【2024年】二級建築士の通信講座・予備校おすすめランキング|人気7社を徹底比較

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二級建築士の資格は、建築業界で幅広いキャリアを目指す上で重要です。この資格を取得するには、多くの専門知識と技能が求められ、試験の合格は決して簡単ではありません。

そこでここでは、二級建築士試験の対策におすすめの通信講座をランキング形式でご紹介します。各講座の長所から欠点まで詳しく解説しますので、自分に合った講座を見つけるための参考にしてください。


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二級建築士の通信講座おすすめ人気ランキング

以下ではおすすめの二級建築士講座を一挙ご紹介します。

スタディング

スタディングの二級建築士講座

総合スコア

4.91

隙間時間に学べるコスパ抜群のスマホ講座。

受講料の安さ

5.00

88,000円と圧倒的な安さを実現。

初心者の学びやすさ

4.89

短時間の学習がしやすい教材設計。

担当講師と講義の質

4.90

わかりやすい映像講座と徹底対策されたカリキュラム。

サポート体制

4.95

スマホでの学習に便利な機能が多数搭載。

合格実績

4.85

他講座でも十分な実績を誇る。

評判・口コミ

4.95

わかりやすく、短時間での学習がしやすい講座が高評価。

スタディングの講座の特徴は、価格が88,000円(税込)と他の講座と比較して安い価格で提供されていることが挙げられます。

また単に安いだけでなく教材の質も担保されています。例えばスマホで学習を進めるための機能が多数盛り込まれており、スキマ時間に手軽に学習を進められるのも大きなメリットです。

コース名

価格(税込)

2級建築士学科・製図総合コース

88,000円


スタディング受講生の口コミ

スキマ時間にできるよう組まれた問題の量や繰り返し問題を解く時期を教えてくれることが、とても便利でした。

1日10分間だけ、とか、電車に揺られている時間とか、にできることがとても良かったです。

スタディング受講生の声より

スタディングをやってみると、確実に得点するため部分の勉強に重点を置いていたため、スムーズに勉強を進めることができました。また、講座リリースのタイミングに合わせて勉強を進めることで、勉強のスケジュールがとても順調にいきました。

スタディング受講生の声より

資格学校に通うことができない人にとって、スタディングは学習手順を示してくれるのでとても心強かったです。

スタディング受講生の声より

スキマ時間に学習しやすい教材が多くの人から好評であることがわかります。

また、重要なポイントに焦点を当てた構成になっており、試験にも大いに役立ったという声も見られました。

通信講座であるが、内容は合格のために十分であるという評価も見られ、多くの方から信頼を得ている講座です。

スタディングの他社と比べた強み

スタディングの強みとして、価格が他社と比べてとてもリーズナブルであることが挙げられます。

講座として高い評価を受けているハウジングインテリアカレッジの108,900円や日建学院の616,000円と比べても、88,000円という受講料の安さが際立ちます。

また、効率的に学習を進めるためのカリキュラムとそれをサポートする教材が整えられており、短い時間をフル活用しながら学習できる強みもあります。

スタディングの弱点・デメリット

スタディングの弱点としては、講座の受講がオンラインのみで、紙媒体の学習ができないことが挙げられます。

紙の教材を使った学習に慣れている方にとっては、少し学習しにくい講座であると感じてしまう可能性があります。

スタディングはどんな人におすすめ?

スタディングがおすすめな人は、以下のような特徴を持つ方です。

  • リーズナブルな講座を受講したい方
  • 勉強する時間があまり取れない社会人・主婦の方

他講座と比べた際の圧倒的なコストパフォーマンスに魅力を感じる方や、しっかりとした勉強時間を取ることが難しい方などにおすすめの講座です。


項目

内容

ポイント

価格

88,000円

他社よりも極めて安い

教材の特徴

すべてオンラインで学ぶスタイル

隙間時間を利用して勉強できる

サポート

勉強時間や進捗状況の自動管理機能
勉強仲間をスマホで作れるコミュニティ機能

スマホ学習におけるサポート機能が充実

キャンペーン・割引情報

合格お祝い制度

10,000円の進呈あり

ハウジングインテリアカレッジ

ハウジングインテリアカレッジの二級建築士講座

総合スコア

4.90

充実の製図試験対策が可能なオンライン講座!

受講料の安さ

4.80

比較的リーズナブルな講座費用。

初心者の学びやすさ

4.91

設計製図を効率的に学ぶカリキュラムと3ヶ月で応用力が身につく学習スケジュール。

担当講師と講義の質

4.93

通学講座も兼任する経験豊富な講師。

サポート体制

4.90

豊富な添削機会と24時間質問可能な体制。

合格実績

4.87

62.4%と非常に高い合格率。

評判・口コミ

4.90

サポート体制や学習のしやすさが人気。

ハウジングインテリアカレッジの二級建築士講座は、独学での学習が難しい製図試験への対策が充実しています。

また比較的コスパの高い価格設定でありながら、62.4%と高い合格率を誇る講座です。建築士講座のイメージ調査でも3冠を達成しており、信頼度の高い講座と言えるでしょう。

コース名

価格(税込)

二級建築士設計・製図 合格通信講座

108,900円


ハウジングインテリアカレッジ受講生の口コミ

他の通信教育サービスと比べ、リーズナブルなのに添削課題が多く、メールでの質問も何度でもOKという点に魅力を感じました。

ハウジングインテリアカレッジ受講生の声より

前に提出した課題の添削や講師の方のコメント、アドバイスを読むと不思議とまたやる気がでてきて最後まで課題をやりきることができ、最後まで課題を終わると模試の問題も時間内に作図できるくらいになっていました。

ハウジングインテリアカレッジ受講生の声より

添削課題では、細かい部分まで指導されるので、アドバイスされたことを次の添削に活かすようにしました。(中略)遠方に暮らしながらの学習でしたが、添削された図面はまずWEB上にアップされるので、比較的早く結果を見ることができ、最後までこなすことができました。

ハウジングインテリアカレッジ受講生の声より

サポート体制についての高評価が多く、特に添削サービスが学習を進める上で大きく役立ったと言った声が数多く見られました。

通信講座の利点として、場所にとらわれず学習できるという点でも好印象を抱いている方が多いです。

ハウジングインテリアカレッジの他社と比べた強み

ハウジングインテリアカレッジの強みとして、製図試験の添削機会が合計12回設けられていることが挙げられます。これは他講座と比べても十分な演習機会の確保を可能にしており、受講生からも高評価を受けています。

また解説動画に関してもベテラン講師が丁寧に指導する内容になっており、素早く設計を行う方法や、製図の完成度をどのように上げるかなどを十分に学ぶことができます。

ハウジングインテリアカレッジの弱点・デメリット

この講座の弱みとして、学科試験対策講座は過去問の解説がメインとなっており、基礎のインプットは自分で行う必要がある点が挙げられます。

自分だけでは学習の進め方がわからない、基礎に不安があるという方には少しマイナスに働く可能性があります。

ハウジングインテリアカレッジはどんな人におすすめ?

ハウジングインテリアカレッジがおすすめな人の特徴として、

  • 製図試験の対策を重点的に行いたい方
  • 合格率の高い講座を受けたい方

が挙げられます。

特に製図については他講座と比べても非常に充実したサポートが受けられるため、集中して対策したい方にはぴったりの講座となっています。


項目

内容

ポイント

価格

108,900円

比較的低価格な設定

教材の特徴

オリジナル問題を活用したカリキュラム

ベテラン講師によるわかりやすい内容

サポート

合計12回の充実した添削課題
24時間質問可能

丁寧な質問対応と添削指導

キャンペーン・割引情報

合格お祝い制度

5,000円分のAmazonギフト券

日建学院

日建学院の二級建築士講座

総合スコア

4.85

非常に高額だが合格実績は業界最高。

受講料の安さ

4.50

60万円超えと他社と比べても高額。

初心者の学びやすさ

4.90

洗練された映像や学習システムのクオリティ。

担当講師と講義の質

4.95

経験豊富な講師と脳科学に基づいたカリキュラム。

サポート体制

5.00

担当者による質問対応やフォローで安心した学習が可能。

合格実績

4.90

占有率41.2%と圧倒的な合格実績を誇る。

評判・口コミ

4.95

徹底したサポートと高クオリティの教材により高い評価。

日建学院の二級建築士講座の特徴として、圧倒的な合格者占有率を誇る点が挙げられます。2023年度の学科試験の合格者数は2,209名、製図試験の合格者は2,053名となっており、その占有率は41,2%となっています。

また、日建学院の講座は万全のサポート体制を構築しています。各受講生に担当者がつき、講義での疑問点からメンタル面のフォローまで、幅広いサポートが保証されている講座です。

コース名

価格(税込)

学科本科Webコース

473,000円

学科理論Webコース

330,000円

設計製図Webコース

143,000円

集中ゼミWebコース

110,000円

日建学院受講生の口コミ

日建でもらった課題はできるだけやりきるといいと思います。製図は特に、わからない部分は何度でも先生に聞いて、描き上げられるようになりました。

日建学院受講生の声より

映像講義がとてもわかりやすかったです。暗記が必要なことも、語呂合わせなどで覚えやすい工夫をしてくれていて。また、講義ごとのテストで平均点や自分の順位がわかるので「負けないように頑張ろう」とモチベーションが上がりました。

日建学院受講生の声より

口コミでは「映像講義をはじめ、講座内容のクオリティが高い」という声が多く見られました。

また製図の添削をはじめ、サポート体制についても高評価を受けています。信頼できるサポートが受けられると考えて良いでしょう。

日建学院の他社と比べた強み

日建学院の講座の強みとして、本づくりのプロが高いこだわりのもとクオリティの高い教材を作成している点が挙げられます。CGやアニメーションも活用した映像による解説も用意されており、非常にわかりやすい教材となっています。

また学習を進める上で訪れるあらゆる障害を講師と二人三脚で乗り越えられるシステムが用意されており、サポート体制については申し分ないと言えるでしょう。

日建学院の弱点・デメリット

この講座の弱みとしては、数十万円する講座価格です。

学科本科Webコースの受講料は473,000円、設計製図Webコースは143,000円となっており、併せて受講すると616,000円と他講座に比べても非常に高い価格となります。

日建学院はどんな人におすすめ?

日建学院の講座をおすすめする人の特徴として、

  • 二級建築士の定番講座を受けたい
  • 手厚いサポートを欲している

といったものが挙げられます。

価格は高い設定ですが、質の高い講義とサポートが確証され、安心して学習を進めることができる点で、手厚いサポートを受けて確実に合格を掴みたいという方におすすめです。

日建学院の公式サイトはこちら

項目

内容

ポイント

価格

616,000円(学科本科Webコース+設計製図Webコースを受講した場合)

他講座と比べても高額

教材の特徴

概要とポイントを繰り返し学習するスタイル

脳のメカニズムを利用した学習法

サポート

担当パートナーによるサポート

学習面からメンタル面まで総合的にケア

キャンペーン・割引情報

学割制度

最大20万円以上の割引

総合資格学院

総合資格学院の二級建築士講座

総合資格学院の二級建築士講座は、建築・不動産関連資格の受験対策を専門とする資格試験予備校です。

他社と比較して特に特徴的な点は、全国に90か所以上の教室を展開しており、ライブ講義やインタライブ講義による個別指導が可能なことです。

また、資格取得を目指す学生や社会人だけでなく、企業や学校との連携にも力を入れており、就職セミナーや業界研究セミナーの開催、建設関連企業の採用情報誌の提供など、教育と就職支援の両面でサポートを提供しています​​。

総合資格学院の公式サイトはこちら

TAC

TACの二級建築士講座

TACの二級建築士講座は、独自の教育方法である「合格第一主義のTACメソッド」を採用し、新試験制度に完全対応した戦略的なカリキュラムを提供しています。これにより、効率的に学習を進めることができるのが大きな特徴です。

また、TACでは、講師を「担任制」としており、一人の講師が学科全科目の講義を担当します。このシステムは、講師の質に自信があるからこそ実現しており、選りすぐりの講師が合格に導く体制が整っています。

さらに、過去問と近年の出題傾向を徹底的に分析した上で作成されたオリジナル教材を使用しており、最新のトピックも反映された内容で、図表やイラストも豊富に使われています。これにより、理解が深まりやすく、効果的に学習を進めることが可能です​​​​。

TACの公式サイトはこちら

日本教育開発

日本教育開発の二級建築士講座

日本教育開発の二級建築士講座は、全講座がベテラン講師による対面講義で行われ、生徒第一主義を徹底している点が挙げられます​​。また、自宅で通学講義を再現できるDVD教材を提供しているため、場所を選ばずに学習を進めることも可能です。

年中無休の質問応答体制(9:00~21:30)を整備しており、学習中に生じた疑問や不明点を迅速に解決できるサポート体制があります。また教育訓練給付金制度の対象講座であり、資金面でのサポートも受けることが可能です​​。

こういった特徴から、日本教育開発の二級建築士講座は質の高い講義と充実したサポート体制を求める受講生におすすめの選択肢です。

全日本建築士会

全日本建築士会の二級建築士講座

全日本建築士会の二級建築士講座は、元国土交通省室長・元試験採用官の監修のもと、間接費用の削減による低価格を実現している点が特徴です。

授業は主に貸し会議室で行われ、実際に課題に取り組みながら進められますが、エスキスや作図の具体的な方法の指導は限定的です。

そのため、初心者にはおすすめしづらい面もありますが、低価格でありながらも必要なサポートと質の高い添削指導が受けられるため、経験者にはおすすめな講座の1つです​​。


二級建築士通信講座の比較一覧表

講座

総合スコア

受講料の安さ

初心者の学びやすさ

担当講師と講義の質

サポート体制

合格実績

評判・口コミ

スタディング

4.91

5.00

4.89

4.90

4.95

4.85

4.95

ハウジングインテリアカレッジ

4.90

4.80

4.91

4.93

4.90

4.87

4.90

日建学院

4.85

4.50

4.90

4.95

5.00

4.90

4.95

二級建築士の通信講座のうち、特におすすめの講座をピックアップして比較したものが上の表です。

総合スコア1位はスタディングですが、2位のハウジングインテリアカレッジとは僅差であり、スタディングは料金の安さや受講生の口コミ、ハウジングインテリアカレッジは初心者の学びやすさや合格実績でそれぞれ優れていることが分かります。

このように各社で強みとする部分が変わってくるので、以下では各項目ごとに二級建築士講座を比較していきましょう。

料金の安さを比較

講座

受講料の安さ

スタディング

5.00

ハウジングインテリアカレッジ

4.80

日建学院

4.50

受講料の安さで比較した場合、スタディングがおすすめの講座となります。

他講座が数十万円かかることもある中で、スタディングの受講料は88,000円と10万円を切っており、圧倒的な安さを誇ります。二級建築士の試験対策講座の中では、特出してお得に受講できる講座であると言えるでしょう。


初心者の学びやすさを比較

講座

初心者の学びやすさ

ハウジングインテリアカレッジ

4.91

日建学院

4.90

スタディング

4.89

初心者でも学びやすい講座として、ハウジングインテリアカレッジをおすすめします。

講座での対策が特に必要な製図試験対策において12回もの添削の機会が用意されており、他社と比べても優位に立つことができる特徴です。

製図試験が初めての方でも十分な演習量を確保することができるため、製図分野に不安のある方や、初心者の方には特におすすめの講座です。


講師・講義のクオリティを比較

講座

担当講師と講義の質

日建学院

4.95

ハウジングインテリアカレッジ

4.93

スタディング

4.90

講師・講義のクオリティで比べる場合、日建学院とハウジングインテリアカレッジの講座がおすすめです。

日建学院は完全オリジナル教材を作成しており、映像のクオリティも非常に高くなっています。また各分野の一流講師から指導を受けられることもあり、高い質の講義を提供しているといえます。

ハウジングインテリアカレッジも同様に分かりやすい指導に定評があり、多くの受講生から高い評価を得ています。

サポート体制を比較

講座

サポート体制

日建学院

5.00

スタディング

4.95

ハウジングインテリアカレッジ

4.90

サポート体制で比較をした場合、日建学院がおすすめです。

受講生一人ひとりに担当のパートナーがつき、生活面から学習上の相談まで、試験中に困った部分は全て質問することができます。総合的なサポートが受けられる点で、学習する中でみっちりとした支えが欲しいと考えている方にぴったりの講座です。

合格実績を比較

講座

合格実績

日建学院

4.90

ハウジングインテリアカレッジ

4.87

スタディング

4.85

合格実績の点から考えると、日建学院がおすすめになります。

日建学院の2023年度の学科試験の合格者数は2,209名、製図試験の合格者は2,053名となっており、その占有率は41,2%と非常に高い実績を誇ります。

是が非でも一発で合格したい、実績のある講座を受けたいという方におすすめの講座です。

自分に合った二級建築士通信講座の選び方

二級建築士講座の選び方

講座のコスパを重視したい方

選ぶ際にコスパを重視する方には、スタディングの二級建築士通信講座がおすすめです。

スタディングは10万円未満のリーズナブルな価格設定で、高品質な教材と分かりやすい講義を提供しています。

初心者でもスムーズに学習を進めることができるように工夫されており、コストパフォーマンスの面で非常に優れた選択肢と言えるでしょう。

試験に一発で合格したい方

試験に一発で合格を目指す方には、ハウジングインテリアカレッジの二級建築士通信講座がおすすめです。

この講座は特に、一人では克服が難しい製図試験の対策に特化しており、個別添削の機会を多く設けることで受講生の実力を確実に向上させます。

丁寧な指導が受けられるため、効率的に試験の難所を克服し、目指す合格を実現できるでしょう。

二級建築士の定番講座を受講したい方

二級建築士試験の合格を目指し、信頼と実績で選びたいなら、日建学院がおすすめです。

毎年、高い合格率を誇り、質の高い指導と充実したサポート体制が魅力的です。

しかし、この講座の価格は高く設定されているため、予算と照らし合わせることが重要です。二級建築士試験のための投資として、高額な講座料を支払う価値があるかどうか、慎重に検討する必要があるでしょう。

教育訓練給付制度の対象講座

教育訓練給付制度について

教育訓練給付制度は、雇用保険に加入している方を対象とした、国による講座受講費用の一部負担制度です。

二級建築士の講座においては、日建学院が制度の対象となっています。この制度を利用してお得に受講したい方は確認してみてください。

対象コース

割引前の料金(税込)

学科本科Webコース

473,000円


二級建築士は独学でも合格可能?

二級建築士の独学合格について

結論から言うと、二級建築士試験の学科試験に関しては独学での合格が十分に可能です。

学科試験は、頻出分野の知識をしっかりと学び、問題演習を重ねることで、得点率をアップさせることができます。過去問題を繰り返し解くことで、試験の傾向と対策を掴むことができるため、独学でも高い合格率を目指すことができるのです。

しかし、製図試験に関しては独学での合格が難しいとされています。

製図試験では、ただ図面を描くだけではなく、推奨される製図手順や細かな注意点を理解し、適用する必要があります。これらの知識や技術は、実際に製図作業を行い、その過程で人から指摘やアドバイスを受けなければ、気づきにくいものです。独学では、このようなフィードバックを得ることが難しく、結果として製図試験の合格が困難になる傾向にあります。

したがって、二級建築士試験の学科部分に関しては独学でも十分対応可能ですが、製図試験については専門の講座を受講するなど、他者からのサポートを受けることを検討するべきでしょう。

二級建築士合格を目指す際の注意点

合格率は全体で20%前半が目安

二級建築士試験は学科試験と製図試験の2つの試験が課されます。

学科試験の合格率は40%程度が目安とされ、製図試験の合格率は50%前後が目安とされています。

また、2つの試験を合わせた最終合格率は20%前半とされており、難関資格の部類に入ると言えるでしょう。

学科試験は4科目を満遍なく学習する必要がある

二級建築士の学科試験では

  • 計画
  • 法規
  • 構造
  • 施工

の4科目が試験に出題されます。

合格にあたってはそれぞれの科目で25点満点中13点以上を原則として満たす必要があり、かつこれら4科目の総得点が60点以上であることが求められます。

そのため、各科目満遍なく学習を進める必要があり、基本知識を中心に穴を作らないように心がけましょう。

受験資格は要チェック

建築に関する学歴又は資格等

実務経験年数(試験時)

大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者

最短0年


建築設備士

0年

その他都道府県知事が特に認める者(外国大学を卒業した者等)

所定の年数以上


建築に関する学歴なし

7年以上

二級建築士試験を受験するに際して、受験資格が細かく定められています。

学歴や資格の有無で受験資格が4種類に分かれており、試験を受ける前にご自身がこれらの要件を満たしているかを予めチェックしておく必要があります。


二級建築士試験の対策はいつから始めるべき?

二級建築士試験の対策はいつから始めるのが良いか

二級建築士試験の試験対策を始める最適な時期は、試験日の1年前とされています。

試験の範囲が広く、理解と習得に時間が必要なため、初学者は約1,000時間、既に建築士試験の範囲に触れたことがある方でも、最低500時間の学習が必須とされています。

特に、製図試験についてはその学習量を十分に確保することが重要です。製図試験は、知識だけでなく、実際の技術や手順の習得が求められるため、計画的に練習を重ねる必要があります。

試験1年前からの学習開始は、ただ時間を確保するだけでなく、学習内容を段階的に深め、理解を固めるためにも効果的です。

学科試験の幅広い範囲をカバーするための時間を設けるとともに、製図試験の技術を磨くための十分な練習時間を確保することが、合格への鍵となるでしょう。

二級建築士のおすすめ通信講座まとめ

ここでは二級建築士試験の対策におすすめの通信講座を比較しながら紹介しました。

自分に合った通信講座を選んで、二級建築士の試験合格を目指しましょう。