中高一貫校に在学中の私立中学生に塾は必要?いつから通うのがおすすめかまで解説

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中高一貫校に通っている皆さん、学校の授業だけで十分か、それとも塾に通うべきかで悩んでいませんか? あるいは、親御さんの立場で、中高一貫校に通うお子さんを塾に行かせるべきかどうか迷っている方も多いでしょう。

この記事では、私立の中高一貫校生が塾に通う意義と、いつから通うのが最適なのか、また塾以外の方法についても詳しく説明します。

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私立中高一貫校に通う中学生に塾は必要か

私立中高一貫校に通う中学生にとって、塾への通学は一概に必要であるとは限りません。学校の教育課程や自身の目標、学習能力などを踏まえた上で、個別に判断する必要があります。

中高一貫校では、進学のための受験勉強が不要なため、学校行事や部活動に時間を割くことができます。しかし、その分、学校の授業以外で勉強する時間が不足する可能性があります。そういった場合、塾で学習時間を確保するメリットがあります。また、学力別クラス編成を行っている学校もあり、上位クラスを目指す生徒は塾で学習量を増やすことでレベルアップを図ることができます

一方で、中高一貫校のカリキュラムは、授業だけで十分な学習ができるよう組まれていることが多く、自主的な学習があれば塾に通わなくても成績を維持できる場合もあります。

つまり、塾への通学は生徒個人の状況によって異なるため、学力や目標、学校の支援体制など、様々な要素を総合的に勘案した上で、適切に判断することが重要となります。

塾に通う私立中学生の割合

以下の表のように私立中高一貫校に通う中学生の半数以上が塾に通っており、学年が上がるにつれてその割合が高くなる一方で、平均支出額も増加しています。

<通塾率>

学年

私立

公立

1年生

51.6%

57.8%

2年生

53.4%

69.2%

3年生

56.7%

84.0%

<補助学習費平均支出額>

学年

私立

公立

1年生

約23万円

約20万円

2年生

約26万円

約25万円

3年生

約29万円

約45万円

(出典:文部科学省「令和3年度 子どもの学習費調査 」)

一般的に私立校は教育熱心な親が多いと想像されがちですが、実際には公立校の生徒より塾通学の割合は低いです。

しかし、私立校の場合、そもそもの授業進度が早いため通常の場合は塾で行うような先取り学習が塾に通わずともできてしまう場合が多いです。そのため、塾が不要であるから通塾率が低い、と考えるのはやや早計です。そのような場合でも苦手科目のカバーが必要になることもあります。

つまり、私立中学生が塾に通うかどうかは一概に判断できず、個々で検討する必要があります。

通う時期別の気をつけるべきポイント

私立中高一貫校に通う子どもに限らず、中学生にとって塾の必要性は個人差が大きく、学習能力や目標、学校の教育方針などによって異なります。塾を検討する際は、学年ごとの特性を考慮する必要もあるでしょう。

中高一貫校の中学生にとって塾の必要性は、個々の状況と学年によって異なります。自身の目標に合わせて、適切な時期に塾を利用するかどうかを検討しましょう。

中学1年生からの場合

中学1年生になると、小学生時代とは違い、部活動、新しい教科の授業、そして学習内容の難易度が上がります。この時期は新しい環境に順応することが何より大切です。そのため、塾への通い始めを焦る必要はありません。まずは新しい学校生活に適応することを優先すべきです。

しかし、この時期に重要なのは、将来の進路に対する意識を持つことです。特に難関大学や医学部を目指す場合は、中学1年生の段階から対策を始めることをお勧めします。そのためには、難関大学や医学部進学に特化した専門塾を選ぶのが適切でしょう。

通常の中学校のカリキュラムでは難易度の高い内容まで学べませんが、専門塾なら早期から高度な学習ができます。塾選びは慎重に行う必要があります。自分の進路に合った内容を提供しているか、相談体制が整っているかなど、納得のいく塾を選ぶことが重要です。中学1年生時の塾選びは、その後の学習に大きな影響を与えるため、十分に検討しましょう。

中学2年生からの場合

中学2年生から塾に通うことは、自身の長所をさらに伸ばすための良い機会となります。この時期に得意な教科を確立することで、将来の学習にも好影響を与えるでしょう。

また、途中で授業についていけなくなった場合、そこで諦めずに塾に通い、遅れを取り戻したり、つまずいた科目を再度学び直したりすることも今後のためにとても重要です。塾は学習サポートの役割を果たし、遅れた内容を克服するのに役立ちます。

中学3年生からの場合

中学3年生になると、進路実現に向けて塾選びが重要な課題となります。

自身の苦手科目や不安要素がある場合、この時期に適切な指導を受けられる塾に通うことで、効率的な学力向上が期待できます。

特に中高一貫校の生徒は、高校進学前に指導を受けることで、学年全体の中で置いていかれるリスクを回避し、安定した成績を維持できるでしょう。成績別クラス編成のタイミングによっては、ここで中弛みを回避し成績を向上させることで、本来持つ能力通りのクラスに入ることができます。中学3年生の節目で、苦手教科に特化した塾選びを行うことが、進路目標の達成に向けた賢明な一歩となります。

私立中高一貫校生が塾に通うのがおすすめな理由4選

中高一貫校の生徒にとって、塾に通うことには大きなメリットがあります。

ここでは、塾のどのような点が学習を後押ししてくれるのか、詳しく見ていきましょう。

集中しやすい環境に身を置くことで勉強しやすくなる

自宅での学習には様々な要因で集中力が乱されがちですが、塾は静かで落ち着いた環境を提供し、効率的に勉強できます。特に自習室は、家などとは異なり、学習を邪魔するようなものが置かれていないため、着実に学習を進められる空間として好評です。

また、私立の中高一貫校の生徒にとって、塾は新しい視点に触れる場所でもあります。中高一貫校では同じ環境の中で6年間過ごすため、途中から惰性で過ごしてしまうようになるかもしれません。しかし、塾では様々な年齢や学校の生徒が集まり、それぞれ異なる経験や考え方を持っています。塾で新鮮な刺激を受けられることで、学習意欲が高まり、結果的に学習効果が最大化されるのです。

大学受験に向けて効率の良い勉強ができる

塾に通うことで、大学受験に向けて効果的に学習を進めることができます。

特に、東京大学や京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学などの難関大学や医学部を目指す場合は、大学入試がかなり厳しい競争になります。熾烈な戦いに勝ち残るには、早期からの対策が不可欠です。塾に通えば、難関大学や学部への合格に向けた攻略法を身につけることができます。高校までの学習範囲を塾で早くに終わらせ、苦手教科の対策をしたり、必要な問題演習をしたりする時間も十分に確保できます。

大学入試対策には早すぎるということはありません。早くから塾に通い、他の受験生に先んじて学習を深め、出題傾向に慣れることができれば、確実に大きな優位性につながります。

高校受験をする場合

私立の中高一貫校に通っていても、別の高校に進学する場合は高校受験が必要になります。

この場合、学校では高校受験対策を行なってくれないため、高校受験のノウハウを持つ塾で指導を受けるのが効果的でしょう。塾を利用することで、効率的な勉強法と自己管理を身につけられ、自信を持って受験に臨めます。

苦手科目・分野を質問しながら深く勉強できる

中高一貫校では、高度な内容の授業が速いペースで進むため、生徒が理解できないところが出てくることがあります。その分からないところが積み重なり、ある日突然、その教科が苦手だと気づく生徒が多くいます。それを尻目に、学校の授業はどんどん進んでいくため、学校の授業だけでは苦手分野への対策が遅れがちになる危険性があります。

塾に通うことで、この問題を解決できます。特に個別指導の塾では、生徒一人ひとりに合わせた指導を受けられるので、自分の学習状況を客観的に把握し、苦手分野で早期に対策を立てることができます。

学校の授業や定期テストに向けた勉強で内申対策もバッチリ

私立の中高一貫校に通う生徒にとって、塾の活用が推奨される大きな理由は、学校の授業内容や定期テストの対策になり、内申点の向上にも役立つことです

塾では、学校の教科書や進度に合わせた分かりやすい指導が行われ、授業についていけない部分や試験範囲の広さへの対応がしっかりとなされています。生徒一人ひとりの理解を深め、テストでの好成績を支援してくれます。

また、内申点が大切な推薦入試や、大学への内部進学を控える生徒にとって、塾通いは定期テストの成績向上につながり、内申点アップに貢献します。

私立中高一貫校生が塾に通う際に気をつけるべき点

私立の中高一貫校に通う生徒が塾に通う場合、いくつか注意が必要です。

公立校とのスケジュールや進度の違い、金銭的負担等、塾に通う際に注意すべきポイントを詳しく解説していきます。

忙しい毎日の中で通塾時間を確保できるか

私立中高一貫校の学生生活は多くの時間を勉強に費やし、濃密な授業と課題が多いため、自由に使える時間が限られています。

さらに、部活動に力を入れている学校や、高校受験がないことから中学3年での引退がない部活の多く、部活動の負担も大きくなるため、塾に通うとなると子供たちは時間的にゆとりのない生活を送ることになるでしょう。

親としては、子供が過度のストレスを感じずに効果的に学習できるよう、時間管理を含めた適切な塾の選択が求められます。子供たちが無理なく塾での学びを活用できるようにするために、バランスの取れた配慮が必要不可欠です。

学校と塾のダブルで金銭的な負担がかかる

私立の中高一貫校に通う生徒が塾に通うには、かなりの出費が見込まれます。

私立中学の高額な学費に加え、塾代も必要となると、無視できない金額になってきます。実際に、学習のための出費は、公立校の中学校2年生で約44万円、私立校の中学校2年生で約122万円と、まさに桁違いです。(出典:文部科学省「令和3年度 子どもの学習費調査 」)

したがって、塾代だけでなく、全体の家計を見渡して優先順位をつける必要があります。各家庭の事情に応じて、適切な判断を下すことが大切です。

学校と塾とで進度の調整が大変

一部の私立校では、公立校とは異なる教科書や進度で授業が行われています。そのため、塾の内容が学校の授業内容と異なると混乱を招く恐れがあります。

私立の中高一貫校に通われている方は、塾の教材が学校のカリキュラムや進度に合っているかを確認することが重要です。

私立中学生におすすめの塾20選

私立中学生の皆さんにとって、進路や学習目的に合った塾を見つけることは、学習の成果や進学の成功につながる重要なステップです。様々な特徴を持った塾が数多くありますので、自分に最適な塾を選ぶことをおすすめします。

大手の有名塾では、細かいスケジュール管理ができるのが魅力です。一方、個別指導塾は一人ひとりの弱点克服に重きを置いています。

多様な塾が存在しますので、皆さんの目標や学習ニーズに合った塾を選んでください。やる気と努力さえあれば、どの塾でも理想の進路を切り開くことができるはずです。

河合塾

河合塾は、中高一貫校生向けに3つの異なるコースを用意しており、生徒一人ひとりの目標や学習スタイルに合わせた学習プランを立てることができます。

河合塾は、質の高いコース内容と大学受験予備学習の実績から、信頼性の高い塾として定評があります。志望校や基礎学力に応じて最適なコースを選べる点が魅力で、効率的に大学受験に向けた学習が可能となっています。

中学グリーンコース

河合塾は大学受験に強い実績を持つ一方で、一貫校生向けの「中学グリーンコース」が大きな強みとなっています。このコースは河合塾独自のカリキュラムで、中学生に必要な学力の養成と併せて、大学受験まで一貫した教育を提供しています。

グリーンコースは全国の河合塾で開講されているため、どの地域に住む一貫校生でも最適なカリキュラムを受講可能です。一貫校生特有の学習スタイルに合わせた指導を通じて、大学入試に求められる知識・スキルを効率良く身につけることができます。

中学グリーンコースでは、大学受験に向けた総合力を養成しながら、一貫校生としての教養も深めていきます。河合塾の手厚いサポート体制と、一貫校生専用のカリキュラムが、中学生の大学受験準備を強力にバックアップします。

MEPLO

河合塾が提供する「MEPLO」コースは、中高一貫校生を対象に、東大現役合格を最大の目標とする特別なプログラムです。

このコースでは、教科の専門家である講師陣が分かりやすい授業を行うとともに、現役東大生がチューターとして学習計画の立案や日々の学習サポート、モチベーション維持の手助けをします。

さらに、少人数制の授業により一人ひとりに合わせたきめ細かな指導が行われ、生徒が潜在能力を最大限に発揮できる環境が整えられています。河合塾は、このようなサポート体制を通じて、中高一貫校生の東大現役合格を全力でバックアップしています。

K会

「K会」は、従来の塾とは一線を画す独自の形式を採用しています。無学年制のクラスで異なる学年の生徒が一緒に学び合うことで、互いに刺激を与え合いながら、それぞれの理解度に合わせて学習を進めることができます。

さらに、数学や英語といった主要科目だけでなく、情報科学や物理など多様な分野の科目を選択できるのが特徴です。大学レベルの高度な内容にも触れられ、通常の学校教育よりも一歩進んだ学びが可能です。

少人数制ながら幅広い知識を身につけられる環境を提供する「K会」は、主要科目はもちろん、専門的な分野にも熱心に取り組みたい生徒にとって最適な場となっています。

駿台中学部 大学受験コース

駿台中学部の大学受験コースは、中高一貫校の生徒を対象に、プロの講師陣による質の高い授業と手厚いサポート体制で、難関大学合格を全力でバックアップしています。

多様な科目からコースを選択でき、アカデミック数学のように、中学課程の早期修了も可能な高度な教育プログラムを用意しています。お茶の水や渋谷など都内に点在する教室では、自習スペースと進路相談の環境が整っています。実際、東京大学や早稲田大学をはじめ、国公立・私立の難関大学への多数の合格実績を誇っており、夢への第一歩を力強く後押しする存在となっています。

武田塾

武田塾は、従来の塾とは異なり、大学進学に特化した独自の学習スタイルを提供する塾です。講師による授業や問題演習はなく、生徒一人ひとりに具体的な課題が与えられます。生徒は自宅で課題に取り組み、通塾日にはテストを受けます。

次の単元に進むには一定の基準をクリアする必要があり、確実な理解と学力の習得を目指しています。費用は年間40万~50万程度と比較的高めですが、確実な学力向上を考えると、納得のいく金額かもしれません。

早稲田アカデミー

早稲田アカデミーは、中高生を対象に国内トップレベルの大学進学を目指す質の高い教育プログラムを提供しています。

中学生向けの「大学受験コース」と高校生向けの「大学受験部」では、生徒一人ひとりの学力と志望校に合わせてカリキュラムの進度や難易度を調整し、少人数制のクラスを設けることで、基礎学力の早期習得と受験対策に注力しています。また、保護者向けのイベントを定期的に開催し、受験情報を提供することで、家庭全体で効果的な進学支援ができる環境を整えています。

個別教室のトライ

トライは全国に650教室を展開し、1対1の個別指導が特徴的な塾です。この塾の最大の魅力は、生徒一人ひとりのペースに合わせて授業を進められることです。

さらに、AI学力診断を早期から導入しており、AIの力を活用して生徒一人ひとりの学力を精密に診断し、質の高いカリキュラムを作成しています。また、地域ごとの学校や受験情報に精通した「教育プランナー」がいるため、生徒にとって最適な教育プランを提供できます。

すべての教室には自習室が完備されており、生徒は開校時間内であれば自由に利用可能です。このように充実した環境が整っているトライは、自分自身の力で学び、成績を伸ばしたいと願う中高一貫校生に強くおすすめできる塾です。

東京個別指導学院

東京個別指導学院は、生徒一人ひとりに合わせてオーダーメイドのカリキュラムを提案し、パーソナライズされた学習体験を提供する塾です。都心の中高一貫校に通う生徒にも安心して利用できる環境を整えています。

入塾時のカウンセリングと学力テストで生徒の学習状況を詳しく把握し、そのデータに基づいて最適化された学習プランを作成します。授業の理解から定期テスト対策、さらには大学受験対策まで、幅広い学習サポートを行います。

講師陣は40人以上在籍しており、子どもの性格や相性に応じて講師を変更することも可能です。また、ベネッセグループに属しているため、最新の受験情報を常に得られるメリットがあります。

代々木個別指導学院

代々木個別指導学院では、生徒一人ひとりの個性と可能性を大切にし、「認める」「ほめる」「励ます」ことを教育の基本姿勢としています。

専門性と人間性を兼ね備えた教職員が真剣に向き合い、自主性を伸ばしながら、考える力や目標達成力を養成します。進度に応じた効率的な学習法を提供し、「リターン学習法」で理解の定着を図り、「反復学習システム」で確実な理解を促します。

こうした独自の指導方法により、自分のペースで、かつ効果的に学習を進められるよう努めています。

個別指導のアプロット

アプロットは、経験豊富な講師によるマンツーマン指導を特長とする個別指導塾です。生徒一人ひとりのペースに合わせた学習が可能で、進度の異なる指導にも対応できます。

中高一貫校に特化したカリキュラムを設け、テスト後には生徒と向き合い、課題を見つけ、解決策や学習計画を一緒に立てることを重視しています。

さらに、「四天王寺コース」や「清風コース」など、特定の学校に特化したコースもあり、その学校のカリキュラムに基づいた授業や先取り学習が可能です。一人の生徒に対して4人の担任が付き、学習管理から受験対策、保護者対応まで、きめ細かく丁寧に対応します。アプロットは豊富な教育内容と高い指導力で、中学生の学びを徹底的にサポートする塾です。

アーガス進学会

アーガス進学会は、独自の「スーパー飛び級学習」方式を取り入れた個別指導塾です。

小学生から高校生まで、一人ひとりの進度に合わせて柔軟に学習を進められるのが特徴です。進度によっては、中学3年生の段階で、すでに難関国立大学受験に対応できる実力を身につけることができます。中高一貫校の生徒でも、より高度な学習を希望する場合に対応できるカリキュラムが用意されています。

授業では、一人の生徒に対して二人の教員がつき、一人が授業を行い、もう一人が生徒の理解度をチェックする二段階指導方式を採用しています。教材作成においても、生徒一人ひとりの能力と進度に合わせてカリキュラムが作成されます。学校のプリント教材なども取り入れられ、様々な学習スタイルに対応できるため、生徒が自分のペースで効率的に学習を進めることが可能となっています。

個別指導スクールIE

「個別指導スクールIE」は、生徒一人一人に合わせてカスタマイズされた指導を行う塾として注目されています。授業内容、講師、テキストなど、すべてが生徒のニーズに細かく対応する仕組みが特長です。

特に私立中学生にとっては、学校ごとに異なるカリキュラムや進度、個々の課題に応じた指導が必要不可欠です。「個別指導スクールIE」はオーダーメイド指導を実現できる最適な塾と言えるでしょう。

生徒一人一人の課題を明確にするための独自の診断ツールを活用し、客観的に学習計画を立てます。さらに、通塾曜日や時間帯を自由に選択できるため、他の習い事との両立も可能です。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS

「中だるみ中高一貫校生の専門塾」を掲げる個別指導塾WAYSは、一貫校生特有の「授業進度が早くてついていけない」「苦手科目ができてしまい、その先の学習が進まない」といった課題に精通した講師が、1対1の長時間授業で、学習のペースや苦手科目への対策を行います。

自宅学習は不要で、授業中に学習を完結させられるのが大きな利点です。一貫校向けの教材を使い、定期テストに直結した指導で確実な学力アップをサポートします。

大学受験ディアロ

「大学受験ディアロ」は自主的な学びを深める個別指導塾として役立ちます。

というのも、ディアロでは生徒自身が学んだ内容を講師に説明するユニークな方式が取り入れられています。自分の言葉で知識を表現することで、本当の理解と問題解決力が身に付きます。

授業は、生徒自身がプレゼンテーションを行い、その後講師と対話しながら学習内容を深めていくという流れで進んでいきます。説明やディスカッションを通して常に脳を活性化させながら、自発的に学ぶ喜びを味わえるはずです。

鉄緑会

鉄緑会は、東京大学進学を目指す中学生向けの専門塾です。東京大学卒の講師陣が中心となり、在学生や大学院生も加わって切磋琢磨する環境を提供しています。

代々木の本部校では、東京大学現役合格を目指した徹底した指導が行われています。本部校での対象は主に開成、桜蔭、筑駒など指定の進学校の生徒ですが、選抜試験をクリアすれば他校の生徒も本部校に通えます。

鉄緑会の合格実績は素晴らしく、2024年度には、本部校だけで東京大学482名、国公立医学部383名、京都大学35名、慶應医学部94名など、難関大学への多数の合格者を出しています。

研伸館プライベートスクール

研伸館プライベートスクールは、難関大学合格を目指す中高生向けの個別指導型の塾です。中高一貫校から難関大学に合格した経験豊富な講師陣が、生徒一人ひとりに合わせて丁寧に指導します。1対1または1対2の少人数制で、科目の補強や受講回数の調整が可能です。定期試験対策の補習制度も用意されています。

最新のAI教材を活用し、推薦入試や総合型選抜などさまざまなコースが用意されているのも魅力です。経験豊富な講師陣と先端の教育システムが融合し、受験生の集中した学びを全力でサポートしています。

SEG

科学的教育グループ(SEG)は、新宿に本拠を置く実力派の学習塾として知られています。理数科目が特に強く、優れた教育経験を持つ講師陣とネイティブ講師が在籍しています。国内外の難関大学への合格実績が抜群で、卒業生が様々な分野で活躍しています。

数学の授業ではあえて解の公式を使わず、まずは数学の面白さを伝えるといったような独自のアプローチを取り入れています。適度な宿題と自主学習を通じて理解を深め、月に一度の「数学Extreme」イベントで応用力や発想力、表現力を鍛えます。

英語教育では多読・多聴を重視し、英語を英語として理解する力を養成します。英語多読コースでは、ネイティブ講師による実践的な文法・会話指導も行われています。

Gnoble

大学受験のための質の高い指導を提供する大手予備校グノーブルは、新宿、渋谷、お茶の水、自由が丘に教室を設けています。授業は生徒との対話を重視した活気あるスタイルで、一人ひとりの理解を深めることを目指しています。また、授業外でも個別に添削指導を行い、きめ細かいサポートを心がけています。

クラスは学力別に10〜30名程度の少人数編成となっており、宿題の量も適度に抑えられているため、学校とのバランスもとりやすいでしょう。自習室の利用や独自の英語教材によって、さらなる学力向上を図ることができます。

実際、グノーブルからは東京大学合格者104名、京都大学21名、一橋大学23名、東京工業大学17名など、毎年多数の合格者を国公立大学や医学部、難関私立に送り出しています。

J PREP

J PREPは、話す、書く、聞く、読む、考えるという5つの英語力を総合的に伸ばすことを目指す塾です。国内外の難関大学への合格実績が評価されており、英語だけでなく数学も学べるコースを用意しています。

個別指導に近い少人数クラスで、ネイティブ講師と日本人講師がタッグを組んで授業を行います。家庭学習の課題や動画教材、アプリなども活用しながら、効率的な学習を支援します。独自の学習システムも導入されており、生徒一人ひとりの学習意欲を引き出す質の高い環境が整っています。渋谷や自由が丘、吉祥寺などの教室で授業が行われています。

平岡塾

渋谷に本拠を置く平岡塾は、名門中高一貫校の生徒を対象とした集団指導形式の英語指導で知られています。実力派の講師陣と効果的なカリキュラムにより、難関大学合格実績が非常に高く評価されています。

音声と文法を重視した英語指導が行われ、毎回宿題が出されます。さらに、ネイティブ講師による授業も設けられ、生徒の英語力向上を徹底的にサポートしています。

平岡塾の英語学習に対する姿勢は真剣そのものです。レベルの高さと課題の多さから、平岡塾のために家庭教師を雇う生徒もいるほどです。医学部や最難関大学、またその先のための英語力を身につけたい生徒にとって、平岡塾は最高の英語指導を提供する存在となっています。

創英ゼミナール

創英ゼミナールは、首都圏で最大規模の個別指導塾です。高校生向けに、基礎から難関大学受験まで幅広いコースを用意しています。弱点克服や学校の内容の定着を目指す「弱点克服基本コース」、大学受験に必要な実力を養成する「大学進学ベーシックコース」と「大学進学アドバンスコース」の3つがあります。5教科全てに対応しているため、様々な科目の学習が可能です。

弱点克服基本コースでは、部活動との両立や苦手科目の克服、学校の授業内容の定着などに重点を置いたカリキュラムが組まれています。一方、大学進学コースでは、難関大学受験に向けた高度な内容を扱います。定期テストから入試対策まで一貫した指導を行い、映像授業も併用しながら確実な学力アップを目指します。

また、創英ゼミナールでは高校別の定期テスト対策もできるため、内申点アップにも役立ちます。

アイ・シー・イー私立専門塾

アイ・シー・イー私立専門塾は、私立中高一貫校の生徒専用の学習塾です。将来の教育環境に備え、生徒の進学を支援しています。中高生向けのコースでは、私立校の授業内容やテキストに合わせたカリキュラムを提供しているため、学校の授業の理解が深まり、定期テストの対策も万全です。

様々な講座が用意されており、特に小論文の書き方を学びたい生徒に人気の「アカデミー小論文講座」があります。また、英語、数学、国語、理科の各科目の学力向上と試験対策に役立つ「定期試験対策講座」では、実力アップが実感できます。

アイ・シー・イー私立専門塾では、学校の授業と連携したカリキュラム、丁寧な指導体制が整っているため、私立中高一貫校の生徒にとって最適な学習環境を提供しているといえるでしょう。

金銭的・時間的に通塾が厳しい学生には通信教育がおすすめ

時間やお金の制約があっても、学習量を最大限確保し、学力を伸ばす方法は存在します。

おすすめなのは、通信教育です。通信教育は、家で学習できるため、交通費や移動時間を気にする必要がありません。また、インターネットの進化により、ビデオや音声などのマルチメディア教材が増え、より理解を深めやすくなっているほか、教材費・人件費の削減に繋がり、塾と比べて安価に受講することが可能となっています。

自己管理能力は必要となりますが、自分のペースで進め方や学習時間を調整できるため、自分にとって最適なスケジュールでの学習が可能です。通塾が難しい学生にとって、通信教育は知識・スキルを身につける有効な選択肢となります。自分に合った学習方法を見つけ、無理なく学び続けることが重要です。

通信教育のメリット

通信教育には、時間の自由度、費用面での優位性、通学時間の削減、全国のプロ教師の講義が受けられるといった多くのメリットがあります。

好きな時間に授業を受けることができる

通信教育では、特定の曜日時間に固定されることがないので、部活動が終わった後や休日、朝学校に行く前など、自分にとって最も都合の良い時間帯で授業を進めることができます。そのため、学業と課外活動の両立が容易になります。

費用が比較的安い

通信教育は物理的な教室を必要としないため、運営コストが低く、その分受講料も安く抑えられることが多いです。塾の場合、教室の維持費や設備費、講師の人件費がかかり、それが受講料に反映されますが、通信教育はこれらのコストを削減できるため、同じ内容の授業をより安価に提供することが可能です

移動の手間がない

通信教育は自宅で受けることができるため、塾に通うための移動時間や交通費がかかりません。そのため、生徒は移動に費やす時間を勉強や他の活動に充てることができ、効率的な時間の使い方が可能になります。特に、地方や交通の便が悪い地域に住む生徒にとって、通信教育によって移動の負担なく授業を受けることができるのは大きな魅力でしょう。

全国どこでもプロの教師による授業を受けることができる

通信教育では、全国どこにいてもオンラインでプロの教師による授業を受けることができます。これは、地域に関係なく質の高い教育を受けられるという点で非常に大きな利点です。

地方では優れた教師の数が限られていることが多いですが、通信教育ならそのような制約がなく、どの地域の生徒も平等に良質な教育機会を得ることができます。

私立中学生が塾に通うかについてまとめ

中高一貫校に通う私立中学生が塾に通うかどうかは、個人の学習成績、勉強に対する意欲、そして自分で計画を立てて実行できる能力によって異なります。

塾は勉強を助けてくれますが、必ずしも必要ではありません。塾に通い始めるタイミングは、学校の授業に遅れないよう、自分の必要性と自己管理能力の向上を考えて、適切に選択しましょう。

また、塾が負担となりすぎないように配慮し、状況に応じて通信教育の利用も賢く検討しましょう。