秘書検定はいきなり2級を受けても大丈夫?3級との違いや対策方法を解説

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「秘書検定、初めて受けるけど、いきなり2級でも大丈夫かな?」

そんな疑問をお持ちではありませんか? 受験料も安くはないので、できれば効率的に上位級を目指したいと考えるのは自然なことです。

秘書検定は、社会人に必要なマナーや知識を証明する人気の資格ですが、どの級から受験すべきか迷う方も少なくありません。特に「3級を飛ばして2級からでも受かるのか」「いきなり2級に挑戦するメリット・デメリットは?」といった点は気になるでしょう。

この記事では、秘書検定をいきなり2級から受験することの可否や、2級と3級の具体的な違い、そして気になる難易度と対策方法まで、徹底的に解説します。

秘書検定の受験を検討しているあなたが、最適な選択をするためのヒントを見つけられるよう、詳しく見ていきましょう。


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秘書検定は2級から受験することは可能

秘書検定は、実はいきなり2級から受験することが可能です。

初めて秘書検定に挑戦する方でも、受験資格は一切ありませんので、安心して上位級を目指せます。

特別な受験資格はないので誰でも受けられる

秘書検定には、学歴や職歴といった受験資格の制限が一切設けられていません

これは、高校生から社会人まで、幅広い層が社会で役立つ知識やマナーを身につける機会を提供するためです。そのため、「秘書業務の経験がないから」「まだ学生だから」といった理由で受験をためらう必要は全くありません。

よって、「3級を持ってないから」という理由で2級を受けられないことはありません。

自分の学習進度や目指すレベルに合わせて、自由に級を選んで挑戦できるのが秘書検定の大きな特徴です。例えば、就職活動に向けてすぐにでも役立つスキルを身につけたいと考えているなら、躊躇なく2級から挑戦することをおすすめします。

2級からでも十分内容は理解できる

「いきなり2級だと、3級で学ぶ基本的な内容が抜けてしまうのでは?」と心配になるかもしれません。

しかし、その点については大きく心配する必要はないでしょう。なぜなら、秘書検定2級の学習を進める中で、3級で問われる基本的な知識やマナーは自然と身につくようにカリキュラムが構成されているからです。

2級の試験範囲は、3級の内容をさらに発展させ、より実践的な場面での判断力や応用力が求められるため、3級の基礎知識は当然のことながら含まれています。

もちろん、3級を飛ばす分、基礎知識の確認や、より丁寧な対策は必須となりますが、しっかりと学習すれば問題なく内容を理解し、身につけることができます。

実際に秘書検定を2級から受験した人も多い

「可能なのは分かったけど、自分がいきなり2級から受けて本当に大丈夫?」と不安に思うかもしれませんが、実は多くの人が秘書検定を2級から受験し、そして合格しています。

独学でいきなり2級でも大丈夫でした。たぶんですけど、2級でもそんなに難しくはないと思います。

X(旧Twitterより)

X(旧Twitter)では、独学でいきなり2級でも大丈夫だったといった声が上がっており、3級の受験をはさまなくても十分に2級を取得することは可能だと伺えます。

3級受けずに、いきなり2級から受けたし、ゼロからほぼ3日間の勉強だけで初めての秘書検の受験だったけど…

なんとか受かった🙌

X(旧Twitterより)

また、「ゼロからほぼ3日の勉強で受かった」との口コミもあり、他の資格検定の受験よりも勉強量がさほど多くないことが伺えます。

これらの生の声からも、適切な学習方法で準備をすれば、いきなり2級からでも十分合格できることが裏付けられています。

自信を持って挑戦するためにも、まずは成功者の事例を参考に、自分に合った学習計画を立ててみましょう。

秘書検定の2級と3級はどう違う?

秘書検定の2級と3級では、求められるスキルレベル、試験内容、そして難易度が大きく異なります。

ここでは、ご自身の学習目的やキャリアプランに合った級を選ぶための重要な判断材料となるよう、それぞれの級の特徴を詳しく解説していきます。

秘書検定2級と3級の試験内容

秘書検定の2級と3級は、以下のように試験内容や想定される人物像に明確な違いがあります。

項目

2級

3級

想定される人物像

一般職レベル。実務をこなす秘書や一般社員が対象

新入社員や学生レベル。社会人としての基本を問われる

目的・レベル感

上司の業務をサポートできる実務的知識や応対力が求められる

社会人としての基本的マナーや言葉遣いを理解・実践できる

出題内容(領域)

実務的な文書処理、応対の判断力、組織行動への理解など

基本的なマナー、言葉遣い、電話応対、来客対応などの基礎

難易度

やや難。状況判断や応用力を問う問題も含まれる

易しい。用語の意味やマナーの選択問題が中心

合格率(目安)

約50~60%

約70~80%

評価されるスキル例

臨機応変な応対、スケジュール管理、社内外の文書処理など

あいさつ、敬語、名刺の扱い方、簡単な来客応対

学習時間の目安

約30~50時間

約10~20時間

このように、3級が社会人としての基本的なマナーや言葉遣いを問うのに対し、2級はより実務的な状況判断力や応用力が求められる点が大きく異なります。

特に、試験内容を見ると、3級が用語の理解や選択問題が中心であるのに対し、2級では実際のビジネスシーンを想定したより複雑な状況判断や、臨機応変な対応力が問われる問題が多く出題されます。

合格に向けては、このレベル感の違いをしっかりと把握しておくことが重要です。

就活で有利に働くのは2級から

就職活動において、秘書検定の資格をアピールする場合、3級よりも2級の取得が圧倒的に有利に働くことが多いでしょう。

3級は、高校生が受験するレベルとも言われ、社会人としての基礎的なマナーや知識を「知っている」ことを証明するものです。そのため、企業側から見ると、最低限のマナーを身につけているという評価にとどまる可能性があります。

一方、秘書検定2級は、一歩踏み込んで、より実践的なマナーや実務能力を「身につけている」ことの証明となります。

上司のサポートや社内外との連携など、実際のビジネスシーンで役立つ応用力や判断力をアピールできるため、企業側も即戦力として期待しやすくなります。

特に、新卒採用や未経験での転職を目指す場合、秘書検定2級は「社会人としての準備ができている」「ビジネススキルを習得する意欲がある」というポジティブな印象を与える強力な武器になるでしょう。

秘書検定2級の難易度は?

秘書検定2級は、3級と比較すると難易度が一段階上がります。

そのため、漠然と「簡単だろう」と考えて対策を怠ると、思わぬ結果になってしまうこともあります。ここでは、具体的な合格率や必要な対策について見ていきましょう。

合格率は約5割

秘書検定2級の合格率は、令和7年が61.5%であり、例年約50%~60%程度で推移しています。これは、3級の合格率が約70%~80%であるのと比較すると、大きく下がる数値です。

つまり、受験者の約2人に1人しか合格できないという現実があります。この数字からも、秘書検定2級は、しっかりと対策をしないと不合格になる可能性が十分にある試験であることがわかります。

試験内容も、3級が基本的な知識を問うのに対し、2級ではより実践的な判断力や応用力が求められるため、単なる暗記だけでは対応できない問題も増えてきます。

合格を目指すなら、半数の受験者が涙をのむという事実を念頭に置き、入念な準備をすることが不可欠です。

(参照:ビジネス系検定「秘書検定」

秘書検定2級は対策必須

秘書検定2級は決して簡単な試験ではありません。

特に、基礎的な知識だけでなく、実際のビジネスシーンにおける状況判断能力や臨機応変な対応力を問われる問題が多く出題されるため、ただテキストを読み込むだけでは対応しきれない部分も出てきます。

秘書検定をいきなり2級でもいけるやろ!って受けたらわずかに点足りなくて受け直しなのを忘れるな私

X(旧Twitterより)

実際、「いきなり2級でも大丈夫」と軽く考えて挑戦した結果、惜しくも不合格になってしまったというX(旧Twitter)での体験談も存在します。

確実に合格を目指すためには、過去問演習を繰り返し行い、出題傾向を把握すること、そして実践的な問題への対応力を養うことが不可欠です。

ユーキャンの秘書検定講座がおすすめ

独学での対策も不可能ではありませんが、効率的に学習を進め、合格への確度を高めるためには、ユーキャンなどの通信講座を利用して、専門的な指導や体系的なカリキュラムに沿って学習を進めることを強くおすすめします。

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秘書検定講座

特徴

2冊のメインテキストと3冊の問題演習BOOKで合格を目指せる

価格

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カリキュラム

3階級同時に学べる

サポート体制

質問対応、添削、解説付き

実績

過去10年で4,289人が合格

標準学習期間

4ヶ月

ユーキャンなら、丁寧な解説のついた問題演習BOOKや手厚いサポートで、十分に対策を積んで秘書検定の合格を目指すことができます。

秘書検定は通信講座を使って2級から受験しよう

秘書検定2級は、いきなり受験することも可能で、就職活動においても高く評価されやすい資格です。

しかし、合格率が約50%であることからも分かるように、対策なしに合格できるほど簡単な試験ではありません。独学で広範な試験範囲を網羅し、応用力を身につけるのは時間も労力もかかりますし、途中で挫折してしまう可能性も少なくありません。

通信講座であれば、合格に必要な知識を効率的に、かつ体系的に学ぶことができます。講座を利用することで、独学では難しい実践的な問題への対応力や、時間管理のコツなども身につけることができます。

受験料や時間を無駄にしないためにも、通信講座を活用して、効率的な学習環境を整えることをぜひ検討してみてください。