【27卒】公務員試験の大学3年生からのスケジュール完全版!いつから勉強すべき?
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「公務員になりたいけど、いつから勉強すればいいの?」
「周りはもう就活を始めてるのに、今からで間に合うのかな…?」
そんな漠然とした疑問や焦りを抱えて、一歩を踏み出せずにいませんか? 確かに、公務員試験は1年以上にわたる長期戦であり、学業や民間企業の就活と両立しながら合格を勝ち取るのは、決して簡単なことではありません。
しかし、何から手をつければいいか分からずに不安なまま時間だけが過ぎてしまうのは、非常にもったいないことです。
この記事では、大学3年生から公務員試験の合格を目指すための「完全スケジュール」を月別に徹底解説します。
「今からで間に合う」を確信に変えるための、具体的なロードマップをここから見ていきましょう。
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大学3年生の公務員試験対策スケジュール
まずは、大学3年生の1年間と試験本番までの大まかな流れを以下の表で確認しましょう。
月 | やること |
4~6 |
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7~9 |
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10~12 |
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1~3 |
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翌4月以降 | 試験・面接本番 |
【4~6月】公務員試験対策スタート
公務員試験勉強開始
大学3年生の春は、公務員試験対策をスタートする絶好のタイミングです。
この時期から始める最大の利点は、時間をかけて習得する必要がある「数的処理」や「文章理解」といった基礎的かつ重要な科目にじっくり取り組めることです。
これらの科目は、一朝一夕では実力が伸びにくいため、早期に着手することで大きなアドバンテージを築けます。
また、憲法や民法、経済学などの専門科目も、この時期から触れておくことで、夏以降の本格的な学習をスムーズに進めるための土台ができます。
焦る必要はありませんが、まずは「毎日30分でもテキストを開く」習慣づけから始め、ライバルより一歩早いスタートを切りましょう。
自己分析・業界研究
「なぜ公務員になりたいのか」「公務員として何を成し遂げたいのか」
この問いに明確な答えを持つことは、長期にわたる勉強のモチベーションを維持し、面接試験を突破する上で不可欠です。
この時期に行う自己分析や業界研究は、その核となる志望動機を固めるための重要なプロセスです。
特に民間企業との併願を考えている人は、両者の違いを明確に理解し、それぞれの志望動機を論理的に説明できる準備が必要です。
専願の人も、国家公務員なのか地方公務員なのか、どのような仕事で社会に貢献したいのかを深く掘り下げることが大切です。そうすることで学習の方向性が定まり、より説得力のある人物像を形成できます。
各自治体の募集要項や採用情報もチェック
本格的な学習を始める前に、志望先の「敵情視察」を済ませておきましょう。
具体的には、自分が受験を考えている省庁や自治体の前年度の採用サイトを確認し、試験日程や試験科目、受験資格などを把握します。
特に、教養試験のみか、専門試験も課されるのか、論文試験のテーマは何か、といった情報は、学習計画を立てる上で極めて重要です。
多くの自治体では過去の試験問題や例題を公表しているため、それらに目を通すことで、問題のレベル感や出題傾向を肌で感じることができます。
この一手間が、今後の学習の優先順位を決め、無駄のない効率的な対策を実現するための第一歩となるのです。
【7~9月】夏休みを活用してインターンに参加しよう
インターンシップに参加しよう
夏休みは、省庁や自治体が実施するインターンシップに参加する絶好の機会です。
公務員のインターンシップは、実際の職場の雰囲気を肌で感じ、職員の方々と直接対話できる貴重な体験となります。
パンフレットやウェブサイトだけでは分からない仕事の魅力や厳しさを知ることで、「公務員として働きたい」という気持ちが本物か確かめることができます。
この経験は、後の面接で語る志望動機に圧倒的な具体性と熱意を与えてくれるでしょう。
人気のあるインターンは選考がある場合も多いため、早めに情報を収集し、積極的に応募してチャンスを掴みましょう。
民間のインターンにも参加して経験値を積もう
公務員志望者にとっても、民間企業のインターンシップへの参加は大きなメリットがあります。
まず、民間企業の選考プロセスに参加するだけで、グループディスカッションや面接の良い実践練習になります。
特にサマーインターンは、その後の早期選考につながることが多く、もし早い段階で民間企業から内定を得られれば、精神的な「保険」となり、来春の最も重要な時期に公務員試験対策へ全集中できます。
インターンの段階では、まだ志望動機を厳しく問われないことも多いため、臆せず挑戦して社会人としての経験値を積み、来るべき公務員試験の面接に備えましょう。
筆記試験対策の継続
インターンシップなどで忙しくなる夏休みですが、筆記試験対策の継続こそが合否を分ける鍵となります。
「夏は受験の天王山」とよく言われますが、これは公務員試験においても全く同じです。ライバルたちもこのまとまった時間を使って一気に学習を進めてきます。
特に、数的処理や経済原論といった、理解と演習に時間がかかる科目は、この夏にどれだけ時間を投下できたかで大きな差が生まれます。
インターンの予定をこなしつつも、毎日必ず学習時間を確保する強い意志を持ちましょう。この夏の努力が、秋以降の自分を助ける最大の武器となるはずです。
【10~12月】試験対策を仕上げて面接にも挑戦
国家総合職は試験本番
秋は、一部の公務員試験が早くも本番を迎える時期です。
特に、大学3年生の秋に受験できる「国家公務員総合職(教養区分)」は、早期に内定を得られる可能性があるため、意欲のある受験生にとっては大きなチャンスとなります。
この試験は、既存の知識量だけでなく、論理的思考力や情報分析能力といったポテンシャルが重視されるのが特徴です。早期から対策を進めてきた人にとっては、これまでの努力を試す絶好の機会と言えるでしょう。
また、この時期に本番の緊張感を一度経験しておくことは、翌春の本格的な試験シーズンに向けて、精神的な面で大きなアドバンテージとなります。
面接試験対策の開始
筆記試験の対策と並行して、この時期から面接対策を意識し始めることが重要です。
公務員試験は人物重視の傾向が年々強まっており、筆記で高得点を取っても面接で評価されなければ最終合格は掴めません。
まずは、自己分析を再度深掘りし、「志望動機」や「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」といった頻出の質問に対して、自分の言葉で語れるように準備を始めましょう。
大学のキャリアセンターが主催する面接対策講座に参加したり、友人同士で模擬面接を行ったりするのも有効です。筆記試験の直前期に慌てないよう、早めにスタートを切ることが肝心です。
民間企業の冬インターン準備
夏のインターンに続き、冬のインターンシップも積極的に活用しましょう。
この時期のインターンは、翌年3月頃の早期内定に直結するケースが多く、公務員試験が本格化する前にお守りとなる内定を確保できる可能性が高まります。
夏と同様に、面接やグループディスカッションの良い実践練習の場となり、場数を踏むことで着実に自信がついてきます。
たとえ公務員が第一志望であっても、民間企業の選考を通じて社会を見る視野が広がり、それが結果的に公務員の面接で語る内容に深みを与えることも少なくありません。
公務員試験への保険として、そして自己成長の機会として、戦略的に取り組みましょう。
【1~3月】OB訪問などでブラッシュアップ
筆記試験の最終確認
試験本番を目前に控えたこの時期は、新しい知識を詰め込むよりも、これまでの学習内容を完璧に仕上げる「最終確認」に重点を置きましょう。
具体的には、過去問や模試を時間を計って解き、本番さながらの環境で実力を発揮する練習を繰り返します。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを徹底的に分析し、同じミスを繰り返さないように知識を再定着させることが重要です。
特に、自分が苦手とする分野や、頻出でありながら得点が安定しないテーマをリストアップし、集中的に潰していく作業が効果的です。この地道な努力が、本番での1点を左右します。
面接試験の本格的な対策
筆記試験の目処が立ったら、いよいよ面接対策を本格化させます。この時期には、単に頭の中で回答を準備するだけでなく、声に出して話す練習を重ねることが不可欠です。
大学のキャリアセンターの職員や、信頼できる友人に面接官役を頼み、模擬面接を何度も行いましょう。その際、話の内容だけでなく、声のトーンや表情、姿勢といった非言語的な部分についても客観的なフィードバックをもらうことが大切です。
集団討論やプレゼンテーションが課される試験も多いため、様々な形式の面接に対応できる実践力を養い、自信を持って本番に臨める状態を作り上げましょう。
OB訪問
OB/OG訪問は、志望動機をブラッシュアップし、面接の説得力を高めるための最終兵器です。
実際にその組織で働く先輩から直接話を聞くことで、仕事のリアルなやりがいや大変さを理解し、自分の志望動機が机上の空論でないかを確認できます。
訪問の際は、「自分の志望動機や自己PRは、現場で働く方にどう響くか」という視点でフィードバックを求めると良いでしょう。
また、自分の話し方や立ち居振る舞いが、相手にどのような印象を与えるかを見てもらう絶好の機会でもあります。ここで得た一次情報は、他の受験生と差がつく、あなただけの強力な武器となります。
長期戦の試験勉強を勝ち抜くには?
ここまでのスケジュールを見ていただいても分かる通り、公務員試験の対策は、大学3年生の春から翌年の夏まで、1年以上にわたる長丁場です。
この長い道のりを乗り越え、最後までモチベーションを維持しながら走り抜くには、戦略的な学習計画と精神的な支えが不可欠になります。
多くの受験生が途中で息切れしてしまう中で、いかにして合格というゴールテープを切るか。そのための重要なポイントは、学習ペースの管理と客観的な実力把握にあります。
自分一人で全てを管理するのではなく、時には外部の力を賢く利用することが、長期戦を制する鍵となるでしょう。
独学だとペースを保つのが難しい
公務員試験を独学で突破する人もいますが、それは決して容易な道ではありません。
1年以上にわたる長期間、自分一人で詳細な学習計画を立て、それを律儀に実行し、試験日までに膨大な範囲を合格ラインまで引き上げるのは至難の業です。
特に大学の授業やアルバイトと両立しながらだと、どうしても計画が遅れがちになり、焦りや不安から挫折してしまうケースも少なくありません。
例えば、通信講座などを利用すれば、専門家が最適化したカリキュラムに沿って学習を進められるため、ペース管理が容易になります。また、定期的な模試で自分の客観的な立ち位置を把握できるため、軌道修正しながら着実にゴールを目指せます。
公務員試験、今からでも間に合う?
「周りの友達はもっと早くから始めていた…」「気づいたらもう夏休み、秋になってしまった…」と、スタートが出遅れてしまったことに焦りを感じている方もいるかもしれません。
しかし、結論から言えば、今からでも決して手遅れではありません。
大切なのは、残された時間を最大限に活用するための、効率的で戦略的なアプローチです。スタート時期に応じて、やるべきことの優先順位は変わってきます。
ここからは、大学3年生の「夏」「秋」「冬」から学習を始める場合の、具体的な挽回プランと心構えについて解説します。
【大学3年夏スタートの場合】夏休みを利用して挽回しよう
大学3年生の夏から勉強を始める場合、全く心配する必要はありません。
夏休みという約2ヶ月間のまとまった時間は、先行するライバルとの差を埋め、一気に逆転するための最大のチャンスです。
この期間をフル活用し、数的処理や憲法、民法、経済学といった主要科目の基礎を徹底的に固めましょう。この夏で基礎をマスターできれば、秋以降の演習中心の学習へスムーズに移行できます。
出遅れたという焦りを、むしろ短期集中のエネルギーに変えて、密度の濃い学習を行いましょう。この夏の頑張りが、自身の合格可能性を大きく引き上げることにつながります。
【大学3年秋スタートの場合】試験対策を急ピッチで進めよう
大学3年生の秋からのスタートは、正直なところ、やや時間が限られてきます。特に、学習範囲が膨大で、かつ教養区分試験が目前に迫る国家総合職を目指すのは厳しい戦いになるかもしれません。
しかし、国家一般職や地方上級、市役所といった、春以降に試験が行われる職種であれば、十分に合格を狙えます。重要なのは、学習の優先順位を明確にすることです。
「広く浅く」ではなく、配点の高い科目や、合否を分ける重要科目に的を絞り、急ピッチで対策を進める必要があります。時間は有限ですので、効率性を極限まで高める戦略的な学習が、ここからの逆転合格の鍵を握っています。
【大学3年冬スタートの場合】間に合わないことはない やるべきことに集中しよう
「もう冬だ、絶望的だ…」と思うかもしれませんが、諦めるのはまだ早いです。
この時期からの挑戦は、確かにいばらの道ですが、合格の可能性がゼロというわけではありません。合格するためには、残された時間を全て試験勉強に注ぎ込む覚悟が必要です。
そして、最も重要なのは「やらないこと」を決める勇気です。全科目を網羅するのは不可能ですから、過去の出題傾向を徹底分析し、頻出分野や配点の高い科目に全てのエネルギーを集中させましょう。
特に、自分の苦手分野や、あと少しで得意になりそうな科目に集中するのが得策です。極限の集中力と徹底した取捨選択が、奇跡を引き寄せられるのです。
通信講座で効率的な対策を
スタートが出遅れてしまった受験生にとって、独学での対策は非効率的でリスクが高い選択です。残された時間が少ない中、何をどの順番で、どれくらいの深さまで学習すべきかを見極めるのは至難の業です。
そこでおすすめしたいのが、合格への最短ルートを示してくれる通信講座の活用です。専門家が試験傾向を分析して作成したカリキュラムは、無駄な勉強を徹底的に排除し、最重要項目に集中させてくれます。
筆記試験対策はもちろん、独学では対策が難しい面接や論文の指導まで一貫してサポートしてくれるため、限られた時間の中で合格レベルまで実力を引き上げることが可能です。

特に「アガルートアカデミー」は、手厚いサポート体制で学習の遅れを効率的に取り戻したい受験生に最適です。定期的なカウンセリングで学習の進捗管理や悩み相談ができ、一人ひとりに寄り添った指導が受けられます。
また、プロ講師による回数無制限の質問対応や、質の高い論文・面接の添削指導は、独学では得られない大きな強みです。学習のペースを掴み、最短距離で実力を伸ばせる環境が整っているため、今からの逆転合格を本気で目指すあなたの、最も頼れるパートナーとなるでしょう。
項目 | 内容 | ポイント |
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料金 |
・国家総合職(教養・法律区分併願)対策カリキュラム:382,800円 ・国家総合職(法律区分)対策カリキュラム:327,800円 など
・国家総合職(教養・法律区分併願)対策カリキュラム(大卒):478,500円 ・国家総合職(法律区分)対策カリキュラム(大卒):409,750円 など | 多彩なプラン・割引で予算に合わせた受講が可能 |
教材 | ・ オリジナルフルカラー・PDFテキスト(要点整理重視) ・ オンデマンド動画講義(スマホ・PC・タブレット対応) ・ 模擬面接・論文添削資料(Zoom模擬面接2回/添削10通) ・ 公式学習アプリ「TOKERUKUN」で問題演習・復習可能 | テキスト+アプリ+動画でインプットとアウトプットを効率的に連動 |
合格実績 | ・ 令和5年度内定者数210名 ・ 利用開始2年で内定者数が7.56倍に増加 | 短期間で成果を上げる実績が豊富 |
サポート体制 | ・ 合格内定時に受講料全額返金+お祝い金3万円 ・ オンライン質問サービス「KIKERUKUN」(無制限利用) ・ オンライン演習サービス「TOKERUKUN」でAI演習機能あり ・ オプション定期カウンセリング(月1回/先着10名) | 質疑応答から面接対策まで、一貫したフォローが受けられる |
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また、アガルートの公務員講座について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
大学3年生からの公務員試験対策についてまとめ
公務員試験は、大学3年生から計画的に準備を始めれば、決して高すぎる壁ではありません。
春からスタートし、夏に実力を伸ばし、秋冬で仕上げていくのが王道のスケジュールですが、たとえ出遅れてしまったと感じても、諦める必要は全くありません。
重要なのは、自分の現在地を正確に把握し、残された時間で何をすべきか、戦略的に判断し実行することです。長期にわたる学習のペース管理や、短期間での効率的な実力アップには、独学での限界を感じる場面も少なくないでしょう。
そんな時は、アガルートのような合格実績の豊富な通信講座を賢く活用するのも一つの手です。専門家の力を借りて、あなたの「公務員になりたい」という強い想いを、確かな「合格」へと結びつけましょう。