転職の相談は誰にするべき?無料窓口のメリットやおすすめのコンサルタント活用法も紹介
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転職を考えている方にとって、相談相手がいると非常に頼もしいものです。
転職は人生において重要なイベントでありながら、明確な正解が無いため多くの不安があります。
転職をする際には様々な不安や悩みを抱えることになるため、慣れている方やプロのコンサルタントに相談するのがおすすめです。
本記事では転職する際の相談相手や無料窓口を使うメリット、女性の転職などについて詳しく紹介していきます。
転職の相談は誰にするべき?
転職を考えた際に、誰に相談するべきか悩んでしまいますよね。
まずこちらのトピックで、代表的な相談相手を紹介します。
キャリア・転職アドバイザー
転職エージェントとして働いているアドバイザーは様々な転職者の相談に乗っているプロなので、様々な情報を有しています。
また、相談者の状況やスキルを総合的に判断して「本当に転職すべきかどうか」「転職するならどんな求人がマッチするか」まで相談に乗ってくれます。
転職には明確な正解が無いため、考えをまとめるためにも相談だけでなく実際に転職しようと考えている方に非常におすすめです。
家族・恋人
家族や恋人に相談することも大切です。
予め転職を考えていることを話しておかないと、内定通知をもらってから報告すると転職に反対されて失敗してしまう恐れがあります。
また、逆に転職する場合に逐一活動状況を報告することで、サポートしてくれたり精神的な支えになってくれることもあります。
しかし、信頼して話せるとはいえプロではないので、「なんとなくの理由」で転職に反対する可能性もあります。
そのため、真剣に相談するというよりも「悩みを共有したり話を聞いてもらう」という参考程度に思うと良いでしょう。
【公的機関】無料相談できる窓口
公的に行われている無料相談できるサービスも、積極的に活用するべきです。
厚生労働省の「おしごとアドバイザー」
厚生労働省のお仕事アドバイザーは公的機関が運営していることもあり、営利目的で活動していません。
利益が絡まないため、自分たちの利益を度外視して転職する必要のない人にはしっかり意見を言ってくれる特徴があります。
また、電話・メールによる相談にも対応しており忙しくても電話窓口の営業時間が長いため、忙しい方でも安心です。
なお、営業時間は「平日17時~21時」「土日・祝日10時~21時」となっています。
ハローワーク
ハローワークも厚生労働省が管轄している公的な窓口であり、誰でも無料で利用することができます。
ハローワークでは職業相談だけでなく企業の相談会・求人の紹介・職業訓練のあっせんなども行っています。
誰でも無料で利用でき、様々な就職活動をサポートを行っているので、最も身近で頼れる存在と言えます。
しかし、企業側も無料で求人を載せることができることから、求人の給与や待遇などが良い企業は少ないです。
そのため、求人探し目当ての相談で利用する場合は、あまりハローワークはおすすめできません。
会社の先輩転職者
会社の先輩で転職の経験がある方であれば、同じ会社の内部の状況なども分かっていることが多いです。
そのため、「今自分が抱えている悩みが転職しなくても解決するかどうか」や「実際の先輩の転職の体験談」を聞くことができるでしょう。
実体験があることでリアルな事情を知ることができ、役に立つことも多く有意義な相談になるでしょう。
1人で考えて転職活動を進めるのは危険!
1人で転職活動を進めてしまうと、視野が狭くなってしまって自分にとって最高の転職ができなくなってしまう恐れがあります。
また、内定が出た後に家族が反対してくる可能性があるため、気持ちよく新天地に行けなくなることも考えられます。
また、家族のためを思って給与の高いところに転職しようと思っていても「忙しくなることで家族の時間が失われてしまうなら今のままでいい」と意見されることもあります。
転職は人生に大きな影響を与える選択なので、勝手に転職を進めるのではなく、まずは家族に相談するべきなのです。
【注意】転職の相談相手にしてはいけないのは?
転職をする際には、あまり相談しない方がいい相手も存在します。
では、実際にはどのような人が相談相手に向かないのでしょうか。以下ではそちらについて解説していきます。
同僚・上司に決まる前に言う
同僚や上司は同じ環境で仕事をしていることも多いため、悩みを共有しやすく自分の悩みや考えを伝えやすい存在です。
しかし、転職を考えているという噂が広まると、悩んだ末に結局転職しなかった場合に、社内での評価が実際よりも下がってしまったり悪い印象が残ってしまう恐れがあります。
また、転職を決断した場合でも、辞めることで企業にとって都合が悪い場合に妨害してくる可能性も否定できません。
そのため、完全に信頼できる同僚や上司を除き、会社関係者に相談するのはおすすめしません。
友人
友人は悩みや愚痴を聞いてくれる相手としては非常に好ましいので、転職に関する相談相手としてはピッタリです。
しかし、転職マーケットの状況や難易度について友人が知っている確率は低く、実情について知らないケースがほとんどです。
例外的に、友人と同じ職種や業界に転職したいという場合であれば参考になる話を聞けますが、基本的にプロではないことは留意しましょう。
とはいえ、信頼できる友人に悩みを相談することで気分がすっきりしたり心が晴れることもあるので、ぜひ色々と話してみてください。
転職者によくある悩み・不安5選
転職を目指す理由や動機は人それぞれですが、こちらのトピックでよくある悩みについて紹介していきます。
残業・休日出勤など働き方
働き方改革が進んでいるとはいえ、月ごとの残業時間が長すぎたり、残業や休日出勤が常態化している企業は多くあります。
最悪の場合、残業代が支払われないこともあるため、このような劣悪な環境では転職したくなるのは当然のことです。
表向きは残業がなくても、仕事を持ち帰って自宅で仕事をしなければならないこともあるので、ワークライフバランスが崩れて精神的にも疲れてしまうケースも少なくありません。
36協定を結んでいる企業の場合は、週40時間の時間外労働と休日出勤は合法になるため、残業が当たり前のようになってしまうこともあります。
転職後もこのような過重労働にならないように、契約内容や就業規則をしっかり確認するべきです。
会社の将来性ややりがい
会社の将来性に不安を感じていたり、業績不振からいつリストラされるか分からないという不安を感じている方は多くいます。
まだ若手で将来性が豊かな方や今後のキャリアプランが描けている方であれば、転職することで悩みを解決できます。
「やりがいがない仕事が続いていてスキルアップ・キャリアアップできない」という不安を抱えている場合は、まずその職場内でポジションの移動によって解決する道を探ってみましょう。
無理そうであれば長居しても自己成長に繋がらないので、転職して自分の目指しているキャリアを実現できるようにしましょう。
給料・年収が上がらず不安
成果を上げていてもなかなか昇給に結びつかず、年収が上がらないことを不安を感じる方もいます。
考えられる要因としては、以下のようなものが考えられます。
- 会社の評価制度が曖昧、もしくは実際には機能していない
- 年功序列なので若い世代の給料は成果を上げても一律
- そもそも成果報酬があってもあまり給料が高くない会社である
このような場合は会社に根付いている風土が問題になっているので、転職しなければ解決しないと言えます。
「やったらやった分だけ給与に反映してほしい」と考えている方は、自分が納得できる給与体系の企業を探すと良いでしょう。
複雑な人間関係
職場における人間関係の課題は多くの社会人が直面する問題の一つです。
組織の雰囲気や制度が原因の場合もありますが、個人の価値観や性格の不一致から生じる摩擦はどうしても生じてしまうものです。
特に、同僚や上司との意見の相違が著しく、精神的な負担が拡大し業務効率にも影響を及ぼすようになった場合、環境を変えることも一つの解決策です。
しかし人間関係の難しさはどのような職場でも存在する課題であり、新たな環境に身を置いたからといって必ずしも良好な人間関係を構築できるとは限りません。そのため、現在の職場内で解決できないかをよく考えてから転職を検討しましょう。
転職の時期・活動期間は?
転職活動期間は、最終的に内定を得るまで平均して3~6ヶ月程度はかかると言われています。
転職活動の期間が長引きすぎるとモチベーションを失ってしまい、その結果として希望していない会社に内定する恐れがあるので注意が必要です。
また、時期としては期末である3・4月と9・10月が転職する際に有利な時期と言われていますが、現在は転職市場の活発化の影響もあり通年採用が増えていることから、あまり時期にこだわる必要はありません。
転職相談の前に準備するべきことは?
転職をするにあたり、準備をすることは重要です。
しっかりと準備しておくことで転職活動がスムーズにいくので、しっかりと確認しておきましょう。
本当に転職したいのか再考する
転職したいと考えている方の中には、明確な理由がなく漠然と会社を辞めたいと考えているだけの方も多くいます。
漠然と考えているだけの場合は、転職しても同じような悩みを抱えてしまい、短期間での離職に繋がってしまう恐れがあります。
転職は人生の中でも大きな決断なので、転職理由を言語化して考え「なんとなく」辞めたいだけの状態から抜け出すことを優先しましょう。
実際には、転職しなくても解決する理由で嫌だと感じている場合も多々あるため、自分が不安や不満に感じている理由を考えて、冷静に考えるようにしましょう。
転職で求める条件に優先順位をつける
冷静に考えた結果「それでも転職したい!」という結論になった場合は、以下のようなポイントをしっかりとチェックして転職活動を進めましょう。
- 給与
- 仕事内容
- 働き方
- 勤務地、転勤はあるか
- 会社の社風、文化
これらは転職する際に非常に重要な要素となるので、自分がどの点を重視するのかを決めておきましょう。
また、優先順位もつけておき、妥協できるポイントも考えておくと良いでしょう。
最も信頼できる人に悩み相談をする
悩みや不満は自分で紙に書きだしてみると、頭で整理しやすくなります。
しかし、どうしても紙に書き出して考えるのが苦手という方は、信頼できる人に話してみましょう。
書かなくても、実際に口に出して話してみることで頭の中が整理されるのでおすすめです。
なお、話す際には信頼できる人でないと、公になると都合の悪いことが起きてしまう恐れがあるので注意が必要です。
話す相手は慎重に選び、口が固い人を選ぶようにして下さい。
自分の不満を書き出してみる
基本的に悩みや不安を抱えている場合は紙に書き出して「なぜ不満なのか」を自分で考えてみましょう。
冷静に自分に考えてみることで、今まで自分でも気付いていなかった不満や不安とを明確にすることができ、その後の転職の展望にも繋がります。
誰かに相談する前にまずは自分自身で書き出すことで、本当は大した悩みでなかった、あるいは実際に解決するのが大変な問題であることが分かったりします。
自分の考えを整理するためにも、自分の不満を書き出してみることが大切です。
転職相談ができるサービスは3つある!
転職相談ができるサービスは大きく分けて3つに分類することができます。
ここからは、各相談窓口ごとの特徴なども踏まえて紹介していきます。
転職エージェント
転職エージェントは相談に乗ることはもちろんのこと、求人を紹介しつつ以下のようなサポートをしてくれます。
- どんな求人があるか、どんな求人に向いているか
- 履歴書、職務経歴書の添削
- 模擬面接などの面接対策交渉
- 内定通知後の給与や待遇の交渉
このように、求職者の方が不安に思いがちなポイントについて、全面的にサポートしてくれます。
特に、転職することに慣れていない方にとっては非常に頼もしい存在であるため、転職を成功させるためには欠かせないサービスと言えるでしょう。
有料相談サービス
有料相談サービスとは、その名前の通り利用者が有料で使うサービスです。
利用者がお金を出すため、他のサービスや企業との利害関係がなく「本当にこの企業に転職して大丈夫だろうか?」と不安になったときに相談してみると良いでしょう。
また、転職エージェントで断られてしまった場合の相談先として活用するのも手です。
非常に有意義な相談ができるはずなので、ぜひ活用してみて下さい。
ハローワーク
ハローワークは厚生労働省が管轄している公的な機関であり、どんな人でも無料で利用でき、様々な相談ができます。
職業訓練や就職支援セミナー、求人紹介も行っていますが、求人に関しては好待遇の優れた案件が少ないため、ハイクラスの転職を目指している方にはおすすめできません。
ハローワークは転職や就職が困難な方が多く利用するため、転職エージェントに断られてしまったらハローワークで求人探しをすると良いでしょう。
ハローワークで相談しているスタッフは経験豊富なアドバイザーや相談員が多いため、質に関しては不安に思う必要はありません。
転職エージェントのカウンセリングとは?
最高の転職を実現するためには、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントは転職サポートの専門家なので、非常に頼れる存在です。
カウンセリングを受けることで、自分では気づけなかった長所やアピールポイントが見つかることもあるので、非常に有意義です。
カウンセリングを受ける方法は?
転職エージェントに無料会員登録するだけでカウンセリングを受けることが可能です。
簡単に会員登録できるため、転職に興味が湧いたり意思が高まってきたら、気軽に登録してみましょう。
登録をする際には自分のキャリアを正確に申告して、誤りが無いようにしてください。
どんな内容・流れ?
カウンセリングを受ける流れは、以下のようなプロセスで進んでいきます。
- 転職エージェントのサイトで会員登録する
- エージェントから連絡を受け日程調整
- 相談は対面でもビデオ通話でも可能
エージェントとしても求職者の詳細な情報が多いほど有益なアドバイスができるので、しっかりとキャリアの棚卸を行っておきましょう。
なお、カウンセリング内容は以下のようなものが主です。
- そもそも転職すべきかの相談
- 転職する流れについて
- 転職するならどんな職種がおすすめか
このように、転職に関する全般的な相談ができるため、一人で考えるよりも視野が広がり選択肢が増えるメリットがあります。
カウンセリングがおすすめな人は?
カウンセリングを受けるのがおすすめなのは、男性女性を問わず、基本的に転職を考えているすべての方です。
転職に慣れていない方は、転職すべきかどうか悩んだ段階から実際に転職する段階まで、どこかの段階で勘違いや誤った判断してしまうことが多いです。
例えば、自分にとってはベストな判断だと思っていても、実際には根本解決にはならないという現象も起きるため、このような事態を防ぐためにもカウンセリングを受けることが重要なのです。
また、転職市場の状況を知らないと「狙っている職種の需要が実は少ない」などの情報を得ることができず、転職するまでに非常に長い時間がかかってしまう恐れがあります。
そのため、少しでも転職への不安や悩みがある方や最高の転職をしたい場合は、エージェントを利用してカウンセリングを受けるべきなのです。
転職エージェントに相談するメリット・デメリット8選
とても便利な転職エージェントですが、どのようなメリットとデメリットがあるのか気になる方も多いのではないのでしょうか。
ここからは、転職エージェントの強み・弱みとする部分について紹介していきます。
プロアドバイザーに無料でアドバイスがもらえる
転職エージェントを利用することで、プロのアドバイザーが担当となって様々な有益なアドバイスを授けてくれます。
転職エージェントに勤めているアドバイザーは、同じような悩みを抱えている方々と多く接してきているため、対処法に精通しています。
具体的にどのように対処すればいいかのアドバイスをくれたり、またこれからどのように転職活動を進めていくべきかを指南してくれるため、頼れる存在としてサポートしてくれるはずです。
転職サイトより手軽でないところが弱み?
転職エージェントのデメリットとしては、転職サイトほど手軽に利用できない点が挙げられます。
転職サイトは求人が手軽に探せる点がメリットであり、登録後の面談なども不要です。
しかし、本気で転職を考えるならば、転職サイトに登録して自力だけで求人を探すよりも、転職エージェントを利用して様々なサポートを受けるべきです。
履歴書の添削や面接の対策を行い、また多くの求人を紹介してくれるため、エージェントを活用した方が応募企業の合格率もアップするので効率的に転職活動を進めることができるのです。
転職マーケットの状況がわかる
自分ひとりだけで転職活動を進めていても、なかなか転職マーケットの事情や情報を集めることは難しいでしょう。
転職をスムーズに進めるためには、マーケットの動向をしっかりと把握することが重要です。
特化型エージェントなら、希望している職種における転職市場の状況を総括的に把握しているため、有益なアドバイスを授けてくれます。
具体的には、今自分が目指している転職が叶いやすいものか・需給バランス的に厳しいかどうか・転職活動期間が長くなってしまう恐れがあるかどうかなど、様々な助言をしてくれます。
転職は情報戦でもあるので、プロであるエージェントに頼ったほうが効率的なのです。
転職ノウハウを持つコンサルタント
転職エージェントは、コンサルタント自身が持っている転職ノウハウだけでなく、今までエージェントに蓄積された事例や転職の成功の知見も豊富に持っています。
そのため、転職コンサルタントや転職のアドバイザーは相談相手として最適であり、多くの不安や悩みを解決してくれるでしょう。
また、もしこの担当者は合わないと感じた場合は、別のエージェントを利用したり担当を他の人に変えてもらうという対処法があります。
このようなコンサルタントを利用した方が転職が成功する可能性が高いため、ぜひ活用するべきです。
市場価値を客観的に把握できる
転職をする際には、自分の経歴やスキルを客観的に判断して冷静に市場価値を測ることが重要です。
様々な層の転職者を見てきた経験のある転職コンサルタントは、人の市場価値を客観的に捉えることができます。
自分ひとりだと冷静に自分を客観的に評価することができず、その結果魅力的なアピールができない恐れがあります。
そのため、自分では気づかなかった強みや弱みなどを把握するためにも、エージェントに相談することをおすすめします。
希望・条件に合う求人を紹介してもらえる
自分一人で転職サイトを見ながら求人探しをすると、どうしても希望条件に自分の知っている業界や職種だけを選択してしまいがちです。
知らない職種・業界、絞っておくべき条件なども自分の知識に偏ってしまうため、自然と視野が狭まってしまうのです。
エージェントを利用することで、希望条件に合う求人を自分の知らない範囲まで紹介してもらえます。
自分の選択肢は増えるだけでなく効率的に転職を進めることができるため、自分の可能性を広げたい方や視野を広げたい方はエージェントを利用しましょう。
企業情報も一緒に知ることができる
自分だけでは知ることができなかった企業についての情報も、求人紹介の過程でエージェントから教えてもらうことができます。
エージェントが持っている情報にはほとんどの人が知らないような業種もあるので、説明された方が安心して応募できるメリットがあります。
入社してからのミスマッチを防ぐためにも、このような企業情報を得ることは非常に重要です。
履歴書添削・面接対策など全面的なサポート
応募書類である履歴書や職務経歴書を出す際にも、書類選考の段階で落ちてしまうことがないように、プロに添削してもらうのが有効です。
自分だけだとなかなかブラッシュアップすることができないので、プロであるエージェントの目を通して添削してもらうのは非常に有意義です。
職務経歴書ではこれまでの自分の経歴を羅列するだけでなく、プロセスや上げた成果・実績なども説明する必要があります。
エージェントのアドバイスを受けることで魅力的な応募書類を作成することができるので、このようなサポートは積極的に活用すると良いでしょう。
給与や待遇の交渉を代行
実際に内定通知をもらった後に、給与や働き方の条件を交渉する必要があるケースもあります。
このような話をする際には気を遣うため、自分で交渉するのは引け目を感じたりハードルが高いと感じる方の実際に多くいます。
とはいえ、働く上でこれらの条件は非常に重要な要素なので、しっかりと話を詰めておかなければなりません。
その点、エージェントはこれらの交渉を代行してくれるため、非常に心強い存在と言えます。
つまり、エージェントは当事者が話しづらい内容もしっかりとカバーしてくれるので、自分で詳細な条件を話すことが苦手な方はぜひエージェントを利用しましょう。
電話でも転職活動できるの?
転職を考えている人の中には、電話で転職活動ができると聞いたことがある方もいるのではないででしょうか。
ここからは、実際に電話での転職活動が可能なのかどうかについて解説していきます。
電話相談のメリット・デメリット
ここで、電話相談をする際のメリットとデメリットについて、対面相談と比較しながら確認しておきましょう。
- 対面
メリット | デメリット |
相手の表情や雰囲気から考えていることを察しやすい | 実際にカウンセリングを受ける際に移動する手間が生じる |
実際に合うことで人柄や魅力が伝わりやすい | 職場の近くのレストランやカフェで会っていると、誰かに目撃されて情報が漏れる可能性がある |
- 電話
メリット | デメリット |
そこでも相談することができ、移動する手間が生じない | 表情の変化などが見えないため、意思が伝わりづらい |
相手の声を聞くことができるので、メールよりも感情が読みやすい | 感情が伝わらず、有益なアドバイスが受けられない恐れがある |
場所を選べば、人に聞かれる心配がない | 自分の真意が伝わるかどうかは定かではない |
このように、それぞれにメリットとデメリットがあるため、状況に応じて相談する手法を変えると良いでしょう。
メールでも可能だが注意点は多い?
メールでエージェントと相談するという手段もありますが、エージェントからの返信が遅いとストレスを感じてしまうデメリットがあります。
また、文面だけでは相手の感情が全く読み取れない可能性も高く、本当に自分の意思や真意が伝わっているか定かではありません。
また、表情が見えないことから意思疎通が困難であり、自分の意志や考えがしっかりと伝わっているかどうかに疑問がある点には留意しておく必要があるでしょう。
とはいえ、気軽にどこからでも相談できるメリットもあるため、自分の働き方などに応じて上手に活用すると良いでしょう。
オンライン相談は顔も見えて効率的
近年はZOOMやSkypeなどのオンライン会話ツールが発達しています。
実際にこれらビデオ通話ツールを用いた相談がよく利用されていますが、対面レベルには及ばないものの、表情の変化や声色からの感情の読み取りがしやすいメリットがあります。
また、お互いの顔が見えていることで安心感を得ることができるため、ネット環境が整っている方は積極的に利用すると良いでしょう。
オンライン相談は電話相談のメリットと対面相談のメリットを良いとこ取りしているため、非常におすすめです。
そもそも転職すべきでない人の特徴
転職することを視野に入れているものの、転職すべきでない方の特徴としては以下のようなものが挙げられます。
自責感に欠けている人
まず、自責的な考え方をしない方は転職に向きません。
このような特徴がある方は責任感が薄く、自分が失敗してしまって上司に叱られた場合でも「批難してきた向こうが悪い」と考え、自分のミスを認めようとしない傾向にあります。
また、自分が頑張って会社の成果が上がらなかった場合でも「原因は周りのせい」と決めつける傾向にあるため、人間性に問題あると言わざるを得ません。
このような方は、どの会社に転職しても周りが悪いと考えて満足できない可能性が高いため、転職するメリットは薄いのです。
社内異動で解決する問題がある人
今すぐにでも転職したいと考えている場合でも、少し我慢して社内異動の希望が通れば解決できる可能性があります。
人間関係トラブル・問題
会社で同じ部署の人から嫌がらせをされている場合は、上司や上の役職の人に相談したりして、部署異動ができないか聞いてみましょう。
問題のある人物から距離を置くことができれば、精神的にも楽になって問題を解決できる可能性があります。
しかし、どうしても今すぐ辞めなければ精神的に参りそうな場合は、無理をせずに辞めるべきです。
仕事のやりがいを感じられない
仕事のやりがいについても、同じ会社でも部署が違うだけで全く違う可能性があります。
業務内容が異なることで自分の視野が広がり、配属先の異動をすることで問題を解決できる可能性があります。
「今の仕事にやりがいがないから転職をする場合」という場合は、必然的に未経験転職になるため、選考において不利になってしまいます。
同じ企業内の部署移動であれば、離職する必要は無いためリスクが小さいと言えるでしょう。
第二新卒・20代は要チェック?
第二新卒と言われる年齢層の方の中には、新卒1年目として早々に退職したいと考える方もいます。
実際、入社して間もない若手に裁量権を大きく与える企業は少なく、やりがいのないルーティーンワークのような仕事がほとんどでしょう。
つまり、入社して間もないタイミングはまだまだ社会人として未熟で、スキルが何も身に着いていない状況です。
そのため、入社してすぐに辞めるのは危険なので、少し我慢して続ける意思を持つこと大切です。
転職相談の事例を紹介!
それでは、転職相談の成功事例を紹介していきます。
男性でも女性でも成功事例があるので、非常に頼もしいと言えるでしょう。
結婚・家庭のため就業時間を減らす転職(27際・女性)
前職:監査法人(年収:700万円)
現職:一部上場IT企業(年収:600万円)
転職期間:約3ヶ月
<相談内容>
- 公認会計士資格を利用して監査法人に勤めていたが、結婚を機に退職
- 監査法人での経験を生かして業務に携わりたい
- 家庭があるので、就業時間が定められている企業がいい
<結果>
- 企業情報や働いている人の雰囲気まで伝えてもらうことができ、初めての転職に成功
語学を活かせる職場へ(25歳・男性)
前職:中堅老舗建材メーカー(年収:380万円)
現職:日系大手玩具メーカー(年収:420万円)
転職期間:7ヶ月半
<相談内容>
- 語学を生かしたいが、ビジネス上での英語利用の経験はないの
- 年次決算など、連結決算の経験を積んできたが、保守的な姿勢の社員が多い会社だった
- 行動に積極的で、かつ海外への事業展開を行う会社で今よりも大規模な仕事がしたい
<結果>
- グローバル事業の展開する大手企業を紹介してもらい、初めは転職に成功する自信がなかった
- しかし、面接の対策サポートやや詳細な企業情報を得ることができたため、面接にも合格することができた
スペシャリストへの転職(32歳・男性)
前職:東証一部上場建設会社(年収:550万円)
現職:JASDAQ上場ソフトウェア会社(年収:530万円)
転職期間:6ヶ月
<相談内容>
- スペシャリストとしてキャリアアップが図れない
- ジョブローテーションが多い上に業績不振になった
- 人事のスペシャリストとして活躍したい
<結果>
- 最も希望度が高い総務・人事に携わることができた
- スペシャリストを目指せる、期待通りの企業に入社できた
おすすめの転職エージェント
転職エージェントと一口に言っても、相当な数の転職エージェントが存在しており、かなり迷ってしまうのが実情です。
そこで、ここでは特におすすめの転職エージェントについて紹介していきます。
総合
リクルートエージェント
エージェント名 | リクルートエージェント |
求人数 | 50万件 |
特徴 | ・幅広い求人情報 ・キャリアアドバイザーによる面談や面接対策が丁寧 |
リクルートエージェントは50万件以上の求人情報を取り扱い、その中でも30万件が未公開求人という豊富な選択肢を提供しています。
さらに、全年代の求人を扱っているため幅広い転職先の候補を見つけることができる点が魅力です。
また、キャリアアドバイザーが個々の目的に応じたサポートを行うため転職活動をスムーズに進めることができます。
マイナビエージェント
エージェント名 | マイナビエージェント |
求人数 | 多数 |
特徴 | ・若手の転職に強み ・担当者が親身にサポートしてくれるため、書類通過率が高い |
マイナビエージェントは、特に20~30代の転職支援において高い信頼を誇るエージェントです。
幅広い業種や職種に対応し、若手のキャリアアップをしっかりとサポートしてくれます。
また、経験豊富なキャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書の添削から面接対策まで丁寧に指導してくれるため、書類通過率が高いのも特徴です。
さらに、初めての転職でも安心して利用でき、利用者の満足度が高いことから、転職の相談相手に悩んでいる方には非常におすすめです。
LIBZ
エージェント名 | LIBZ(リブズ) |
求人数 | 多数 |
特徴 | ・リモートをはじめとした柔軟な働き方を目指せる ・ドラフト方式による採用率の高さが特徴 |
LIBZは、リモートワークやフレックス勤務など、柔軟な働き方に特化した求人を取り扱う転職エージェントです。
利用者が事前に登録した希望条件に基づき、企業が立候補するドラフト方式を採用しており、マッチング率が非常に高いのが特徴です。
この仕組みにより、自分に合った働き方や職場環境を見つけやすく、転職活動を効率的に進めることができます。
特にリモートワーク率100%の求人が豊富で、働き方の柔軟性を重視する方にとって非常に魅力的なエージェントです。
IT
ビズリーチ
エージェント名 | ビズリーチ |
求人数 | 109,360 件(2024年8月時点) |
特徴 | ・高収入のIT技術職の募集が多数 ・7400人以上在籍するヘッドハンターからスカウトを受け取れる |
ビズリーチはIT業界に特化した求人が豊富で、全体の約3割を占めるほどの求人数を誇ります。
転職希望者は、この豊富な募集の中から自身に最適なポジションを見つけることができます。また、高度なスカウト機能を通じて、優れたヘッドハンターとのつながりを築くことが可能です。
このため、IT業界でのキャリアアップや年収アップを目指す方にとってビズリーチは非常に頼りになるでしょう。
doda
エージェント名 | doda |
求人数 | 256,430件(2024年8月1日時点) |
特徴 | ・担当アドバイザーによる求人紹介や履歴書の添削、面接対策などの手厚いサポート ・非公開求人も紹介 |
dodaはIT業界に特化した豊富な求人を持つ転職エージェントで、特に業界最大級の求人情報を提供しています。
キャリアアドバイザーはIT業界に精通しており、職務経歴書の添削や面接対策など、個別のニーズに応じたサポートを行ってくれます。
また、未経験者歓迎の求人も多いので、新たなキャリアに挑戦したいと考えている方にも最適です。
Geekly
エージェント名 | Geekly |
求人数 | 2万件以上 |
特徴 | ・IT業界専門エージェント ・平均30日以内で内定獲得可能 |
GeeklyはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。リクナビNEXT 2023年度下半期GOOD AGENT RANKINGでIT・Web部門1位を獲得していることからも、信頼できるエージェントです。
業界に精通したキャリアアドバイザーが求職者のスキルや経験に合った案件を紹介し、非公開求人を含む2万件以上の求人から一人一人に合った求人を提供しています。
さらに、平均30日以内で内定獲得が可能なスピード感も特徴で、転職活動を効率的に進めたい方にとっては大きな魅力です。
既卒
ジェイック
エージェント名 | ジェイック |
求人数 | 非公開 |
特徴 | ・既卒者の就職成功率は81.1%、定着率は91.5% ・「職業紹介優良事業者」に認定 |
ジェイック(JAIC)は既卒者やフリーター向けの就職支援に特化したサービスを提供しており、就職成功率81.1%、定着率91.5%という高い実績が特徴です。
専任の就職アドバイザーが一人ひとりに寄り添い、自己分析や面接対策、ビジネスマナーの習得、履歴書の書き方まで幅広くサポートしています。
特に、書類選考を経ずに直接面接に進める求人が多いため、迅速に転職活動を進めたい方にも最適です。
また、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」に認定されているため、信頼性も高く安心できるエージェントです。
DYM就職
エージェント名 | DYM就職 |
求人数 | 非公開 |
特徴 | ・2,000社以上の企業と取引 ・上場企業からトップベンチャー企業まで |
DYMは東証プライム上場企業から成長が期待されるトップベンチャー企業まで幅広い業種と職種の求人を揃えています。
既卒者だけでなく、これからキャリアを築こうとしている方にもキャリアアップのチャンスを広げることができる点が魅力です。
また、DYMは2,000社以上の企業と取引があり、書類選考を経ずに面接に進める求人が多いことも転職をスムーズに進めたい方には大きな利点です。
さらに全国に拠点があり、オンライン面談にも対応しているため地方在住の方でも安心して利用できます。
キャリアスタート
エージェント名 | キャリアスタート |
求人数 | 非公開 |
特徴 | ・20代に特化した就職支援 ・既卒者でも大手企業への就職が可能 |
キャリアスタートは20代の若者を対象とした就職支援サービスを提供しており、フリーターや既卒者でも大手企業への就職を実現できます。
リクルートや楽天をはじめとする大手企業の求人を多数取り扱い、豊富な転職実績を誇ります。
さらに、地方から東京への転職を希望する方には、転居サポートが充実しており、寮や住宅補助がある企業の紹介や初期費用がかからない住居の提案など、手厚い支援が受けられます。
ハイクラス
ビズリーチ
エージェント名 | ビズリーチ |
求人数 | 197,000件以上 |
特徴 | ・7400人以上在籍するヘッドハンターからスカウトを受け取れる |
ビズリーチは年収1,000万円以上の求人が全体の約3分の1を占める、高収入求人を取り扱う転職サイトです。
会員は年収によって「ハイクラス会員」と「タレント会員」に分かれており、年収750万円以上の求職者はハイクラス会員として登録されます。
これにより、自身のスキルや年収に応じた求人を効率的に探せるうえ、企業やヘッドハンターから直接スカウトを受け取ることもでき、キャリアアップが可能です。
リクルートダイレクトスカウト
エージェント名 | リクルートダイレクトスカウト |
求人数 | 約20万件 |
特徴 | ・年収800万円以上のハイクラス求人が多数 ・信頼と実績のリクルート |
リクルートダイレクトスカウトは年収800万円以上のハイクラス求人を中心に取り扱う転職サービスです。
このエージェントでは、は約4,300名のヘッドハンターと連携し、求職者の希望に沿った求人を紹介しています。
特に、匿名レジュメを登録するだけでヘッドハンターや企業から直接スカウトが届く仕組みが特徴です。
さらに、リクルートが運営しているため信頼性と実績が確立されており、年収アップや専門性を生かしたキャリア形成を考えている方におすすめです。
dodaX
エージェント名 | dodaX |
求人数 | 約53,000 件 |
特徴 | 希少なポジションの求人も ・ハイクラス転職に特化した専属のキャリアカウンセラー |
dodaXはハイクラス転職に特化した転職エージェントであり、希少なポジションの求人を多く取り揃えています。
特に年収600万円以上の高収入求人が豊富で、企業やヘッドハンターからの直接スカウトを受けられる点が魅力です。
また、専属のキャリアカウンセラーが求職者をサポートしているため、転職活動をスムーズに進められるような手厚い支援がされることも特徴の一つです。
フリーランス
レバテックフリーランス
エージェント名 | レバテックフリーランス |
求人数 | 約70,000件 |
特徴 | ・業界最大級の案件数をほこる ・高単価案件も多くフリーランスには最適 |
レバテックフリーランスはITエンジニアやクリエイター向けのフリーランスエージェントサービスです。
10,000社以上の取引企業があり、業界最大級の案件数を保有しているため一人一人に最適な案件を見つけることができます。
また、登録者には専任のコーディネーターが付き、案件提案から契約締結、参画後までをサポートします。
特に高単価やリモート案件が豊富で、働き方の自由度を求める方にとって理想的な環境が整っています。
Midworks
エージェント名 | Midworks |
求人数 | 約10,000件 |
特徴 | ・正社員並みの福利厚生 ・保証制度もあり |
MidworksはITフリーランスエンジニアやデザイナー向けのエージェントサービスで、正社員並みの福利厚生を提供する点が魅力です。
スポーツクラブや宿泊施設の利用、生命保険の半額負担など、フリーランスでありながら安心して働ける環境が整っています。
さらに、収入が途切れた際には契約単価の60%を保証する報酬保障サービスがあり、経済的な不安を軽減することができます。
また、それぞれのキャリアに合った高単価かつリモートワーク可能な案件を紹介してくれるため、理想通りの転職が期待できます。
フォスターフリーランス
エージェント名 | フォスターフリーランス |
求人数 | 約2,000件 |
特徴 | ・20年近くにわたって案件紹介をしてきた高い実績をほこる |
フォスターフリーランスはITエンジニア向けのフリーランスエージェントとして、1996年のサービス開始以来、22,000人以上のエンジニアに案件を紹介してきました。
その豊富な経験と実績により、特に高報酬の直請け案件や非公開案件が多く、エンジニアのスキルや希望に最適な案件を提供することができます。
専任のコーディネーターがつき職務経歴書の添削や案件参画後のフォローまで徹底してサポートしてくれるため、転職活動の不安を軽減できます。
さらに、プライムSler案件やフルリモート案件など多様な働き方に対応している点も魅力的です。
転職活動の相談相手についてまとめ
ここまで転職活動をする際の相談相手には誰が適しているのかや、相談を進行する手順などについて詳しく紹介してきました。
初めての方にとって転職は多くの不安をもたらすでしょう。しかし、転職エージェントを活用することで安心して効率的に転職を進められます。
転職を考えている方は本記事を参考にしてみてはいかかでしょうか。