デイサービスの仕事内容はきつい?楽すぎ・初心者向けと言われる実態を解説
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デイサービスは高齢者の日常生活の支援という役割を担っていますが、その仕事内容や求められる能力については様々な意見があります。
本記事では、デイサービス職場の実態に迫り、現場で必要とされる力や知識について掘り下げていきます。
デイサービスの仕事がきつい理由8選
デイサービスの仕事は「きつい」と言われていますが、その理由は一体何なのでしょうか。
その理由を8つご紹介します。
人手不足により一人あたりの仕事の負担が重い
デイサービス施設で働くスタッフは、人手不足により多くの業務を一人で抱え込まざるを得ない状況に悩まされています。
介護や送迎、記録作成など多岐にわたる業務を一人で行うことは、体力的にも精神的にも大きな負担となります。
特に小規模な施設ではその傾向が強く、スタッフ一人ひとりが広範囲且つ専門性の高い業務をこなすことが求められます。
時間に追われて仕事をしなければならない
また、利用者一人ひとりの状態や思いに合わせて対応しなければなりません。
限られた時間内で、食事や入浴介助等の業務を効率よく行う必要があります。
しかし、近年はパソコンでの情報管理作業も増え介護業務と事務作業の切り替えのための作業効率化も求められています。
スタッフ間の人間関係が悪い
デイサービスでは、日々のスケジュールが決まっており介護スタッフは忙しく動き回ります。
その中で、時間的なゆとりがなくなると後輩への指導が適切にできなくなる可能性があります。初心者は、このような環境で戸惑いを感じストレスが溜まってしまいます。
人間関係がうまくいかない場合は仕事そのものへのストレスにつながり、疲労が増すことがあります。
さらに、デイサービスでは同じスタッフと一緒に勤務することが多いため、人間関係は大きな問題となりがちです。
残業が多い
デイサービスセンターの職員の残業は、様々な要因が複雑に絡み合って発生しています。
送迎業務の遅れやレクリエーション企画や書類作成など、定時後に行わなければならない業務もあります。
また、職員間での業務の偏りや掃除、洗濯、会議など見えにくい業務も残業発生の一因となっているのです。
コミュニケーション能力が問われる
デイサービスの介護職員には、優れたコミュニケーション力が求められます。
利用者とスタッフ間の理解と信頼関係や、言葉遣いなどの細やかな配慮が必要不可欠です。
利用者の入れ替わりが激しくそれぞれの要望やクレームへの対応が求められる上、臨機応変な姿勢が欠かせないため精神的負担が大きくなります。
利用者同士の人間関係にも注意を払い、トラブルを未然に防ぐ細やかな気配りも重要です。
さらに、時に利用者やご家族から不当な怒りを向けられることもあり、そのような場面では感情をコントロールする能力が問われます。
送迎業務がきつい
デイサービスの業務の中でも、送迎業務は最も厳しいとされています。
送迎業務では利用者を乗せて運転することが求められているため、運転が苦手な人にとっては、大きなストレスとなり不安を覚えるでしょう。
事故やトラブルのリスクが伴い、自分の責任で利用者の命を預かるという重みからプレッシャーを感じる場合があります。また、安全運転は当然のこと利用者の安全に細心の注意を払う必要があります。
さらに、利用者の体調や家族からのメッセージなどの情報交換も欠かせません。介護職員からの引き継ぎや所持品の確認など、予想以上に時間と手間がかかる業務がたくさんあります。
名前や特徴を覚えなければいけない利用者がたくさんいる
デイサービスでは、利用者の名前や特徴を覚えることも重要な仕事の一つです。
しかし毎日異なる利用者が訪れるため、大規模施設では一人ひとりの情報を把握するのが大変です。
対処法としては、全員の名前を一度に覚えようとせず最初は数人から少しずつ覚えていくことが効果的です。
レクリエーションの企画考案が大変
デイサービスではレクリエーションの企画・運営が頻繁に行われますが、スタッフにとっては常に新しいアイデアを出し続けることが求められます。
準備に時間がかかり、結果が期待通りにならない場合の責任感や不安も課題となっています。
また、注目されたり盛り上がらなかったらどうしようという不安も、デイサービスの仕事がきついと言われる理由となっています。
デイサービスの仕事内容
ここでは、デイサービスの仕事内容について説明していきます。
食事の介助
デイサービスでは、栄養バランスを考えた食事の配膳から一人ひとりの食事介助などの食事に関する手助けを行います。
介助の際は、誤嚥による窒息のリスクを防ぐため口腔体操などの予防策を取ることが重要です。
施設によっては、介護職員が調理を担当し家庭料理から特別食までさまざまなメニューを提供することもあります。
排泄の介助
また、利用者の排泄介助も行います。
利用者一人ひとりの尊厳を大切にしながら定期的に声をかけ、必要最小限の介助を心がけることが求められます。
自立した生活を送れるように一人でできる部分は自力で行っていただくなど、丁寧で配慮のある対応をする必要があります。
入浴の介助
また、利用者の方々が自立して入浴や着替えができるように入浴の介助も行います。
浴室や脱衣所の温度管理や転倒防止など、安全で快適に入浴ができるように努めています。
中には機械浴やリフト浴の必要な方もいますが、デイサービスではそういった設備も備えられています。
リハビリの介助
加えて、利用者が円滑にリハビリを受けられるように専用マシンの準備や後片付けを行います。
また、準備体操やストレッチなどの機能訓練にも携わり、利用者の身体的・精神的な支援を行います。
介護福祉士の資格を持つ職員は、利用者一人ひとりの状況に合わせたリハビリ計画の作成にも関わることができます。
利用者さんの送迎
運転は専門のドライバーが行うこともありますが、介護職員自身が送迎を担当することもあります。
送迎では単に運転するだけではなく、移動が困難な利用者の介助や効率的なルート選定と時間管理のスキルが求められます。
また、送迎は利用者の家族とのコミュニケーションの機会ともなり、相談対応や利用者の状態把握など重要な役割を果たしています。
バイタルチェック
利用者が施設に到着すると、まず手洗いとうがいの衛生管理を行った後、体温や血圧を測定するなどのバイタルチェックを行います。
高齢者は自身の体調変化に気づきにくいため、バイタルチェックによる体調管理が非常に重要となります。
もし体調に異変がある場合は、看護師や医療機関と連携して迅速に対応します。
連絡帳への記録
利用者の1日の様子を細かく記録した連絡帳の記入を行います。
この連絡帳は、ご家族とスタッフ間のコミュニケーションツールとなり、利用者の活動内容や様子を詳しく伝えることで、ご家族が安心して毎日を過ごせるようなサポートをしています。
また利用者様の健康状態の変化を早期に察知し、必要に応じて速やかにご家族に情報提供できるようにも役立っています。
スタッフ間のミーティング
利用者を送った後は、当日の出来事や利用者からの要望、連絡事項などを共有し合います。
このミーティングは、単なる情報共有にとどまらず、サービスの質を高めるための大切な機会です。スタッフ全員が同じ認識を持つことで、緊急時や問題発生時に適切な対応ができるようになるのです。
利用者からの要望があれば、その原因と対策を話し合い再発防止に取り組みます。
また、次回に向けた連絡事項を確認してスムーズな業務運営を心がけます。
レクリエーションの運営
また、利用者の身体機能や認知機能を維持・向上させるため、様々なレクリエーション活動を企画・実施しています。
介護職員は、利用者一人ひとりの状況に合わせて折り紙や歌唱、ゴルフゲーム、体操、クイズ、工作など楽しみながら運動や脳の活性化ができるプログラムを考案しています。
また、地域の子どもたちと交流する機会を設けることで、高齢者の社会参加を促し生きがいづくりにもつなげています。
デイサービスの仕事の流れ
以下の表は、デイサービスの仕事の流れの例となっています。
時刻 | 内容 |
08:30 | 利用者を自宅から送迎 |
09:00 | 施設到着、健康・バイタルチェック |
10:00 | レクリエーション~入浴介助、機能訓練など |
12:00 | 昼食、食事介助 |
13:30 | 自由時間・休憩 |
14:00 | 体操 |
15:00 | おやつ |
16:30 | 利用者を自宅まで送迎 |
17:30 | 自宅到着、帰社~ミーティング・残務処理 |
利用者を朝8時30分に自宅から施設へ送迎し、健康チェックやレクリエーション、昼食、体操、おやつなどの介護を行います。
夕方4時30分に利用者を自宅へ送り届け、5時30分に帰社して業務を終えます。
デイサービスが向いている人の特徴
ここでは、デイサービスが向いている人の特徴を説明します。
人と関わるのが好きな人
デイサービスの仕事では、利用者や家族との良好なコミュニケーションが何より大切です。
人と接することが得意な方なら、自然と明るい雰囲気を作り出し活発な交流の場を演出できるでしょう。
利用者の中には介護度が低く会話を楽しめる方も多くるため、レクリエーション活動だけでなく、日常会話を通してもコミュニケーションを図ることができます。
また、みんなの前で話したり活動を進行したりする機会も多いため、場の雰囲気を作る能力や明るさや主体性も大切です。
しっかりと休みを確保して家庭と仕事を両立をしたい人
ワークライフバランスを重視した働き方ができる職場です。
利用者の多くが平日にサービスを利用するため、土日休みや日曜のみ休みなど自身のライフスタイルに合わせて休みを取ることができます。
また、夜勤がなく生活リズムを崩さずに働くことが可能なので、小さな子どもを持つ方や家族・友人との予定を立てやすいでしょう。
体力面での不安がある人
また、体力に不安のある人でも介護の仕事ができる環境となっています。
利用者の介護度が比較的低く夜間勤務がないため身体的な負担が少ないのが特徴です。
年齢を重ね介護業務に不安を感じている人にも、柔軟で働きやすい環境が提供されています。
体力面での心配がなく適度な範囲の介護業務に専念できるため、長期間働き続けられる可能性があります。
初心者でも介護業界に挑戦してみたい人
デイサービスは介護業界に初めて挑戦する方にとってもおすすめです。
利用者の要介護度が比較的低いため、身体介助が必要な方は多くありません。そのため技術や知識を焦ることなく着実に身につけていくことができます。
未経験者を歓迎ししっかりとした研修体制が整っている施設が多いので、初めての介護業務でも無理なく対応できます。
デイサービスの仕事が向いていないと悩んだ時の対処法
デイサービスの仕事を続けるにあたって、向いていないと感じる場合もあると思います。
ここでは、その時の対処法をご紹介します。
仕事とプライベートの気持ちの切り替えを徹底する
まず、仕事と私生活の気持ちを切り替えることが欠かせません。
仕事で受けたストレスや困難を私生活に持ち込まず、心身ともに健康を維持することが求められます。
無理をせず、休みの日には趣味などで心を癒やして適度に休息を行う必要があります。
会社の人に悩みを相談する
困難に立ち向かったら一人で抱え込まずに上司やリーダー、同僚に相談することをおすすめします。
人間関係のストレスや業務量の過剰さが悩みの種であれば、勤務時間や配置の見直し、新しい提案をしてみましょう。
そうすることで、アドバイスをもらえたりその環境が改善して仕事に取り組みやすいと感じることもあるかもしれません。
専門家に相談する
自治体や福祉人材センターでは、介護や福祉の仕事をしている方々の様々な悩みに応じた相談窓口を設けています。
例として、「介護職員悩み相談窓口」という名称で、専門スタッフが電話やメールで仕事の内容や人間関係、心身の健康状態など幅広く相談を受け付けています。
また、予約をすることもできるためじっくり話し合うことができます。外部の視点から悩みが解消され、仕事への見方が変わる可能性もあります。
資格を取得して介護の知識習得や実力向上を図る
デイサービスでの仕事は大変な面もありますが、資格を取得することで介護技術やレクリエーション企画力などのスキルアップを図ることができます。
正しい知識と技術を身につけることで、介護の負担を軽減や作業の円滑化、自信にもつながるでしょう。
苦手な人とのかかわりを必要最低限に抑える
苦手な人との対人関係に悩むことは珍しいことではありません。そういった場合は、その人とのコミュニケーションを必要最低限に抑え、余計な関わりを避けることが大切です。
成果と効率を上げるには、良好な人間関係を築くだけでなく苦手な人との関わり方をコントロールする力も必要不可欠なのです。
転職もためらわずに視野に入れる
上で紹介してきたような対処法でも、「自分には向かない」と感じた場合は、転職を選択肢とすることもおすすめです。
現在の職場環境や働き方があなたに合わない可能性があるため、新しい環境で働くことで違った働き方が見つかるかもしれません。
ただし、転職には経済的不安や人間関係への不安などのリスクも伴います。転職を決める前に、現職場での利点と欠点を冷静に比較検討することが大切です。
デイサービスで働くやりがいは?
ここでは、デイサービスで働くやりがいついて紹介します。
利用者さんに感謝される
利用者や家族とのコミュニケーションを通して、感謝を伝えられる場面が多いでしょう。
利用者やご家族から感謝の言葉をいただくと、自分たちの支援が役立っていると実感でき、大きな喜びとなります。
成長を実感しやすい
利用者の方々と密に関わることで、介護の実践的な知識と経験を直接身につけられるという大きな魅力もあります。
仕事によって知識や経験を身につけられたという実感は、モチベーションを大きく高めてくれるでしょう。
スタッフ同士で一体感が生まれる
デイサービスの醍醐味は、スタッフ同士の固い絆があることです。
レクリエーションや行事の企画・実施など、様々な業務に一丸となって取り組み、スタッフ全員で意見を出し合い実行していく過程で自ずと一体感と共感が生まれてきます。
そして、利用者の方々の笑顔と感謝の言葉に繋がった時の達成感は言葉に尽くせないのです。
各デイサービスの特色
ここでは、各デイサービスの特色について説明していきます。
通常のデイサービス
大規模なデイサービス
大規模なデイサービスは、一日の利用者が26名と活気に満ち溢れた場所です。
利用者が多数いることでスタッフも多数必要となり、一日中ポジティブなエネルギーに満ちています。
大規模なデイサービスでは、幅広いアクティビティを通じて利用者は新しいスキルを身につけたり、物事を違う視点から見る機会を得られます。
小規模なデイサービス
小規模なデイサービスは利用定員が1日18名以下と少なく、アットホームな雰囲気と一人ひとりに寄り添ったサービスが魅力です。
利用者数が少ないため、雑務の負担が軽く丁寧に一人ひとりと向き合うことができます。
そのため、一人ひとりとの関わりを重視する方にはお勧めの職場です。
リハビリ特化型デイサービス
リハビリに特化したデイサービスは、機能訓練を中心としたサービスを提供しています。
日中の活動時間は半日程度と短めですが、適度な負荷をかけながら継続的に参加できるよう配慮されており、利用者は体力の回復や活動力の向上を図ることができます。
スタッフは専門的なリハビリや訓練の知識を身につける機会があり身体的な介護よりもリハビリに注力するため、負担が少なく健康に働ける環境が整っています。
宿泊型デイサービス
また、宿泊を伴う「宿泊型デイサービス」があります。この施設では、夜勤の機会が多いため夜勤手当などの報酬が昼勤より高くなっています。
業務内容は、昼間のデイサービスと同様に、利用者の排せつ介助や入浴、食事の支援などを行います。
加えて、夜間は施設内を定期的に巡回し利用者の安全を確保する役割も担います。
認知症対応型デイサービス
認知症対応型デイサービスは、認知症のある方々にとって安心して過ごせる小規模な環境が整えられた施設で、一日の利用者は12人未満です。
ひとりひとりの症状に合わせた丁寧なケアが行われています。認知症の症状の緩和を図りながら、日々の生活に喜びと安らぎを届けるため、最高のケアが提供されています。
デイサービスに必要な資格や経験
ここでは、デイサービスに必要な資格や経験について紹介していきます。
介護職員初任者研修
基本的な介護スキルを身につけるには「介護職員初任者研修」(ヘルパー2級と呼ばれる)が必要です。この研修では、入浴や排せつなどの日常生活の支援に関する知識と技術を習得できます。
一方、より専門的なケアが必要な利用者に対応するためには、介護福祉士や介護職員実務者研修の資格が必要となります。
介護福祉士では介護技術に加えて福祉の観点からの知識を学ぶことができ、介護職員実務者研修では現場経験に基づく実践的な技術を身につけることができます。
カウンセラーの資格や介護アロマコーディネーター
また、心理カウンセラーや介護アロマコーディネーターの資格があれば、心理状態に寄り添い、アロマの香りを活用してリラックスできる環境を提供できます。
これらの資格は必須ではありませんが、取得することでサービスの質を高めることができるでしょう。
考案力、コミュニケーション能力
デイサービスの仕事では、良質なプログラムは利用者の満足度につながるため、レクリエーション活動を企画する力が欠かせません。
また、利用者やその家族、スタッフとの円滑なコミュニケーションも重要です。相手の気持ちを理解して対応できる対人スキルが必要とされます。
その他の持っていると役に立つスキル
さらに、利用者の送迎業務を担当する可能性があるため、普通自動車運転免許を持っていると選択肢が広がります。
また、利用者の安全を守るためには、救命講習を受けて救急対応のスキルを身につけることも効果的です。
デイサービスの介護職員の給料・福利厚生
ここでは、デイサービスの介護職員の給料と福利厚生について説明します。
デイサービスの介護職員の平均給与
デイサービスの介護職員の待遇については、勤務形態によって大きな差があります。
常勤の場合は平均で月給28万円程度ですが、非常勤ではその3分の1程度の11万円前後となっています。
この違いは、常勤者には責任が重く専門性も求められるため、そうした労働に見合った報酬が支払われているためです。
他の介護職員の平均給料と比較
施設 | 平均月収 |
デイサービス | 27万8,180円 |
デイケア | 29万7,980円 |
有料老人ホーム | 31万9,760円 |
介護老人福祉施設 | 34万5,590円 |
訪問介護事業所 | 31万4,590円 |
参考:厚生労働省『令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果 』
この表から、介護業界では施設の種類によって平均月収に差があることがわかります。
最も高いのは介護老人福祉施設の34万5,590円で、最も低いのはデイサービスの27万8,180円です。また、訪問介護事業所や有料老人ホームも比較的高い水準にあります。
デイサービスに転職する際に考慮するべきポイント
デイサービスへの転職を検討する際は、自分の希望に合った職場を選ぶことが重要です。
ここでは、デイサービスに転職する際に考慮するべきポイントを紹介していきます。
施設ごとの雰囲気や違いを把握できているか
各施設には独自の特色や雰囲気があるため、自分に合った職場を見つけることが求められます。。
リハビリに特化した施設では専門的な知識が求められ、認知症対応施設では認知症ケアの経験が必要となります。
自分のスキルと希望する職場環境を明確にした上で、施設見学や現場スタッフからの情報収集を行いましょう。
給与に満足できるか
デイサービスでは夜勤がないため、その分給与が低めに設定されがちです。
一方で、プライベートの時間が確保しやすいというメリットもあります。
自分が何を最優先したいのかをしっかりと見極め、給与とプライベートの両立を踏まえて、バランスの取れた職場選びをすることが重要です。
職場の雰囲気、教育研修制度は十分であるか
仕事のストレスを感じるかどうかは職場の環境が影響します。特に初めて介護の仕事に就く方や未経験者は、しっかりとサポートしてくれる職場を選ぶことが重要です。
教育研修制度が整っている職場なら、効率的にスキルを身につけることができます。
また、職場の雰囲気も働く上で大切な要素です。良好な人間関係やチームワークの有無は、業務の進め方だけでなく自身の仕事へのモチベーションにも影響するでしょう。
施設の経営は安定しているか
さらに、施設の経営状況を見極めることも重要です。
介護報酬改定やデイサービス間の競争激化により、経営が厳しくなり撤退する施設も増えています。長期的にキャリアを積んでいくためには、経営基盤が安定した施設を選ぶ必要があります。
利用者にとって本当に良い施設なのか、従業員として働きやすい環境なのかを評価しましょう。
さらに、利用者や従業員の生の声から施設の実情や経営状況を知ることができるため、施設の口コミを参考にするのもおすすめです。
デイサービスの仕事内容まとめ
デイサービスの仕事は、一概に「きつい」「楽」と言えるものではありません。感じ方は、個人の経験や能力、そして仕事に対する捉え方によって異なります。
ただし、未経験者でも始めやすいように研修が整っており、誰でも学びながらスタートできる環境が整っています。
見た目には簡単そうに思えるかもしれませんが、実際には利用者一人ひとりのニーズに合わせて対応する業務となっているのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。