【入門編】プログラミング初心者は何から始めるべき?勉強法を基礎から解説
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プログラミングの世界に興味はあるものの、何から手を付ければよいか分からずに戸惑っている方も多いと思います。
ここでは、初心者の方向けにプログラミング学習の第一歩を踏み出すために必要な基礎知識を紹介します。
この記事を読めばプログラミングについてある程度の理解はできるはずです。
プログラミング初心者が知っておきたい基礎知識
そもそもプログラミングとは
プログラミングとは、コンピューターに対して特定の処理を行わせるための一連の手順を記述することです。
この手順はプログラムと呼ばれ、「特定の状況下で特定の動作を行う」、「目標を達成するためにこれらの処理を実行する」といった具体的な指示をプログラミング言語で書き、コンピューターに理解させ処理させます。
プログラミング言語はコンピューター専用の言語で、プログラミングは「人間の言葉をコンピューターが理解・実行できる形式に翻訳する作業」であるといえるでしょう。
最新の高性能コンピューターであっても、その機能はすべてプログラミングによって制御されており、コンピューターの能力を最大限に活用するには人間がプログラムする必要があります。
プログラマーが目指せる就職先
主な就職先としては、IT企業での製品開発、非IT企業の社内システム開発、フリーランスとしての独立、コンサルタント業などが挙げられます。
IT企業での製品開発
IT企業ではシステムやソフトウェア開発にプログラマーが求められ、大手からスタートアップまで幅広い働き口があります。
非IT企業の社内システム開発
非IT企業でもITに関わる部門が存在し、ビジネスを支えるシステム開発でプログラマーの力が必要とされています。
フリーランスとしての独立
独立したフリーランスとしても活躍できますが、フリーランスだと収入が不安定になるリスクがあります。
コンサルタント業
他にもコンサルタントとして他社のシステム改善や開発プロジェクトをサポートする道もあり、技術力に加えコミュニケーション能力が求められます。
このように、プログラミングスキルは多方面で必要となってくるスキルであり、身につけていると様々な現場で活躍することができます。
プログラミングの勉強に必要なもの
プログラミングの勉強を始める前に、まず準備をする必要があるものがいくつか存在します。
スペックが十分なPC
まず、PCがないとプログラミングの勉強はできません。大規模なプロジェクトやゲーム開発など、処理負荷の高い作業を行う場合は、十分な性能を備えたPCが不可欠です。
場所を選ばずに学習したい場合はノートパソコンがおすすめです。
しかし、ノートPCは同価格帯のデスクトップPCに比べて性能が劣る場合が多いため、ある特定の場所でのみ作業することが決まっているならデスクトップPCの方がおすすめです。
移動性や処理能力を考慮しつつ自分の目的に合った適切なPCを選択するようにしましょう。
開発環境の設定
プログラミングを効率的に行うには、適切な開発環境を整備することが重要です。
開発環境とは、プログラミングの作成や実行を円滑にするためのソフトウェアのことで、使用する言語によって異なります。
例えば、Pythonを学ぶ場合は、Python専用の開発環境を用意する必要があります。また、統合開発環境(IDE)というシステム開発を効率化するアプリケーションソフトウェアを利用すると作業が効率化できプログラミング学習に役立ちます。
開発環境には様々な種類があるため、これもPC同様に自分のパソコンの性能や技術レベルに合ったものを選ぶことが重要です。
プログラミングの勉強に要する1日の勉強時間
実際のプログラミングの勉強に要する目安時間はどのくらいなのでしょうか?
独自調査を行ってみました。
独自調査によると、1日1時間以上プログラミングの勉強を行っていた方が88.9%を占め、その中で半分以上の方が1日3時間以上の勉強を行っていたようです。
実際にはプログラミングを習得するのに必要な時間には個人差があるため、調査結果もあくまで目安と考えるべきです。
しかし、毎日短時間でもプログラミングに触れることで挫折することなく学習を進められるのは確かでしょう。
プログラミング初心者は何から始めるべき?
まずはゴール設定をする
プログラミングを学ぶ際には、明確な目標を持つことが重要です。
具体的な目標があれば、何を学び、どのようなスキルを身につける必要があるかが明確になり、勉強がスムーズに進みつらい時期があっても乗り越えられます。
一方で、漠然とした「プログラミングを習得したい」といった目標では、継続した学習が難しくなります。
初心者の方は最初に、「何を達成したいのか」「何を作りたいのか」といった具体的な目標を設定することをおすすめします。
学ぶプログラミング言語を決める
目標が定まれば、次はその目標を達成するのに最適なプログラミング言語を選択する必要があります。
どのプログラミング言語を選択すべきかは自分の学習目標や将来の目標によって異なってくるため、適切な言語を選べば、効率的に学習を進め、習得したスキルを最大限に活用できます。
つまり、自分の目標や作りたいものに基づいて、自分が最も必要とするプログラミング言語を選択することが重要です。
教材・勉強方法を選ぶ
勉強するプログラミング言語が決まったら、自分に合った教材や学習方法を選びましょう。
書籍を使えば大まかな学習の流れと基礎的な知識を身につけることができ、最近では実践を重視したインタラクティブな学習サイトも増えています。
オンラインの自宅学習なら自分のペースで進められますが、スクールや教室ならわからないことをその場で質問しやすいというメリットがあります。
このように、勉強方法や教材にも様々な種類があるため、自分のスタイルや環境に合わせて、複数の方法を試してみるのがおすすめです。1つの学習方法に固執せずに最適な学習方法を見つければ、効率的にプログラミングスキルを身につけられるでしょう。
基礎的な文法・構文を押さえる
勉強前の準備が完了したら、その選んだ言語の基本的な文法や構文をしっかりと理解していくことから勉強を始めましょう。言語の特性を捉え、自由に扱えるようになるためには、その基礎を押さえる必要があります。
初めは新しい概念に戸惑うこともあるかもしれませんが、地道に基本を学ぶことが、次のステップへ進む土台となります。焦らずにコツコツと学習を重ねていきましょう。
簡単なサービスを作ってみる
プログラミングの基礎を学んだら、次は実践的な経験を積んでいきましょう。
最初は簡単なウェブサイトやアプリを自作するのがおすすめです。
学習サイトや書籍の例題やサンプルコードを参考にしながら、自分なりのものを作り上げていくと良いでしょう。初心者でもわからない箇所があったとしても参考資料を見直せば解決策がわかります。
作ってみることで自分の成長が目に見えるものとなり、達成感を得ることができるためもっと勉強しようというモチベーションの向上につながります。
【入門編】プログラミング初心者の勉強方法
参考書を使って勉強する
書店やオンラインショップでは、様々なプログラミング関連の書籍が手に入ります。これらの本は幅広い知識を提供してくれるため、時間や場所を選ばずに自分のペースで学習できます。
ただし、同時に複数の本を読むのではなく、1冊に絞り込んで内容を深く理解することが重要です。理解したつもりでも、繰り返し読むことで新たな発見があるかもしれません。また、本に掲載されている練習問題を繰り返し取り組むことで、より理解が深くなっていきます。
評価の高い本を選ぶのも良いですが、書店で実際に手に取り内容を確認した方が自分に合った本を見つけやすいです。
参考書を活用すれば、セミナーやスクールに通うよりも費用を抑えられるというメリットもあります。
ビジュアルプログラミングで慣れる
ビジュアルプログラミングとは、文字でのプログラミングではなくブロックやオブジェクト等の図形を組み合わせることで視覚的にプログラミングすることができるものです。
文字だけの時よりも直感的に理解しやすくなっているのでプログラミング初心者にとってビジュアルプログラミングは取り組みやすくなっています。
ビジュアルプログラミングの最大のメリットは、コードを書く必要がないため、すぐにプログラミングに取り組めることです。日本語で表記された部品を組み合わせるだけで、プログラムの構築が可能になります。
このように、初心者でも構文エラーやスペルミスに悩まされることなく、プログラムの動作や複雑なシステムの組み立て方を理解することができます。
ゲームのような感覚でプログラムの動きを正確に学びながら、その構造と論理性を身につけることができるのです。
オンライン自主学習サービスを活用する
オンライン自主学習サービスとは、基本的なプログラミング学習を動画やスライドを見ながら行うことができるサービスのことです。
具体的には、Progateやドットインストール、テックアカデミーといったオンライン学習サービスが多く活用されています。
インターネット上にはプログラミング学習サイトが無料のものから有料のものまで幅広く用意されており、初心者は自分の予算やスタイル・ペースにあった勉強方法を選択することができるため、この方法は本が苦手な初心者や時間や場所に縛られずにプログラミングの勉強をしたい初心者におすすめできる勉強方法といえるでしょう。
近年では、ゲーム感覚でプログラミングを学べる環境も登場しています。中でも「Minecraft」を活用したプログラミングスクールは注目を集めており、ゲーム好きな人に最適な勉強方法と言えるでしょう。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールでは、専門的な知識と経験を持つ講師陣から指導を受けることができ、つまづいても直接相談できるのがメリットです。
初心者が学び、技術を身に着けられるように初心者が躓きがちな点を踏まえ克服できるようなカリキュラムが用意されているため効率的に学習を進めることができます。
プログラミングスクールなら、時間も無駄にせず確実にスキルを身に着けられるでしょう。
プログラミング初心者は独学とスクールどちらがおすすめ?
独学のメリット
プログラミングの独学は、スクールと比べてかかる費用を抑えられる、自分の問題解決力の向上、そして場所や時間にとらわれず勉強できるという自由性の3つが大きなメリットとなっています。
費用を抑えられる
独学ではインターネット上の無料の情報を活用することが多いため、スクールに対して払うような高額な受講料を払う必要がないです。
問題解決能力を身に着けられる
疑問点やエラー等に自分で解決策を見つける必要があるため、問題解決能力が自然と身につきます。このスキルはエンジニアとして働く上で欠かせません。
時間や場所にとらわれず勉強できる
最後に、オンライン学習サイトを利用すれば、自分のライフスタイルに合わせて自由に学習計画を立てられます。家やカフェ、公園、電車の中など、集中できる場所で気軽に勉強を始めることができ、その結果効率的に勉強を進めることができます。
独学のデメリット
一方で独学には、自分でモチベーションの維持をしなければならない、プログラミングスキル習得に多くの時間が必要となる、本当にプログラミングスキルが習得できたのか正確に評価することが難しい、といったデメリットがあります。
モチベーションの維持が必要
他者からの刺激がなく一人で頑張るしかない状況であるために、自己管理能力が低い人の場合怠けてしまい継続的な勉強が達成できない可能性があります。
スキル習得までにかなりの時間がかかる
また、疑問点を自力で解決しなければならず、わからないときに相談できる人がいないので勉強が停滞しスクール通いの人よりもスキル習得に時間がかかりがちです。
スキル習得できたかどうかはっきりしない
さらに、自己評価がベースとなるため、スキルレベルを過小または過大評価してしまうリスクもあります。
スクールのメリット
プログラミングスクールは、効率的な学習環境、質問しやすい体制、就職支援サービスなど、多くのメリットがあります。
効率的な学習環境
目標とする分野に特化した言語を短期間で習得できるため、時間的制約のある社会人にとって魅力的です。
質問しやすい
また、分からないことは即座に講師に質問できるので、挫折することなく着実に学習を進められます。
就職支援サービスを受けられる
さらに、一部のスクールでは履歴書作成から面接対策まで、就職活動全般をサポートしてくれます。メンターによる技術指導と専門家によるキャリアアドバイスが受けられる環境は、初心者にとって心強い支えになります。
スクールのデメリット
プログラミングスクールの大きなデメリットとして、費用面での負担が大きいことが挙げられます。
費用面での負担が大きい
多くのスクールが高額な受講料を求めており、個人の経済状況によってはプログラミングスクールに通いたくても通えないといった状況が発生してしまいます。
望む就職が必ずできるわけではない
また、スクールの卒業が必ずしも自分の望む就職につながるわけではありません。無料のプログラミングスクールの場合、学生が卒業後にそのスクールの提携企業に就職することが前提で無料になっていることが多いために、卒業後に自分の希望しない企業へと望まぬ就職をしてしまった人も多く散見されます。
プログラミングを独学するなら
プログラミングの独学は、時間と場所に縛られず自分のペースで勉強できるというメリットがあります。
具体的にはどういった手順で勉強していくのでしょうか。
基礎的な独学の手順
プログラミングを独学で学ぶ際は、まず目標を明確にすることが重要です。目標があれば、効率的に学習を進められます。その上で、「インプット」「アウトプット」「チェック」「アジャスト」の基礎サイクルを繰り返すことが重要です。
インプットでは、教材やサンプルコードから基本的な概念や文法・構文を学びます。
アウトプットでは、学んだことを活かしてコードを書いて理解度を確認します。
チェックでは、間違いや足りない部分を見つけ、アジャストで修正や改善を行います。このサイクルを繰り返すことで、確実に応用力が身につきます。
独学の際は、わからないことは決して飛ばさず、理解できるまで時間をかけることが重要です。少しずつでも着実に学ぶことが、プログラミングの基礎を身につけるための鍵となります。
応用的な独学の手順
応用的な独学の手順でも基礎的な独学の手順の際と同様に目標を明確にすることが重要です。
その次に、実装したい機能の設計などの計画を立てた後に「インプット」「アウトプット」「チェック」「アジャスト」の基礎サイクルを繰り返します。
応用的な独学では、計画を立てることに始まり、コーディング、テストまで一連の開発工程を経験することが重要です。
そうすることで、ウェブサイトやアプリなどの具体的な成果物を作ることができ、アイデアの実現可能性も判断できるようになります。
プログラミングを習得するために利用したサービスは?
プログラミングのスキルを習得した人たちは実際にはどこで習得しているのでしょうか?
独自調査を行ってみました。
独自調査によると、イベント・セミナーで習得した人はあまりいませんでした。
また、独学者が主として用いているインターネット上の無料媒体・書籍でスキルを習得した人と対面口座やオンラインスクールに通いスキルを習得した人ではスクール通いの方が多かったですが、差は8人であり大きな差があるという結果には至りませんでした。
この結果から、独学とスクールのどちらかに偏るのではなくスクールに通いながらインターネット上の無料媒体も活用するという勉強方法が効果的だと考えられます。
初めて勉強するプログラミング言語の選び方
プログラミング初心者が最初に学ぶべき言語5選
初心者がプログラミングを始める際におすすめなプログラミング言語を5つ紹介します。目的や関心に合わせて、自分に最も適した言語を選んでみてください。
Java
まず、企業で幅広く使われている「Java」があります。
大規模なアプリケーション開発に向いており、一度覚えれば様々なプラットフォームで動作するメリットがあります。
Python
AIや機械学習の分野で人気の「Python」です。
簡潔で読みやすいコードが特徴的で、初心者にも学びやすい言語と言えます。
ITトレンドの最先端の分野で活用されていることもあり、今後もニーズが高まっていくでしょう。
Ruby
Webアプリケーション開発に適している「Ruby」も人気があります。
「ストレスなくプログラミングを楽しむ」という目的で開発された国産のプログラミング言語で、コンパクトでわかりやすいコードが書けることから開発の効率が良いとされています。
HTML・CSS
Webページを作成する「HTML」と「CSS」があげられます。
HTMLで文章の構造などを作り、CSSで文字の色や大きさ、表示する位置などのデザインを整えるという役割分担があります。
それぞれの言語の特性や得意分野を把握し、自分の目的に合った言語を選んでプログラミングの勉強を始めましょう。
自分に合ったプログラミング言語を選ぶ
プログラミングを学ぶ際には、自分の目的に合わせてプログラミング言語を選ぶことが重要です。
自分に合った言語を選べば目標達成へと向かいやすくなり意欲的に学習を続けられる一方で、誤った選択をすれば目標達成までにかなりの身体的・精神的労力を要するため途中で挫折してしまうリスクがあります。
まずは、プログラミングを学ぶ目的を明確にしましょう。目的が明らかになれば、その目的に合った最適な言語を選ぶことができます。
また、選んだ言語に関する情報が豊富にあるかどうかも重要なポイントです。参考書や情報量が多ければ、学習の効率が上がり、スキル習得がスムーズになる上にエラーや課題の解決も容易になります。
プログラミングの現場でよく使われる言語は?
実際のプログラミングの現場でよく使われている言語について、独自調査してみたところ、半分以上の方がJavaを使用しているようです。
現場よく使われている=需要が高いということから、需要の高い言語を学びたい方にはJavaがおすすめです。
初心者がプログラミングで挫折しないための学び方
初心者のやりがちな間違った勉強法
丸暗記しようとしてしまう
すべてを暗記しようとすることは避けて、プログラミングの考え方や手法を理解するようにしましょう。プログラミングの技術は日々進化しているため、すべてを覚えるのは不可能です。
情報収集にばかり時間を使う
情報収集に夢中になり過ぎないことも重要です。SNSには様々な情報がありますが、その中から必要な情報を選び出すことが難しい場合があります。結果として、時間だけが無駄になってしまうかもしれません。
複数の言語を同時に学ぶ
また、複数の言語を同時に学ぼうとするのも避けた方が賢明です。一つずつ丁寧に学んでいく方が確実に実力がつきます。
アウトプットをしていない
知識だけを詰め込むという勉強法も避けた方がよいでしょう。インプットだけでなくアウトプットの場として実際にコードを書く練習を欠かさないことが重要です。
結局のところ、間違った勉強法を続けていると挫折する可能性が高まるので、プログラミングを学ぶ際には正しい学習方法を心がけることが重要です。
挫折を避けるためのポイント
全体像を把握する
プログラミング学習を効果的に進めるためには、まず全体像を把握し、焦らずに少しずつ着実に知識を積み上げていくことが大切です。
学習コミュニティに参加する
孤独感や挫折感を感じやすいプログラミング学習において、積極的に学習コミュニティに参加し、共に学ぶ仲間とのつながりを作ることが重要です。
そうしていれば、分からないことがあった際にメンターや仲間に質問し、一緒に解決策を考えることで学習の深化と挫折リスクの低減に繋げることができます。
【現役エンジニア直伝】プログラミングを効率的にマスターするコツ
最初から完璧を目指さない
プログラミングの学習では新しい概念や馴染みのない専門用語が次々と現れます。
それらを一度にすべて理解しようとすることは現実的ではないので、最初から完璧を目指すのではなく一度に理解できる範囲から着実に進めていくことが重要です。
そのため、用語や概念の概要的な把握から始め、疑問点や理解が浅い部分は追加学習で深堀りしていくのが効率的です。
力を借りながら勉強する
プログラミングを学習する際、他の人やAIの力を借りることは非常に重要です。
30分以上悩んでいる問題や理解が難しい箇所があれば、自分で抱え込み過ぎず他の人にすぐ質問しましょう。質問することで勉強が停滞することを防ぐことに繋がるだけでなく、自分では気づかなかった考え方に触れられるため非常に効果的です。
近年では、AIを活用して自己学習を進める勉強方法も注目されています。AIを使えば、効率的にプログラミングの知識を身につけながら、時間も大幅に節約できます。
具体的にはAIツールに専門用語を問い合わせると、その場で必要な情報を提供してくれます。インターネットから最適な情報を引き出してくれるため、自分で検索する手間が省ける上に、AIによる自動検索は精度が高いので、情報収集の際の誤りも減らせます。
手を動かしながら学ぶ
とにかく手を動かしながら勉強するとプログラミングは効率的に学習できます。
参考書に書いてある内容や実際のコードをただ眺めるだけでは十分ではなくプログラミングスキルが身につきません。
コードの仕組みや細かい箇所が理解できなかったとしても、まずは書いて写してみるだけでも、非常に効果があります。
SNSやニュースサイトで情報収集をする
プログラミングの学習では、SNSやニュースサイトを活用した情報収集も効率的な勉強法の一つに挙げられます。
プログラミング環境は日々進化を遂げており、新しい技術やツールが次々と登場しています。そのため、最新情報を追うことがプログラマーには欠かせません。最新情報に触れることで、新しいアイデアや解決策を見つけることができるかもしれません。
エンジニアの中にも、noteやTwitterなどのSNSで技術情報を発信している人がいます。そこには実践的な知見やノウハウ、具体的な実装方法などの詳細な情報が載っているため、参考書以外の情報源から学ぶことは大変有益でしょう。
また、テクノロジー系のニュースサイトも活用すべきです。新しい言語やフレームワーク、ライブラリの登場やアップデート情報をいち早く知ることができ、学習を効率的に進めることができます。
【無料あり】初心者におすすめのプログラミング教材3選
Progate
プログラミング学習サービス「Progate」は、初心者に分かりやすい学習教材の一つです。
視覚的に学びやすく作られているイラスト入りのスライド形式の教材を活用しながら自分のペースに合わせて学習できるだけでなく、実際の制作を通してプログラミングスキルを身につけることができます。
Progateはブラウザ上で完結するため、開発環境が整っていない初心者でもすぐに勉強を始められる点が初心者におすすめできる一因です。
レッスンは初心者にとって最適な順序で用意されているため、段階を追って着実に学習を進められます。
さらに、Progateはウェブサイトだけでなくアプリでも利用可能です。スマートフォンで学習できるので、移動時間などの空き時間を活用してゲーム感覚で勉強を続けられます。
ドットインストール
ドットインストールは初心者向けのプログラミング学習サービスで動画中心の教材を提供しています。
動画は具体的で詳細な解説を含んでおり、初心者にとって非常に分かりやすく理解を助けるように、かつ動画の長さは3分程度と短く作られているため、効率的な学習を行うことができます。
また、動画は無料で視聴することができるという点も初心者にとって大きな魅力だと感じられるでしょう。
テックアカデミー
テックアカデミーは、プログラミングスキルを身につけ、転職や副業、フリーランスとして活躍したい方向けのスクールです。
初心者でも安心して学べる入門的なカリキュラムが用意されており、在職中の現役エンジニアが一人ひとりに寄り添い、つまづいた際の手助けに加え、実践的なアドバイスやキャリアサポートを提供してくれます。
このようにテックアカデミーでは、プログラミング学習者が自信を持ってプログラミングの世界に飛び込めるよう、現役エンジニアが手厚くサポートしてくれます。
また、修了後も副業案件や求人情報の紹介など、習得したスキルを活かす機会を提供してくれます。
プログラミング初心者の勉強法に関するよくある質問
プログラミングにおける最も一般的な初心者のエラーは何ですか?
プログラミング初心者が最も多く直面するのがシンタックスエラーです。
これは、プログラミング言語の文法ルールに沿っていないため、コードが正しく実行されない状況を指します。文法的な誤りや、打ち間違え、括弧の開閉ミスやセミコロンの欠落など、初心者にとってはつまずきやすいエラーです。
このようなエラーは、まず示されたエラーメッセージを注意深く読み、多くの開発環境ではエラーが発生した行や箇所が示されるので、その情報をもとにエラーの原因を特定し修正を行うことで対処することができます。
こういったプロセスを繰り返すことで、初心者は自分の理解不足や勘違いを認識し、それを修正することでプログラミングスキルを磨くことができます。
学習の進捗が遅いと感じたらどうすればいいですか?
プログラミングの学習は複雑で、理解するのに時間がかかるものです。
進捗が遅いと感じても焦らず、それを受け入れながらじっくりと進めることが重要です。
分からないことがあれば、一人で抱え込み過ぎずにオンラインコミュニティなどで他の学習者に助けを求めましょう。
また、効率的な学習のためには、適度な休憩を取りながら知識を定着させる時間を作ることが大切です。
初心者のプログラミング勉強法まとめ
プログラミングの学習は容易ではありませんが、自分に合ったプログラミング言語・勉強方法を選び、正しい手順で学習すれば着実に力をつけていけます。
その上で、不明点や疑問点を解消するために周りの力を借りたり、実際に手を動かしてコードを書いてみるという経験をしっかり積むことで、より理解が深まり将来エンジニアとして活躍できる可能性も高まります。
結局は、継続して学習を重ねることが重要です。
一歩一歩着実に進めば、プログラミングの世界を楽しめるようになるでしょう。