中小企業診断士の独学のスケジュールは?無理のない勉強時間の配分を解説

更新

中小企業診断士は、中小企業の経営課題の診断と助言を行う専門家です。経営指標や法務、財務など多岐にわたる知識を持ち、企業の発展を助けます。

中小企業診断士の試験は難易度が高いことで知られていますが、独学で合格することも可能です。

ここでは独学で中小企業診断士に合格するためのスケジュールや勉強方法について解説していきます。


このページにはプロモーションが含まれています

独学での中小企業診断士試験対策の注意点

中小企業診断士試験は、取得すれば収入やキャリアアップに大きなメリットがある人気資格です。特に働きながら勉強する社会人にとっては、ビジネスマンが取得を目指す資格ランキングで1位にも選ばれるほどの魅力があります。

しかし、この資格の難易度は非常に高く多くの受験生が途中で挫折してしまうことも珍しくありません。そのため独学で挑む場合は、これらの点を念頭に置き、計画的に学習を進めることが重要です。

総じて中小企業診断士は魅力的な資格ではありますが、その難易度の高さを理解した上で適切に対策を立てる必要があります。

独学合格での合格は難しいことだと理解しておく

中小企業診断士試験はその合格率の低さからも分かるように、独学での一発合格は非常に難しい試験です。1次試験と2次試験それぞれの合格率は約20%とされていて、最終的に合格する受験生は全体の約5%に過ぎません。

特に、独学で準備を進める場合は2次試験の記述式問題への対策が特に難しいため、多くの受験生がここでつまずきます。

この極めて低い合格率と記述式問題を独学で突破するためには、その難易度を十分に理解し、充分な準備と対策が必要です。独学での一発合格は厳しい挑戦と言えるでしょう。

1年程度は勉強に費やすことを覚悟すべき

中小企業診断士試験の準備には、1年程度の学習期間を覚悟する必要があります。6月から11月にかけて勉強を開始する受験生は、1年以上の準備時間を確保でき、一発合格を目指すには十分な期間と言えます。

特に、6月から8月に勉強を開始した場合はその年の受験申し込み期限には間に合わず、結果として翌年の試験を受けることになります。この期間を利用することで、1次試験の対策だけでなく2次試験の記述問題対策も進めることができます。

そのためには、重要科目の理解を深めつつ1次試験の準備と並行して2次試験にも対応できるようにすることが肝心です。

このように計画的に勉強を進めることで、難易度の高い中小企業診断士試験に挑む準備を整えることができます。

足切りの存在にも注意

中小企業診断士試験では、1次試験と2次試験の双方において科目ごとに足切りが設定されていることに注意が必要です。合格基準は、「総得点の6割以上を取得し、かつ全科目で得点率が4割未満でないこと」ですそのため、一定のバランス良く全科目を理解していることが重要です。

ただし、1次試験では科目合格制度があるため、全科目を一度の試験で合格する必要は必ずしもありません。この制度を活用すれば、特定の科目に重点を置いた勉強法も可能となり、戦略的に試験対策を進めることができます。

不得意科目を作らないことが重要

中小企業診断士試験での成功には、不得意科目を作らないことが重要です。一次試験の合格率は例年約20%とされていますが、各科目の合格率は年度によって大きく変動します。

これは科目合格制度により、科目ごとの受験者数が異なり、全体の合格率を一定に保つために行われる調整のためです。科目ごとの難易度の年度差を考慮すると、どの科目でも安定して合格点を取れるような勉強をすることが大切です。

勉強スケジュールの計画と進捗管理を通じて、理解度が低い分野や勉強時間の偏りを明らかにすることができます。これは、勉強時間を最適化し、結果的に不得意科目をなくすための効果的な戦略につながります。

勉強する優先度の高い科目

基本的には重要度が高い科目を優先して学習することがおすすめです。

科目

2次試験での重要度

企業経営理論

財務会計

運営管理

経済学・経済政策

経営法務

経営情報システム

中小企業経営・政策

企業診断士の勉強は、複数科目を組み合わせて進めるのが基本です。2〜3科目を同時に学習することで科目間の関連性が理解しやすくなり、また一つの科目に飽きた時に別の科目に移ることが可能です。

しかしすべての科目を一度に勉強するのは避け、特に暗記が必要な科目は概観を把握する程度にして、集中的な学習は計画の後半に位置づけると良いでしょう。

科目ごとに勉強法が異なる

中小企業診断士試験では多様な内容が扱われ、それぞれの勉強内容に適した勉強法が存在します。

暗記重視の科目

中小企業診断士試験の暗記科目は、学習計画の後半部で取り組むと良いでしょう。暗記には反復学習が欠かせず、内容を何度も繰り返し確認することが重要です。

特に、夜間など記憶が定着しやすい時間帯に集中して勉強する方法が推奨されます。「運営管理」「経営情報システム」「経営法務」「中小企業経営・政策」は暗記が必要な科目であり、これらの中では「運営管理」を除き、他は比較的重要度が低めです。

理解重視の科目

中小企業診断士試験において、多くの重要科目は理解度を重視しています。このため、単に暗記するだけでは試験を乗り切ることができません。

理解を深めるためには、積極的に問題を解いてみることが重要です。実際にアウトプットすることで、インプットした知識がどのように活用できるかを理解しやすくなります。

また、学習した内容を図や表で視覚的に整理することも、理解を助ける有効な手段です。学習を進めるにあたっては、積極的に手を動かし、実践的な練習を心がけることが、理解を深める上で重要です。

重点的な対策が必要な科目

理解に時間を要するが、いったん身につければ忘れにくい重要度の高い科目は、早いうちに着手することをおすすめします。深い理解が必要なため、計画的に取り組むことが重要です。

また万が一忘れてしまっても、問題演習を通じてすぐに記憶を取り戻すことができます。

企業経営理論【120時間目安】

企業経営理論は、中小企業診断士試験において知識の基盤となる最も重要な科目です。経営戦略論、組織論、マーケティング論の三つの主要分野に分けられ、企業の現状分析や問題解決に不可欠な知識を学びます。

この科目の学習は、ただ重要なだけでなく、解析や解決策を学ぶ過程が楽しいと感じることも多いでしょう。

財務・会計【200時間目安】

財務・会計は、中小企業診断士試験で最も時間を要する科目の一つです。この科目では、経営分析に欠かせない財務諸表の読み解き方を学びます。

計算問題が中心となるため、問題演習を重ね、迅速かつ正確に解答できる能力を養うことが重要です。特に、1次試験では電卓が使用できないため、手計算のスピードと正確さを向上させる必要があります。

運営管理【100時間目安】

運営管理は中小企業診断士試験における重要科目の一つですが、比較的難易度は低めです。この科目は主に「生産管理」と「店舗・販売管理」の二つの分野に分けられ、他の重要科目と異なり、暗記が中心となります。

この特性からも、運営管理は難易度は高くないもののその重要性は非常に高いと言えます。そのため、試験準備の後半期に勉強を配置することも一つの戦略として有効です。

次に重要な科目群

この科目は2次試験との関連性はそれほど高くありませんが、学習に要する時間が長くなりがちなため、早期に取り組むことがおすすめです。

経済学・経済政策【160時間目安】

経済学・経済政策は、難易度が高いため多くの受験生が苦手意識を持つ科目です。初めて目にするグラフや図が多く、これらの解読が非常に難しいと感じられます。

また、計算問題も出題されるため、計算が苦手な受験生にとっては特に厳しい挑戦となります。この科目では最低限の足切りラインを下回らないように注意し、準備を進めましょう

経営法務【120時間目安】

経営法務は、経済学に比べて学習しやすい科目です。この科目では企業経営における法律の知識を深めることができます。

試験範囲は広範にわたりますが、毎年特定の法律に出題が集中する傾向があります。そのため、過去問題を利用して出題傾向を把握し効率的に学習を進めることが重要です。

重要度の低い科目

重要度の低い科目は、2次試験との関連性が薄く、また難易度も高くありません。これらの科目は主に暗記が中心となるため、試験直前の集中学習でカバーすることが可能です。しかし、足切りが存在するため試験直前になりすぎると対応が難しくなるリスクもあります。

過信せず、少なくとも2回の徹底的な復習を行うことで知識をしっかり定着させることが重要です。

経営情報システム【100時間目安】

経営情報システムの科目では、ITに関する知識が求められます。ITパスポートなどの資格を持つ人にとっては、比較的容易に合格点を目指すことができるでしょう。

この科目は2次試験で直接問われるわけではありませんが、提供される基本的なIT知識は、2次試験の解答作成に役立つ場面があります。

中小企業経営・政策【70時間目安】

中小企業経営・政策科目は、中小企業診断士試験内での重要度が最も低いとされています。この科目の対策は比較的簡単で、問題は大体「中小企業白書」に基づいて出題されます。

しかし過去問が出題されることは稀であり、他の科目のように過去問を利用した勉強方法があまり役立たない点が特徴です。

2次試験突破のためには事例Ⅳの対策が重要

1次試験では選択式の問題がマークシート方式で実施されます。

一方で、2次試験では記述式の筆記試験が行われ、中小企業の診断や助言を行う実務に基づいた4つの事例についての問題が出されます。

科目

内容

事例Ⅰ

組織(人事を含む)

事例Ⅱ

マーケティング・流通

事例Ⅲ

生産・技術

事例Ⅳ

財務・会計

与えられる「与件文」は、A4用紙2〜3枚分の長さで、中小企業の状況や課題を示します。事例には5つの大問が設けられ、30〜200文字の範囲で答える必要があります。

総勉強時間を1,000時間と想定した場合、そのうち200時間を2次試験の対策に割くことが推奨されます。試験では時間に限りがあるため、解答の作成過程をあらかじめパターン化しておくことが重要です。
2次試験(4科目)の科目別に必要な勉強時間は下記のとおりです。

科目

勉強時間

事例Ⅰ〜Ⅲ

100時間

事例Ⅳ

100時間

事例Ⅳでは、経営指標やキャッシュフロー計算といった計算問題が頻出します。計算に自信がない方は、過去の問題集に取り組み、解説を丁寧に読むことで問題に慣れておく必要があります。

また、事例Ⅳの問題は数値回答が求められるため、正解と不正解がはっきりしており、不正解の場合は部分点が期待できないことから、得点機会を大きく逃します。そのため、2次試験を通過するためには、事例Ⅳへの対策が非常に重要であり、充分な学習時間を割く必要があると言えます。


勉強の開始時期

勉強の開始時期は早ければ早いほど有利ですが、実際に勉強を始めるタイミングによっては勉強方法や計画の立て方が異なります。

1年間の準備期間があれば一発合格を目指すのが理想です。しかし試験までの期間が半年程度しかない場合は、計画を見直す必要があります。

勉強開始時期によって学習スケジュールは変える

勉強を始める時期によって、学習計画は柔軟に調整するべきです。一般的には、約1年の準備期間を見込むことが望ましいです。

開始が遅れ十分な勉強時間が確保できない場合は、一発合格を目指すよりもまずは科目合格を狙い、翌年の試験で全体の合格を目指す戦略をおすすめします。

特に2次試験との関連が薄い科目は早めに合格し、その後2次試験の重点科目に集中して取り組む方法が効果的です。

試験までの残り日数が半年前後の場合

試験まで半年ほどの時期、つまり2月から5月にかけて勉強を開始すると決意した場合は一発合格を目指すのは困難です。

このような状況では、1年目でいくつかの科目を合格し、翌年までに全科目合格を目標とする戦略がおすすめです。

特に、経済学や中小企業経営・政策などの科目を最初の年にクリアしておくと、2年目に2次試験の準備と残りの1次試験科目の学習を効率的に進めることができます。

中小企業診断士試験の勉強を独学でするときのスケジュールの立て方

中小企業診断士試験の学習スケジュールを作成する方法について解説していきます。基本的には、試験日を起点にして逆算しスケジュールを組んでいきます。

年単位の学習スケジュールの立て方

年単位での学習スケジュールを作成する際は、以下の流れで行います。

初めに本日から試験の前日までの総日数を特定し、これにより全体でどれだけの時間を勉強に割り当てられるかを見積もります。

次に得られた日数から平日と休日(土日祝)の日数を区分けし、それぞれの日にどれくらい勉強できるかを明確にします。一般的に、平日は日に3時間、休日は5時間の勉強時間を想定します。

中小企業診断士の一般的な目安として総合的な学習時間は1000時間とされています総勉強時間がこれに近づくように、試験準備のための具体的な学習スケジュールを立てていきます。

月単位の学習スケジュールの立て方

月単位での学習スケジュールを立てるには、まず模擬試験を目前に控えた一次試験の5月頃を目標として、それまでに達成すべき具体的な目標を設定しましょう。

この時点での主な目標は、試験範囲を完全に把握し理解を深めることです。

次に模擬試験までの期間内に、使用する教材を何周するかを決めます。目指すべきは3周ですが、個々の状況に応じて2周の計画でも構いません。

これに基づき各科目に割り当てる日数を計画し、月次スケジュールを作成します。すべての科目を均等に学習しつつも、自分の苦手分野や特に重要な科目にはより多くの時間を割くようにします。

日単位の学習スケジュールの立て方

日単位での学習スケジュール作成に際しては、まず月次で計画した各科目の勉強日数から日ごとに達成すべき進捗を定めます。例えば、特定の科目を2週間で完遂する予定なら、その期間内で全教材をどの程度進める必要があるかを算出します。

続いて、その日に集中する学習内容を選びます。中小企業診断士の各科目は「テーマ」や「論点」で区切られているため、教科書の章立てに沿って、日々の学習テーマを決めます。

実際に計画を立てる際は、初めに2週間の詳細な学習計画を策定し、定めた期間でテーマの学習を完了させることを目指します。この方法により、日々の学習が明確な目標に基づいて効率的に進行します。

スケジュール管理が苦手なら講座受講を推奨

ここまで述べたようなスケジュール管理が苦手な方も多いでしょう。

そのような方は、予め学習の標準カリキュラムが準備されている予備校・通信講座の利用がおすすめです。

特に業界トップクラスの合格実績を誇るスタディングの通信講座は、インプット・アウトプットがバランスよく配置された戦略的なカリキュラムを採用しており、洗練されたスケジュールで毎年多くの合格者を輩出しています。

さらにスタディングはスマホ学習に特化しており、忙しい社会人の方でも通勤時間などの隙間時間を活かして勉強を進めることが可能です。

講座価格も非常に安く、独学とそこまで大きな出費の差がないので、働きながら中小企業診断士の合格を目指している方は、ぜひスタディングをチェックしてみてはいかがでしょうか。


独学合格する勉強時間の目安は合計1,000時間

中小企業診断士試験を独学で目指す場合、一般的には最低1,000時間の学習時間が必要とされます。

一次試験には7科目あたり平均約100時間ずつ、合計で700~1,000時間が見込まれます。これは、各科目に対する得意・不得意が影響し、一様に時間配分が行えないためです。

結果として、各科目に平均して100時間の学習時間を確保することが重要になります。

二次試験の準備には追加で300~400時間必要で、特に苦手分野を克服するためにはそれ以上の時間が求められることもあります。

一次試験の合格に必要な時間はおよそ700~1,000時間

中小企業診断士の一次試験は、7科目から成る選択式試験で、その科目は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」となっています。

合格には、総得点の60%以上の獲得と、各科目で満点の40%未満を取らないことが基本条件です。この基準を満たすことが合格への要件とされ、科目ごとの合格基準も設けられています。具体的には、各科目で満点の60%を目安に、試験委員会が適切と認める得点比率で合格となります。ここでは、科目合格の制度も活用できます。

科目

必要な勉強時間の目安

企業経営理論

100-200時間

財務会計

100-200時間

運営管理

100-150時間

経済学・経済政策

100-150時間

経営法務

100-150時間

経営情報システム

100-150時間

中小企業経営・政策

50-100時間

財務・会計と企業経営理論は、その難易度の高さと範囲の広さから、7科目中で特に学習に時間を要する傾向にあります一方で、中小企業経営・政策は、出題の基となる中小企業白書や施策利用ガイドブックに焦点を当てて学習すれば、比較的短い時間で理解を深めることが可能な科目です。

二次試験の合格に必要な時間は300~400時間

二次試験は4つの事例で構成され、各事例には企業の状況や問題点を紹介する与件文が与えられます。これに基づき4~5つの質問が設けられ、回答は20~80文字の範囲で記述式で答えます。

一次試験で学んだ内容が、二次試験での回答に間接的に反映されるのがこの試験の大きな特徴で、このことから一次試験と二次試験は密接に関連していると言えます。

科目

必要な勉強時間

事例1(組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例)

80-120時間

事例2(マーケティング、流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例)

80-120時間

事例3(生産、技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例)

80-120時間

事例4(財務、会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例)

80-120時間

事例1〜3は与件文と問題形式が似通っており、基本的な解答技術や学習内容に多くの共通点があります。このため、これらの事例に対する学習を効率よく進めることが可能です。

一方で、事例4では計算問題が含まれるため、事例1〜3とは異なる解法が求められます。全体として、各事例に対しては約80~120時間の学習が必要と考えられるほどの内容量があります。

口述試験合格に必要な勉強時間は4~5時間

口述試験は約10分間の面接形式で、二次試験の事例に関する質問が主となります。この試験では、筆記試験の内容や自身の解答を直接参照することはできません。

そのため、当日は冷静に、試験官の質問に対して丁寧に回答する姿勢が重要です。この試験の合格率は95%を超えるため、事前準備として必要な勉強時間はおよそ4~5時間と見積もられます。

一方、中小企業診断士の二次試験は記述式であり、難易度が高くなります。一次試験合格後2年以内に二次試験で合格できないと、再び一次試験から始める必要があるリスクもあります。

この状況を回避するため、中小企業診断士養成課程を受講する選択肢もあります。養成課程は最短6ヶ月の学習が必要で、費用も高額ですが、働きながら通学可能なスケジュールを提供している機関もあり、資格取得だけでなくMBAを目指す人にも適した選択肢と言えるでしょう。

合格者の1日の時間の使い方の例

平日の目標勉強時間は3~4時間

朝の勉強時間 (約1.5時間)

8:00 - 9:30

過去問題解答

頭がクリアな朝の時間を利用し、過去問題を解くことで、問題解決能力を高めます。

仕事時間

10:00 - 19:00

通常のテレワーク業務

夜の勉強時間(約2時間)

19:30 - 20:00

夕食

19:30 - 20:00

休憩・リフレッシュタイム

20:00 - 22:00

過去問題解答 or 新しい知識のインプット

最初の1時間は過去問題の解答を続け、次に必要に応じて新しい知識のインプットに切り替えます。インプットが必要な場合は、テキスト学習や動画視聴などを行います。

スキマ時間の活用(約30分)

22:00 - 22:30

入浴後、皿洗い時にYouTubeで学習関連のコンテンツ視聴

日常の家事時間を利用して、YouTubeなどで有益な学習動画を視聴します。この時間は、視聴することで新しい知識をインプットするのに適しています。

移動時間や待ち時間の活用

スマートフォンやタブレットを使って、電車での移動時間や待ち時間など、日常生活の中で見つかるスキマ時間も勉強に活用します。この時間は、オーディオブックの聴取や、簡単な暗記作業に最適です。

休日の目標勉強時間は6~7時間

朝の勉強時間

起床後すぐ(例:7:00 - 9:00)

過去問題解答

朝一番に過去問題を解き、頭がクリアな状態で集中力を最大限に活用します。集中力が落ち始めたら、勉強を一旦終了します。この効率的な勉強法は、質の高い学習時間を確保するために重要です。

午前中から午後にかけてのプライベートタイム

9:00 - 18:00

妻とのお出かけ

午前中の勉強が終わったら、妻と共に外出して二人の時間を大切にします。この年を二人で最後にするという意識のもと、勉強だけでなく、休日をリフレッシュする時間としても大切にしています。

外出中も移動時間にはスマートフォンやタブレットを使って、中小企業診断士試験の関連動画(YouTubeなど)を視聴し、スキマ時間を有効活用します。

夜の勉強時間

21:00 - 23:00

過去問題解答 or 新しい知識のインプット

帰宅後は平日の夜と同様に勉強を再開します。この時間は日中にリフレッシュしたことで再び集中力を高め、効率的な学習が可能です。必要に応じて新しい知識のインプットや過去問題の解答を行います。

入浴後の時間

入浴後(例:23:00以降)

皿洗い時のインプット時間

夜の勉強後、入浴してリラックスした後は、皿洗いなどの家事をしながら、再び学習関連のコンテンツ(特にオーディオや動画)を視聴します。この時間も有益な学習時間として活用します。

この学習スケジュールは、勉強時間と私生活のバランスを適切に取ることに重きを置いており、持続可能な学習環境の構築と同時に、生活の質を向上させることを目的としています。休日を効率的に使いながらも、家族や友人との貴重な時間をしっかり確保することが、長期間にわたる学習計画を成功させるためには不可欠です。

中小企業診断士の独学のスケジュールまとめ

ここまで中小企業診断士に独学で合格するための勉強方法やそのスケジュールについて具体的に解説してきました。

長期的にスケジュールを想定し、継続して勉強し続けることが必要になるでしょう。

独学での中小企業診断士合格は難易度が高いですが、正しい努力を続ければ合格することができますので、まずは簡単なことから始めてみましょう!