慶應法科大学院の難易度は高い?受験倍率や学費を他ロースクールと比較して解説

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早稲田大学と並び、国内最高峰の私立大学とされる慶應義塾大学。

本記事ではそんな慶應義塾大学の法科大学院について、その難易度や学費、入りやすさなどを他の法科大学院と比較しながら解説していきます。


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慶應法科大学院の難易度はどれくらい?

慶應法科大学院の難易度を考える際、通常の大学や高校で見られる偏差値という指標は存在しません

そのため難易度を判断するには入試の合格率、受験生のレベル、教育内容の質など、様々な面から考察する必要があります。

慶應法科大学院の入試難易度

慶應法科大学院は司法試験の合格率が高いことからも分かるように、私立法科大学院の中でも特に難関とされています

慶應という名前自体にも、受験生の誰もが一度は検討するほどのネームバリューがあるため倍率も高く、慶應出身者であっても入試で不合格となることがあります。

そのため受験をするのであれば、内部生であることや他の国立法科大学院との併願であるといったことは考えずに気を引き締める必要があります。

倍率や合格率などの入試情報

コース名(2023年度) 

定員

志望者

合格者

倍率

合格率

法学部未修者コース

50人

231人

65人

3.55

28%


法学部既習者コース

170人

1000人

311人

3.22

31%

慶應法科大学院には未習者コースと既習者コースの2つのコースが存在し、それぞれのコースで倍率や合格率、定員数が異なります。特に既習者コースでは合格者数が定員の約2倍にもなることがあり、特徴的です。

慶應ローは他ロースクールよりも入りやすい?

慶應法科大学院が他の様々なロースクールに比べて入りやすいかについては一概にどちらともいえません

合格者が定員の約2倍出ることや、面接試験や外国語能力が必須ではない点は受験しやすさを感じさせるかもしれません。

しかし、国公立の法科大学院を目指す受験生も慶應法科大学院を併願するため、受験生の質は東京大学や京都大学のロースクールと同等であると言えます。

また倍率自体も高いことを踏まえると、単純に入りやすいとは言えません。

他の有名法科大学院と比較した入試倍率

大学院名

既習コース

未習コース

一橋大学(2024年データ)

3.72倍

3.77倍

慶應義塾大学(2023年度データ)

3.52倍

3.55倍

早稲田大学(2024年データ)

3.25倍

4.86倍

東京大学(2024年データ)

3.27倍

3.59倍

京都大学(2024年データ)

2.67倍

4.75倍

中央大学(2023年度データ)

2.03倍

3.67倍

法科大学院の入試倍率はその法科大学院を目指す受験生の数と質を反映しており、各大学院の難易度や魅力を測る指標の一つとなっています。

ここでは、これらの大学院の入試倍率を慶應法科大学院と比較し、その特徴と難易度を探ります。

一橋大学

一橋大学法科大学院は、定員が85名と少数精鋭であることが特徴です。

授業では高いレベルの学問研究が行われており、入学試験の合格水準は非常に高く設定されています。特に、第1次選抜ではTOEICスコアが最低でも750点以上必要となるなど英語能力も重視されます。

また、倍率を見ると一橋大学は慶應法科大学院よりも既習者、未修者ともに少しずつ倍率が高く、難易度も高いと判断できます。

早稲田大学

早稲田大学の法科大学院では特別選抜の定員が80名、一般選抜の定員が120名となっており、受け入れ規模は慶應法科大学院と同程度となっています。また早稲田大学の特徴として自習室が24時間使用可能であり、チューターや学習サポート制度が充実している点が挙げられます。

入試倍率に関しては、既習コースでは慶應が高いものの、未修コースでは早稲田がかなり高い傾向にあります。これは、早稲田大学の未修者向けプログラムが高い評価を得ていることが理由だと考えられます。

受験者のレベルも大差ないと考えられることから、既習コースは慶應、未修コースにおいては早稲田の方が難易度が高いと判断できます。

東京大学

東京大学の法科大学院における未修者コースの倍率は慶應義塾大学よりもわずかに高く、一方で既習者コースの倍率は低くなっています。

東京大学と慶應義塾大学は互いに併願する受験生が多いため受験生のレベルに大きな差はありません。しかし東京大学の入試では英語の試験が必須であるため、英語能力が受験生の合否に大きく影響することが予想されます。

このため英語試験の存在によって、東大の方が慶應よりも難易度が高いと言えるでしょう。

京都大学

京都大学の法科大学院は司法試験合格率が60%を超えるなど、その実績からも超一流の法科大学院としての評価を受けています。ポリシーとして「多様性・開放性」を掲げており、様々なバックグラウンドを持つ受験生を受け入れている点も特徴です。

倍率の比較では既習コースでは慶應義塾大学が、未修コースでは京都大学がそれぞれ高い倍率を誇ります。また、京都大学の既習コースでは口述試験が存在しており、試験自体の難易度は慶應よりも高いと言えます。

そのため、未修コースでは京都大学の方が難易度が高いと言えるでしょうが、既習コースについては一概にどちらが難しいとは断言できません。

中央大学

中央大学の法科大学院は、「法科の中央」と称されるほど法曹界への人材排出に注力してい流ことで有名です。奨学金制度が充実しており、私立でありながら費用を抑えつつ質の高い学問研究を行えることが魅力の一つです。

倍率を見てみると、既習コースでは慶應義塾大学の方が倍率が高く、未修コースに関しては中央大学が若干高い傾向にあります。しかし受験生のレベルを考慮すると、慶應義塾大学の方が全体的に難易度が高いと判断できるでしょう。


社会人が慶應ローに合格する難易度は?

これまで慶應ローの難易度の高さを見てきましたが、社会人が受験する場合には難易度は変わるのでしょうか。

以下では社会人受験者の場合受けられる特典や時間のない社会人にとっての難易度について解説します。

社会人や法学部以外出身者優遇枠

一部のロースクールでは社会人や法学部以外出身者を対象とした特別枠を設けていますが、慶應ローでは特にそのような枠は設けずオープンな形での入学者選考を行っています。

このため社会人であれば慶應ローの難易度が下がるといったことはありません。

しかし社会人経験者は、慶應ローにより「特に評価する人材」として認定されているため合格後は高い評価を得ることができます。

社会人経験者を対象とした教育訓練給付金制度

社会人が慶應ローに挑戦する際、費用は大きな懸念事項の一つです。

しかし幸いにも社会人経験者は教育訓練給付金制度を利用することができるためこの支援を受けることで、オンライン講座などを活用して、仕事を続けながらロースクールの準備を進めることが可能です。

試験の難易度

慶應ローの未修者コースにおける小論文試験は、法学の予備知識がなくても対応可能な内容が多いため社会人でも十分な準備をすれば合格の可能性があります。

しかし、既習コースの場合は法学の基礎知識が必要とされるため法学部出身者やある程度の法学知識がある人でないと厳しいでしょう。

慶應法科大学院は学費の高さもネック

学費(2023年度)

費用(初年度)

入学金

100,000円

在籍料

300,000円

授業料

1,120,000円

施設維持費

190,000円

その他の費用

12,240円

合計

1,722,240円

慶應法科大学院はその学費の高さが大きな懸念点となってしまうことがあります。

2023年度の初年度学費は約172万円と、他の多くのロースクールと比較しても高額です。例えば、他の中央大学のロースクールでは160万円、早稲田大学では157万円、そして国立大学の東京大学や京都大学では一律108万6千円となっており慶應の学費の高さがわかります。

経済的負担を軽減するために奨学金制度などを活用するのがおすすめです。

司法試験の合格率ランキングだとどれくらい?

私立で一番の合格率

順位

法科大学院名

合格率

1

京都大法科大学院

68.4%

2

一橋大法科大学院

67.2%

3

慶應義塾大法科大学院

60.0%

4

東京大法科大学院

59.0%

5

神戸大法科大学院

48.6%

慶應法科大学院の司法試験合格率は、私立法科大学院の中ではトップとなっています。

実際に慶應の合格率は例年50%を超える上、令和5年度は60%と私立大学の中では際立って高い数字を残しました。この高い合格率は、そのまま慶應法科大学院の評価の高さにつながっています。

合格者数もかなり多い

順位

法科大学院名

合格者数

1

京都大法科大学院

188人

2

東京大法科大学院

186人

3

慶應義塾大法科大学院

186人

4

早稲田大法科大学院

174人

5

一橋大法科大学院

121人

慶應義塾大学の法科大学院は、生徒数が多いため合格率だけでなく合格者数でも優れた成績を収めています。過去には合格者数でダントツの一番を誇ることもありました。

大勢の学生が司法試験に合格していることは、慶應の教育プログラムが多くの学生の力を伸ばしていると評価できます。

慶應法科大学院入試の詳細と日程

慶應ローの受験日程

出願資格審査(該当者のみ)

2023年6月12日(月)~6月16日(金)(締切日消印有効)

出願登録(インターネット)

2023年6月30日(金)~7月11日(火)

入学検定料支払

2023年6月30日(金)~7月11日(火)

出願書類の郵送

2023年6月30日(金)~7月11日(火)(締切日消印有効)

筆記試験日

法学未修者コース:2023年9月3日(日)

法学既修者コース:2023年9月2日(土)

合格発表日

2023年9月12日(火)

第1次入学手続

2023年9月12日(火)~9月26日(火)

第2次入学手続

2023年11月29日(水)~12月8日(金)

法学既修者コース 特別選抜(開放型)

既修者認定試験

2024年3月

慶應法科大学院の受験日程は入試の種類によって異なります。

5年一貫型の特別選抜は入学前年の6月初旬に行われ、7月には合格発表があります。

一方既習者コース、未修者コース、開放型の手続きは7月初旬に開始され、筆記試験は9月初旬で、9月中旬に合格発表が行われるます。

受験生はそれぞれの日程に合わせて準備を進めることが重要です。

未修者コース

未修者コースの入試では、小論文と提出書類が主な選考材料となります。

小論文の比重は6割と大きく、課題文の読解力や自然・社会・文化・人間等に関する問題意識の鋭さ、論理の明快さなど、法科大学院での学修に必要な基礎的能力が総合的に評価されます。

提出書類の比重は4割で、学部成績などが考慮されます。これらの評価基準を理解した上で、早めに小論文の準備と書類の整理に取り掛かることが合格を得るためには必要です。

既習者コース(6科目)

既習者コースでは、憲法、民法、刑法、商法、民訴、刑訴の6科目に関する筆記試験が行われます。

筆記試験の比重は8割と非常に大きく、法学の基礎知識と理解が深く問われます。提出書類は選考の2割を占め、学業成績やその他の資質が考慮されます。

既習者コースを目指す受験生は、6科目の法学知識をしっかりと身につけるとともに、提出書類を通じて自己の強みを効果的にアピールしましょう。

5年一貫型特別選抜

慶應法科大学院の5年一貫型特別選抜は、既修者コースの一環として位置づけられています。

この選抜は慶應義塾大学と法曹養成連携協定を締結している大学の法曹コースの修了を予定している3年次学生を対象としており、選考は提出書類のみにより行われます。

この特別選抜は他のコースとの併願が可能であり、学生にとっては法曹界への早期進出の機会を提供しています。

開放型特別選抜

開放型特別選抜も既習者コースの一部であり、大学で法曹コースの修了を予定している3年次学生を対象としています。

この選抜の特徴は、志願者の在籍する大学が慶應法科大学院と法曹養成連携協定を結んでいるかどうかに関わらず応募が可能であることです。選考は志願者報告書、法曹コースの開設科目の成績、憲法・民法・刑法の筆記試験によって行われます。

また、法曹養成連携協定を締結していない大学に在籍する学生は法学既修者コースの6科目入試及び法学未修者コースを併願することが可能です。

2022年度からの入試変更点

2022年度からの慶應法科大学院入試ではいくつかの重要な変更点がありました。

最も注目すべき変更点は、5年一貫型特別選抜と開放型特別選抜の新設です。それぞれの選抜で45名の定員が設けられました。また、法学部既習者コースに関しては学部3年生向けの4科目入試が廃止され、6科目入試の募集人員が80人に設定されました。

慶應法科大学院受験のおすすめ対策方法

慶應法科大学院に合格するためには、適切な対策と戦略が必要です。試験の性質を理解し、効率的な学習方法を選ぶために必要なことを以下では説明します。

出題内容を丁寧に押さえる

慶應法科大学院の既習試験では筆記試験が中心となり、憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の論述式試験が行われます。

民法では応用力が求められるため基本的な知識だけでなく、その応用能力を高めることが重要です。刑法では問題の形式に特徴があるため、具体的な問題形式に慣れることが高得点につながります。

憲法は比較的容易な部類に入りますが、民事訴訟法では問題文を丁寧に読み、論点を正確に抽出する能力が求められます。商法に関しても基本的な論点の理解が必須です。

これらの科目に全てに共通して言えるのは、基本をしっかりと押さえることが合格には必要不可欠ということです。

過去問演習を繰り返す

法科大学院の受験問題は各大学院や各教科によって出題形式が異なるため、自分が目指す法科大学院の出題形式に慣れる必要があります。

そのため過去問を繰り返し解くことは、試験の傾向と対策を把握し、時間配分のスキルも身につけることができるため非常に有効です。

特に独学で学習を進める場合は演習量が不足しがちなため、過去問演習の量を増やし、弱点を克服することが重要です。

予備校を利用する

慶應法科大学院の受験、特に既修コースを目指す場合、独学での合格の難易度は高いです。受験のチャンスは年に一度のため、不合格になって浪人することを考えると予備校を利用して一発合格を勝ち取る方が時間と費用の節約につながります

将来的に司法試験のために予備校を利用するのであれば、少し早く利用を始めるのも良い選択肢でしょう。

特にアガルートの法科大学院対策講座は、コスト・実績の充実度両面から見ておすすめできる講座となっています。

アガルートは新司法試験を突破した選りすぐりの講師をそろえており、指導経験豊富な講師のもとで対策を進めることができます。指導力の高さは641名もの司法試験合格者を輩出したという実績からも見てとることができます。(2023年度実績)。

また、講座価格も大手予備校よりも遥かに安いので、出費を抑えつつ効率よく慶應ローの対策を進めることが可能です。

慶應法科大学院入試の受験を検討している方は、ぜひ一度アガルートの講座をチェックしてみてください。

作成した回答を誰かに添削してもらう

論述式試験の対策として、作成した回答を第三者に添削してもらうことは非常に有効な手段です。自分自身の回答を客観的に評価してフィードバックをもらうことは論述の質を大きく高めます。

またケアレスミスや文章の構成ミスなど自分では気づきにくく独学では苦戦するところも、他者に見てもらうことで改善できれば、時間の短縮にも試験の点数向上にもつながります

添削を依頼する相手としては、予備校の講師や法学を専攻している友人、オンラインの添削サービスなどの利用を考えると良いでしょう。

慶應ローで学ぶメリット

慶應ローで学ぶことには、多くのメリットがあります。以下では中でも主要なものについて解説します。

授業内容が実践的

慶應ローの授業は、司法試験合格を強く意識した実践的な内容が特徴です。教授が具体的な例を挙げながら解説するため理解が深まりやすく、学んだことが司法試験合格に直結します。

また、司法試験で頻出する論点について詳しく教えてくれる教授もおり試験対策として非常に有効です。期末試験は司法試験本番と同等レベルの練習になるため、実戦力を養うリハーサルとして利用できます。

授業への取り組みが司法試験合格率に直接つながる

慶應ローでは、授業への取り組み方が司法試験の合格率に直結しています。GPA3.5以上の学生の司法試験合格率は100%に達するなど、成績と合格率の間には強い正の相関関係があります。

このため授業に完璧についていくだけでかなり高い確率で司法試験に合格できます。

一方、未修コースに関しては合格率が低い傾向にありものの、現在改革が進められており今後の向上が期待されます。

留年率が低い

留年率が非常に低いというのも、慶應法科大学院の大きなメリットです。各学生に対するサポート体制が整っており、学生が計画的に学習を進められるように配慮されています。

このように整備された環境が学生が安心して学習に集中できる重要な要因となっています。

慶應法科大学院で特に評価される人材

慶應法科大学院は、多様なバックグラウンドを持つ学生を積極的に受け入れ、特色ある人材を「特に評価する人材」として高く評価しています。

理系人材

慶應法科大学院では、理科系の学部や大学院を卒業した、または卒業見込みの学生を特に評価するとしています。これは、理科系の知識を法の学際的・先端的な分野で活かし、新たな法曹として活躍することを期待されているためです。

科学技術の進展は法律の枠組みにも新たな課題をもたらしており、そのような課題に対応できる法律家の需要は高まっています。

そのため、理系の知識を持ち、それを法分野に応用できる人材は、慶應法科大学院だけでなく今後の社会においても高く評価されるでしょう。

成績優秀者、特定の領域に特筆すべき素養を有する者

慶應法科大学院は『成績優秀者として学部を早期卒業する見込みまたは「飛び級」の見込みであって、当該学部において、特定の外国語や国際的な教養、人文科学・社会科学の特定の分野について集中的な教育を受け、特筆すべき素養を有する者』を特に評価する人材としています。

これらの学生は、国際的な視野や深い専門知識を法律の分野に活かすことが期待されています。グローバル化が進む現代社会において、多角的な視点から法律を考えられる人材は非常に価値が高く、慶應法科大学院での学びを通じてその能力をさらに伸ばすことができるでしょう。

社会人経験者

特定の分野で豊富な社会人経験を持つ者は、その経験を法律分野で活かし、特定の法律分野で秀でたスペシャリストを目指すことが期待されています。

慶應法科大学院ではこのような社会人経験を活かして法曹界で活躍したいと考えている志願者を特に評価しており、志願報告書に自身の社会人経験がどのように法律分野でのキャリアに貢献できるかを具体的に記述することを求めています。

外国語能力の高い者

【特に評価する外国語試験のスコア一覧表】

言語

試験の種類

点数・級

英語

TOEFL(iBT)

100 以上

TOEIC Listening & Reading

900 以上

ドイツ語

ゲーテドイツ語検定試験

(ゲーテ・インスティトゥート)

C1 以上

ドイツ語技能検定試験

(公益財団法人ドイツ語学文学振興会)

1 級

TestDaF

(テストダフ・インスティトゥート)

全項目で

TDN4

フランス語

DELF/DALF

(日本フランス語試験管理センター)

DALF C1

以上

実用フランス語技能検定試験(公益

財団法人フランス語教育振興協会)

1 級

TCF(フランス国民教育省認定

フランス語能力テスト)

(日本フランス語試験管理センター)

レベル 5

以上

中国語

中国漢語水平考試(HSK)

(中国国家 HSK 委員会)

6 級

中国語検定試験(日本中国語検定協会)

1 級

中国語コミュニケーション能力検定

(TECC)

(中国語コミュニケーション協会)

900 以上

スペイン語

DELE(セルバンテス文化センター)

C1 以上

スペイン語技能検定

(公益財団法人日本スペイン協会)

1 級

ロシア語

ロシア語検定試験

(ロシア語検定試験実行委員会)

第2 レベル

以上

ロシア語能力検定試験

(ロシア語能力検定委員会)

1 級

韓国語・

朝鮮語

韓国語能力試験

(公益財団法人韓国教育財団)

6級

「ハングル」能力検定試験(特定非

営利活動法人ハングル能力検定協会)

1 級

イタリア語

実用イタリア語検定

(イタリア語検定協会)

1 級全項目で

TDN4

慶應法科大学院では、外国語試験のスコア提出は必須でないものの、特定の外国語試験のスコア提出によって外国語能力の高いものと認定されれば「特に評価する人材」となることができます。

これは近年、法律分野においても国際化が進んでおり、国際的な案件に対応できる法曹の需要が高まっているためです。

優れた外国語能力は国際的なコミュニケーション能力や異文化理解の深化を示し、将来的にグローバルな舞台で活躍する法曹にとって必要不可欠なスキルとなります。

そのため、高い外国語能力を有することは、慶應法科大学院での学習だけでなく、将来の法曹としてのキャリアにおいても大きなアドバンテージとなるでしょう。

慶應法科大学院の難易度について

この記事では慶應法科大学院の難易度について見てきました。

国内最高峰の私立大学ということもあり難易度は非常に高いもののの、それに見合った実績を残している非常に魅力的な法科大学院です。

私立であるため他の国立法科大学院との併願が可能であり、学力に自信があるのは是非とも受験するべき法科大学院と言えるでしょう。