秘書検定が意味ないって本当?秘書検定取得のメリットや役に立つシーンを解説

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「秘書検定って意味あるの?」と取得を迷っている方も多くいらっしゃるでしょう。

実はこの資格は、ビジネスマナーや第一印象の良さにつながるため、就活や転職でも活かせる場面が多くあります。

この記事では、「意味ない」と言われる理由とあわせて、秘書検定を取るメリットや役立つシーン、そしておすすめの取得方法までをわかりやすく解説します。

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秘書検定を取得して後悔はしない

結論として、「秘書検定を取得して後悔はしない」と言えるでしょう。

なぜなら、この資格で学べるビジネスマナーやコミュニケーションスキルは、秘書職に限らず営業や事務、接客など幅広い職種で役立つからです。

特に名刺交換や電話対応、文書作成といった基本的なビジネスマナーは、仕事での信頼を高める重要なポイントです。

また、資格を取得したことは努力の証となり、履歴書のアピール材料にもなります。

実際、取得者からは「ビジネスマナーに自信がついた」「面接で評価された」といった声も多く、秘書検定は取って損のない資格と言えるでしょう。

秘書検定、過去に取ったのは良いのですが、仕事で役立つためには繰り返し繰り返しブラッシュアップする必要があります。ただ本当に取っておいて良かったと心から思っています。秘書検定で学んだことで、人前に出て恥ずかしくない程度の最低限のマナーは学べます。#秘書検定 #歯科

X(旧Twitterより)

秘書になってないけど、大学生の時に秘書検定2級とった。これは良かった。丁寧語・謙譲語・尊敬語など体系的に学べたし、会社の仕組み、失礼のない電話応対、上座・下座などのビジネスマナーも丸暗記。日本でのビジネスにおいて無意識でストレスハックできてると思う。秘書になってないけど。

X(旧Twitterより)

そもそも秘書検定とは

秘書検定は、社会人として必要なマナーや常識、ビジネススキルを身につけるための資格試験です。

4つの級(3級・2級・準1級・1級)に分かれており、各級ごとに試験内容や形式が異なります。

試験形式

詳細

3級

筆記試験のみ

マークシート中心、一部記述式

2級

筆記試験のみ

マークシート中心、一部記述式

準1級

筆記試験+面接試験

筆記は択一+記述式、面接はロールプレイングや質疑応答

1級

筆記試験+面接試験

筆記は全て記述式、面接はロールプレイングや質疑応答

秘書検定の出題範囲は、全級共通で以下の5つの分野から構成されています。

分野

内容

必要とされる資質

判断力、表現力、機密保持、誠実さ、身だしなみなど

職務知識

秘書の役割、上司のサポート業務、組織内での秘書の機能

一般知識

社会常識、時事問題、経営管理など

マナー・接遇

ビジネスマナー、敬語、来客・電話応対、冠婚葬祭のマナー

技能

ビジネス文書作成、ファイリング、会議運営、オフィス環境整備など

難易度

以下に、秘書検定各級ごとに期待される技能の程度(難易度)をまとめました。

期待される技能・特徴

合格率

3級

  • 基本的な職場常識を問う
  • 上司が効率よく仕事を進めるための気配りや感じのよい対応を学ぶ
  • 社会人マナーの入門レベル

約60~70%

2級

  • 3級より複雑な場面設定
  • 上司の身の回りの世話やサポートの優先順位判断
  • 効率的な仕事の進め方も問われる
  • 就活に役立つレベル

約60%

準1級

  • 相談対応や後輩へのアドバイスなど判断力・対応力が必要
  • 一次筆記合格後、面接・ロールプレイ試験あり
  • 人柄や表現力も評価される

約40%

1級

  • 上司の仕事を深く理解し先を見越したサポートができる
  • 記述式筆記と面接・ロールプレイ試験
  • 高度な判断力とマルチタスク能力が必要

約30%

出典:文部科学省後援ビジネス系検定『秘書検定受験者状況 』

合格率は決して低くはありませんが、それでも2人に1人ほどしか合格できないことを考えると、事前の十分な対策は必須であると言えるでしょう。

試験日程

一次試験(筆記)は年2回が基本で、6月と11月に実施されます。

二次試験(面接)は準1級・1級のみ対象で、一次試験合格者が受験します。通常、筆記試験の約1ヶ月後に行われることが多いです。

2025年の秘書検定の主な試験日程は以下の通りです。

回数

試験日/受付期間

第136回

2025年6月22日(日)

通常受験: 2025年4月4日〜2025年5月20日
筆記試験免除受験: 2025年4月2日〜2025年4月10日

第137回

2025年11月16日(日)

通常受験: 2025年9月3日〜2025年10月14日
筆記試験免除受験: 2025年8月25日〜2025年9月17日

第138回

2026年2月8日(日)

通常受験: 2025年12月8日〜2026年1月13日

※第138回は2級・3級のみの実施です。

出典:文部科学省後援ビジネス系検定『試験日程』

秘書検定が意味ないと言われてしまう理由

秘書検定はビジネスマナーや実務スキルを身につけるための資格ですが、一部では「意味ない」と言われることもあります。

ここでは、なぜ秘書検定が「意味がない」評価されることがあるのか、その背景や理由を詳しく見ていきます。

資格が仕事に直結するわけではない

秘書検定が「意味ない」と言われてしまう理由の一つとして、公認会計士や司法書士のように、資格がなければできない業務があるわけではない点が挙げられます。

つまり、秘書検定は必須資格ではなく、取得しなくても業務をこなすことは可能です。

また、資格が直接的に仕事の資格要件や昇進に結びつくわけではないことから、そうした評価を受けることもあるようです。

しかし一方で、ビジネスマナーやコミュニケーション力の向上には役立つ資格であることは確かです。

内容が時代遅れと指摘されることもある

もう一つの理由として、試験内容が現代のビジネス環境に合わなくなっているとの指摘があります。 

例えば、「上司からミスを指摘されたときは、たとえ自分のミスでなくても言い訳せず、すぐに謝る」といった内容や、「上座には役職の高い人が座る」(実務技能検定協会編『秘書検定集中講義2級 改訂版』)など、伝統的で厳格なマナーを問う問題が出題されています。

SNS上では、試験問題に対し「現実的でない」「理不尽」との批判もあります。

これに対し、資格を運営する実務技能検定協会は「秘書検定は基本原則を示したものであり、各職場の状況に応じて柔軟に解釈すべき」と説明しています。

出典:Yahoo!ニュース「古い企業の現実は変わらない――『昭和』『理不尽』批判された秘書検定、それでも貫く『今の考え』」2021年6月12日

秘書検定取得のメリットと役立つ場面

秘書検定を取得することで得られるメリットは多岐にわたります。

ここでは、秘書検定が具体的にどのようなメリットをもたらし、どんな場面で役立つのかを詳しく解説します。

相手からの印象が良くなる

秘書検定を取得する最大のメリットは、相手からの印象が格段に良くなる点です。

秘書検定を持っているだけで、ビジネスマナーや礼儀作法をしっかり身につけていると評価され、信頼感を与えます。

履歴書にも記載できますが、実際には秘書職以外でも、印象面でのプラス効果が大きい資格です。

特に就職活動や転職活動を控えている方、営業職などクライアントと直接やり取りする機会が多い方には、強い武器となります。

いざという時に慌てなくて済む

また、ビジネスマナーや基本的な事務処理能力を身につけることで、いざという時に慌てず落ち着いて対応できる点もメリットの一つです。

例えば、名刺の正しい渡し方や、文書作成、電話応対など、日常のビジネスシーンで突然その場面に直面した際、知識や経験がないと戸惑ってしまいがちです。

しかし、秘書検定で学んだ知識があれば、冷静に行動でき、本来の業務や用件に集中することができます。

これは社会人としての自信にもつながり、職場での評価向上や円滑な人間関係の構築にも役立ちます。

秘書検定の取得を目指すのがおすすめな人

秘書検定の取得を考えている方に向けて、本当にこの資格が役立つのか気になる方も多いでしょう。

ここでは、秘書検定の取得を特におすすめしたい人の特徴や状況についてご紹介します。自分に当てはまるかどうか、ぜひ参考にしてみてください。

大人と接した経験の乏しい就活生

大人と接する機会が少ない就活生には、秘書検定の取得がおすすめです。

秘書検定では、社会人に必要なマナーや敬語、適切な立ち居振る舞いを体系的に学ぶことができるため、面接でも自信を持って対応できるようになります。

さらに、身につけたビジネスマナーは面接官に好印象を与え、無用な減点を防ぐ効果もあります。

ビジネスマナーが身についていないという自覚のある方

また、ビジネスマナーに不安がある方にもおすすめです。

実際、職場では基本的なマナーや常識を体系的に教えてもらえる機会が少なく、「誰も教えてくれない」と感じている人も多いでしょう。

秘書検定を通じて、敬語の使い方や接客マナー、文書作成など、社会人に必要なスキルをしっかり身につけることができます。

何かしらの資格取得を検討している方

加えて、何かしらの資格取得を検討している方にもおすすめです。

難易度が比較的低く、基礎的なビジネスマナーや社会常識を身につけられるため、どんな職種にも役立ちます。

また、資格取得という小さな成功体験を積むことで、今後さらに難易度の高い資格に挑戦する際の自信やモチベーションにもつながります。

秘書検定の資格はユーキャンがおすすめ

秘書検定の取得を目指すなら、ユーキャンの講座がおすすめです。

ユーキャンは初心者にも分かりやすいテキストや映像講義が充実しており、独学では難しいと感じるビジネスマナーや敬語、実務スキルを体系的に学ぶことができます。

また、添削や質問サポートもあり、疑問点をすぐに解消できる点も大きな魅力です。

さらに、自分のペースで学習を進められる通信講座なので、仕事や学業と両立しながら無理なく資格取得を目指せます。

実際に多くの受講生が合格を果たしている実績もあり、安心して学べる環境が整っています。

項目

内容

ポイント

料金

受講料は「安い受講料ランキングで5位」に入るなど、比較的リーズナブルな設定。

3級・2級・準1級をまとめて学べるため、追加料金不要でコスパが高い。

初心者の学びやすさ

初心者でも分かりやすいテキストと効率的なカリキュラム。

重要ポイントを中心に学習できる。

4ヵ月で合格力が身につく設計。

基礎から応用まで段階的に学べる。

講師・講義

秘書検定対策専門スクール監修のテキスト。

映像講義で面接対策も充実。

添削指導や質問サービスあり。実践的な内容もカバー。

サポート体制

添削課題、質問サービス、デジタル学習サイトなどサポートが充実。

疑問点をすぐに解消できる体制。自分のペースで学習を進めやすい。

合格実績

過去10年間で4,289名が合格(3級・2級・準1級合計)。

合格者数が多く、信頼できる実績。口コミ・体験談も豊富。


秘書検定は意味ないのかについてまとめ

この記事では、秘書検定が「意味ない」と言われる理由や、実際に取得することで得られるメリットなどについて解説しました。

秘書検定は、ビジネスマナーやコミュニケーション能力を身につけるための有益な資格です。

試験内容には社会人として必要な基本的な知識や実務スキルが含まれており、秘書職に限らず、営業職や事務職など多くの職場で役立ちます。

確かに、仕事に直結しない部分もありますが、資格を取得することで、自信を持ってビジネスマナーを実践でき、就職活動や転職時にアピールポイントとしても活用できます。

資格取得を考えている方は、この記事を参考にぜひ挑戦してみてください。