独学のための司法書士おすすめテキスト・問題集ランキング|厳選10教材を紹介
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司法書士試験は、法律の専門知識を要する難関資格の一つです。
司法書士試験の合格率は毎年5%前後と非常に低く、以下に示した過去5年間の合格率の推移からも狭き門であることが容易に窺うことができます。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和2年度 | 11,494人 | 595人 | 5.18% |
令和3年度 | 11,925人 | 613人 | 5.14% |
令和4年度 | 12,727人 | 660人 | 5.19% |
令和5年度 | 13,372人 | 695人 | 5.20% |
令和6年度 | 13,960人 | 737人 | 5.28% |
出典:司法書士試験 |法務省
このような難関資格に独学で挑む方々にとって、適切なテキスト選びは成功への第一歩と言えるでしょう。
しかし、市場には数多くの参考書や問題集が溢れており、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも少なくありません。
そこで本記事では、独学で司法書士試験に挑む方のために、おすすめのテキストと問題集をランキング形式でご紹介します。初学者から上級者まで、各自の学習段階に応じた最適な一冊を見つける手助けとなれば幸いです。

本記事では、司法書士試験対策のテキストを
- 見やすさ
- 網羅性
- 学習の進めやすさ
などの観点から評価しています!
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司法書士試験のテキスト・問題集の選び方
司法書士試験対策ではテキストや問題集の選び方も重要になります。
以下ではおすすめの選び方について紹介していきます。
最新版のテキストであることは必須
テキストや問題集を選ぶ際の最も重要なポイントは、最新の試験内容に対応しているかどうかです。司法書士試験の出題範囲は年々変化しているため、古い情報に基づくテキストでは合格へと辿り着くことができません。
そのため、テキスト選びでは改定年が最新かどうかをしっかりと確認する必要があります。
ただし、改定が繰り返されているテキストは長年の歴史から内容の信頼性が高いと言えます。発行年が古くても、改訂を重ねているテキストは選択肢に入れてよいでしょう。
さらに、長期にわたり販売されているテキストは、膨大な受験生から支持を受けてきた証拠です。多くの受験生から指摘を受けた誤りは、次の改定で修正が加えられているはずです。
したがって、テキスト選びで迷ったときは、最新改訂版であり、かつ長期に渡り販売されているものを選ぶとよいでしょう。
そうすれば最新の出題範囲に沿った質の高いテキストを手に入れられるはずです。
解説が丁寧な教材がおすすめ
独学での司法書士試験の勉強でネックになるのは、難しい法律概念に直面した際に、分かりやすく解説してくれる人がいない環境です。そのため、解説が丁寧なテキストを選ぶことが推奨されます。
学習の初期段階でつまずいてしまうと、モチベーションの低下にもつながりかねません。
そういった事態を防ぐためにも、表やイラスト、注釈が豊富に含まれるテキストを活用することで、理解を深めやすくなります。
最適なテキストを選択する際には、内容の充実度はもちろんのこと、わかりやすさや見やすさといった視点も重要視する必要があります。
丁寧な解説と、分かりやすい構成で勉強を進めることができれば、効率的な学習が可能になるでしょう。
自分のレベルにあったテキストを完璧に
司法書士試験の合格に向けて、自分のレベルに合ったテキストを1冊選び、内容を完璧に理解することが何よりも重要です。多くのテキストを使い分けると、すべてを十分に消化するのが難しくなってしまいます。
試験本番で自信を持って解答できるよう、苦手分野を徹底的に克服できるテキストを選ぶべきでしょう。例えば、民法や商法が得意でも、不動産登記法に自信がない受験生は、その分野に特化した問題解説つきのテキストを活用するとよいでしょう。
テキストの厚さよりも、自分に合った内容の理解度を重視することが大切です。多くのページ数を誇るテキストでも、自分のレベルから乖離していれば合格の近道にはなり得ません。
お金をかけずにできる対策は他にもありますが、テキスト選びの重要性は非常に高いと言えます。試行錯誤を重ね、自分に最適なテキストを見つけ出すことが、合格の第一歩となるのです。
インプット・アウトプット用は分ける
司法書士試験の合格を目指す上で、インプット(知識を頭に入れること)とアウトプット(学んだ知識を活用して問題を解くこと)の両方をバランス良く行うことが重要です。
学習効率を高めるためには、この2つの用途に対応できる複数のテキストを用意することが推奨されます。
まずはインプット用の基本書で知識の土台を築き、その後アウトプット用の問題集や過去問を解くことで、実践的な問題解決能力を養っていく必要があります。インプットとアウトプットを同一のテキストで行おうとすると、どちらかが疎かになってしまう恐れがあります。
そして、特に重要なのがアウトプット力の育成です。過去問題を中心として演習を重ねることで、本番そっくりの問題に対処できる力がつきます。
可能であれば、過去問に加えて問題集も解いていくことで、さらに得点力がアップすると考えられます。
テキストを使い分けることで、インプットとアウトプットのバランスが保たれ、着実な学習を進めることができます。自分に合ったテキストを複数そろえ、効率的な勉強サイクルを作ることが重要です。
合格者が多く使う実績のある問題集を選ぶ
司法書士試験に合格するためには、実際に合格者が使用して良いと評価されたテキストを選ぶことが賢明な方法です。多くの受験生から高い評価を受けているテキストを活用すれば、より効率的な学習が可能になります。
客観的な評価に基づいてテキストを選べば、自分の主観だけに頼る必要がなくなり、不安なく勉強に集中しやすくなります。
一方でマイナーなテキストを選ぶと、使用者が少ないがゆえの問題にも直面しかねません。内容が良くても、情報が乏しければ適切に活用しづらくなってしまいます。
ですので、できるだけ合格者からの推薦度が高いテキストを選ぶべきです。
司法書士試験を乗り越えた先輩受験生のブログやインターネット上の口コミを参考にすると、自分に合ったテキストが見つかりやすくなるでしょう。
不安を解消し、合格へと近づく道筋が見えてくれば、それだけ集中力を維持しやすくなります。実際に合格実績のあるテキストを選ぶことが、より良い参考書選びと言えます。
テキストの著者も調べる
テキストを選ぶ際には、内容の良し悪しだけでなく、著者の経歴や実績も確認することが重要です。テキストの質を左右する大きな要因となるため、著者情報は見落とせないポイントです。
自分が信頼できる著者かどうかを判断する基準としては、司法書士試験の合格経験があるかどうか、あるいは過去に試験問題の作成に関与していたかどうかなどが挙げられます。そういった実績のある著者が執筆したテキストなら、試験に向けた適切なアドバイスが期待できます。
もし著者の経歴がテキスト本体に明記されていない場合は、インターネットで調べてみるのも一つの手です。
著者のウェブサイトやブログ、書籍の解説などから、信頼度を判断する材料が見つかるかもしれません。
テキストの内容が秀逸でも、著者の実力が伴わなければ質が保証されません。逆に著者の経歴は十分だが内容が適切でなければ、それも勉強の妨げとなります。
テキスト自体と著者情報の両面から、トータルで検討を重ねることが大切です。
【インプット】司法書士試験対策におすすめのテキスト6選
それではインプットにおすすめのテキストについて紹介していきます
- ゼロからスタート! 海野禎子の司法書士1冊目の教科書
- 司法書士試験 リアリスティック シリーズ
- 司法書士 山本浩司のautoma system シリーズ
- 根本正次のリアル実況中継 司法書士 合格ゾーンテキスト シリーズ
- 森山和正の 司法書士Vマジック シリーズ
- ケータイ司法書士 シリーズ
ゼロからスタート! 海野禎子の司法書士1冊目の教科書

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『ゼロからスタート! 海野禎子の司法書士1冊目の教科書』は、LECの人気講師である海野禎子氏による、初学者向けの司法書士試験対策テキストです。
本書は、司法書士試験の広範囲にわたる学習内容を基本から徹底的に解説し、必要な基礎知識を1冊で網羅できるように設計されています。
特に、法律用語や登記制度の解説には、事例とイメージを用いているため、初めて学ぶ人でも理解しやすくなっています。
海野講師は講師歴20年のベテランであり、受講生からの悩みを完全に把握しており、「一発合格の女神」とも呼ばれるほど、毎年多くの一発合格者を出しています。
また、1年間で受ける電話やメールの数は1,200件にも上り、受講生への丁寧なサポートが好評です。
本書は全ページオールカラーで、読みやすい見開き構成が採用されており、10時間で読み切れる構造になっています。左ページにはポイントを押さえたわかりやすい解説、右ページには理解を助ける図やイラストが豊富に盛り込まれています。
司法書士試験対策として、基本から学びたい方や、効率的に学習を進めたい方にとって最適な1冊と言えるでしょう。
司法書士試験 リアリスティック シリーズ

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『リアリスティック』は、辰已法律研究所の人気講師である松本雅典氏が著した司法書士試験対策の新教科書です。
このテキストは、司法書士を目指す受験生が法改正に対応した最新の知識を効率的に学べるように設計されています。
特に、「5ヶ月合格法」として知られる松本講師の指導法は、テキストを通じても体現されており、学習者の理解を深めるための独自の構成が特徴です。
この第4版では、情報量のバランス、体系立った学習のための工夫、説明の順序の明確化、理由付けの豊富な記載、さらに「Realistic rule」や「判断基準」を含む独自の方法での記述など、学習者が効率よく法律知識を身につけられるよう配慮がなされています。
また、図表の使用や充実した索引群により、内容の理解と復習画しやすくなっています。
司法書士試験の広範囲な範囲にわたる膨大な知識を網羅し、初学者でも無理なく学習できるため、このテキストは受験生の間で高い人気を誇っています。
司法書士 山本浩司のautoma system シリーズ

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山本浩司の『automa system』シリーズは、司法書士試験のための一連のテキストで、受験生が基本から応用までの知識を体系的に学べるよう設計されています。
このシリーズは、早稲田経営出版から出版され、民法、不動産登記法、会社法・商法・商業登記法など、司法書士試験に必要な幅広い分野をカバーしています。
特に、「すいすい読める⇒すいすい分かる」というコンセプトのもと、暗記ではなく理解に重点を置いた学習が可能で、短期合格のための「点を取ること」、「基本を確実に理解すること」を目的としています。
また、このシリーズとは別に『automa system プレミア』シリーズも出版されており、こちらは一通りの学習を終えた上級者向けに、確実に合格するための準備に欠かせない事項を整理したテキストです。
このシリーズは、科目横断タイプのテキストであり、「設問」と「宿題」の繰り返しでリズムよく学習できる構成が特徴です。
根本正次のリアル実況中継 司法書士 合格ゾーンテキスト シリーズ

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このテキストシリーズは、実力派講師の根本正次氏が監修しています。
令和6年度司法書士試験の最終合格率は5.3%と約20人に1人しか合格できない狭き門で、この厳しい競争を突破するために、過去問分析に基づく「ゾーン」を設けています。
この「ゾーン」に含まれる内容さえ押さえれば、合格に必要十分な知識が身につくよう設計されています。
2002年から教壇に立つ根本正次講師の豊富な指導経験と、要点を絞った実践的な解説が相まって、とりわけ初学者でも迷わず進める構成が支持されています。
限られた時間で合格点を確実に狙いたい受験生に最適なテキストと言えるでしょう
森山和正の 司法書士Vマジック シリーズ

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森山和正の『司法書士Vマジック シリーズ』は、司法書士試験の広い出題範囲と高度な理解力を要求する中で、基礎知識から記述式問題に対応する論理展開力までカバーできる基本テキストとして極めて有効です。
全8巻構成で、各巻は民法・商法・不動産登記法など主要分野を網羅し、1巻は632ページ、5巻は616ページのボリュームで最新の出題傾向を反映しています。
第2版以降は、発行以降の法改正に完全対応しており、未施行法についても「いつから注意が必要か」まで明示されているため、学習の抜けや迷いを防げます。
また、『ケータイ司法書士I~VI』や『司法書士合格六法』との併用によって、著者が提唱する「ベクトルマジック」戦略が実践的に身につき、最短ルートで合格を狙える点が大きな強みです。
ケータイ司法書士 シリーズ

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『ケータイ司法書士』シリーズはB6判で厚さ352頁の民法Ⅰをはじめ全6巻を各1,870円前後で収録し、通勤カバンにも収まる携帯性と情報量を両立しています。
このシリーズは、左ページで重要な知識を覚え、右ページで○×形式の過去問によってすぐに確認できる構成になっており、法改正にも完全対応しています。
また、学習時間の目安や学習記録欄も掲載されており、短時間でも効果的に学習の進捗が把握できるよう工夫されています。
2025年度版(2024年10月発行)は改正民法や相続登記義務化など最新法令を反映し、『Vマジック』『合格六法』と併用すれば最短合格ルートを描ける点が特長です。
【アウトプット】司法書士試験対策におすすめの問題集4選
- うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目
- 司法書士 合格ゾーン 択一式過去問題集
- 司法書士 山本浩司のautoma system オートマ過去問
- 司法書士試験対策 田端のパーフェクトユニット記述式必修問題集60
うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目

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このシリーズは過去問題を厳選して収録した問題集です。出題頻度の高い3,300問を全11科目から抜粋し、重点的に学習できる構成になっています。
各問題には詳細な解説がついており、単に答えを確認するだけでなく、正解に至る考え方や根拠を理解することができます。解説を丁寧に読むことで知識の定着を図れるでしょう。
さらに、本書の大きな特徴は「見開き2ページ完結」のレイアウトです。1問題とその解説を2ページにコンパクトにまとめているため、問題と解説の行き来がスムーズです。効率的に演習を重ねられる工夫がなされています。
扱う範囲は広いものの、一問一問をしっかり理解し、知識の積み重ねを図ることが可能なテキストです。過去問演習の要領を得たい受験生に最適な一冊と言えるでしょう
司法書士 合格ゾーン 択一式過去問題集

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本書は、司法書士試験の択一式試験に特化した問題集です。過去8年分の本試験問題を厳選して収録しており、実際の試験形式で出題されている問題を確実に学習できます。
各問題には的確な解説がついており、間違えた理由と正解に至る根拠を丁寧に解き明かしてくれます。重要な法令条文や設例なども掲載されているため、効率よく試験対策ができる1冊となっています。
難易度は本試験レベルで、択一式試験の総仕上げに最適な問題集です。本試験直前の総まとめの学習に役立つことは間違いありません。合格を目指す受験生にとって、択一式試験対策の必携書と言えるでしょう。
司法書士 山本浩司のautoma system オートマ過去問

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山本浩司の「automa system オートマ過去問」は民法Ⅰだけで528頁、シリーズ全11冊合計約3,700頁に及ぶ司法書士試験対策の定番集です。
2009年の初版以来、多くの受験生に支持されています。
過去30年分の本試験肢を体系別に再構成し、出題年度と正答率を示すことで重要論点を瞬時に把握でき、独学でも効率的にアウトプット学習を進められます。
2025年度版は改正不動産登記法や相続登記義務化に完全対応し、『オートマ基本書』とのリンク番号で参照箇所がすぐ分かるため、テキストと問題演習を往復しながら最短合格ルートを描けます
司法書士試験対策 田端のパーフェクトユニット記述式必修問題集60

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田端恵子著『司法書士試験対策 パーフェクトユニット記述式必修問題集60』(第3版)は全60問を収録し、不動産登記法・商業登記法を中心に、記述式で頻出の重要ユニットを厳選した構成です。
典型的な出題と予備試験問題を織り交ぜながら、1日1問で約2か月の記述対策が可能になっており、難度は本試験に相当しています。
解答例は間違いの原因と正答までの論理的プロセスを丁寧に解説しており、基礎知識から実務上の要点まで網羅されています。
さらに、第3版では新作18問を追加し、専用Web特典として問題や答案用紙のダウンロード、ミニレクチャー動画も提供されています。
司法書士試験対策におすすめのテキスト比較一覧表
テキスト名 | 価格(税込) | 出版社名 | 特徴 |
---|---|---|---|
ゼロからスタート! 海野禎子の司法書士1冊目の教科書 | 1,760円 | KADOKAWA | 初学者向けの基礎からの総合的な入門書。図解・イラスト多数で分かりやすい。 |
司法書士試験 リアリスティック4 第4版 シリーズ | 3,300円 | 辰巳法律研究所 | 辰已法律研究所の松本雅典氏著。最新法改正対応、効率的な学習設計。 |
司法書士 山本浩司のautoma system シリーズ | 2,640円~ | 早稲田経営出版 | 司法書士試験対策の全分野を体系的に学習。理解重視で「すいすい読める⇒すいすい分かる」設計。 |
令和6年版 根本正次のリアル実況中継 司法書士 合格ゾーンテキスト シリーズ | 2,420円〜 | 東京リーガルマインド | 実力派講師根本正次氏監修。ゾーン別構成で効率的学習を実現、初学者から上級者まで対応。 |
森山和正の 司法書士Vマジック シリーズ | 3,080円〜 | 三省堂 | 記述式問題対応の橋渡し。ベクトルマジック戦略で合格への最短距離を提案。 |
ケータイ司法書士 シリーズ | 1,870円 | 三省堂 | 最短合格を目指す定番テキスト。通勤・通学時間に最適。 |
この表を総括すると、初学者から上級者まで幅広いレベルの受験生をカバーするテキストが揃っていることが分かります。
特におすすめなのは、『ゼロからスタート! 海野禎子の司法書士1冊目の教科書(KADOKAWA)です。
全ページオールカラーで構成されており、224ページに主要4科目の基礎を凝縮し、「10時間で読み切れる見開き構成」で無理なく学習が進められる点が大きな特徴です。
講師は受講者から「一発合格の女神」と称され、電話・メールで年間1,200件以上の丁寧なフォローを続けており、初学者でも安心して学習をスタートできます。
司法書士試験対策におすすめの問題集比較一覧表
テキスト名 | 価格(税込) | 出版社名 | 特徴 |
---|---|---|---|
うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目 [4] 第3版 憲法・刑法・民訴・民執・民保・書士・供託法編 | 3,080円 | 日本経済新聞出版社 | 必出予想問題3300問を掲載。予備校講師陣が選定した良問ぞろい。 |
令和6年版 司法書士 合格ゾーン 択一式過去問題集 | 1,650円〜 | 東京リーガルマインド | 過去8年分の本試験問題を厳選収録。的確な解説付きで本試験直前の総仕上げに最適。 |
司法書士 山本浩司のautoma system オートマ過去問 シリーズ | 2,750円〜 | 早稲田経営出版 | 過去問を問題種別に分類した専門問題集。詳細な解説で知識が身につく。 |
司法書士試験対策 田端のパーフェクトユニット記述式必修問題集60 第2版 | 4,400円 | 辰已法律研究所 | 記述式に特化した問題集。重要ユニットの典型問題を60問収録。良質な解説付き。 |
おすすめは、「うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目 [4] 第3版 憲法・刑法・民訴・民執・民保・書士・供託法編」(日本経済新聞出版社)です。
シリーズ累計10万部を突破した択一対策のスタンダードで、最新判例・2023年施行の法改正に完全対応しています。
各巻では重要3300項目を厳選し、ドリル形式とまとめテキストを見開きで配置しており、インプットとアウトプットを効率よく同時進行できます。
また、重要科目の憲法、刑法から民事系の民訴、民執、民保、さらに書士法、供託法と、幅広い範囲の問題が掲載されています。
A5判で携帯にも便利な仕様となっており、スキマ時間の学習にも最適です。
司法書士試験対策の勉強法
過去問はたくさん解く
司法書士試験の合格に向けては、テキストからの知識インプットだけでなく、問題を解くアウトプットによる実践力の養成も欠かせません。
過去問を解くことで出題形式に慣れ、時間配分のコントロール力が養われます。解答後にはなぜその答えかを説明できるまで理解を深めることで、応用力も身につきます。
自己採点では見えづらい弱点が浮き彫りになり、苦手分野を重点的に補強できる点も大きなメリットです。
テキストの学習と過去問演習を上手く組み合わせることで、確実なステップアップ を図ることができるでしょう。
学習計画は前もって立てる
法書士試験に合格するためには、約3,000時間の学習時間が必要とされています。特に仕事をしながらの受験勉強では、その時間の確保が大きな課題となります。
そのため、自分の現状レベルを冷静に把握し、そこから必要な学習時間を算出する必要があります。
特に仕事をしながら学ぶ場合は長期間の計画が必須です。
自分の現状と必要学習時間を把握し、就業スケジュールに合わせた現実的な計画を逆算で立てることで、モチベーションを維持しつつ着実に学習を進めやすくなります。
スキマ時間や決まった自由時間で勉強し、習慣化する
司法書士は合格するのに3,000時間もの勉強時間が必要なので、長い期間根気強く勉強し続けることが重要です。
しかし、ほとんどの人にとってやる気を持続させて長期間・長い時間勉強し続けることは至難の業なので、勉強に対する心理的なストレスを軽減することが肝心です。
ストレスをかけずに勉強するには、習慣化が一番有効です。例えば「電車に乗ったら暗記」「22時から1時間問題演習」などの条件設定を使い、1週間~1ヶ月続けることで自然と学習習慣が身につきます。
スタディングによるアンケートでは、1日3時間以上の学習を継続した人のうち約8割が3年未満で合格しており、スキマ時間の活用が合格に直結することがわかります。
独学では限界があるので予備校や通信講座も視野に
独学での司法書士試験合格を目指す場合、徹底したスケジュール管理とモチベーションの維持が大きな課題となります。
自分一人で勉強を進めていく中で、難解な問題に行き詰まり、進捗が止まってしまうリスクもあります。
そのようなときに役立つのが、予備校や通信講座の活用です。特に通信講座はWeb上での学習が可能で、専門の講師からの適切な指導を受けられます。わからない箇所を即座に解決でき、理解が早まり効率的な学習に つながります。
加えて、通信講座には学習記録の自動管理や学習スケジュールの提示など、進捗を細かく管理するシステムが備わっています。
また、講師からの励ましのメッセージや、受講自体が目標達成に向けた具体的な行動であるという意識から、モチベーションを維持しやすくなるメリットもあります。
独学か講座かを判断する上では、このようなデメリット、メリットを十分に見極める必要があります。
状況に応じて、それぞれの手段を上手く組み合わせることで、より確実な合格への道筋を描くことができるでしょう。
コストを抑えて合格したい人は
予備校や通信講座の高額な費用を心配している方におすすめなのが、スタディングの司法書士講座です。
スタディングの最大の強みは、スマホでの学習機能に優れている点です。通勤時間などの小さな空き時間を活用して効率よく勉強できるため、特に忙しい社会人受験生に人気があります。
さらに、こうした利便性の高さにも関わらずスタディングの講座費用は極めて安いです。
それでいて既に数多くの受講生がスタディングで司法書士試験に合格しているという実績も併せ持っており、コスパは業界最高クラスです。
支出を最小限に抑えつつ、確実な合格をめざしたい方には、スタディングのオンライン講座を検討する価値が十分にあるでしょう。
司法書士試験に関するよくある質問
司法書士試験は独学でも合格可能?
冒頭でもご紹介したように、法務省によると司法書士試験の合格率は毎年5%前後と、極めて難易度が高い試験であることがわかります。出題範囲も広範にわたり、多くの勉強時間を要することから、一般的には独学での合格は難しいと言わざるを得ません。
実際、多くの受験生が予備校や通信講座などを活用しており、専門家からの適切な指導を受けることが一般的な合格パターンとなっています。
しかし、法学部の出身者や法律に関する基礎知識を持つ方であれば、独学での合格もあり得るでしょう。
ただし、独学を選択した場合には、テキスト選びの重要性が一層高まります。教師に質問できない分、自力で内容の理解を深めていく必要があるためです。内容の難易度に見合った適切なテキストを選び、自身で完璧に消化しない限り、単独では合格は難しくなります。
つまり、法律の素養と十分な学習時間を確保できれば、独学での司法書士試験の合格もできなくはありません。しかし、そのハードルはかなり高く、多くの努力を要することは間違いありません。
独学か講座かを判断する上で、自身の実力と学習環境をよく見極める必要があるでしょう。
テキスト代はいくらぐらいかかる?
項目 | テキスト代 | 答練・模試代 | 合計 |
---|---|---|---|
択一式対策 | 約6万円 | - | 約6万円 |
記述式対策 | 約4万円 | 約6万円 | 約10万円 |
解答スピードアップ・時間配分対策 | - | 約9万円 | 約9万円 |
費用合計 | 約10万円 | 約15万円 | 約25万円 |
テキストは市販のテキストで補うことが可能ですが、答練・模試に関しては予備校を活用する必要があるため費用がかかってしまいます。
答練・模試を活用しない場合はテキスト代のみで抑えることが可能ですが、それでも各分野のテキストを揃えようとすると10万円かかってしまうため、講座を利用した方がコスパが良いといえそうです。
司法書士おすすめテキスト・問題集まとめ
ここまで、司法書士試験対策におすすめのテキスト・問題集について紹介しました。
司法書士は難易度も高く、独学で合格を目指すには多くの困難を伴う試験です。しかし、テキストや問題集を適切に選ぶことで独学での合格も視野に入れることができます。
みなさんもこの記事を活かしてぜひ司法書士試験合格を目指してください!