ITパスポートは「ゴミ資格」で金ドブ?役に立たない噂の真偽を解説
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「ITパスポートは意味がない」という噂に、取得を迷っていませんか? 専門性が低い、実務に役立たないなどの理由で「ゴミ資格」と言われることもあります。
しかし、IT未経験からキャリアを始めるあなたにとって、本当に価値はないのでしょうか。
この記事では、噂の真偽を解き明かし、ITパスポートを取得する本当の意味とメリットを解説します。
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ITパスポートはゴミと言われる6つの理由
ITパスポートなんざゴミや
「ITパスポートはゴミ」といった声を耳にし、不安や疑問を抱く方も多いでしょう。実際、取得を迷う理由にはいくつかの根強い噂や誤解があります。
ここでは、なぜITパスポートが「ゴミ」呼ばわりされるのか、代表的な6つの理由を紹介して行きます。
難易度が高くないため希少価値が低い
ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の中でも最も基本的な「レベル1」に位置づけられており、2019~2021年の3年間の平均合格率は55.26%となっています。
そのため、しっかりと勉強すれば独学でも十分に合格を目指せる資格です。
この取得しやすさから、毎年多くの受験者が合格しており、資格自体の希少性は高くありません。
また、ITパスポートは専門性の高い知識やスキルを証明するものではなく、IT業界内では上位資格と比べて評価が低い傾向にあります。
こうした理由から「希少価値が低い」と言われることが多いのです。
独占業務がなく年収が上がりにくい
ITパスポートは、弁護士や税理士などのような「独占業務」を持つ資格ではありません。
そのため、資格を取得しても「この資格がないとできない仕事」が存在せず、資格自体が直接的に年収アップやキャリアアップにつながりにくいと感じられることがあります。
また、IT業界ではITパスポートが基礎的な資格とみなされており、専門性や希少性が高いわけではないため、給与面での大きな優遇が期待しにくい点も「意味がない」と言われる理由の一つです。
しかし、裏を返して言えば特定業務に限定されず、幅広い業種で役に立つので、自身の可能性を広げられる資格です。
実践力が身につきにくい
ITパスポート試験は四択形式で出題されるため、プログラミングなどの実践的なスキルまでは身につきません。
しかし、ITパスポートは情報処理分野の入門資格と位置づけられているため、他のすべての情報処理系資格に共通する基礎知識を学ぶことが可能です。
今後より上位の資格にチャレンジする際にも、ITパスポートで得た知識を応用させることができます。
IT技術の変化でスキルのアピールがしにくい
IT業界は日々進化しており、今学んだ知識がすぐに古くなることも少なくありません。
そのため、今習った知識が、時間が経ったら通用しなくなるかもしれません。
しかし、ITは現在の技術を基礎にさらに進化していくので、以前のIT知識をもっていることで、新しい知識をより早く理解できるでしょう。
上位互換となる資格が存在する
ITパスポートはIT知識の入門資格ですが、より専門性や実務力を求める場合には「上位互換」となる資格が複数存在します。
たとえば、情報セキュリティマネジメント試験や基本情報技術者試験は、ITパスポートよりも難易度や専門性が高く、スキルレベルも上位に位置付けられています。
これらの資格はITパスポートと出題範囲が一部重なりつつも、より実践的な知識や業務への応用力が問われるため、ITエンジニアや専門職を目指す人には「次のステップ」として推奨されています。
しかし、ITパスポートは基礎を固めるうえで無駄になる資格ではありません。
国際的な認知度が限定的
ITパスポートは日本の国家資格であり、その基準や試験内容は日本国内向けに設計されています。
そのため、海外や外資系企業ではほとんど認知されておらず、評価の対象になりにくいのが実情です。
グローバルなIT資格と比較すると、CISSPやAWS認定などの国際資格は世界中で通用する一方、ITパスポートは「日本ローカル」の資格として見なされがちです。
このため、海外でのキャリアや外資系企業への転職を目指す場合、ITパスポート単体ではアピール材料としては弱いといえるでしょう。
それでもITパスポートを取得する価値がある理由
「ITパスポートは意味がない」との声もありますが、実は未経験からIT業界で働くうえで基礎知識の証明や自信につながる資格です。
ここでは取得することで得られる具体的な価値を解説します。
業種横断で必須のITリテラシーを体系的に学べる
ITパスポートは、営業や人事、経理など職種を問わず、現代のビジネスパーソンに不可欠なITリテラシーを体系的に学べる国家資格です。
試験範囲は情報セキュリティ、ネットワーク、データベース、クラウドといった基礎から、経営や法令遵守、最新のIT動向まで幅広く網羅されており、IT未経験者でも段階的に知識を身につけられる設計になっています。
これにより、業務効率の改善やトラブル対応力の向上など、どの部署でも役立つ実践的なIT知識を身につけることができます。
社内手当や入試免除などのインセンティブが見込める
ITパスポートを取得すると、企業によっては資格手当が支給される場合があります。
手当額は数千円から年間3万円以上と幅がありますが、受験料の補助や一時金がもらえるケースもあり、取得者への金銭的なインセンティブが用意されています。
また、約200校以上の大学で入試時の加点や学科試験免除、奨学金認定などの優遇措置が受けられるため、将来的な進学やキャリアチェンジを考える際にも有利です。
IT業界への興味がアピールできる
ITパスポートを取得することで、IT業界への強い関心や主体的な学習意欲をアピールできます。
特に文系出身や未経験の場合、基礎知識を身につけていることは「IT業界で活躍したい」という姿勢の証明になります。
企業側も資格取得を通じて、今後の成長やポテンシャルを評価しやすくなるため、配属やプロジェクト選定の際にプラスに働くケースが多いです。
受験日を自由に選べるため学習PDCAを短期で回せる
ITパスポート試験はCBT方式を採用しており、全国の試験会場と日時を自分の都合に合わせて自由に選択できます。
この柔軟なスケジュール設定により、学習計画(PDCAサイクル)を短期間で効率よく回すことが可能です。
たとえば、学習の進捗や理解度に応じて受験日を調整できるため、目標に向けて最適なタイミングでチャレンジできます。
また、試験日を先に決めて逆算して学習計画を立てることで、モチベーション維持や計画的な学習にもつながります。
上位資格へのステップとして学習リスクが低い
ITパスポートは、IT分野の基礎知識を幅広くカバーしているため、情報処理技術者試験などの上位資格へのステップとして最適です。
学習範囲が広すぎず、難易度も比較的低いため、IT未経験者でも無理なく挑戦できます。
基礎を固めることで、今後より専門的な資格取得や業務理解がスムーズになり、学習リスクが低いのが大きな魅力です。
最初の一歩として効率的にITリテラシーを身につけたい方におすすめです。
早期合格で自己効力感を高められる
ITパスポートは基礎的なIT知識を問う試験であり、未経験者でも比較的短期間で合格を目指せます。
早い段階で合格体験を得ることで「自分にもできる」という自己効力感が高まり、その後の業務やさらなる資格取得へのモチベーションにつながります。
初めてのIT資格取得は、今後のキャリア形成において自信を持つ第一歩となるでしょう。
ITパスポート取得してよかったという声を紹介
「ITパスポートは意味がない」という声もありますが、実際には取得して「良かった」と感じる人も多くいます。
ここでは、具体的なメリットがわかる肯定的な声を紹介します。
リテラシーをアピールできた
『ITパスポートはゴミ!無意味!』
みたいな意見を、定期的に見かけます。
本当にそうでしょうか?
そんなに無意味な国家試験が、年間30万人近く受験され我が国は莫大なリソースを無駄にしている事になります。
真にゴミで無意味なら、その時間分お昼寝してた方が良い事になります。
「ITパスポートはゴミ」「無意味」といった声を耳にすることもありますが、実際にはこの資格を取得することで自分のITリテラシーを客観的に証明できたという声が多くあります。
年間30万人近くが受験する国家試験が本当に“無意味”なのであれば、これほど多くの人が時間と労力を費やすはずがありません。
IT未経験の文系出身者でも、基礎知識を身につけていることをアピールできる点は、現場での信頼獲得やキャリアの第一歩として十分に意味がある資格だと言えるでしょう。
会社から資格報奨金が出た
ITパスポート、意味ない資格と思ってたけど会社から報奨金出るらしいので本気出す
ITパスポートは取得することで会社から資格報奨金が支給されるケースもあります。
たとえば、「ITパスポート、意味ない資格と思ってたけど会社から報奨金出るらしいので本気出す」といった声もあり、資格取得が直接的な金銭的メリットにつながることがわかります。
こうした制度を活用すれば、モチベーションも高まり、自己投資の負担を軽減できる点も大きな魅力です。
資格自体は評価されないという声も
ITパスポート意味ない派▶︎資格自体は評価されない
ITパスポート意味ある派▶︎習得できる知識や学習習慣は役立つ
て感じだから言ってることが全然違うんですよね。どっちも正しい。
#ITパスポート
実際、現場ではITパスポートを持っているだけで大きなキャリアアップや待遇改善につながるケースはあまり多くありません。
そのため、「ITパスポートは意味がない」「取得しても評価されない」と感じる人もいます。
しかし一方で、資格取得を通じて得られる基礎知識や、学習習慣の形成が業務や自己成長に役立つという声もあり、評価のポイントは人それぞれ異なるのが実情です。
ITパスポート取得がおすすめな人
ITパスポート取得がおすすめなのは、IT未経験でこれから現場に入る方や、IT業界の基礎知識を効率よく身につけたい方です。
ここでは、ITパスポート取得がおすすめな人を具体的に解説していきます。
文系総合職
文系総合職にとってITパスポートは、「IT共通言語」を身につける最適な資格です。
特にIT未経験の文系出身者にとっては、業務で必要となるIT用語や考え方を体系的に理解できる入門書の役割を果たします。
現代のビジネス現場では、IT知識はどの職種でも必須となりつつあり、ITパスポートを取得することで「ITリテラシーがある人材」として社内外にアピールできるうえ、スムーズに仕事に取り組めるようになります。
中小企業経営者・個人事業主
中小企業経営者や個人事業主にとって、ITパスポートは自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための基礎知識を体系的に身につけるために最適の資格です。
ITパスポートの学習を通じて、業務効率化やコスト削減、セキュリティ強化など、デジタル技術を経営に活かす力が養われます。
実際に、国の「DX認定」制度でも中小企業や個人事業主の取り組みが評価されており、経営戦略の見直しや社内人材の意識向上につながったという声も多く寄せられています。
今後のビジネス成長や競争力強化を目指すなら、ITパスポート取得は大きな武器となるでしょう。
就活前の学生
ITパスポートは、就活前の学生にとって大きな武器となります。
ITの基礎知識を証明できるため、文系・理系を問わず「IT素養がある」と企業にアピールでき、インターンや本選考の書類・面接で有利に働きます。
また、IT業界以外でもDX推進が進む今、幅広い業界で評価される資格です。
早期に取得しておくことで、他の学生との差別化や、志望企業での自己PRにもつながります。
公務員・自治体職員
近年、自治体や公的機関では、全職員にITパスポート取得を推奨する動きが広がっています。
例えば、島根県江津市では、デジタル化推進や業務効率化のため、ITパスポート試験の合格を全職員の目標としています。
これは、基礎的なIT知識を身につけることで、市民サービスの質向上やトラブル防止につながるからです。
また、情報セキュリティ研修の前提資格としてITパスポートを位置付ける自治体も増加中で、職員のデジタルリテラシー向上や採用時のアピールポイントとしても有効です。
ITパスポートの最短合格を目指すなら通信講座を使おう
ITパスポートは未経験者でも短期間で合格を目指せる国家資格です。しかし、独学では効率的な学習が難しいと感じる方も多いでしょう。
そんな方には、通信講座の活用が最短合格への近道となります。
スタディング|業界最安の受講料と手軽なスマホ学習が強み

スタディングの提供するオンライン講座はスマホ1つで全ての学習を完結できるため、通勤時間や昼休憩などのちょっとした隙間時間を学習に有効活用することが出来ます。
また、講座価格は業界最安値レベルに設定されているにもかかわらず高品質な講義動画や教材を提供しており、信頼できる実績も持っています。
社会人などの受講生からは隙間時間に学習を進められる点が高く評価されています。
項目 | 内容 | ポイント |
料金 | 7,920円(ITパスポート合格コース) | 業界最安値クラス |
テキストの特徴 | webテキスト | テキストの閲覧からノート作成までスマホで完結 冊子版テキストの販売は行っていない |
講師・講義 | 滝口直樹 | 受講生の動画満足度は92%を超える |
サポート体制 | AI実力スコア機能 AI問題復習 AI検索機能 学習フロー 学習レポート 勉強仲間機能 質問対応は有料 | 学習進捗が自動で可視化 AIによる最新の学習サポート機能 他の受講生との交流も可能 |
合格実績 | 2025年時点で2,400名以上の合格体験談を公開 | 他講座に引けをとらない実績 |
キャンペーン・割引情報 | スタディング ITパスポート講座 合格お祝い制度 | 試験合格でAmazonギフト券2,000円分プレゼント 随時期間限定キャンペーンを実施 |
フォーサイト|優れた教材と最高峰の合格実績が特徴

フォーサイトのITパスポート講座は、頻出事項に絞ったカリキュラムや、フルカラーでわかりやすい教材など初心者の学びやすさにこだわっており、実際に初心者でも一発合格できたなどとする口コミが多くあがっています。
また、フォーサイト受講生のITパスポート試験合格率は83.5%(2023年度)となっており、合格実績の高さからも講義や教材、独自のeラーニングシステムの質の高さが窺えます。
項目 | 内容 | ポイント |
料金 | 16,800円(ITパスポート スピード合格講座) | オンライン講座の相場通りの価格 |
テキストの特徴 | フルカラーテキスト 冊子・デジタル版両方提供 | 出題頻出が高い箇所に絞ったカリキュラム 図表やイラストを多用しており初心者にもわかりやすい |
講師・講義 | 藤岡恵樹 對馬敬広 | 経験豊かな担当講師が講義から教材の執筆まで担当 |
サポート体制 | 「Manabun」による学習スケジュール管理 合格者スタッフによる質問対応 個別カウンセリング | 受講者にあったスケジュールを自動で立案 経験豊かな専任スタッフが悩みを解決 |
合格実績 | 全国平均の1.66倍の合格率 (2023年度試験) | 業界最高水準の合格実績 |
キャンペーン・割引情報 | 合格祝い金 資料請求割引 | Amazonギフトコード1,500円分 無料体験学習に申し込むことで通常価格から1,000円引きの価格で受講可能 |
ユーキャン|初心者でも安心の教材と添削指導

ユーキャンは広く知られた通信講座であり、トップクラスの知名度とシェアを誇っています。
ITパスポート講座は出題範囲が広いことで知られていますが、ユーキャンの講座では初心者の方でも無理なく効率的に理解できるよう、必要な内容のみを1冊のメインテキストに凝縮しています。
また、CBT方式の模擬試験の添削が2回、修了課題の添削が1回と、計3回の添削が組み込まれている点や1日3回までと制限はあるものの丁寧な質問対応を行っている点も大きな特徴です。
項目 | 内容 | ポイント |
料金 | 26,000円(ITパスポート講座) | 相場よりかなり割高な印象 |
テキストの特徴 | 冊子・デジタル版両方提供 | 分かりにくい箇所は解説、イラスト、図解を多用 試験の全範囲をユーキャンの教材のみで対策可能 |
講師・講義 | 添削者含め複数名 | 講義は短いポイント解説のみで、テキストでの学習が中心 |
サポート体制 | 全3回の添削 1日3回までの質問対応 最大6カ月の学習指導期間 | 模擬試験2回、修了課題1回の添削 標準学習期間は4カ月だが受講開始から6カ月までは指導を受けられる |
キャンペーン・割引情報 | 一般教育訓練給付制度 | 講座費用の最大20%が支給される |
ITパスポートは十分に使える資格で取得の意味はある
ITパスポートは「ゴミ資格」「金ドブ」といった噂もありますが、実際にはIT未経験者が基礎知識を身につけ、自信を持って現場に臨むための有効な資格です。
特に文系出身の職員にとって、ITの全体像や業界用語を理解することは大きな武器になります。
独学が不安な方は、効率よく学べる通信講座の活用を検討してみてはいかがでしょうか。