英検準2級ライティングの必勝法|解答の型や対策のポイントを徹底解説
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2024年度の英検リニューアルに伴い、準2級のライティング問題が2問に増えました。これまでの意見論述問題に加え、新たにEメール問題が追加されたことで、「対策がより難しくなった」と感じている方も多いでしょう。
そこで、本記事では英検準2級のライティング対策について、練習問題と解答のコツ、そして効果的な学習法をご紹介します。
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英検準2級ライティングの練習問題を紹介
英検準2級ライティングの問題形式
2024年度の英検リニューアルに伴い、準2級のライティング問題は1問から2問に増えました。これまで通り、あるトピックに対する自分の意見を述べる「意見論述問題」に加え、新たに「Eメール問題」が加わりました。
これら2つの問題で合計が32点であることはわかっていますが、それぞれの問題が何点満点なのかは公表されていません。目安時間は、意見論述とEメール合わせて約25分前後とされています。
より実践的な英語力が問われる形式に変わったため、論理的な構成を意識しながら、適切な語彙や文法を使うことが重要になります。
意見論述問題の形式
「意見論述問題」では、提示されたトピックに対して、自分の意見とその理由を2つ述べます。こちらは50〜60語が目安です。
- あなたは、外国人の知り合いから以下の QUESTIONをされました。
- QUESTION について、あなたの意見とその理由を2つ英文で書きなさい。
- 語数の目安は50語~60語です。
- 解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は、0点と採点されることがあります。QUESTIONをよく読んでから答えてください。
QUESTION
Do you think it's a good idea to let children use smartphones freely?
英検準2級ライティング例題
意見論述問題では、自分の考えを英文で論理的に展開する力が求められます。
Eメール問題の形式
Eメール問題では外国人から届いたメールを読み、その返信を作成します。相手からの質問に答え、さらにメール本文中の下線部について、2つ質問をする必要があります。語数の目安は40〜50語です。
- あなたは、外国人の知り合い (Chris) から、Eメールで質問を受け取りました。 この質問にわかりやすく答える返信メールを、 〇〇に英文で書きなさい。
- あなたが書く返信メールの中で、ChrisのEメール文中の下線部について、あなたがより理解を深めるために、【】の特徴を問う具体的な質問を2つしなさい。
- あなたが書く返信メールの中で〇〇に書く英文の語数の目安は40語~50語です。
- 解答が ChrisのEメールに対応していないと判断された場合は、0点と採点されることがあります。ChrisのEメールの内容をよく読んでから答えてください。
- 〇〇の下の Best wishes, の後にあなたの名前を書く必要はありません。
Hi!
My family and I enjoyed visiting 【an amusement park】 on Sunday. The park was very large, and it had many exciting rides. We rode a roller coaster, and it was so fast and thrilling. While in the park, I saw something interesting. Some people were enjoying a parade with colorful costumes and music. Do you think more people will enjoy visiting the amusement park in the future?
Your friend,
Chris
Hi, Chris!
Thank you for your e-mail.
〇〇
Best wishes,英検準2級ライティング例題
状況に応じて適切に情報を伝えたり質問したりする実用的なコミュニケーション力が問われます。
英検準2級ライティングのレベルと目安スコア
英検準2級のライティングは、おおよそ高校1年生程度の英語力が目安とされています。自分の意見を論理的に展開する力と、日常的なやりとりに応じたメール文作成の力が必要です。
採点は「内容・構成・語彙・文法」の4観点で2問合わせて32点満点、合格には16〜20点が求められます。
英検3級との難易度の違い
英検3級のライティングは中学卒業レベルで、短文による返信や簡単な意見表現が中心です。中学内容中心の3級に比べ、準2級は表現力と論理性の両面で難易度が大きく上がります。
準2級では高校初級レベルの語彙や文法を駆使し、意見を2つの理由で支える構成力や、自然なつながりを生む接続詞の活用が必須です。
英検2級との違いとレベルアップ方法
英検準2級と2級のライティングは、求められる語彙力と文章の複雑さに違いがあります。準2級が高校1・2年生レベルの語彙が中心なのに対し、2級では高校卒業程度の語彙力に加え、より複雑で論理的な文章構成が求められます。
もし準2級のライティングで8割以上のスコアを安定して取れているなら、2級合格に必要な文章構成力はすでに身についていると考えていいでしょう。2級へのレベルアップを考えているなら、まずは単語力を強化することが合格への近道です。
ライティング攻略のためのポイント4選
ライティングの型をマスターする
意見論述問題の型
No, I don’t think so. First, children may spend too much time on smartphones. This can hurt their study, sleep, and health because they may forget to focus on important things. Second, they may see dangerous websites or talk with strangers. This could cause serious problems like bullying, crime, or even money trouble.
英検準2級ライティング解答例
これは先ほどの意見論述問題の解答です。"First"、"Second"と根拠を紹介していく形で、結論→根拠①→根拠②という構成で書くことが多いです。
- (結論)Yes, I think so. / No, I don’t think so.
- (根拠①)First,〜
- (根拠②)Second,〜
必ずしもこの型に従う必要はありませんが、公式の解答でも使われる最も基本的な構成です。このような型を一個持っておくと格段に書きやすくなります。
Eメール問題の型
I think more people will enjoy visiting the amusement park in the future. It has many exciting rides and shows, so both children and adults can have fun there. I have two questions about the amusement park. How much is the entrance fee? What is the most popular ride?
英検準2級ライティング解答例
Eメール問題は限られた語数の中で「相手からの質問への答え」と「自分からの質問」を両方入れる必要があります。そのため、自然と型が決まってきます。
- (質問に対する回答)I think(結論)
- (回答の根拠)
- (質問の前置き)I have two questions about 〇〇.
- (自分からの質問)〜?〜?
公式が出している模範解答でも質問に対する回答(結論)→回答の根拠→質問の前置き→自分からの質問という流れで書かれています。質問部分は前置きの後に短い質問を並べる形が効果的です。
すぐに使える「決まり文句」を覚える
意見論述問題では、冒頭を Yes, I think so. / No, I don’t think so. と決めておくと書き出しがスムーズになります。また根拠を挙げるときの First, 〜 / Second, 〜 も便利です。これを覚えておけば、結論→根拠①→根拠②の流れをすぐに作れます。
Eメール問題でも同様に I think 〜 と結論から書き出します。質問をする際には I have two questions about 〜. と前置きすると、その後に短い質問を並べやすくなります。こうした「決まり文句」を覚えておけば、試験中に考える手間を大きく減らせます。
賛成・反対より「理由」で決める
意見論述やEメール問題では、賛成か反対かという立場自体はさほど重要ではありません。ポイントとなるのは、その結論を支える理由をしっかり示せるかどうかです。
自分の本音に固執するより、書きやすい理由が浮かぶ方を選ぶ方が有利です。実際の意見にこだわらず、論理的でシンプルに表現できる立場を取るのが効果的です。
文字数を意識して書く練習をする
英検3級を受けたことがある方なら分かると思いますが、ライティングには語数の目安があります。準2級では初めて挑戦する人も多く、指定語数内に収める練習が欠かせません。
多すぎる場合は減らすのが難しいため、最初は若干少なめに書くことを意識し、不足する場合は表現を少し長めに変えて補いましょう。字数を稼ぐ表現を覚えておくと便利です。
英検攻略の鍵はライティング対策にある
英検では、リスニングやリーディングに比べ、ライティングは1問あたりの配点が高く、短時間で得点を伸ばせる部分です。特に準2級では意見論述とEメールの2問があり、内容・構成・語彙・文法で評価されます。
日頃から「型」を身につけ、よく使う表現や語数感覚を練習しておくことで、本番で安定した得点が狙えます。ライティング対策を重点的に行うことが、合格への近道となります。
本番で差をつける!最終チェックリスト
スペルや文法のミスはないか?
ライティングでは、内容がしっかりしていてもスペルや文法のミスがあると減点の対象になります。
本番前には必ず自分の文章を見直し、間違えやすい単語や時制の一致、冠詞の使い方などをチェックしましょう。簡単なミスを防ぐだけでも得点が安定します。
結論はきちんと書けているか?
意見論述やEメール問題では、結論が最初に明確に書かれていることが重要です。
読んだ人がすぐに立場や意図を理解できるよう、冒頭で自分の考えや答えをはっきり示しましょう。結論が曖昧だと、理由や根拠の説得力も伝わりにくくなります。
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英検準2級ライティングに関するよくある質問
ライティングはどのくらい練習すればよいですか?
毎日少しずつでも、意見論述とEメールの両方を書いて練習するのが効果的です。30分弱で解けるので、隙間時間に解いてみるのもいいでしょう。
型や決まり文句を覚え、語数や文法のチェックも習慣化すると、本番で焦らず安定して書ける力がつきます。短時間で集中してアウトプットする練習も有効です。
採点で特に注意されるポイントは?
採点では内容の充実度、文章構成のわかりやすさ、語彙や文法の正確さが重視されます。
型通りに書くだけでなく、理由や根拠が明確か、つなぎの表現が自然かを意識することが高得点につながります。誤字脱字のチェックも忘れずに行いましょう。
英会話はライティングの練習になる?
はい、英会話はライティングの非常に良い練習になります。両者とも「自分の考えをアウトプットする」という共通点があるからです。会話を通して、頭の中で素早く意見を組み立てる練習ができ、その論理構成力はライティングにも活かせます。
ただし、会話はより即興的でカジュアルな表現が中心になりがちです。一方、ライティングでは、より形式的で整った文法や語彙、論理的な構成が求められるため、その違いを意識することが重要です。
英検準2級ライティングまとめ
英検準2級ライティングはEメール問題が加わりましたが、基本の型を覚えて練習を繰り返せば、十分対応できます。結論から逆算して根拠を整理し、ケアレスミスや文字数に注意すれば、目安の点数を確実に狙えます。
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