することでリスニング力を確実に高めることができます。
英語のリスニングが聞き取りづらい理由
聞き取る英語のスピードが速すぎる
リスニングで英語を聞き取るのが難しいと感じるのは英語を英語のまま理解する「英語脳」が十分に育っていないことが原因です。
英語脳が十分に育っていなければネイティブの会話のスピードについていくことはできません。
つまり、英語を日本語に訳さずに理解する力が鍵となります。英語に慣れ親しむことで、分からない単語や表現でも自然と理解できるようになります。
英語の単語や文法を知らない
英語のリスニングが難しいと感じる一因は、単語と文法の知識不足です。
言語理解にはこれらの基礎知識が不可欠であり、これらがなければ英語を聞き取るのは困難になります。
円滑なリスニングのためには、まず中学レベルの単語と基本文法を習得することが重要です。
発音方法の知識が薄い
英語のリスニングが難しい理由の一つに、英語の発音方法が日本人にとって馴染みが薄いことが挙げられます。
英語には単語ごとのアクセントがあり、強弱のついた発音で意味が変わる場合があります。
また、単語と単語の発音が互いに影響し合うリエゾンというルールがあり、イントネーションの変化で話し手の感情が伝わってきます。
このような英語の発音ルールを理解し、実際に耳にすることで、リスニング力は格段に向上するでしょう。
英語のリスニングの間違った勉強法
・英語の音声を文字と結び付けながら丁寧に聞けていない
・リスニング教材が自分のレベルに合っていない
・継続できていない
聞き流ししかしていない
英語のリスニング学習において、単に「聞き流す」ことだけに頼ると、英語を単なる音楽や雑音としてしか認識できなくなってしまう可能性があります。
最終的な目標は、その音から情報を正しく取り入れ、内容を理解することにあります。発音や表現の仕方を知識として吸収し、自分のものとすることで真のリスニング力が身につくのです。
ドラマや洋画・洋楽で学習している
海外ドラマ、洋画、洋楽は英語リスニング力向上に魅力的ですが、必ずしも効果的ではありません。
特に英語が中級レベル以下の場合は、難しい語彙やイディオムが多く、混乱やストレスにつながる可能性があります。
しかし、上級者にとってはネイティブの自然な表現や文化を学ぶ有効なツールとなります。
つまり、これらのツールは英語力が一定レベルに達してから活用するのがおすすめです。
レベルに合わない教材を使っている
英語のリスニング学習では自分のレベルに合った教材を選ぶことが大切です。聞いても全く理解できない教材を使い続けるのは適切ではありません。
理解が困難な過度に難易度の高い教材は一旦避け、自分なりに理解しやすい教材を選んでリスニング練習を行う勉強法をおすすめします。
自分のレベルに合った教材を活用することで、効果的に英語リスニングスキルを伸ばすことができるのです。
耳で聞いているだけ
リスニング力向上には、音声と文字を組み合わせた学習も重要です。
聞き流すだけでは難しい、細かい表現や前置詞、冠詞などを文字で確認することで、正確な理解を促します。
耳だけに頼るよりも、音声と文字を併用する勉強法が、より効果的にリスニング力を高めます。
毎日継続していない
英語力上達には、継続的な学習が不可欠です。不規則な学習では、英語に耳が慣れず、リスニング力は伸びにくいでしょう。
リーディングも同様で、週1回では語順や文法の定着が困難です。
そのため、毎日少しでも英語に触れることをおすすめします。継続することで、より効率的に学習効果が得られます。
イラストやグラフに頼っている
イラストやグラフなどの視覚情報は理解の助けにはなりますが、頼りすぎると本来のリスニング力は伸びません。
教材を選ぶ際は、自分のレベルに合ったものを使い、音声から直接内容を理解する力を鍛えましょう。
視覚情報に頼らず、音声のみで理解できるような訓練が、確かなリスニングスキルを身につける鍵となります。
日本語訳を見ながら聞いているだけ
英語のリスニング力を伸ばすためには聞いた英語を直接理解する力を養うことが大切です。英語を日本語に訳してしまうと本当のリスニング能力は身につきません。
リスニング練習では日本語訳を見ながらするのではなく、英語のままで理解する勉強法を心がけましょう。
英語を英語として受け止める習慣がつけば、リスニングスキルは確実に向上します。
向上心を持たず目標設定をしていない
英語のリスニング力を着実に伸ばすためには明確な目標を設定することが大切です。
ただ漫然と取り組むのではなく、具体的な到達点を決めておけば自分の進捗状況を把握しやすく、達成感やモチベーションの維持にもつながります。
目標設定をしなければ努力の成果が見えにくく、学習意欲が低下してしまう可能性があります。
英語力向上を目指すなら適切な目標を立て、そこに向けて計画的に学習を進めることが効果的な勉強法と言えるでしょう。
英語のリスニング学習にはTalkfulがおすすめ!

Talkfulの特徴
英会話アプリTalkfulは、AI講師との実践的な会話練習を通じてリスニング力向上をサポートします。
AIが話した内容を繰り返す発音練習や、リアルタイムでの文法・発音チェック機能により、聞き取りの正確性を高めます。
さらに、多彩な会話シーンでのロールプレイを通じて、実践的なリスニング力を養うことができます。24時間いつでも学習可能で、自分のペースで効率的にリスニングスキルを磨ける点が特徴です。
Talkfulの基本情報
項目 | 情報 |
料金プラン(税込) | 3ヶ月プラン:3,200円/月 ※合計9,600円 1年プラン:1,650円/月 ※合計19,800円 |
アプリでできること | 日常英会話・ビジネス英会話 ロールプレイ・文法や語彙の訂正 ステージ形式なので初心者でもゲーム感覚で基礎からじっくり学べる |
鍛えられる4技能 | スピーキング・リスニング・ライティング・リーディング |
対象レベル | 超初心者〜上級者 |
無料プランの有無 | あり |
有料プランの無料体験 | 7日間無料トライアルあり |
発音採点機能 | なし |
試験対策 | カスタムシナリオで可能 |
学習記録 | あり |
リスニングの勉強法に関するよくある質問
リスニング力を効率良く上げるには?
音声を「聞く→読む→音読→聞く」のサイクルで反復するシャドーイングやオーバーラッピングが効果的です。
短時間でも毎日続けることで、英語の音のパターンや抑揚に慣れてきます。
英語が早すぎて聞き取れません。どうすればいいですか?
最初は0.7〜0.8倍速で再生し、内容を理解できるまで繰り返し聞きましょう。
英文スクリプトを見ながら確認し、知らない単語やフレーズは意味を調べてから再挑戦すると効果的です。徐々に通常速度に戻すのがコツです。
映画やドラマはリスニングに役立ちますか?
非常に役立ちます。ただし、最初は字幕付きで視聴し、何度も同じシーンを見てセリフの音と意味を結びつけることが大切です。
スクリプト付きの作品を使うとより効果的です。
リスニング力が上達するまでにどれくらい時間がかかりますか?
個人差はありますが、毎日30分以上のリスニングを3〜6ヶ月継続すれば変化を実感できることが多いです。
大切なのは毎日の継続と、教材の難易度を少しずつ上げていくことです。
リスニングの勉強法まとめ
英語のリスニング力を伸ばすには様々な勉強法があります。
音声教材を活用したり、字幕なしで映画を見たり、シャドーイングに取り組むのが効果的です。また、英語の歌を日頃から聴くことで英語の音に慣れるのも大切です。
自分のレベルに合ったコンテンツや教材を選ぶことも忘れないようにしましょう。
独学の場合は焦らず、楽しみながら少しずつ学習量を増やしていけば継続できるはずです。無理なく自分のペースで着実に英語力を伸ばしていきましょう。