30代後半の転職を成功させるポイントは?男女別のコツや注意点・再就職の方法も解説
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30代後半での転職は、経験やスキルを活かせる反面、年齢的なハードルや条件面での制約が気になるところです。実際、多くの方が「35歳を超えると転職は難しい」という不安を抱えているのが現状です。
しかし、近年の転職市場では30代後半でも積極採用する企業が増加しており、むしろ即戦力としての評価が高まっているケースも少なくありません。特に、マネジメント経験やプロジェクトリーダーとしての実績は、この年代ならではの強みとなります。
本記事では、30代後半の転職を成功に導くための具体的なポイントを、男女別の特徴や注意点とともに詳しく解説します。「最後の転職」を確実なものにするための戦略が分かります。
30代後半の転職の実態は?
30代後半での転職を成功させるに、まずは具体的な転職実績や傾向を知っておきましょう。
ここではまず、30代後半での転職の実態を紹介していきます。
30代後半の転職者は増加中?
30代後半の転職者数は増加傾向にあります。それは人材協が発表している「職業紹介会社大手3社 2023年度上期転職紹介実績」を見ても明らかです。
以下ではそのデータを紹介しますが、これは2019~2023年における36〜40歳の転職者数を表しています。
転職者の数 | |
2019年 | 41,894 |
2020年 | 34,983 |
2021年 | 37,843 |
2022年 | 50,165 |
2023年 | 61,742 |
上記の通り、30代後半の転職者数はかなりのペースで増加中です。
年齢が上がるほど求人数は減る
続いては厚生労働省が発表している「年齢別有効求人倍率の推移(2019年4月)」のデータを見てみましょう。
なお、有効求人倍率とは、求職者一人あたりに対する求人数(アルバイトなどのパートタイムを含む)のことです。有効求人倍率が高ければ、求人数が多い、つまり職が探しやすいと言えます。
年齢 | 求人倍率 |
25〜34 | 1.20 |
35〜44 | 1.04 |
45〜54 | 0.76 |
上記の通り、年齢が上がるにつれて、有効求人倍率は下がっていきます。
中途採用をする企業は増加傾向!
30代後半に限らず、昨今は全体として転職者数が増加傾向にあります。
昔は当たり前だった新卒で入社した会社で定年まで勤め上げるという風潮が弱まりつつあり、現在では定年までに何度が転職をすることも普通です。
転職者が増えると共に、中途採用をする企業の数も多くなっており、転職者には追い風が吹いている状況だと言えるでしょう。
30代後半の転職はうまくいかない?
30代後半で転職するのは実際難しいのでしょうか?以下ではその可能性について解説していきます。
30代前半と後半では難易度が異なる?
30代前半と30代後半では、転職の際に求められる能力やステータスが異なります。
10年ほど社会人経験を積んだ30代前半に対しては、それまでにどんな成果を挙げてきたかや、どんな工夫をしてきたかなどが評価されることが多いです。
一方で30代後半の転職者には、マネジメント経験など、組織の中心となって活躍できるだけの資質があるかどうかが見られます。
転職における「35歳限界説」は本当?
転職における「35歳限界説」もありましたが、それは昔の話で、現在の転職市場には当てはまりません。
2024年にdodaが行った調査によると、転職者の平均年齢は2008年には28.9歳でしたが、2023年には32.4歳まで上昇しています。
全体として転職者の年齢が上がってきているので、企業の30代後半に対する見方も変化してきているでしょう。
また有効求人倍率は年齢と共に低くなってきますが、転職希望者数もまた減っていくので、年齢が上がったとしても転職の難易度が格段に上がるということはありません。
「35歳限界説」が無くなった要因
現在は転職における「35歳限界説」は無くなったと考えて差し支えありません。30代後半の中途採用は増えています。
その要因としては、少子高齢化によって日本が全体的に人手不足になっているということが挙げられます。
また後述する転職エージェントや転職サイトをはじめとする転職サービスが発展したことによって、転職への意識が触発されるようになったという理由もあるでしょう。
なお、少子高齢化の影響もあるでしょうが、社員の数は十分に足りていても、戦力的には不十分であるという企業は実に多いです。
そうした企業は管理職や幹部クラスなどの主戦力を、中途採用で補おうと考えるので、30代後半の方々にも大いにチャンスがあります。
年齢相応のスキル・経験があれば不利ではない
30代後半の転職希望者の約80%は、年齢が不利に働くと考えているようですが、実際に転職した際に不利を感じた人は53%であるというデータもあります。
つまり30代後半の人たちがイメージしているほど、年齢によるビハインドはないということです。
経験やスキルに加えて、部下や後輩を上手に動かせるマネジメントスキルがあれば、問題なく転職できるという意見もあります。
また企業も35歳以下と36歳以上を明確に区別しているわけではないので、年齢は目安程度に考えておくのが良いでしょう。
未経験業種への転職は厳しいの?
30代後半での転職を成功させるには多くの壁を乗り越えなければなりませんが、その中でも未経験業種への転職はより深い注意が必要です。
ここからは30代後半の方が未経験の業種・職種に転職することについて解説します。
「未経験」転職は業界ごとに入りやすさが違う?
未経験者の転職のしやすさは、業界によって異なります。以下では業種別の主な特徴を紹介しているので、自身の経験やスキルの比較対象として参考にしてみてください。
IT業界
IT業界は専門知識がなければ働けないようなイメージがあるでしょうが、実際には未経験者にもチャンスはあります。
IT業界は目下急速に拡大中であり、有効求人倍率が7倍に届きそうなほど人手不足に陥っているからです。
専門知識が不要な職種に関する募集もたくさんあります。
医療系
医療系の業界は、医師や看護師など国家資格がないと働けない職種も多いですが、医療事務や医療機器関連の仕事など、未経験者を積極雇用する職種もそれなりにあります。
また介護・福祉業界は高齢化の影響でニーズが急拡大しており、こちらも人材不足です。無資格で働くことができ、働きながら資格を取る人が多いので、未経験者にもおすすめできます。
メーカー
例えば、工場で製造の作業員として勤務するのであれば、特別なスキルは要らないので、未経験者でもすぐに即戦力になることができます。
また大手メーカーにはホワイトな企業が多いので、健全なライフワークバランスを希望する方にも良いでしょう。
金融
金融業には専門的な知識やスキルが多分に必要なので、金融業界内での転職が目立ちます。そのため、未経験者は不利と言えるでしょう。
しかし、アクチュアリーなどの有資格や数学的な能力が突出して高い人、エンジニアなどは業界未経験でもポジションをもらえる可能性があります。
運輸業界
オンラインショッピングが急速に普及したので、運輸業界も人手不足に陥っています。
大型免許があれば良いですが、普通免許で運転できるトラックなどもあるので、運転が好きな人にはおすすめです。
サービス業
飲食業やホテル業を中心に、サービス業も求人がたくさんあります。
また学生時代にサービス業のアルバイトをした経験がある人は多いでしょうが、転職ではその経験を活かせるのでおすすめです。
異業界・異職種への転職はどう?
同じ「未経験転職」でも、異業界への転職と異職種への転職では難易度が異なります。
異業界の転職について
職種が同じであれば、異業種への転職であっても、それまでのスキルや経験をある程度活かせるので比較的転職しやすいです。
ただし、もちろん難しい場合もあります。例えば、営業職なら業界が変われば扱うサービスや商品も変わるわけですが、金融商品などはすぐには取り扱えないでしょう。
異職種の転職について
エンジニアから経理になるというような異業種への転職はなかなかハードルが高いです。
しかし、新しい資格を取るなどすれば、可能性は十分にあります。例えば、税理士や公認会計士の資格を取って、会計事務所に転職するというような場合です。
一方でスキルや資格が全くない状態で、30代後半から未経験職種に挑戦するのは無謀だと言えるでしょう。
30代後半の転職者で失敗してしまう人の特徴
30代後半での転職は誰もが成功をつかむことができる訳ではなく、失敗してしまう人には良くみられる特徴があります。
以下では、それらの特徴を詳しく紹介していきます。
考え方に柔軟性がない
特に30代後半まで一度も転職したことがない場合は、1つの企業の勤務経験が長いため、かなりその企業に染まっています。
そのため、給与体系や社風、仕事のやり方など、あらゆる面において固定観念が形成されているはずです。
しかし、凝り固まっていると転職先の文化を受け入れられませんし、柔軟性がない人材は面接でも敬遠されてしまいます。
希望条件の優先順位がつけられない
給与や働き方、勤務地、仕事へのやりがいなど、職場の良し悪しを判断する要素は色々あります。
転職の際は全ての要素で理想を叶えられれば良いですが、現実的にそれは難しいので、どこかで妥協しなければなりません。
前職で最も不満だった要素は外せないとして、その他の要素でどれを大切にするのか、優先順位をしっかり決めておくのが良いでしょう。
転職には妥協点も必要
上述の通り、転職活動には妥協も必要です。「100点満点の会社にしか転職しない!」というような方は珍しいでしょうが、高望みしすぎると転職活動が停滞する原因となってしまいます。
また妥協しすぎて失敗する可能性もあるので注意してください。優先順位を明確にし、妥協すべきところを妥協することが大切です。
転職したい理由が明確でない
転職したい理由が明確であればあるほど、転職には成功しやすくなります。
よって漠然と転職したいと考えている人は、現状の不満や理想などを書き出してみるのが良いでしょう。
目的のない転職による失敗例
37歳のAさんは、「もっとやりがいのある仕事をしたい」という漠然な気持ちで転職活動を始めましたが、仕事を続けながらの転職活動は思いの外大変でした。
求人の検索や自己PRの考案、書類作成、日程調整などを全て一人でやらねばならず、さらに仕事を休みたくないというAさんは土日だけを転職活動に当てていたので全く捗りません。
とうとう面倒になったAさんは、「1回の面接で採用」という触れ込みの企業に応募し、内定をもらいました。
しかし、条件面をしっかり確認していなかったこともあって、現在Aさんは「どうして転職したんだろう」という心持ちで働いています。
市場価値ベースで年収を調べていない
年収の相場は、それまでのキャリアや経験、スキルなどの市場価値によって大体決まっています。
「年収が低すぎる!」という理由で転職する人は多いですが、自分の市場価値を考えると相応の金額であるということもまた多いです。
給与の高低は自身の市場価値も踏まえて判断しないと、転職によって収入が落ちてしまう可能性もあるので注意しましょう。
キャリアの目標が立てられていない
キャリアの転換期にある40歳前後の方々にとって、新たな職場への移行は慎重に検討すべき重要な決断です。
採用面接では、志望動機だけでなく、「当社でどのようにスキルを磨き、どんな未来を描いているか」といった質問が投げかけられることが少なくありません。
これらの質問に対し、明確なビジョンや具体的な計画がないまま曖昧な返答をすると、自己理解が不十分であったり、仕事への情熱が欠如しているといったネガティブな印象を与えかねません。
そのため、転職活動を始める前に、まず自身の長期的なキャリア目標を明確にし、その実現に向けた戦略的なステップとして今回の転職を位置づけることが重要です。
【必読】30代後半の転職での注意点は?
30代後半での転職成功を確実なものとするためには、以下の点について注意しましょう。
長期的な視点をもつ
長期的な視点を持つということは、今後の業界や社会全体の動向を予想したり、転職先の候補である各企業でどんなスキルを身に付けられるのかを考えることなどを指します。
20代や30代前半の転職でも、そのように先を見据えることは大切ですが、定年までの期間がより短い30代後半なら尚更です。
また30代後半の転職では、「これを最後の転職にしよう!」という意気込みも大切になります。
年収が上がるとは限らない?
転職によって年収が上がるとは限りません。
異業種へ転職する場合は業界によって年収の相場が異なることもありますし、未経験の職種に転職するなら年収が下がることもあるでしょう。
なお、ヘッドハンティングの場合は、ご自身のスキルや経験を必要とする企業からオファーをもらうため、年収アップが期待できます。
同期・上司が年下で、人間関係が難しいことも
30代後半の転職では、新しい同期が全員年下というケースも十分にあり得ます。
また上司が年下であり、お互い敬語の使い方がぎこちなくなってしまうということもあるでしょう。
そうしたことが大きなトラブルに繋がることはまずないでしょうが、年下との人間関係に苦労することはあるはずです。
求人の年齢制限があること
求人に年齢制限を設けることは法律で禁止されていますが、長期勤続によって若手のキャリア形成を促進するという観点から「35歳未満の方を募集」などの制限は認められています。
また特定の職種において人員が足りない場合は、「40〜49歳の方を募集」といった年齢制限も可能です。
よってそうした年齢制限にも注目して、ご自身に適した求人を探すのが良いでしょう。
転職サイトだけを見て決める
転職サイトは登録すれば簡単に求人の検索や応募ができるので便利です。
しかし、転職サイトに載っている求人は「公開求人」と呼ばれ、条件や待遇なのがあまり良くないものもあります。
一方で転職エージェントは、クオリティの高い「非公開求人」というのを保有しており、それは転職サイトには載っていません。
そのため、より良い転職先を見つけるには、転職エージェントの非公開求人も含めて検討するのが賢明です。
30代後半で転職を成功させるポイント・コツ4選
ここからは30代後半で転職を成功させるために意識しておくべきポイントやコツをお伝えしていきます。
これらの点をしっかりと抑え、転職成功の可能性をさらに高めていきましょう。
リーダーシップを取る経験を積む
組織やチームをまとめられるリーダーシップは、30代後半の転職では非常に評価されます。
自分自身が活躍することももちろん大事ですが、組織全体を俯瞰することも会社の中枢には必要です。
30代後半は入社後に何かしらの役割を任せるつもりで採用されるので、リーダーシップやマネジメントスキルのある人材の方が魅力的に映ります。
自信と熱意を持って面接に挑む
30代後半以上の転職者にありがちなのが、不採用となった時に「年齢のせいで採用されなかった」と落ち込んでしまうことです。
しかし、単純に会社が求める人材像と自分のスキルや経験が合わないことによって不採用となる場合もあります。
逆にスキルや経験が評価されれば、年齢に関係なく採用されるはずなので、自信を持って転職活動を続けることが肝心です。
選考通過しやすい職務経歴書の書き方を意識
書類選考をなかなか突破できないという場合は、書類の書き方が良くない可能性が高いです。
第一にはっきりと見やすい字で書けているかを確認しましょう。
また職務経歴書に関しては、経歴をただ羅列するだけでは良いアピールにはなりません。それぞれの成果をプロセスも含めて詳しく記載するのが良いでしょう。
転職エージェントに登録して求人の幅を増やす!
先述した通り、求人案件には公開求人と非公開求人の2種類がありますが、後者に関しては転職エージェントでしか見られません。
そのため、幅広く求人を探したいなら転職エージェントに登録すべきです。
また転職サイトでは「よくわからない」との理由で飛ばしてしまう求人もあるでしょうから、自分に合った案件を見落としてしまう可能性もあります。
転職エージェントなら、プロのキャリアアドバイザーが求人探しを代行してくれるので、そのような心配はありません。
30代後半男性が転職前に準備するべきこと
男性と女性の間では生活の違いに応じて理想とする職業も異なってきます。まず30代後半の男性が転職をするなら、事前に以下のような準備をしておくべきです。
業界分析・自己分析を怠らない
高年齢の転職はハードルが高いことを考慮すると、30代後半から何度も転職するというのは現実的ではありません。
そのため、キャリアの締め括りや老後のことも見据えつつ、地に足をつけた転職活動を行う必要があります。
よって30代後半の男性は、業界分析や自己分析をより入念に行うのが良いでしょう。
どんな職務経験があるかを棚卸し
自己分析の際は、自分にとっての仕事のやりがいや幸せなどを考えることも大切ですが、これまでの職務経験という観点から考察することも重要です。
特に30代後半からの転職では、リーダーシップやマネジメント経験などが評価されるので、自分の経歴の中からそうした要素を見つけるのが良いでしょう。
また異業種・異職種の転職を希望する場合は、これまでの経験から何か活かせるポイントを見つけることで、転職を有利に進めることができます。
給与・待遇などの福利厚生を確認
家庭がある場合は、給与は上がっても待遇が悪くなれば、家族から反対される可能性があります。逆に年収が多少下がったとしても、福利厚生が充実していれば、喜ばれることもあるでしょう。
よって給与だけでなく、残業の有無や有給消化率、社風なども幅広く比較・検討して転職先を選ぶのがおすすめです。
なお、それらの情報を調べる際は、社員や元社員によるレビューが載っている口コミサイトを見るのが良いでしょう。
30代後半の女性が転職で気を付けたいポイント
続いては30代後半の女性が、転職・再就職する際に気を付けるべきポイントを紹介します。
正社員・派遣社員など雇用形態の希望
30代後半の女性であれば、家庭の事情で正社員として転職・再就職するのは難しいという場合もあるでしょう。
その場合は、派遣社員や契約社員、パート・アルバイトなどの雇用形態から選ぶという手があります。
また正社員でもフレキシブルな働き方ができるなら、仕事と家事や育児を両立できるでしょう。
さらに確固たるスキルがあるエンジニアなどには、フリーランスに転身するという選択肢もあります。
女性が注意すべき企業・求人の特徴は?
第一に女性が活躍するイメージができない企業は避けるべきです。
特にキャリアアップや出世を目指す方は、女性の活躍が推進されている環境なのかや、女性の働きやすさが考慮されているかなどを確認するのが良いでしょう。
なお、女性向きであることをアピールしている企業が、実際には女性を正社員雇用していないというケースもあるので注意してください。
常に求人が出ている企業も注意
一つのサイトに同じ会社の求人がいくつもある(長期間にわたって求人が掲載され続けている)場合は、募集には慎重になるのが良いでしょう。
また多数のサイトにまたがって求人が掲載されている場合も同様です。
それらの場合は、激務などを理由に離職率が高く、人手不足に陥っている会社の可能性があります。
男女比や平均年齢も確認しておくべき
30代後半の女性が転職・再就職する際には、志望する企業の男女比や平均年齢にも注目するのが良いでしょう。
女性があまりにも少ない職場や若手ばかりの職場では、体力的な面で周りについていくのが大変な可能性があります。
また結婚や出産など、女性特有のイベントに理解が得られない恐れもあるので、同世代以上の女性がそれなりにいる会社を選ぶのが無難です。
特に管理職などに女性が就いている企業なら、女性が働きやすい会社である可能性が高いでしょう。
30代後半の女性がアピールすべきこと
コミュニケーション能力に長けており、話しやすい雰囲気であると思われることは大切です。
面接においては、それまでの経験を話す時にはハキハキと、それ以外の話題の時に物腰柔らかに話すことを意識すると良いでしょう。
また育休制度の充実をはじめ、転職先への強い希望がある場合でも、それを全面的に押し出すことはおすすめできません。
「自己主張が強すぎる」「空気が読めない」などのネガティブな印象を与えかねないので、希望はやんわりと伝えるように心がけましょう。
転職でよくある質問4選
ここからは2024年にリクルートエージェントが実施した調査を参考に、転職活動に関するQ&Aを紹介します。
なお、各項目の冒頭には、転職希望者と転職経験者の回答をそれぞれ記載しているので、両者の違いに注目してみてください。回答者は全て30代後半の男女です。
転職活動期間は長くかかる?
転職希望者:70%が「転職活動期間は長いと思う」と回答
転職経験者:65%が「3ヶ月以内で完了」と回答
多くの転職希望者は転職活動が長期に及ぶと考えていますが、実際には3ヶ月以内で完了するケースが多数です。ただし、慎重に進めるために意図的に時間をかける場合もあります。
年収は下がるの?
転職希望者:28%が「上がると思う」、34%が「下がると思う」と回答
転職経験者:50%が「年収が低下」と回答
転職後の年収が低下することを予測している転職希望者の方が多いですが、実際に年収が低下した転職経験者は多く存在します。
一方で仕事の充実感やワークライフバランスの改善を重視することも必要なので、優先順位を自分の中ではっきりさせるのが良いでしょう。
転職後の人間関係は円滑?
転職希望者:65%が「うまくやっていけると思う」と回答
転職経験者:55%が「うまくいっている」と回答
転職希望者は人間関係に楽観的な傾向がありますが、実際にはドライな状況が多く、特に年下の上司との関係がうまくいかないケースも一部あります。ただし深刻な問題に発展するケースは少ないです。
家族の反対はある?
転職希望者:45%が「転職に賛成されると思う」と回答
転職経験者:70%が「賛成してもらった」と回答
転職希望者は家族からの賛同を得ることを期待しており、実際には多くの転職経験者が家族からの支持を得ています。
家族との事前の話し合いが円滑な転職活動を進める鍵となるので、欠かさず相談するようにしましょう。
30代後半転職者に企業が求めるものは?
多くの企業は30代後半の転職者に対して即戦力性を求めていますが、即戦力をもたらす具体的なスキルは何なのでしょうか。
マネジメント能力・経験
30代後半になれば、知識や経験を有していることや自分自身が日々成長を続けられることは当然で、それに加えてマネジメントスキルが求められます。
自分の仕事だけでなく周囲の状況にも気を配って、部下に指示を出したり、チームの士気を高めるような声かけをしたりできる資質が必要です。
マネジメントに長けた人材を確保できれば、企業の組織力は高まるので、その後の躍進が期待できます。特に中小企業は、その効果を狙って管理職候補を中途採用するケースが多いです。
資格は求められるの?
30代後半の転職においては、資格はそれほど重要ではありません。
資格の内容と企業の業務内容がぴったりと合致することは珍しいですし、確固たるスキルや経験がありさえすれば、そもそも資格は不要だからです。
税理士や公認会計士などの士業資格はともかく、一般的な資格に関しては、無理して取得する必要はないでしょう。
英語力はあるに越したことはない
転職・再就職に際する絶対条件とは言えませんが、昨今は海外進出を果たす日本企業が増えてきているので、英語力があれば転職市場では一定の評価を得られます。
そのため、働きながらTOEICなどに挑戦するのも良いでしょう。しかし、国内で働くのであれば、英語を使う業務と使わない業務では、後者の方が圧倒的に多いです。
よってグローバルな志向がないのであれば、英語力は必要がありません。英語を全く必要としない業種・職種の転職・再就職において、TOEICや英検が役に立つことはないでしょう。
新規事業の立ち上げの一員になるか
立ち上げた新規事業に、中途採用した人員を加えるというケースはよくあります。
その人員が持っている他企業や他業種のノウハウを、事業の推進に活かせるからです。また数としてはそれほど多くないものの、中小企業なら管理職に就ける可能性もあります。
新卒を管理職まで育て上げるのは大変なので、管理職に適した人材を中途採用した方が効率的な場合もあるのです。
抜けた人材の補充として適切か
転職と退職は表裏一体であるため、中途採用で有能な人材を雇用する企業もあれば、主戦力の社員が辞めてしまう企業もあります。
後者のような企業は、主戦力であった旧社員に代わる人材を確保しなくてはなりません。なお、そのような企業に転職するには、前任者と同等かそれ以上のスキルや経験を持っていることが望ましいです。
その会社に関する知識や経験はないわけなので、前任者よりも優れていないと、すぐに穴を埋めることはできません。
人脈
30代後半の転職者を採用する際、企業が注目するのは転職者の総合的な能力です。その中でも人脈は確かに重要な要素の一つです。
業界内の強固な繋がりや多様な分野にまたがる人脈は、企業にとって新たなビジネスチャンスや協力関係を生み出す可能性があるため高く評価されます。
しかし、人脈だけでは不十分なので、人脈を効果的に活用できる能力とそれを補完するマネジメント力や経験も蓄えておくようにしましょう。
30代後半の転職成功者が意識したこと
続いては、30代後半の転職成功者が転職活動にあたり実際に意識したことを紹介します。
人生のキャリアプランを考えてから活動
30代後半になると、その後の人生で何度も転職を繰り返すことは厳しいと言えます。
30代後半のうちはまだ大丈夫ですが、40代以降になると同業種・同職種以外の転職は難しくなるので、慎重にならざるを得ません。
よって30代後半の転職で、定年まで働き続けられるような職場を見つけることが理想的だと言えます。
冷静な判断力と熱意のアピールを両立
転職する上では、あらゆる場面で冷静な判断が必要ですが、「冷静で理知的」という印象が強すぎると、熱意や人間味をアピールすることが難しくなります。
そのため、冷静な自己分析だけでなく、「○○を実現したい!」「□□を大事にして働きたい!」などの気持ちも大事にするのが良いでしょう。
冷静さと熱意の両方が採用担当者に伝われば、選考の上では有利に働くはずです。
転職活動期間を設定する
「半年経っても決まらなければ、一旦中止する」など、事前に転職活動の期間を決めておくのが良いでしょう。
転職が無闇に長引くと、「内定をもらえればどこでもいい」というような投げやりな気持ちになってしまう恐れもあるからです。
冷静に判断ができないと、入社後のミスマッチが起こる可能性も高いので、予め設定した期間を超過したら、一度仕切り直すと良いでしょう。
転職活動は働きながら行う
転職活動に期間を設定するのであれば、必然的に現職を続けながら転職活動を行うことになりますが、それがおすすめです。
退職してから転職活動をするのであれば、どれだけ上手くいかなかったとしても、職探しを続けるしかなくなります。
次第に貯蓄も厳しくなってきて、冷静な判断ができなくなる恐れもありますし、プレッシャーで心身を害してしまうかもしれないので、仕事を続けながら余裕を持って転職活動をするのが賢明です。
30代後半の転職体験談
以下では30代後半の転職経験者による体験談を2種類紹介します。自らの状況と比較しつつ、参考にしてみてください。
会社を決めた理由が強いから成功できた(40歳・男性)
- 前職:アパレル
- 現職:アパレル
- 転職期間:4ヶ月
以前働いていた会社は老舗のアパレルメーカーでしたが、固定のファンも多数おり、彼らのこだわりに応えるような仕事ができるところが気に入っていました。
しかし、社長が変わって、海外企業を買収すると、顧客のことを二の次にした制作体制になってしまったのです。
それで転職を決意したのですが、アパレルへの情熱は薄れていなかったので、再びアパレルメーカーに入りました。
今の会社は社長のパワハラ気質こそ気になるものの、仕事へのやりがいは大きいです。
マーケティングを担当するようになり、Webマーケティングの面白さにも気付きました。
またロジカルに考える社風も自分には魅力的に思われ、現在は充実感を持って働けています。
ブラックを脱したが転職に失敗?(35歳・男性)
- 前職:企画会社の企画営業担当(年収450万)
- 現職:WEBサービス会社のディレクター(年収450万)
- 転職期間:5ヶ月
前職ではクリエイティブな業務に携わっていたので、仕事の面白さは十分だったのですが、労働環境は最悪でした。
土日出勤や残業は当たり前で、深夜に帰宅するようなことも珍しくなく、おまけに残業代も全く支払われなかったのです。
妻と過ごす時間が満足に取れないのも心苦しかったので転職を決意しました。
転職活動では書類選考に何度か落ちることはありましたが、なんとか一社の内定に漕ぎ着けました。
転職先の企業は、年功序列の感が強かった前の企業とは打って変わって、上下関係をあまり意識しない社風です。
その社風に馴染むのは自分にとっては大変で、前の会社の雰囲気が自分には合っていたのだと今更実感しています。
そのため、妻との時間が取れるようになったことは良いですが、全体としてあまり良い転職だったとは思いません。
30代後半での転職がしやすい業界・職種
30代後半の方にとって、転職先の候補には様々な業界や職種が挙げられますが、以下の5つは特におすすめの業種・職種になります。
コンサルタント
この分野の特徴として、必ずしも直接的な経験がなくても参入の機会が比較的開かれていることが挙げられます。
なぜなら、クライアントの課題は多岐にわたり、様々な業界や職種で培った知識や経験が意外な形で活きる可能性があるからです。
さらに、この職種の魅力的な点として能力主義の報酬体系が挙げられます。
一般的に、未経験分野への転職では収入の減少を覚悟する必要がありますが、コンサルタント業界ではその限りではありません。卓越した成果を上げることができれば、経験の浅さに関わらず収入が増加する可能性も十分にあるのです。
エンジニア、IT業界
近年ではテクノロジーの急速な進化によりビジネス界全体がデジタル変革を遂げています。この中で特に注目を集めているのがIT業界やエンジニアです。
実は30代半ばから後半の技術者たちがこの分野で特に高い評価を受けています。彼らの豊富な実務経験と最新技術への適応力が企業から高く評価されているのです。
さらに、この分野でのキャリアパスは非常に魅力的です。例えば、データサイエンティストやプロジェクトマネージャーへと成長していく可能性もあります。
これらの役職は単にスキルの向上だけでなく、収入面でも大きな飛躍の可能性を秘めています。
企画・マーケティング業界
デジタル化が加速する中で30代後半が主力となって活躍しているのが、企画・マーケティングの分野です。
特に注目すべきは、データアナリストやマーケターへの需要の高まりです。これらの役割は現代のビジネスにおいて不可欠な存在となっており、多くの企業が人材獲得に熱心です。
35歳を超えた経験豊富な人材が、この分野で優遇された条件のもと採用されることは珍しくありません。特定の専門性や独自のスキルを持つ人材にとっては、転職の絶好の機会と言えるでしょう
経理職
経理職は、企業の健全性と成長戦略の要となる重要な職種です。
近年、AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)によりビジネスが自動化・効率化される中でも、財務管理の本質的な部分では人間の判断力や洞察力が不可欠になっています。これは、ビジネスの本質を理解し戦略的な意思決定を支える能力が求められるためです。
そのため、豊富な実務経験と専門的な知識、そして高度な分析スキルを兼ね備えた人材は、業界を問わず多くの企業から高い評価を受けています。
管理職・経営幹部
管理職や経営幹部は単なる中間管理職ではなく、将来的に企業の中核を担う可能性を持つ戦略的な職種です。
確かに、これらの役割には大きな責務が伴いますが、自身の目標を実現し、組織に大きなインパクトを与えられるという魅力があります。
特に事業戦略の立案や組織運営において豊富な経験を持つ人材にとっては、これらのポジションは自身の能力を最大限に発揮できる場となるでしょう。
30代後半の転職者におすすめの転職サービス
30代後半での転職活動を効率よく進める手段として、転職サービスの活用が挙げられます。ここからは30代後半の転職者におすすめできる転職サービスを紹介していきます。
転職サイトとエージェントの違いは?
転職サイトには求人がただ載っているだけなので、条件を絞り込むなどして案件を見つけ、書類を作成して応募するということを自分で行わなければなりません。
一方で転職エージェントの場合は、担当のキャリアアドバイザーと今後のキャリアに関する面談をした上で、最適な求人が紹介されます。また書類の添削や模擬面接などのサポートもしてもらえます。
初めて転職をする人であれば、基本的には転職エージェントの利用がおすすめです。
転職サイトは手軽に求人探しができる点がメリット
転職サイトは公開求人を豊富に扱っているので、求人を幅広く、そして手軽に物色できるのがメリットです。
簡単に登録・利用でき、キャリアアドバイザーと面談する必要もないので、即座に応募することもできます。
またスマホで簡単に閲覧できるので、スキマ時間を活用して職探しができるというのも魅力的です。忙しく働きながら転職活動をする人にも向いているでしょう。
転職エージェントで転職成功率がアップする?
転職エージェントを利用した方が、転職に成功する確率は高まると言えます。
なぜなら転職のプロであるキャリアアドバイザーに、どんなことでも質問・相談しながら、転職活動が進められるからです。
どのようなキャリアプランを描くべきかや、転職するならどの業界・職種が望ましいかなどを、具体的に教えてもらえます。
また、そもそも転職すべきかどうかという相談をすることも可能です。
非公開求人の分だけ選択肢が増える
先ほど、転職エージェントでは紹介される企業の数が限定されてしまうので、幅広く物色したいなら転職サイトを利用すべきだと解説しました。
それは事実ですが、転職サイトには非公開求人は載っていないということにも注目すべきでしょう。
絶対数としては転職サイトの方が多くても、転職サイトにはない非公開求人がある分、転職エージェントの方が求人が豊富であるという見方もできるからです。
一般的に非公開求人の方が質は良いので、特に30代後半の転職では、後悔しないために転職エージェントにも登録しておくのが良いでしょう。
スカウトサービスも活用するといい
スカウト型の転職サービスを活用するのもおすすめです。予想外の方面から自分のことを評価してくれるオファーが来ることもあるので、転職活動の幅が広がります。
またスカウトの状況や内容によって、自らの市場価値を判断することも可能です。自分のスキルを必要としてくれる業界や好印象を与えられる要素などを理解できれば、その後に役立つでしょう。
さらに自分が気に入る企業からスカウトされれば、かなりスムーズに転職活動を進められるので、スカウトサービスは積極的に利用すべきです。
転職エージェントが30代におすすめな理由は?
転職活動は決して一人の力で行うべきことではありません。
円滑に活動を進めるためにも、転職エージェントを利用することをおすすめします。
プロのアドバイザーから客観的意見を得られるきっかけに
転職エージェントには、経験豊富なプロのキャリアドバイザーが多数在籍しています。
多くの転職者を見てきたアドバイザーであれば、自分自身では意識していなかった強みやそれまでのキャリアの魅力的なポイントなどを見出すことが可能です。
また自分ではアピールポイントだと思っていた部分が、プロの目から見たら的外れということもあるでしょう。そのため、信頼できる客観的な指針として、キャリアアドバイザーの意見は役に立ちます。
さらに転職エージェントは、30代後半など社会人経験が長くなってきた年齢・年代の転職者を数々支援しているので、的確なサポートを受けられる可能性が高いです。
履歴書添削から模擬面接までサポートが充実
転職エージェントを利用すれば、手厚いサポートで転職成功を後押ししてもらえます。
例えば、応募する前の段階では、書類選考の通過率を高められるように、職務経歴書や履歴書を添削してもらうことが可能です。
また面接対策も充実しており、応募先の企業が質問しそうな内容を教えてもらえたり、希望すれば模擬面接も受けられます。
さらに給与の交渉や円満退社のためのアドバイスなど、内定獲得前後のアフターサポートもあるので魅力的です。
30代後半に特におすすめの転職エージェント
転職を成功させるためには、数ある転職エージェントの中でも、自分に合ったエージェントを選ぶことが必要不可欠と言われています。
そこで、30代後半で転職を考えている方に特におすすめできるエージェントを紹介していきます。
総合型
リクルートエージェント
エージェント名 | リクルートエージェント |
求人数 | 50万件 |
特徴 | ・幅広い求人情報 ・キャリアアドバイザーによる面談や面接対策が丁寧 |
リクルートエージェントは50万件以上の求人情報を取り扱っており、そのうち30万件が未公開求人です。
幅広い年代に対応しており、転職先が豊富な点が大きな魅力です。30代後半で転職を考えている方にとっては、業界や職種の選択肢が多いことで自分に合った転職を実現しやすくなります。
また、キャリアアドバイザーが個別に徹底したサポートを提供してくれるため、経験やスキルを最大限に活かした転職活動が可能であり円滑に転職を進めることができます。
マイナビエージェント
エージェント名 | マイナビエージェント |
求人数 | 多数 |
特徴 | ・若手の転職に強み ・担当者が親身にサポートしてくれるため、書類通過率が高い |
マイナビエージェントは、特に20~30代の転職支援に強みを持つエージェントですが、30代後半でキャリアアップを目指している方にもおすすめできます。
キャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書の添削から面接対策まで、親身にサポートしてくれます。特に、これまでの経験をしっかりとアピールするためのアドバイスが豊富で、書類通過率の高さにもその質が表れています。
初めての転職でも安心して利用できると評判で、30代後半の方が再就職に成功するための強力な味方となるでしょう。
LIBZ
エージェント名 | LIBZ(リブズ) |
求人数 | 多数 |
特徴 | ・リモートをはじめとした柔軟な働き方を目指せる ・ドラフト方式による採用率の高さが特徴 |
LIBZはリモートワークやフレックス勤務といった柔軟な働き方の求人に強みを持ち、特に家庭やプライベートとのバランスを重視する30代後半の方々におすすめです。
利用者が希望条件を事前に登録し、その条件に合った企業が立候補するドラフト方式を採用しているため、マッチング率が高く、自分に合った働き方や職場環境を見つけやすいのが特徴です。
特にリモートワーク率100%の求人が多い点も、転職の際に柔軟性を求める方には大きな魅力となるでしょう。
IT業界向け
ビズリーチ
エージェント名 | ビズリーチ |
求人数 | 109,360 件 |
特徴 | ・高収入のIT技術職の募集が多数 ・7400人以上在籍するヘッドハンターからスカウトを受け取れる |
ビズリーチはIT業界の求人が非常に充実しており、その数は全体の約3割を占めるほどです。
特に30代後半の転職を考えている方にとって、豊富な求人の中から自身の経験やスキルに最適なポジションを見つけやすい点がビズリーチの強みです。
さらに、高品質なスカウト機能を活用することで優れたヘッドハンターとの人脈を築け、IT業界でのキャリアアップや年収アップを狙うことが可能です。
doda
エージェント名 | doda |
求人数 | 256,430件 |
特徴 | ・担当アドバイザーによる求人紹介や履歴書の添削、面接対策などの手厚いサポート ・非公開求人も紹介 |
dodaは業界最大級のIT関連求人を保有しており、IT業界において転職を考えている30代後半の方にとっては特におすすめできます。
さらに、dodaでは豊富な求人の中から自身の経験やスキルに合ったものをじっくりと検討することができます。
また、dodaのキャリアアドバイザーはIT業界に精通しており、職務経歴書の添削や面接対策など丁寧かつ手厚いサポートを提供してくれるため、年齢や経験に関係なく転職成功率を高めることができます。
Geekly
エージェント名 | Geekly |
求人数 | 2万件以上 |
特徴 | ・IT業界専門エージェント ・平均30日以内で内定獲得可能 |
GeeklyはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
30代後半になるとキャリアの蓄積が重要になりますが、Geeklyには業界に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍しており、これまでの経験を最大限に活かせる求人を提案してくれます。
また、2万件以上の求人の中には1万件もの非公開求人が含まれており、他のエージェントでは出会えない貴重な転職機会が提供されます。
さらに、通常は内定までに2ヶ月程度かかるところ、Geeklyでは平均して30日以内に内定を獲得できるというスピード感も、30代後半の転職において大きな強みとなります。
コンサル業界向け
リクルートダイレクトスカウト
エージェント名 | リクルートダイレクトスカウト |
求人数 | 約30万件 |
特徴 | ・ハイクラス求人が多数 ・登録でスカウトが届く |
リクルートダイレクトスカウトは年収800万円以上の高収入求人を中心に、多様なコンサルティング業界の求人を提供しており、豊富な経験と専門的なスキルを持つ30代後半の求職者に最適です。
登録することで、あなたのスキルや経験に基づいた企業やヘッドハンターからのスカウトを受け取ることができ、通常の転職活動では見つけにくい希少な求人にアクセスするチャンスが広がります。
Assign
エージェント名 | Assign |
求人数 | 非公開 |
特徴 | ・若手ハイエンド向け転職サイト ・多数のコンサルファームの求人を紹介 |
Assignは若手ハイエンド層向けの転職サイトとして、特に20代から30代のキャリア形成に強みを持つエージェントですが、30代後半の方にも非常におすすめです。
Assignでは、豊富なスキルと経験を持つ30代後半の求職者に対して個別のキャリア相談を提供し、長期的なキャリアパスを一緒に考えながら、成功する転職をサポートしています。
特に、デロイトトーマツやBCGなどの有名なコンサルティングファームの求人が多数掲載されており、これまでの経験を活かしてキャリアを再構築したい方には最適です。
ビズリーチ
エージェント名 | ビズリーチ |
求人数 | 109,360 件 |
特徴 | ・ハイクラス転職が多数 ・多数のコンサルファームの求人を紹介 |
ビズリーチは、数多くのコンサルティングファームの求人を提供しており、年収1,000万円以上の高収入ポジションが豊富に揃っています。
30代後半では即戦力としてのスキルや経験が求められるため、ビズリーチに登録することで企業からのスカウトを受ける可能性が高まります。
特に戦略コンサルティングやITコンサルティングなど、多様な分野でのキャリアアップが狙えます。
ハイクラス向け
ビズリーチ
エージェント名 | ビズリーチ |
求人数 | 197,000件以上 |
特徴 | ・7400人以上在籍するヘッドハンターからスカウトを受け取れる |
ビズリーチは年収1,000万円以上の求人が全体の約3分の1を占める高収入求人を取り扱う転職サイトです。
会員は年収に応じて「ハイクラス会員」と「タレント会員」に分かれており、年収750万円以上の求職者はハイクラス会員として登録されるため、自身のスキルや経験に見合った求人を効率的に探すことができます。
特に30代後半の転職者にとってこれまで築いてきたキャリアや経験を最大限に活かすことができる環境が整っており、企業やヘッドハンターからの直接スカウトを通じてさらなるキャリアアップを目指すことが可能です。
リクルートダイレクトスカウト
エージェント名 | リクルートダイレクトスカウト |
求人数 | 約20万件 |
特徴 | ・年収800万円以上のハイクラス求人が多数 ・信頼と実績のリクルート |
リクルートダイレクトスカウトは年収800万円以上のハイクラス求人を多数取り扱う転職サービスであり、キャリアアップを目指す30代後半の転職を考えている方にとっては特に役立ちます。
この年齢層の方々にとってキャリアの再構築や年収アップは重要な課題です。このエージェントは約4,300名の経験豊富なヘッドハンターとの提携しているため、個々のニーズに合った求人が見つかりやすくなっています。
また、登録者が作成した匿名レジュメを基に企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く仕組みにより、効率的に転職活動を進めることが可能です。
dodaX
エージェント名 | dodaX |
求人数 | 約53,000 件 |
特徴 | 希少なポジションの求人も ・ハイクラス転職に特化した専属のキャリアカウンセラー |
doda Xはハイクラス転職に特化した転職サービスで、希少なポジションの求人を多数提供しています。
特に年収600万円以上の高収入求人を取り扱っており、企業やヘッドハンターから直接スカウトを受け取ることが可能です。
30代後半で転職を考える方にとって、キャリアの中で培った専門性や実績を評価される場面が増えることが期待できます。
また、ハイクラス転職に特化した専属のキャリアカウンセラーが求職者のこれまでの経験や強みを最大限に活かし、効率的に転職活動を進められるよう支援をしています。
30代後半の転職を成功させるポイントまとめ
30代後半の転職を成功させるためのポイントについて解説しました。
30代後半の転職では、冷静な判断力と熱意の両方をアピールすることが大切です。またマネジメントスキルが重宝されることも理解しておきましょう。
以上を参考に、是非とも30代後半での転職を成功させてください。