RSG建設転職の特徴は?担当者様に詳しくお伺いしました!
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転職が当たり前となった現代、多くの人々がキャリアの選択肢を広げ、新たな挑戦を求めています。変化する労働市場と多様化する働き方に対応するため、転職エージェントの存在がますます重要となっています。
今回は建設業界や不動産業界への転職を専門にサポートする転職エージェントをしておられる、RSG建設転職の方々に取材させていただきました
取材では、建築市場のニーズと現状やRSG建設転職の価値観や理念などについてお聞きしました。
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建築市場のニーズと現状について
本日はお忙しい中、貴重な機会をいただき誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
RSG建設転職でコンサルタントを務めています山越と申します。本日はよろしくお願いいたします。
まずは、直近数年で建設業界、不動産業界における転職市場のニーズにどのような変化があったかについて、簡単にご教示いただけますと幸いです。
ニーズについてお話しますと、コロナ以降は求職者が出張・転勤を敬遠する傾向が強まっています。
この業界はもともと現場出張が多いのですが、自宅から通いたいという要望が増えています。大手企業は地域限定職を設けるなどをして対応しています。その一方で、地場企業が2024年問題の対応から年間休日120日以上に変更したため、地域密着型企業への志望者も増えています。
逆に、出張が多くて休日が少ない企業の場合、仕事内容や会社のブランド力がないと、求職者にとって魅力が薄れてしまいますね。
コロナ前後でのニーズの変化が明確ですね。特に、ワークライフバランスを重視する動きが建設業界にも広がっているのが興味深いです。
次に、建設業界での転職において、若手の方と中堅からベテランの方がそれぞれどのような課題や問題によく直面するのかについて、ご教示いただけますか?
若い方に多く見られる課題や問題として、主に2点あげられます。
1点目が、やりたいことが定まらず、転々としてしまっていることです。他業種でもそうですが、建設業界では特に経験と継続性が求められています。その中で、転職理由や志望動機がしっかりしていないと、なかなか内定をいただくことができません。
2つ目は業種変更に伴う力量不足です。
例えば、ゼネコンからディベロッパーへの転職を希望した時に、ディベロッパーでの働き方や業務内容を理解しておらず、それに伴う経験や資格が不足している事が多いです。まずは自分がやりたいポジションの働き方や仕事内容を理解することから始めましょう。
中堅以降の方々については、年齢相応の資格を取っていないことや業種に合わない働き方を希望されることです。
例えば、大手企業に行くためには一級建築士や各種1級施工管理技士等の資格が求められます。転職活動を始める前に、資格を取ることをお勧めします。
また、業種に合わない働き方の例として
・注文住宅の設計職をやりたいが、土日祝日は休みたい
・商業店舗の内装施工管理をやりたいが、夜勤はしたくない
・プラント施工管理をやりたいが、自宅から通いたい
・施工管理をやりたいが、現場に行かずテレワークしたい
といったことが挙げられます。
さらに年収面での問題もあります。
残業や出張手当を含んだ現在年収を落とさずに残業や出張のない会社に行きたいといったケースです。相場とかけ離れた悪い条件で働かれている場合は別ですが、基本的に年収は下がります。
RSG建設転職の価値観や理念について
RSG建設転職が一連の転職支援活動において特に重視している価値観や理念をお伺いしたいです。
私たちの理念としては、今回の転職を最後にしていただきたいというものがあります。
ですので、無理に転職を勧めることは決してありません。場合によっては現職に留まることをお勧めすることもあります。
また、希望する企業やポジションが資格を取得することで、選考で有利になる場合があります。その場合には、資格取得後の転職活動を見据えて、1年以上サポートすることもあります。
長期的な視点でしっかりとしたサポートをさせていただくことで、最適なキャリアパスを見つけていただくことを目指しています。
長期的な視点でのサポートが素晴らしいですね。求職者の将来を本当に考えていることが伝わってきます。
RSG建設転職が他の転職サービスと比べて特に優れている点や強みを教えてください。
面接対策には特に力を入れています。希望に応じて事前の面接対策を1時間以上実施しています。首都圏においては実際の面接に同席する場合もあります。
また、企業や求職者毎に合わせた面接対策なので、パッケージプランのようなものは存在しません。こういった対策ができる、企業との密な関係性も強みだと思います。
企業との打ち合わせでも細かい点までヒアリングを行い、求職者が必要としている情報・気になるポイント・よくある質問についてを企業に確認しています。
そのため、コンサルタント自身の業界知識が豊富になり、企業理解を深めることに繋がっています。求職者からの「相談して良かった」という声が多いのも、安心して相談していただけたということだと思います。
細部にまで配慮したサポート体制が素晴らしいですね。求職者一人ひとりに寄り添った丁寧な対応が、安心して転職活動を進められる大きなポイントだと感じました。
RSG建設転職のサービスは、どのようなタイプの方に特におすすめなのでしょうか?
転職における明確な目標を持っている方は特におすすめです。希望にマッチしないような企業の提案や転職自体を無理に勧めるようなことはありません。
また、転職のサポートをするにあたり、ゼネコンやサブコン、各設計事務所、ハウスメーカーなど、求職者の希望に沿って、その分野を得意とするコンサルタントが担当しています。
基本的には求職者と企業担当を分けることなくサポートしていますが、状況によっては分業制をとってサポートするケースもあります。
専門性と個々の特性に基づいたサポート体制がとても心強いですね。
建設業界の中で特定の職種に特化したサポートがある場合、詳細をご教示いただきたいです。
求職者のさまざまな要望に合わせて転職のサポートを行っています。中には求人情報が出ていないような条件を希望されるケースもあり、その場合は企業にポジションや働き方を直接相談することもあります。
ご希望によっては、難しいケースもあり
・正社員として10時~15時の時短希望
・地方からの完全フルリモート勤務
といった希望に関しては入社時から実現することは少ないです。
業界の変化に対応しながら、求職者の多様なニーズに柔軟に対応している姿勢が伺えます。特に、地域や時間帯に関する細かなニーズにも配慮している点が印象的です。
先ほどの面接対策の話につながりますが、カウンセリングでは求職者のどのような点に重点を置いてヒアリングされているのでしょうか?
まずは、何がやりたいのか、何を実現したいのかを確認し、そのなかでも譲れないポイントをおさえたうえで、複数の求人をご案内しています。
その後、求職者から応募承諾を得られた企業に推薦しますが、この際に企業担当者にも求職者の要望はお伝えしたうえで選考をしていただいています。
結果、要望に合わず書類で選考落ちの場合もありますが、面接に進まれた方は内定をいただけるケースも多いです。
また、内定を取ったからといって、その企業への入社を促すようなことはしません。ご自身の意思はもちろん、ご家族の意見を考慮したうえで納得の転職をしてほしいと思っています。
転職期間については、転職目的や各書類が整っている場合であれば、企業により初回相談から内定まで2週間ほどで決まることもあります。
一方、各書類がない場合は、作成期間などを考えると、2か月程度かかっています。資格取得後の転職活動となれば、1~2年かかることもあります。
建設業界では初心者でも年収アップできるか
RSG建設転職では、多くの求職者が年収アップを実現していると伺っております。その成功の要因についてご紹介いただけますと幸いです。
別業種への転職により経歴がリセットされる場合や残業や出張が全くないような企業へ転職する場合は年収が下がる場合があります。
一方でキャリアアップやステップアップのための転職であれば、年収は上昇するケースが多いです。
建設業界の現状と転職による給与変動についての説明が非常に分かりやすいですね。
キャリアアップのチャンスを掴むことができるのは魅力的です。
履歴書や職務経歴書の作成支援についてお伺いしたいのですが、どのような具体的なサポートを提供されていますか?また、これまでのご経験から、特に重視しているポイントや成功事例があれば教えていただけますか?
企業の人事担当者は自社に関わる様々な職種の採用を行っている為、簡易的な履歴書や職務経歴書では伝わらないことがあります。そのため、出来るだけわかりやすい記載をおすすめしています。
そのため弊社では、各種書類の見本を用意しており、書類作成のサポートもしています。
特に技術職では詳細な記載が重要でわかりやすくなり、選考がスムーズに進むケースが多いです。
また、面接の場では5年後、10年後、20年後といった中長期的に自身がどのように成長したいかを具体的に話せるようにしておくことも重要です。
具体的な記載の重要性やキャリアプランの考え方についてのアドバイスが非常に参考になりますね。
未経験者や初心者でも建設業界への転職は可能でしょうか?また、建設業界での転職を目指す初心者の方が、良い求人を紹介してもらうために心がけると良いことがありましたらご教示いただきたいです。
最近、未経験から転職を考える人が増えており、全く別業種や派遣からの転職希望者も増えています。
まずは希望するポジションについて勉強をしているかどうかです。仕事内容や働き方、休日形態、目指すうえで必要な資格・経験・学歴などを理解している事が大切です。これは施工管理や設計職を含め、いずれのポジションでも言えます。
次に、自分の経歴に合った職場を探すことが大切です。多くの求職者は初任給が高い、景気が良いといった漠然としたイメージで建設業界を希望しますが、転職のメリット・デメリットを細かく説明したうえで、納得される方の転職をサポートしています。
今後の目標や展望について
最後にRSG建設転職として、今後の目標や展望について教えていただけますでしょうか?
相談に来ていただいた求職者に対して、転職される人・転職されない人とわず、満足いただけるサービスを心がけています。そのうえで、転職される方には可能な限り長く活躍頂きたいと強く思っています。
その結果、以前に紹介した方が昇進され、現在は面接官として活躍されているのを見ると非常に嬉しく思います。
求職者には、自分の人生ですから、満足度をもって転職活動をしてほしいと考えています。
求職者の満足度を最優先にし、サポートする姿勢が素晴らしいですね。
以前紹介した人材が面接官として活躍しているというエピソードからも、信頼関係が築かれていることが伝わってきます。
最後に、これから転職を考えている求職者の方に向けて、RSG建設転職からのメッセージを頂戴いただけますと幸いです。
まずは、本当に現職を辞めても良いのか、なぜ辞めたいのかを改めてしっかりと考えることが重要です。
ステップアップを目指しているのか、現職では叶えられないのか、その方向性をじっくりと検討してから転職活動を進めてほしいと考えています。
安易に辞めてしまうと、転職回数が増えてしまう可能性があり、それはキャリアにとってマイナスになることもあります。
慎重に判断し、計画的に転職活動を行うことをお勧めします。
現職を辞める理由や転職の方向性をしっかりと考えることの重要性を強調している点が非常に共感できます。安易に辞めず、計画的にキャリアを築いていく姿勢が大切ですね。
本日は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。RSG建設転職さんの魅力をとても感じることができる時間になりました。