【2024年】弁理士の予備校・通信講座おすすめランキング|人気6社を徹底比較
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弁理士とは知的財産権に関する専門家であり、特許や商標の取得、侵害訴訟、技術の保護など、幅広い法的知識とスキルを証明する資格です。その資格を取得するための試験が弁理士試験であり、その難易度は非常に高く合格率も極めて低いことで知られています。
そのため忙しい日々の中で効率的に学習して合格を掴むためには、適切な予備校や通信講座を選ぶことが重要です。
ここでは実際に弁理士試験に合格した方への調査をもとに、弁理士の予備校・通信講座の中から優れたものをランキング形式でご紹介します。
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弁理士の予備校・通信講座おすすめ人気ランキング
以下ではおすすめの弁理士講座とそれぞれの特徴を一挙紹介していきます。
資格スクエア
総合スコア | 4.91 | 質の高い教材と経験豊富な講師による王道の講義。 |
---|---|---|
受講料の安さ | 4.80 | 弁理士講座の相場よりお手頃。 |
初心者の学びやすさ | 4.90 | 基礎講座も充実しているため初学者でも安心。 |
担当講師と講義の質 | 5.00 | 林講師と菊池講師という業界でも有名な講師による丁寧で王道の講義。 |
サポート体制 | 4.80 | 質問回数が無制限でいつでも気軽に質できる。 |
合格実績 | 4.91 | 令和5年度のパック受講生の最終合格率は38.5%。 |
評判・口コミ | 4.90 | 法律の基礎の理解を徹底することができることが受講生から高い評価。 |
資格スクエアはオンライン指導に特化した通信講座です。担当講師である菊池講師と林講師による極めて質の高い講義が特徴であり、受講生満足度はなんと96%を記録しています。
業界最高水準の講義と教材の内容に加えてサポート体制も充実しているので、初学者でも基礎から安心して学ぶことができます。受講生の最終合格率が38.5%(全国平均の6.3倍)であることからも、その指導力の高さが裏付けられています。
受講料も大手予備校と比べると安く、合格実績も通信講座の中ではトップクラスの数字を叩き出しているので、まさに1番おすすめの弁理士講座と言えるでしょう。
コース名 | 料金(税込) |
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【26年度合格】基礎・短答・論文パック | 270,000円 |
【25年度合格】基礎・短答・論文パック | 237,600円 |
【25年度合格】短答対策パック | 146,364円 |
【25年度合格】論文対策パック | 126,000円 |
資格スクエア受講生の口コミ
菊池先生の講義は、試験に合格する力とリーガルマインドを短期間で同時に身に付けられ、効率がよく、とても満足のいくものでした。林先生の講義も無駄がなく、説明が分かりやすく、特に板書のまとめ方が理解しやすいものでした。
資格スクエア合格者の声
知識を有機的に結び付けて体系化して理解できた点もとてもよかったです。 厳しくも暖かい菊池先生の講義のおかげで合格を勝ち取ることができました。
資格スクエア公式HP
先生方の講義は間違いなく一流なので、とにかく試験勉強の費用を安くしたいという方で、自分でしっかり時間管理ができる方におすすめです。
資格スクエア公式HP
資格スクエアは菊池講師と林講師という経験豊富な講師陣による講義が口コミで評判でした。加えて、受講の費用も大手予備校と比べてお手頃な価格で提供されているため、「弁理士対策の出費を抑えたい」という人にも強くオススメできる講座になっています。
資格スクエアの他社と比べた強み
資格スクエアの強みとして真っ先に挙げられるのが、講師陣の指導クオリティが高いことです。特に菊池講師と林講師は業界最高峰の指導実績と受講生からの圧倒的な信頼を得ています。
菊池講師は国際特許事務所の弁理士として活躍されていたという実務経験を活かし、条文を基にした徹底的に基礎を固める王道の指導法が受講生から大好評です。
林講師は親しみやすい人柄と要点をおさえた講義が受講生から人気を集めており、弁理士試験の効率的な合格方法をストイックに追求し続けることで会得したノウハウを受講生に惜しげもなく伝えてくれると評判です。
講義の内容がスムーズに理解できることから「林マジック」とも言われています。
資格スクエアの弱点・デメリット
資格スクエアの講座は、講義の受講がオンデマンドでできる以外は、原則冊子のテキストに直接書き込みをしながら授業を進めていきます。スマホで確認テストをしたり、演習をすると言ったことができません。
そのため通勤途中にテキストやノートを広げずにスマホで簡単に復習をしたいときや、荷物を気にせずいつでもどこでも資格の勉強をしたい人にとっては、ややオンライン教材の利便性に欠ける印象です。
資格スクエアはどんな人におすすめ?
資格スクエアの弁理士講座は、業界トップクラスの確かな実力がある講師から納得できる講義を直接受講したい方に特におすすめです。
また、基礎を丁寧に固めて時間をかけて勉強したい方や、演習だけの授業ではなくしっかりとしたインプットを重視している方にも向いているでしょう。
項目 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
料金 | 237,600円 | 業界相場よりもお手頃 |
テキストの特徴 | Webテキスト | Webの問題集と単語帳で短答試験の演習や暗記がスムーズに |
講師・講義 | 林哲彦 菊池徹 | 長年の指導歴を誇るベテラン講師 イラストや図も多いので初心者でも学びやすい |
サポート体制 | ワンクリック質問 みんなの質問機能 月一回のフォローアップ 短答攻略クエスト マイ単語機能 | 講義動画からワンクリックで質問可能 他の受講生の質問内容と回答を講義画面から確認できる Zoomによる担当講師からのフォローアップ会 |
キャンペーン・割引情報 | 経験者割・再受験割 | 経験者割(20%オフ)再受験割(50%オフ) |
資格スクエアの弁理士講座について詳しく知りたい方はこちら。
アガルート
総合スコア | 4.85 | 司法試験合格の講師による丁寧な講義とフルカラーのテキストを採用。 |
---|---|---|
受講料の安さ | 4.85 | オンライン講座の中でも比較的お手頃な価格水準。 合格者は受講料全額返金。 |
初心者の学びやすさ | 4.95 | 法律系資格に強いアガルートによるわかりやすい講義。 |
担当講師と講義の質 | 4.90 | 司法試験にも合格しているベテラン講師が指導を担当。要点をおさえたわかりやすい講義。 |
サポート体制 | 4.65 | スマホやPCでいつでも講義動画を受講することができるが、eラーニングシステムはない。 |
合格実績 | 4.90 | 受講生合格率は34.4% |
評判・口コミ | 4.82 | 受講費用がお手頃でいつでもどこでも受講可能だが、サポート体制が乏しい印象。 |
アガルートは司法試験をはじめとして難関法律国家資格で高い実績を残す通信講座であり、高難度の資格試験を合格するためのノウハウを蓄積しているのが大きな特徴です。
アガルートでは法律をこれまで勉強したことがない人にとってもわかりやすいよう、法律のイロハを図解を用いてわかりやすく解説・指導してもらえます。実際、アガルート受講生の弁理士試験の合格率は34.4%(平均の5.6倍)と、資格スクエアに迫る高い合格実績を記録しています。
そのため理系のバックグラウンドをお持ちで法律に接する機会があまり多くなかった人でも、アガルートなら着実にステップアップすることができるでしょう。
また、高い実績を持つ講座ながら比較的低価格で受講可能な上、アガルートでは手数料なしで最大12回の分割払いもできるなど、他社よりも費用負担を抑えられるのも魅力的です。
コース名 | 料金(税込) |
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総合カリキュラム(民法オプションあり) | 239,800円 |
総合カリキュラム(民法オプションなし) | 195,800円 |
短答カリキュラム | 162,800円 |
アガルート受講生の口コミ
総合講義のテキストは、各法律について合格に必要な情報が1冊に集約されている上、各講師の方が「ここは絶対に覚えてください」「ここはあまり出ないので余裕があったらで良いです」と強弱をつけてくれるので、かなり効率よく勉強できます。
アガルート弁理士講座受講者の声
趣旨や理由付けが、原理原則に立ち返った所から説明がされていて、理解しながら読み進める事ができました。 論文過去問題集は非常に分かりやすく重宝しました。
アガルート弁理士講座受講者の声
アガルートのテキストはよくできてるのでテキストさえあれば何とかなりそう(分量は多い)
X(旧Twitter)より
法律系資格に強みを持つアガルートだからこそ、試験合格のために本当に必要な知識を効果的に学ぶことができるカリキュラムになっていることがわかります。
また、豊富な図解やフルカラーを採用したテキストの分かりやすさも、受講生から高い評価を得ていることが伺えます。
アガルートの他社と比べた強み
アガルートの弁理士講座の最大の強みの一つは、図解を豊富に使ったフルカラーテキストを採用しているため初学者でも法律の勉強に身構えずに、勉強できるようになっていることです。
また、アガルートはインプット学習と同時並行的に問題演習を通じて知識を定着させるアウトプット学習を行う教育スタイルを採用しており、短期間で実力を身につけることができるのも魅力となっています。
さらに合格者は受講料全額返金という破格の合格特典が用意されているので、合格すれば実質無料で受講できるのもアガルートならではのメリットと言えるでしょう。
アガルートの弱点・デメリット
アガルートの弁理士講座は、テキストが充実しているのに比べるとサポート体制が見劣りしてしまう点が弱点として挙げられます。
具体的には講師に直接学習状況を相談できる環境がなかったり、スマホで使えるスケジュール管理機能が用意されていない点などが挙げられるので、サポートの手厚い講座をお探しの方には不向きな可能性があります。
アガルートはどんな人におすすめ?
アガルートの弁理士講座はこれまで法律学習に触れた経験がない人に特におすすめです。
分かりやすさが評判のテキストを使いつつ、法律系資格の最上級である司法試験に合格している講師から、法律の根源から丁寧な指導を受けることができるので、法律初学者の方でもスムーズに知識を身につけることができるでしょう。
項目 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
料金 | 162,800円〜239,800円 | 業界相場より安い 12回まで分割手数料無料 |
テキストの特徴 | 講師オリジナルのフルカラーテキスト | 合格するための知識を網羅 |
講師・講義 | 丸野悟史 石井良和 渥美雅大 | 司法試験に合格している法律のプロが指導 |
サポート体制 | 質問対応は無し Webでのサポート体制が乏しい | 学習スケジュールを管理する機能がない |
合格実績 | 弁理士試験本試験合格率が34.4% | 全国平均の5.6倍の合格率 |
キャンペーン・割引情報 | 他校乗換割引 再受講割引 他資格試験合格者割 家族割引 合格特典 | 各種割引で最大20%OFF 合格者は受講料全額返金 |
アガルートの弁理士講座について詳しく知りたい方はこちら。
スタディング
総合スコア | 4.82 | スマホメインの学習で隙間時間を有効活用できる |
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受講料の安さ | 5.00 | 業界相場の半額以下で受講可能な圧倒的な安さ。 |
初心者の学びやすさ | 4.80 | スマホ主体でスキマ時間を有効活用できる。 |
担当講師と講義の質 | 4.85 | ニュース番組のようなスライドを用いた講義が特徴的。 |
サポート体制 | 4.75 | 質問回数に制限があるが、スマホで使える学習サポート機能が便利。 |
合格実績 | 4.70 | 合格率や合格者数など公表されていないが、多数の合格体験記を掲載。 |
評判・口コミ | 4.80 | 短い時間でテンポよく受講できると評判。 |
スタディングはスマホであらゆる学習ができるオンライン特化型の通信講座を提供しています。
スタディングの弁理士講座は圧倒的に価格が安いことが特徴です。短答・論文試験の双方の対策がフルで行える講座で10万円を切る講座は他にありあせん。
また隙間時間を有効活用できるようなカリキュラム・教材が設計されているため、仕事をしながらや家事の合間でも弁理士試験の合格を狙うことができます。
コース名 | 料金(税込) |
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基礎・短答・合格コース | 79,000円 |
基礎・短答・論文 総合コース | 99,000円 |
【論文添削・個別指導付き】基礎・短答・論文 総合コース | 239,000円 |
スタディング受講生の口コミ
スタディングはどこでも受講ができるので、通勤電車はもちろん、スーパーのレジの待ち時間に講義を見たり、ご飯の支度中や掃除中に音声だけを聞いたり・・と、とにかく空いた時間に講義を聞くことに努めました。
スタディング 合格者の声より
通勤時間や仕事の休憩時間等の隙間時間を有効に利用しました。このような隙間時間は、蓄積すると膨大になることが、マイページ上に表示される学習時間で分かりました。そのため、隙間時間は使い方次第で如何に有効活用できるのかを痛感しました。
スタディング 合格者の声より
弁理士試験は試験範囲も広く暗記量が点数に直結する試験なので、勉強をいかに生活に組み込むかが大変でしたが、スタディングは講義も短く問題集などでもスキマ時間に勉強するための工夫がこらされているので、かなり取り組みやすくなっていると思います。
スタディング 合格者の声より
スタディングの講座の特徴はなんといってもスマホで学習を完結できることです。1つの講義の時間も短く、コンパクトにまとめられているためにスキマ時間で効率的に勉強を進めることができます。
実際の受講生の声からも、隙間時間にも学びやすいスマホ教材が役立ったという声が多く上がっていました。
スタディングの他社と比べた強み
スタディングはとにかく受講料が安いことが特出した強みとなっています。スタディング以外ではこれほど安い価格で弁理士の対策はできません。
また、少しの空き時間でも学習を進められるようにカリキュラムやテキストが作られているため、まとまった時間がなくても通勤途中などの隙間時間で勉強を進めることができるのも大きなメリットです。
隙間時間で勉強できることで勉強を始めるハードルが下がり、毎日継続して勉強に取り組みやすくなるでしょう。
スタディングの弱点・デメリット
スタディングの講座のデメリットとしては、スマホでの学習で完結するために紙のテキストなどは用意されておらず、必要であれば別途購入しなければならないことです。
紙を用いた学習に慣れていて、スマホ学習に不慣れな方は受講する際に注意が必要でしょう。
また、論文添削や個別指導がついたコースは一気に価格が跳ね上がるので、コースによっては「安さ」というメリットを享受できないのも留意しましょう。
スタディングはどんな人におすすめ?
スタディングは他社の半額以下の価格で受講することが可能なので、弁理士資格の取得に向けての費用をとにかく抑えたい人におすすめです。
また、まとまった時間を取ることが難しい社会人の方が、通勤時間などのスキマ時間を使って勉強するのにも最適です。スタディングならノートやテキストを持ち歩く必要がないので、いつでもどこでも手軽に勉強を始めることができるでしょう。
項目 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
料金 | 79,000円〜239,000円 | 業界最安値クラス |
テキストの特徴 | スマホで完結 | テキストの閲覧からノート取りまでスマホで可能 冊子テキストは別料金 |
講師・講義 | 伊藤隆治 | 1講義あたりの時間がコンパクトで学びやすい |
サポート体制 | 質問機能がついていない講座もある 紙のテキストは無い | 他社の通信講座と比較するとサポート体制が少し乏しい印象 |
キャンペーン・割引情報 | Wライセンス応援割 | 2019年以降にスタディングの特定の講座を申し込んだ人が利用可能 |
スタディングの弁理士講座について詳しく知りたい方はこちら。
LEC
総合スコア | 4.73 | 初回受験者の合格実績が圧倒的 |
---|---|---|
受講料の安さ | 3.80 | 相場よりも高めの価格。 |
初心者の学びやすさ | 4.85 | 初回受験者の5人に4人がLECの受講生。 |
担当講師と講義の質 | 4.95 | 講師間の競争で圧倒的な質を担保。 |
サポート体制 | 4.80 | 質問などの基本的サポートのほか、集中できる自習室を利用可能。 |
合格実績 | 5.00 | 他社の追随を許さない圧倒的な合格率。 |
評判・口コミ | 5.00 | 講師の質と充実のテキストで大好評。 |
LECは全国各地に校舎を構える大手資格予備校であり、通学講座と通信講座の両方を開講しています。
LECの特徴は、なんといっても短期間の学習で多くの受験者を合格に導いている点です。
近年は特にその傾向が顕著で、2017年から2023年の初回受験者の5人に4人がLECの受講生という圧倒的な結果を出しています。
コース | 費用(税込) |
---|---|
1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括(通学) | 549,000円 |
1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括(通信) | 505,000円 |
1年合格ベーシックコースWIDE インプット+アウトプット一括(通学) | 599,000円 |
1年合格ベーシックコースWIDE インプット+アウトプット一括(通信) | 555,000円 |
スマート攻略コース インプット+アウトプット一括 | 368,000円 |
LEC受講生の口コミ
宮口先生から伝授していただいた多くのゴロは短答、論文、口述どのフェーズでも有り難いものでした。覚えなければならないことが山ほどある中で、問題を解く際にはゴロで覚えた方が頭の中から取り出しやすく大変助けられました。
LEC弁理士講座の合格体験談より
「宮レジ」は簡潔に大事なことがまとまっているため、短答試験の勉強ではバイブル的に持ち歩いていました。
LEC弁理士講座の合格体験談より
LECの受講生からは、担当講師である宮口講師が非常に高い評価を受けていることがわかります。
また、教材も重要事項が綺麗にまとまっていると評判であり、教材のクオリティの高さも伺えます。
LECの他社と比べた強み
LECの強みは、業界内でも有名な人気講師陣による授業を直接受けられることです。LECでは一人の講師が一つのコースを担当するために、講師間で競争原理が働き、LECの講師陣で互いに高め合う環境になっています。
さらにLECの教材は弁理士試験の合格に必要な情報が詳細に網羅されており、合格に最適な教材となっているので、テキスト学習でも効率よく勉強を進められるでしょう。
LECの弱点・デメリット
LECの弁理士講座はその講座価格の高さが大きなデメリットになっています。
標準的なコースである「一年合格ベーシックコース」を例に挙げると、通信コースであったとしても505,000円(税込)となっています。
しかし、弁理士合格のために何年も費やす可能性を鑑みると、短期間での合格に近づけてくれるLECの講座は決して高すぎる金額ではないと言えるでしょう。
LECはどんな人におすすめ?
LECは確かにかなり高額なものの、そのずば抜けた合格実績で業界随一の安心感を誇るので、「信頼できる講師陣から合格実績の高い講座を受講したい」という人や「どうしても短期間での合格を掴み取りたい」という人には強くおすすめすることができる講座になっています。
代々木塾
代々木塾は弁理士試験に特化した受験機関であり、コースは通学コースと通信コースのどちらかを選択することができます。
現役の弁理士である塾長から通信コースでも「生講義」を受けることができるのが特徴で、開設してから40年以上もの間、弁理士試験に挑戦する人々からの厚い信頼を受けてきました。
代々木塾の標準的なコースである「論文短答入門コース(通信)」の価格は158,400円(税込)となっており、他の講座と比べると比較的お手頃な価格になっています。
通信コースにおいても「生講義」であるために、スキマ時間などで柔軟に勉強をすることは難しい印象です。
TAC
資格の学校TACは数多くの資格講座を扱う大手予備校であり、通学講座と通信講座をどちらも提供しています。
TACの弁理士講座は一つの科目だけの受講をすることも可能なので、他の資格予備校や通信講座を使いながら自分の弱点の科目だけを重点的に学習することが可能です。
TACならではの「短答⇔論文ハイブリッド学習システム」「独自開発した論文解法講義」などのカリキュラムを受けることができます。
なお、TACの弁理士講座においては無理なく学習ができるよう2年間での資格取得を目指すコースも用意されているため、じっくり対策した上で調整したい方におすすめです。
一方で、TACは大量の校舎と在籍講師を抱えていることもあり、初学者向けの「2年本科生」で451,000円と他社の通信講座と比べると受講料が比較的高いのがデメリットとなっています。
弁理士予備校・通信講座の比較一覧表
講座 | 総合スコア | 受講料の安さ | 初心者の学びやすさ | 担当講師と講義の質 | サポート体制 | 合格実績 | 評判・口コミ |
資格スクエア | 4.91 | 4.80 | 4.90 | 5.00 | 4.80 | 4.91 | 4.90 |
アガルート | 4.85 | 4.85 | 4.95 | 4.90 | 4.65 | 4.90 | 4.82 |
スタディング | 4.82 | 5.00 | 4.80 | 4.85 | 4.75 | 4.70 | 4.80 |
LEC | 4.73 | 3.80 | 4.85 | 4.95 | 4.80 | 5.00 | 5.00 |
上記は今回ご紹介した弁理士予備校・通信講座の中でも特に人気のものをピックアップして比較した表です。
総合スコアトップは、価格のリーズナブルさと講師の指導実績の高さ、そして業界トップクラスの合格率も併せ持つ資格スクエアに軍配が上がりました。一方で、各社それぞれ強みとするポイントが異なることも伺えます。
以下では各項目ごとに上記講座をより詳しく比較していきましょう。
料金の安さを比較
講座 | 受講料の安さ |
---|---|
スタディング | 5.00 |
アガルート | 4.85 |
資格スクエア | 4.80 |
LEC | 3.80 |
スタディングの弁理士講座は他社の通信講座と比較してもダントツで安く、金額面で比較した際にスタディングの右に出る講座はないでしょう。
一般的な弁理士の通信講座の相場が20万円台から30万円弱であるのに対して、スタディングの「基礎・短答・論文 総合コース」は99,000円となっています。
弁理士試験にかかる費用をとにかく抑えたいという方は、スタディングの講座を受講をメインで検討するのが良いでしょう。
初心者の学びやすさを比較
講座 | 初心者の学びやすさ |
---|---|
アガルート | 4.95 |
資格スクエア | 4.90 |
LEC | 4.85 |
スタディング | 4.80 |
初めて弁理士試験に挑戦される方にも優しい講座としては、アガルートの弁理士講座が挙げられます。
アガルートは司法試験合格講師が基礎から徹底的に内容をレクチャーしてくれるため、非常にわかりやすいつくりとなっています。そのため法律にこれまで触れる機会が少なかった人や、弁理士試験に初めて挑戦する方はアガルートがオススメです。
基礎からの徹底した指導を受けたい人には、ぜひアガルートの弁理士講座を検討してみましょう
講師・講義のクオリティを比較
講座 | 担当講師と講義の質 |
---|---|
資格スクエア | 5.00 |
LEC | 4.95 |
アガルート | 4.90 |
スタディング | 4.85 |
講義の質の高さは、難解な弁理士試験を学ぶ上で核となる重要な要素の一つです。
その点、講義のクオリティの高さは資格スクエアとLECが双璧をなしています。特に資格スクエアは菊池講師と林講師という業界で超有名な講師が弁理士講座を担当しており、受講生からの評判も非常に高いです。
信頼できる有名な講師のもとで講義を受けたいという人には資格スクエアがピッタリでしょう。
サポート体制を比較
講座 | サポート体制 |
---|---|
資格スクエア | 4.80 |
LEC | 4.80 |
スタディング | 4.75 |
アガルート | 4.65 |
サポート体制を重視する人にも資格スクエアとLECはおすすめです。
資格スクエアには、通信講座でありながら質問機能や講師に相談できる機会が非常に充実しています。講義やテキストで解消しなかった疑問も気軽に質問することができるため、いざとなったときに頼りになるでしょう。
また、LECは資格予備校として全国各地に校舎を持っているため、オンラインでの対応だけでなく対面でのサポート体制も充実しています。
そのためサポート体制を重視するのであれば、資格スクエアかLECのいずれかを検討するのが良いでしょう。
合格実績を比較
講座 | 合格実績 |
---|---|
LEC | 5.00 |
資格スクエア | 4.91 |
アガルート | 4.90 |
スタディング | 4.70 |
講座選びで結局大事なのが、「その講義を受講して合格することができるのかどうか」ですよね。
合格実績を比較するとLECがダントツの結果を残しています。なんと2017年から2023年まで初回受験合格者の5人に4人がLECの講座を受講していました。
そのため実績の優れた講座をお探しの方は、LECの弁理士講座を検討することを強くお勧めします。
自分に合った弁理士講座の選び方
コスパ重視で講座を選びたい人
各社の弁理士講座を比較すると、20万円台から30万円台までの講座が多くなっています。これでは金銭的に余裕がない学生や、忙しくて長期間の勉強を継続できるかどうか不安な社会人の方は手を出しにくい金額になっていますよね。
コストパフォーマンス重視で弁理士講座を選ぶのであれば、スタディングがお勧めです。
スタディングなら弁理士講座の基礎から短答・論文試験対策まで入ったコースで相場の半額以下で受講することができます。
またスタディングは安いにも関わらずオンライン学習システムのクオリティは業界随一なので、コスパという点でかなり優れていると言えるでしょう。
定番の講座を受講したい人
難易度の高い弁理士試験に挑戦するにあたって、ハズレの予備校・通信講座を選んでしまうことはなんとしても避けたいでしょう。ハズレを避けるために「多くの人から選ばれている定番講座を選びたい」という人にはLECがピッタリです。
LECの弁理士講座はその圧倒的な合格実績から数多くの受講生を抱えており、教材も学習効率を意識した王道なつくりになっています。
スタンダードな講義、教材、カリキュラムの仕上がりとなっているために、LECであれば自身のバックグラウンドによらず着実に実力を積み上げることができるでしょう。
一発で試験に合格したい方
弁理士試験に一発合格したいとお考えの方には資格スクエアが特にオススメです。
資格スクエアであればオンライン特化の効率的な学習システムの下で、ベテラン講師の指導とサポートのもと一気に実力を身につけることが可能です。
実際、合格率を公表している弁理士予備校・通信講座の中で資格スクエアはトップの数字を記録しているので、一発合格を目指す方にはピッタリと言えるでしょう。
教育訓練給付制度の対象講座
教育訓練給付制度は、主に雇用保険に加入している方を対象に、対象講座の受講費用の一部を国が負担してくれる制度です。
教育訓練給付制度を利用したい場合は、その会社の弁理士講座が給付制度の対象かどうかを確認することが重要です。
今回ご紹介した講座のうちLECの「弁理士合格ベーシックコース」は教育訓練給付制度の対象となっているので、給付制度の利用を検討されている方はLECの講座を選択するのが良いでしょう。
弁理士は独学でも合格可能?
結論から言えば、弁理士試験は独学で合格することが極めて厳しい試験といえます。
弁理士試験は知的財産分野など日常生活では触れる機会が少ない分野の法律を学ぶことになるため、初学者の方だと自分の力のみで内容の理解を深めることが難しいです。
実際、ほとんどの受験生が弁理士試験に合格している講師や、実際に弁理士としての業務の経験がある講師から指導を受けることで、試験範囲の内容を理解しています。
また、論述式試験では、選択科目で文系向けの法律問題と理系むけの理工系問題のどちらかから選択する必要がありますが、いずれも専門的で深い知識が問われます。
なおかつ弁理士試験に合わせた論述の仕方を講師からの添削などを通して学ぶ必要があるため、添削による指導が受けられない独学で合格することはほぼ不可能に近いと言えるでしょう。
【合格者アンケート】弁理士合格を目指す際の注意点
スキルアップ研究所では、実際に弁理士試験に挑戦された方々を対象にアンケートを実施し、弁理士試験対策の実態を調査いたしました。
項目 | 内容 |
---|---|
調査方法 | インターネット調査(クラウドワークス) |
調査期間 | 2024年1月21日〜2024年1月28日 |
調査概要 | 弁理士試験の学習に関するアンケート |
調査対象 | 20代〜50代の弁理士試験に合格した方8名 |
必要な勉強時間の目安
勉強時間 | 得票数 |
2000時間未満 | 1 |
2000~2500時間 | 1 |
2500~3000時間 | 1 |
3000~3500時間 | 3 |
3500~4000時間 | 0 |
4000時間以上 | 2 |
弁理士試験合格に際して必要な勉強時間の目安は3,000時間程度とされています。
実際の合格者アンケートを見ても、3,000時間前後での合格者の割合が多数を占めており、多くの方が目安の学習時間で順当に合格を果たしていることがわかります。
こちらの学習時間は法律学習の経験の有無、受験勉強経験の有無によっても大きく変化するため、これらの経験が共にない方などは上記の目安よりも多めの学習時間を事前に見積もることをおすすめします。
勉強期間 | 得票数 |
6ヶ月未満 | 0 |
6~12ヶ月 | 0 |
1年~1年半 | 2 |
1年半~2年 | 3 |
2年~3年 | 0 |
3年以上 | 3 |
一方、合格までの目安学習期間は1.5~3年ほどと言われています。
まとまった学習時間を確保できる学生の方などは2年弱で受かる可能性がある一方で、仕事と勉強を両立されるなど限定的な学習時間で合格を目指される方は3年程度の学習期間が必要となってきます。
アンケートの結果を見ても、1~2年で合格した方が最も多く、続いて3年以上かかったケースとなっていることから、概ね目安学習期間の傾向と合格者の実態が一致していることがわかります。
論文式試験で共通する科目の対策は念入りに
短答式試験の出題科目のうち、
- 特許・実用新案法
- 意匠法
- 商標法
の3科目は論文式試験でも共通して出題され、両試験においてその重要度は非常に高いです。
私生活においてはあまり触れる機会のない法律であることから時間も一定程度かかり、対策は早期から始めることが必須となります。
インプットから丁寧に知識を整理していき、本番ではしっかりと得点源にできるように対策を進めていくことが合格への鍵となると言えるでしょう。
各科目の合格ラインをしっかり抑えよう
弁理士試験では短答式・論文式・口述式の3つの試験に分かれており、それぞれで合格ラインが設けられています。
試験 | 合格ライン |
---|---|
短答式試験 | 総合得点が満点の65% 科目別の得点が満点の40%を突破 |
論文式試験 | 必修科目:標準偏差にて調整後の各科目の得点平均が54点以上であり、47点未満の得点の科目が一つもない 選択科目:素点が満点の60%以上 |
口述式試験 | A・B・Cの3段階評価のうち、C評価が2つ以上ない |
特に短答式・論文式試験の合格ラインは、簡単〜標準難易度の問題を落とさずに解き切ることで十分突破を見込める水準です。
そのため、気を衒った対策を行うのではなく、受験生の多くが解ける問題を着実に取り切るようにインプット・アウトプットを重ねていく学習戦略が有効となります。
良い指導者との出会いで学習が大きく進む
合格できた最も大きな要因 | 得票数 |
良い教材・講座に出会えたこと | 4 |
講師やチューターの指導やサポート | 2 |
家族や身内の支え | 0 |
その他 | 2 |
合格者のアンケートの中で、合格できた最も大きな要因として
- 「良い講座に出会えたこと」
- 「良きチューター・講師からのサポート」
と答える方が最も多かったです。
弁理士試験は独力で対策を進めることが難しい試験であるため、学習を大きく前進させるためには良い学習教材と指導者との出会いが不可欠であることがアンケートの結果からも裏付けられています。
特に法律初学者の方にとっては、講座や指導者の選択次第で学習の進み具合が大きく変わる可能性も大いにあるため、学習前の講座・指導者の選択には特に注意を払うようにしましょう。
弁理士試験の対策はいつから始めるべき?
弁理士試験の対策をいつから始めるかは、それまでの法律に関する知識の有無によっても大きく左右されますが、一般的に3000時間以上が必要とされています。法律に全く触れたことがない方はそれ以上の時間が必要になると見積もっておいた方が良いでしょう。
3000時間の勉強となれば、1日5時間休みなく勉強しても2年近い月日が必要になります。
そのため学習の期間は最短で1年半、通常2〜3年ほどかかると見積もっておき、試験対策は遅くとも試験日の1年半前にはスタートするのが良いでしょう。
おすすめの弁理士予備校・通信講座まとめ
講座 | 総合スコア |
資格スクエア | 4.91 |
アガルート | 4.85 |
スタディング | 4.82 |
LEC | 4.73 |
ここでは弁理士試験の対策におすすめの予備校・通信講座を比較しながら紹介しました。
自分にあった弁理士講座を選んで、ぜひ弁理士の資格を勝ち取ってください。