プログラミングに最適なパソコンは?おすすめPCや選び方を紹介!
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プログラミングにはパソコン環境を用意することが必須です。
しかしプログラミングを始めるために初めてパソコンを購入しようとしている方の中には、「いったいどれを選ぶべきなのかわからない!」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では自分に合ったパソコンを見つけることができるよう、プログラミング用パソコンの選び方をご説明したうえで、筆者おすすめのパソコンもランキング形式で紹介します。
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プログラミング用にパソコンを選ぶべき理由とは?
まず、開発するアプリケーションやソフトウェアには、それぞれ適した開発用PCが存在しています。
各パソコンのOSやサポートされている言語・環境は異なるため、適切なパソコンを選ばないと、思うようにコーディングできずトラブルに見舞われる可能性があります。
まず初心者が直面するのはWindowsとMacの2つですので、まずはこれらの違いについて見ていきましょう。
Windowsはゲーム開発用PCに適している
Windows上には豊富なゲーム開発ソフトウェア、特に3DCGソフトウェアが揃っています。また、Visual Studio、VBA、C#などのゲーム開発によく使われる言語もWindows環境に親和性が高い点が特徴です。
加えて、Windowsパソコンは自作がしやすく、組みあがったものではなく自作PCかBTOPCを購入すればあとから各パーツを自身で付け替えてアップグレードできるため、将来の高負荷な開発も視野に入れることも可能です。
このように、WindowsのPCは高負荷なグラフィック処理を必要とする開発に適しています。
MacはApple製品のアプリ開発用PCに適している
Apple製品向けのアプリ開発には、Apple社の提供する統合開発環境XcodeとMac専用のプログラミング言語SwiftやObjective-Cが不可欠です。
この開発環境はMacでしか利用できないため、アプリ開発をしたい方はMac一択でしょう。
また、MacはWindowsPCにくらべて開発用PCとしての性能が高いと個人的には感じています。
わかりやすいUIや持ち運びのしやすい筐体は開発者にとってメリットが大きいですし、プログラミングスクールなどの動画でもMacが使用されていることが多いため教材と同じUIで学べるのも初心者にとっては嬉しいポイントです。
このように、開発するものに合わせて最適なパソコンを選ぶことで開発速度や品質が十分でストレスの低い環境をつくることができます。
PCのスペックは開発に直接影響する
プログラミングの作業効率は、パソコンのスペックに大きく左右されます。
スペックとは、主にCPUの処理能力、メモリの容量、ストレージの読み書き速度などを指します。
それぞれの性能はそのPCが搭載している該当のパーツとそれを処理するCPUの性能によって決まり、その総合的な性能が高いほどPCとしての汎用性が高いといえます。
PCについては、大は小を兼ねるという言葉がかなりしっくりくるもので、今は小規模な開発しかやらないとしても、将来的に処理不可の大きい開発をする可能性があるなら少し無理をしていいものを買っておくべきです。
PCの寿命は約4年と言われており、その間ずっと小規模な開発をするわけではないでしょう。
「まだPCとしては使えるのにやりたいことに使えるスペックじゃないから買い替える。」
なんてことが起きないように、十分な性能を持ったPCを購入するべきだと個人的には考えています。
プログラミング用PCに必要なスペックやその費用相場
ではプログラミングを快適に行えるPCとして、必要なスペックはどのくらいなのかについて、それぞれのパーツの性能を見ていきましょう。
CPUがCorei5以上
CPUはパソコンの性能を左右する最も重要な要素です。
CPUは所謂パソコンの脳みそであり、このパーツの性能が高いほど基礎的な処理能力が向上します。
そのため、プログラミングを行う上では最も重視して性能が高いものを選びたいところです。
プログラミングを行う場合は、Intel製品ではCore i5以上、AMD製品ではRyzen 5以上のCPUを選ぶことをおすすめします。
行うプログラミングの種類によっては、上記でも足りない場合が全然あるので、必ずやりたいことに見合った性能を有しているかは確認しましょう。
メモリ容量は最低16GB
メモリとは、PCの作業状況を一時的に保管しておくエリアです。
そのため複数のアプリケーションを立ち上げて同時進行をするような開発では、このメモリの要領がダイレクトに開発環境の快適さに繋がります。
メモリが足りないと、PCの動作が重くなってしまったり、ひどい場合には作業中にソフトがエラーを起こして落ちてしまうこともあります。
プログラミングでは、複数のWebサイト、仮想環境、アプリケーションを同時に使用することが一般的なため、少なくとも16GBのメモリを確保することをおすすめします。
ストレージはSSDかつ256GB
パソコンに搭載されるストレージとは、データを保存するための機器のことを指します。
メモリと役割が似ているように思えますが、イメージとしてはストレージは冷蔵庫、メモリはキッチンのバットだと思うとわかりやすいかもしれません。(データは食材と違って腐ったり、使ったら無くなったりすることはありませんが・・・)
冷蔵庫が大きい方が、たくさんの食材を保管して置けるように、ストレージが大きいほど多くのデータを保存しておくことができます。
ストレージには「高速なデータ読み込みが可能なSSD」と、「大容量のデータを保存できるHDD」の2種類があります。
HDDは価格が手頃なため人気がありますが、起動や画面表示の速度ではSSDの方が優れています。
容量は256GBもあれば十分ですが、SSDにするかHDDにするかで読み込み速度にかなり違いが出てきます。
個人的なオススメとしてはSSD256GB、HDD1~3TBほどで2つもちして、保存したデータの使用頻度に応じて保存先を変えるのが良いでしょう。
プログラミング用パソコンの費用相場について
プログラミング用パソコンの価格は、OSやスペックによって大きく異なります。
Windowsなら7万円前後、Macなら13万円前後が相場です。
この価格帯であれば、プログラミングに必要な機能や性能を備えています。
デスクトップPCか、ノートPCかにもよって価格が変わってくるため、上記の価格帯にとらわれず必要だと思うものを買うのがおすすめです。
何を作りたいか、を優先して考え必要なスペックを備えているパソコンがあなたが買うべきPCの相場です。
プログラミング用パソコンの選び方
自分に合ったOSを搭載したPCを選ぶ
目的に合ったOSを持つPCを購入しましょう。
冒頭ではMacとWindowsを紹介しましたが、OSにも様々な種類があります。
プログラミングをしたい、学び始めたいという人にとってはまずどれを選んだらいいかわからない場合の方が多いでしょう。
その場合は普段使っているスマホと連携しやすいOSから選ぶのも選び方のひとつです。
普段iPhoneを使っている方はMacを買った方がプログラミング用途以外でも連携できるため使い勝手が良く、Androidを使っている方はWindowsを選ぶと同様に連携が容易で使い勝手が良いです。
ノートパソコンの場合は画面サイズや重さも考慮しよう
プログラミング用パソコンとしてノートパソコンを選ぶ際は、画面サイズとパソコンの重量にも注目する必要があります。
大きな画面は作業効率を高めるとともに疲労も軽減するため、開発作業には13インチ以上が適しています。
また、頻繁に持ち運ぶ場合は1.5kg以下の軽量モデルがおすすめです。重すぎると持ち運びが大変になり、場所に縛られず作業ができるというノートパソコンの強みを活かすことが難しくなります。
こうした細かな点もストレスなく作業できるかに大きく影響してくる重要なポイントとなります。
画面の見やすさにもこだわるべき
プログラミングの作業効率と快適さを高めるためには、画面の見やすさも重要となってきます。
大きな画面であれば複数のツールやファイルを並べて表示できるため、一度に多くの情報を把握することができ作業効率がアップします。
また、高解像度であれば目の疲労を軽減され、長時間作業しても快適でより集中力を維持することができます。
さらに、サブディスプレイを検討する場合は縦長のディスプレイを選べば、コードの見通しが良くなり、プログラムの全体像も把握しやすくなります。
近年のノートパソコンは、パフォーマンスと画面の見やすさの両面で優れたモデルが多数存在しているため、画面の見やすさでパソコンを選ぶのも一つの手段だと言えるでしょう。
長時間持つバッテリーのPCもおすすめ
ノートパソコンでプログラミングを行う場合、外出先や移動中の作業を想定すると長時間駆動するバッテリーが重要となってきます。
うっかりバッテリー切れが起こってしまうと、作業が自動保存されていなかった場合、長時間かけた自分の頑張りが0となってしまうという悲惨な状況が発生してしまい、非常にストレスが溜まってしまいます。
そのため、15時間以上のバッテリー寿命を持つパソコンを選ぶことをおすすめします。
長時間バッテリーが持続すれば、電源の確保が難しい場所や移動中でも作業を続けられ、カフェや交通機関内などでも安心して利用できます。
結果として、一日の作業時間を柔軟に調整できプログラミングの効率が大幅に向上します。
決められた予算内で選択する
プログラミングに適したパソコンを購入する際は、もちろん決められた予算内で購入するようにしましょう。
プログラミングには高性能なマシンが求められますが、高ければ高いほど良いという安直な考えで思い切って購入することは危険です。
初心者のうちに高すぎるものを買っても、その良さがわからなかったりそのパソコンを最大限活用できないという恐れがあります。
また、プログラミング学習中に挫折したり自分のやりたいことに合ったパソコンではなかったり等で、奮発して購入したパソコンが無駄となる可能性もあります。
使用言語や目的に合った必要なスペックを搭載しており、かつ予算内のパソコンで最適なものを選ぶようにしましょう。
保障やサポートがあるかどうか
パソコン選びでは、スペックや価格だけでなく、製品の保証やサポート体制も重要な要素です。
パソコンが故障した際や操作ミスによるトラブルが起きた際に、保証やサポートが充実していれば安心感が得られます。
ただし、保証・サポート体制の良さは一般的に価格に反映されるため、予算との兼ね合いを見極める必要があります。
プログラミング用パソコンおすすめランキング12選
プログラミングにおすすめなPCを紹介します。
【第12位】FMV LIFEBOOK UH90/F3 | FMVU90F3R
FMV LIFEBOOK UH90/F3は、長時間のプログラミングにも適した快適な使用感が魅力的なパソコンです。
手の疲れを軽減するため、コンパクトボディながらもフルサイズに近いキーピッチを実現おり、キーボードのタッチ感は2段階で調整可能でユーザーごとに最適な設定が可能です。
また、セキュリティ面でも指紋センサーによる簡単なサインインが便利な上に、バッテリー持続時間が長く外出先での作業にも適しています。
コンパクトでありながら機能が充実したおすすめのプログラミング用パソコンです。
【第11位】IdeaPad | IdeaPad Slim 170 クラウドグレー | 82VF004WJP
IdeaPad Slim 170 クラウドグレー 82VF004WJPは、映像とサウンドの高品質が魅力です。
プライバシー保護に配慮したスライド式カメラシャッターと、Dolby Audioによる迫力あるサウンドが特徴です。
さらに4-in-1メディアカードリーダーを搭載し、外部メディアとのデータのやり取りが手軽にできるため、機能性と利便性を兼ね備えた使い勝手の良いモデルと言えるでしょう。
【第10位】LAVIE | LAVIE N14 | PC-N1475CAL
LAVIE N14 PC-N1475CALは、モビリティと高性能を兼ね備えた上質なノートパソコンです。
どこにいても快適にプログラミングができる軽量・コンパクトなボディながら、プログラミング作業に適した高スペックを実現しています。
さらに、ヤマハ製のAudioEngineを搭載しており、臨場感あふれる自然な音質を体験できます。
スピーカーの音声範囲を調節可能で、プレゼンテーションや会議に最適な「ミーティング機能」や、オンラインミーティングでもクリアな音声を実現することのできる「ノイズサプレッサー」と「ルームエコー抑制」などの様々な機能も搭載しており、オンライン上での会議もプログラミング作業も快適で効率的なものにしてくれます。
【第9位】raytrek SDDE
raytrek SDDEは、第14世代Core i5 CPUを搭載しています。
この高性能で効率的な処理能力を持つCPUにより、長時間のコーディング作業でもパフォーマンスが低下しにくくなっています。
さらに16GBのメモリを備えているため、プログラムを高速に実行、複数のアプリケーションを同時に操作でき、開発効率とマルチタスク性能が向上するでしょう。
スリムなデザインながら高性能を発揮するこのパソコンは、デスク環境を有効活用できるコンパクトさと高い処理能力を両立した優れた製品です。
【第8位】THIRDWAVE F-14RP5 メモリ16GB搭載モデル
プログラミング作業に最適な14インチフルHDディスプレイを備えたTHIRDWAVE F-14RP5 メモリ16GB搭載モデルは、開閉式カメラカバーの「プライバシーシャッター」を標準装備しています。このシャッターにより、プライバシーが確実に保たれ、安心して作業に取り組めます。
また、メモリ16GBを搭載しているため、大規模データの処理や複数プログラムの同時実行にも対応できます。
プライバシー保護とパフォーマンスの両面からユーザーをサポートする、プログラミング用ノートパソコンとして魅力的な一台です。
【第7位】ASUS | Vivobook 15 | M1502YA-BQ183WS
ASUS Vivobook 15 M1502IA-BQ066WSは、長時間の作業にも快適に使えるよう設計されています。
特徴として、ブルーライト軽減機能で目の負担を軽くし大画面で作業がしやすくなっており、AIノイズキャンセリング機能により雑音を排除してクリアな音声通話が可能です。
さらに、Webカメラのプライバシーシールドも備わりセキュリティ面でも優れています。
こうした機能から、プログラミングの相棒として最適なパートナーと言えるでしょう。
【第6位】ASUS | ROG Strix G15 G513RW | G513RW-R76R3070T
ASUS ROG Strix G15 G513RW G513RW-R76R3070Tは、優れたハードウェア性能と高い拡張性が魅力のゲーミングノートパソコンです。
イルミネーションキーボードは個別のキー設定が可能で、Nキーロールオーバーにも対応しているため、複雑な操作を要するゲームでも快適にプレイできます。
また、Ryzen 7プロセッサとGeForce RTX 3070を搭載しており、高速な処理能力と鮮明な映像出力が特徴です。
プログラミングだけでなくゲーム開発にも適した優れた性能と汎用性が高く評価できるおすすめのパソコンです。
【第5位】LIFEBOOK | FMV LIFEBOOK AHシリーズ WAA/G3 | FMVWJ1AA71_AZ
LIFEBOOK FMV LIFEBOOK AHシリーズ WA1/G3 FMVWG3A153_AZは、優れたポータビリティと機能性を兼ね備えたプログラミング向けノートパソコンです。
15.6型の軽量ボディながら、最新のWindows11を搭載し、快適な作業環境を提供します。
キーボードはタッチタイピングに適した設計で、誤入力を防ぎ、高い入力精度を実現している上に、底付き前に入力を検知する機能によりプログラミングの効率化にも貢献します。
持ち運びやすさと高い実用性を兼ね備えたこのノートパソコンはプログラマーに理想的な選択肢となるでしょう。
【第4位】DELL ノートPC latitude 5290
コンパクトながら高性能なDELL Latitude 5290は、プログラマーに最適な多機能ノートパソコンです。
12.5インチの手頃なサイズながら、高解像度の液晶ディスプレイを搭載しコーディング作業もストレスなく行えます。
また、第7世代Core i5プロセッサと大容量メモリ、高速SSDを備えた強力な性能で、複雑な作業も快適にこなせます。
さらに、HDMI、USB 3.0などの豊富な接続ポートに加え、Bluetooth、Wi-Fiにも対応、内蔵カメラを活用したリモートワークにも適している、といったユーザーにとって有用な機能が様々搭載されています。
加えて、Windows 11 Professionalと正規のOfficeが最初からインストールされており、軽量でありながら高い耐久性を誇ります。
整備済みの安心品質と修理サポートが用意されているため、プログラマーに最適な一台と言えるでしょう。
【第3位】HP ノートパソコン HP 15s-fq5000
プログラミングに適した性能と機能を備えたHP ノートパソコン HP 15s-fq5000は、おすすめのパソコンです。
Windows 11 Homeを搭載し、Core i5プロセッサーと16GBメモリを備えた高性能な構成に加え、15.6インチフルHDディスプレイと512GB SSDを搭載しています。
Iris Xeグラフィックスも内蔵され、Microsoft Officeも付属しています。
さらに、USB Type-C端子をはじめ、さまざまな接続ポートを備えWebカメラも搭載されているため、リモートワークにも対応できます。
プログラミングに求められる性能と利便性を兼ね備えた一台です。
【第2位】マイクロソフト Surface Laptop Go
Microsoft Surface Laptop Goは、ロングセラーで信頼性と使いやすさを兼ね備えた優れたパソコンです。
軽量でスリムなボディが特徴的で、モバイル性の高さが魅力です。
12.4インチの高解像度タッチスクリーンディスプレイを搭載し、直感的な操作が可能です。また、ビデオ通話にも対応した720pのHDカメラを備え、コミュニケーションの質を向上させます。
USB-CやUSB-A、ヘッドフォンジャックなどの端子、また大型トラックパッドとフルサイズキーボードも搭載されており、さまざまなデバイスと接続することで自分に合った快適な作業環境を実現することができます。
Windows 10とOffice Home & Business 2019が最初からインストールされており、セキュリティ対策も万全です。
どこにいても安心して作業に打ち込める、高性能で携帯性に優れた一台と言えるでしょう。
【第1位】Apple MacBook シリーズ
Appleの高性能ノートパソコンMacBook Proは、プログラミングに最適なマシンです。
最新のM1やM2チップを搭載したモデルは、高難易度の作業をスムーズに処理できる卓越した性能を発揮します。
macOSはUNIXベースで安定しており、Linuxやサーバーとの親和性も高く、ストレスフリーの開発環境を実現します。
豊富なソフトウェア資産も魅力で、XcodeなどのApple開発ツールに加え、Terminalを使った効率的なコマンドライン操作が可能です。
さらに、高解像度の美しいRetinaディスプレイと頑丈な筐体は、長時間の作業にも適しています。
これらの特徴から、MacBook Proがプログラミングに最適なノートパソコンの一つとされていることがわかるでしょう。
ノートパソコンとデスクトップのそれぞれのメリット
パソコンの種類は大きく分けてノートパソコンとデスクトップの2種類があります。
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
ノートパソコンのメリット
まずは、ノートパソコンのメリットから見ていきましょう。
軽くてコンパクト
ノートパソコンは軽量でコンパクトなため、場所を選ばずに使用できるのが最大の魅力です。
外出先やカフェ、学校、職場など、行動を制限されることなく作業ができます。
自宅でも部屋を選ばず、リビングや寝室でも気軽に利用できるため、自由な働き方やライフスタイルに適しています。
セットアップが容易
ノートパソコンは初心者にとってわかりやすい設計になっています。
本体とディスプレイ、キーボードが一体型なので、デスクトップPCのように複雑なケーブル接続を行う必要がなく、パソコン本体の電源ボタンを押すだけで使うことができます。
こうした簡便性が、パソコン初心者にとってのメリットとして挙げることができるでしょう。
省電力が高い
ノートパソコンは、バッテリー駆動を前提としているため、省電力設計が施されています。
そのため、処理性能は多少制限されますが、電源の確保が困難な環境でも長時間使用できるメリットがあります。
デスクトップと比較してもかなり省電力な設計となっているため、とにかく電力消費を抑えたいのであればノートPCが最適です。
デスクトップのメリット
デスクトップのメリットについても見ていきましょう。
高性能パーツが搭載されている
デスクトップは広い内部スペースを持つ大きな筐体により、強力なクーリングファンを搭載でき、発熱するため冷却が必要となってくる高性能なCPUやグラフィックスカードなど搭載することができます。
そのため、ゲーミングPCや動画編集などの負荷の高い作業を行う際には、デスクトップがトップクラスの性能を発揮することとなります。
この点がデスクトップの大きなメリットの一つとして挙げられるでしょう。
拡張性が高い
デスクトップは拡張性に優れているという点も大きく評価されています。
特に、メモリやストレージの増設が簡単なので、アプリケーションの動作速度を向上させたり、大量のデータを保存したりできます。
また、多数のUSB端子を備えているため、様々な周辺機器を同時に接続して利用できます。
冷却性能・静音性も高い
デスクトップは広大な内部スペースを持つため、大型の高性能な冷却装置を搭載できる上に、内部の空間があることで適切な空気の流れが確保されやすく、さらに冷却性能が向上します。
これにより優れた冷却性能と静音性を実現し、長時間安定したパフォーマンスを発揮し長時間集中力を維持することができるという点が、デスクトップの冷却性能と静音性が高く評価されている一因となっています。
修理やメンテナンスが容易
デスクトップPCは、シンプルな内部構造のおかげでユーザー自身でメンテナンスが簡単にできるという点もメリットの一つとして挙げられるでしょう。
ホコリの掃除も自分ですぐにでき、専門的な知識なしに一般的な手入れができるのです。
さらに、キーボードやディスプレイなどの部品が独立しているため、ノートPCのように全体を修理に出す必要がなく、故障した部分だけを交換すれば修理できるという強い魅力もあります。
MacとWindowsのどちらがおすすめ?
MacとWindowsではどちらの方がプログラミングに向いているのでしょうか。
両者のメリットから見て考えてみましょう。
Macを使うメリット
Macを使うメリットについて見ていきます。
使いやすい
Macの最大のメリットは、直感的で使いやすいOSによる卓越した操作性で、使い慣れると作業の流れがスムーズになり効率的に作業を進められます。
また、高解像度の美しいディスプレイによってデザインや映像編集作業の精度を高まる、起動時間の短さにより待ち時間が減り作業効率が向上する。といったメリットもあります。
直感的な操作が可能で視覚的にわかりやすいという点から初心者におすすめできると言えます。
デザインと開発が一体化している
Macはデザインと開発が一体化しているため初心者から上級者まで幅広いユーザーが自分のアイデアを効率的にかつ高品質で形にできるというメリットも持っています。
Appleのツールはデザイナーとエンジニアがシームレスに協力できるよう設計されており、この一体化のためにデザインとコーディングの垣根を感じずに直感的に学習できます。
そのため、特に初心者がこのメリットの恩恵を受けています。
パフォーマンスが安定している
MacはAppleが一貫してハードウェアとソフトウェアを自社で設計・開発しており、この一体型設計によって互換性の問題が最小限に抑えられ安定した高いパフォーマンスが実現されています。
特に初心者にとっては、このような安定性が技術的な障壁を取り除きスムーズな学習を可能にしています。
そのため、このパフォーマンスの安定性と信頼性というメリットがMacを選ぶ大きな理由の一つとして挙げられるでしょう。
充実したサポートが受けられる
Macにはプログラミングを学ぶ際に充実した開発者コミュニティとサポート体制があるというメリットがあります。
開発者コミュニティとは、プログラミングに情熱を持つ人々が集まり、知識や情報を共有し合う場です。この活発なコミュニティのおかげで、初心者はプロの開発者から直接アドバイスを受けられるほか、同じレベルの仲間と交流できます。
さらに、オンラインフォーラムやチャットグループなど様々な形式で参加できるので、自分のペースに合わせて学習を進めることができます。
このような手厚いサポート環境が初心者のみならずプログラミングを行う人すべてにとって非常に有用なものとなっています。
Apple製品との連携がスムーズ
MacはiPhone、iPad、Mac、Apple Watchなどのデバイス間でデータやファイルを簡単に共有でき、機能の連動を行うことができる点が大きなメリットです。
例えば、iPhoneで撮影した写真をMacで編集したりiPhoneで作成したドキュメントをMacで詳しく編集する、iCloudやApple Payなどのクラウドサービスとも連携でき安全性と利便性が高まる、Apple WatchでMacのロック解除ができたり通知を確認できたりします。
このように、Appleのデバイス間の強力な連携機能は複数のApple製品を持つユーザーにとって大きなメリットとなり、効率的なデジタルライフが実現できるでしょう。
Windowsを使うメリット
次にWindowsを使うメリットについて見ていきましょう。
様々なソフトウェアとの互換性が高い
Windowsは、世界中で幅広く利用されているOSであるため、様々な業界で必要とされるソフトウェアがWindowsに対応しています。
例えば、Microsoft OfficeやVisual Studio、Adobe Creative Suite、AutoCAD、Steam、SQL Serverなど、ビジネスから創作活動、ゲームまで様々な目的に役立つソフトウェアが揃っています。
そのため、Windowsは多種多様なソフトウェアとの高い互換性を持つという点が最大のメリットと言えるでしょう。
コスパがいい
Windowsは幅広い価格帯の製品ラインナップを揃えており、初心者からプロまでさまざまなニーズに応えられるという点も大きなメリットとして挙げられます。
3万円台で手頃な価格の入門ようなPCでも十分な性能を備えており、初心者は簡単にPCライフをスタートできる一方で、30万円以上することもありますが高性能モデルも用意されておりプロの高度な作業にも対応可能であり、種類が豊富です。
また、多くの無料ソフトウェアや開発ツールが用意されているという点も魅力的です。
就職の時に困らない
Windowsは企業で主流のOSであり、プログラミングなどの作業が効率的に行えます。
Windowsを使っていると、Microsoft Officeとの連携によって文書作成からデータ分析、プレゼンテーションまで一貫して処理できるため、業務効率が大幅に向上します。
それに加えて、Active Directoryなどのセキュリティ機能が充実しているため、社内でのデータ管理やセキュリティ対策を確実に行えます。
そのため、Windowsの使い方を習得していると、就職活動時に企業から高く評価され実際の業務でも円滑に作業できるようになるというメリットがあります。
自由にカスタマイズできる
Windowsの最大のメリットの一つとして、自由にカスタマイズできるという点が挙げられます。
デスクトップの見た目から、システムの動作、ハードウェア構成まで、あらゆる面でカスタマイズが可能であり、自分好みにシステムを調整することで最適な環境を作ることができ、深い理解を得ながらの効率的な学習、及びストレスが軽減された学習が望めます。
また、ハードウェアリソースを有効活用してパフォーマンスを最大限引き出せるほか、特定用途に特化したマシンを組み立てることもできます。
したがって、自由にカスタマイズして性能や効率性の向上させ自分のニーズに合った使い方ができることが非常に魅力的なメリットだと言えるでしょう。
ゲーム開発に向いている
Windowsはゲーム開発において使いやすく高性能なプラットフォームであるというメリットもあります。
多くの一般的なゲーム開発ツールやエンジンがWindowsに対応しており、UnityやUnreal Engineなど業界標準のゲーム開発エンジンもWindows環境で軽快に動作します。これにより、開発者は効率的に開発を行うことができます。
また、DirectXという優れたグラフィック技術を備えており、リアルタイムの3D描画や物理演算を手軽かつ高速に処理でき、初心者の開発者でも美しいゲームを作成しやすくなっています。
そのため、ゲーム開発をしたいのならWindowsは最適な選択肢であると言えるかもしれません。
Microsoftの製品との連携がスムーズ
WindowsはMac同様にMicrosoftが提供する多くの製品やサービスと密接に連携できるというメリットがあります。
WindowsがMicrosoftのOSなので、同社の他の製品やサービスとの相互運用性が非常に高くなっているため、異なるデバイスやアプリケーション間での情報共有が簡単にでき、重要なデータをいつでも手軽に移動できるので作業の効率化と時間の短縮につながります。
また、Microsoft 365やAzureなどのクラウドサービスとの組み合わせにより、業務効率が大幅に向上します。
Windowsとこれらのツールが一体化しているため、データの受け渡しや情報共有がストレスなく行え、クラウド活用のノウハウも身に付けやすくなるでしょう。
どちらがおすすめ?
これまで見てきたように、MacにはMacの良さが、WindowsにはWindowsの良さがそれぞれあります。
使いやすいPCが良い、充実したサポートを受けながらプログラミングをしたい、Apple製品を使いたいといった人はMacが良いでしょう。
また、まずは安価なPCからプログラミングを始めたい、ゲーム開発をしたい、PCを自由にカスタマイズしたいという人はWindowsが良いでしょう。
とにかく、自分のしたいことに合わせてPCを選ぶことが重要なので、何をしたいかをまずははっきりさせましょう。
プログラミング用PCの購入時に注意するべきポイント
中古PCをプログラミング用として使うことは可能?
プログラミングを始める際は、適切なパソコンを選ぶことが重要です。
新品より中古のPCを選ぶと初期費用を抑えられるため、中古PCはプログラミングの第一歩としてはありだと考えられます。
ただし、CPUやストレージ、メモリなどのスペックに注意を払う必要があります。
高性能なCPUはプログラムの処理速度を上げ、大容量のストレージは多くのデータを保存できます。また、大きなメモリは複数のタスクを同時に実行できるようになります。
スペックが不足している中古品を選ぶと、このように効率的に作業を進めることができないだけでなくプログラムが重くなったり動作しない恐れがあります。
そのため、中古PCの購入を検討している人は、そのスペックが十分であるかに細心の注意を払い、良質な中古の製品を選ぶことを心がけましょう。
パソコン周辺機器が必要かどうか
パソコンさえあればプログラミングを行うことはできますが、パソコン周辺機器を組み合わせることで、パソコン単体で作業をしていた時よりも作業効率が格段に上がります。パソコン周辺機器として主にモニター、キーボード、マウス、外付けストレージ等が挙げられます。
まず、モニターは見やすさが何より重要なので、コードを長時間見続けるため目に優しいディスプレイを選びましょう。また、プログラミングではキーボード操作が欠かせないためストレスなくタイピングできる製品を選ぶことをおすすめします。
マウスも高精度で操作性に優れたものが理想的です。さらに、プロジェクトデータのバックアップや大量のデータを扱う場合は、外付けストレージが必需品となります。
このように、周辺機器は作業環境を左右する重要な存在ですので、プログラミングの作業を快適にかつ効率的に行いたい人は必ずこれらの機器を準備しましょう。
ウイルス対策ソフトを購入すべきか
企業活動においてウイルス対策は極めて重要であり、ウイルスを無視することはできません。
ウイルスに感染しウイルス対策ソフトがない場合、最悪の事態として顧客情報や機密データが外部に漏れてしまう恐れがあります。
大規模な情報漏えいになれば、企業に修復不可能な損害を与える可能性があります。
たった数千円のソフトウェアで数百万円、数千万円という莫大な損失を防ぐことができるので、ビジネス用のパソコンを購入際には、データ漏えいや改ざんから守り業務上のリスクを適切に管理してくれるウイルス対策ソフトの導入は必須と言えるでしょう。
プログラミング用PC選びでありがちなミス
デザインを重視しすぎてしまう
美しいデザインに惹かれがちですが、それだけではプログラミングに適したパソコンとは言えません。
プログラミングにおいては機能性とパフォーマンスが何よりも重要であり、処理能力や拡張性が不十分だと作業効率が著しく低下する恐れがあります。
また、長時間の作業に適したキーボードやディスプレイを備えていないと、快適な作業環境が確保できません。
プログラミング用のパソコンを選ぶ際は、デザインだけでなく内部スペックや機能性、使い勝手を十分に考慮する必要があります。
保障やサポートについて確認しない
プログラミングを始める初心者にとって、保証やサポート体制は非常に重要なものとなってきます。
保証やサポート体制を確認せずに購入してしまうと、技術的な問題に直面したが迅速で万全なサポートがなくて解決できない、保証期間が短くて故障時の修理費用が高額になってしまう、といった後々大きな後悔を招くことがあります。
したがって、特に初心者の方はプログラミング用パソコンを購入する際には保障やサポートについてしっかり確認した上でパソコンを選びましょう。
電話やチャットでのサポートや修理センターの有無など、様々なサポートオプションの有無も調べておくと良いかもしれません。
安さを中心に選択してしまう
プログラミングの学習を始める際、初心者の多くは予算面を重視してパソコンを選ぶ傾向にありますが、安さばかりを追求すると思わぬ問題に見舞われる可能性があります。
安価なパソコンは一般に低スペックなため、プログラミング学習に必要なソフトウェアやツールの導入に伴い動作が遅くなってしまう恐れがあります。そうなれば、学習の妨げになりかねません。
さらに、低価格品は耐久性にも欠ける場合が多く、頻繁な使用に耐えられない可能性もあります。結果として、長期的な費用対効果が低下する恐れがあるのです。
プログラミング学習にはある程度の性能が求められるので、プログラミング用パソコンとして、コスパだけでなく十分な性能と耐久性を兼ね備えたものを選びましょう。
安ければ安いなりの理由があり、その逆もまた然りです。
プログラミングに最適なパソコンまとめ
プログラミング用のパソコンは、十分なスペックで、かつ作業しやすい環境提供してくれる、もしくは自分で作業しやすい環境を作ることができるものであることが重要です。
自分の経済状況、したいこと等に合わせて最適なパソコンを選んでプログラミングを行いましょう。